横浜国立大学の総合型選抜で合格する方法|出願から面接・共通テスト対策まで完全網羅
- 株式会社EQAO教育グループ

- 2025年8月25日
- 読了時間: 16分

▶︎1. 横浜国立大学の総合型選抜とは?

1.1 入試方式の全体像と3段階選考の流れ
横浜国立大学の総合型選抜は、教育学部、経済学部、理工学部、都市科学部の4学部で実施されています。学部ごとに特色ある選考方式が取り入れられていますが、全体を通じて共通しているのは、大学入学共通テストの成績を重視する学力型の選抜であるという点です。
最大の特徴は、すべての学部(建築学科を除く)で大学入学共通テストの受験が必須であり、最終的な合否判定に用いられることです。
この点において、他大学の総合型選抜に比べても「学力」が重視されていることが明確であり、単なる人物評価ではなく、「学力+人物」の両輪で選抜されるというスタンスが一貫しています。
また、選考は以下の3段階で実施されます。
一次選考: 書類審査(調査書・自己推薦書など)、小論文や実技(学科による)
二次選考: 面接・口頭試問・プレゼンテーションなどの人物評価
最終選考: 大学入学共通テストの結果を加味した最終合否判断
これらを通じて、日頃の学習姿勢や「学びへの熱意」が重視される選抜方式であることが、横浜国立大学の特徴といえるでしょう。
1.2 他の入試方式(推薦・一般選抜)との違い
横浜国立大学の総合型選抜は、「人物評価」+「学力評価」の両立が強く求められる入試形式であり、以下のような点で推薦入試や一般選抜とは異なります。
推薦入試との違い: 学校推薦型選抜では、調査書や評定平均など高校での成績が主に評価対象になりますが、総合型選抜では主体的な学びや活動実績、志望理由の一貫性などが重視されます。また、横浜国立大学の総合型選抜は推薦入試よりも共通テストの比重が高い傾向があります。
一般選抜との違い: 一般選抜が完全なペーパーテスト中心であるのに対し、総合型選抜では書類・小論文・面接・プレゼンなどの総合評価で判定されるため、早い段階からの準備と計画性が合否を左右します。
1.3 専願の実情と併願戦略上の注意点
横浜国立大学の総合型選抜では、多くの学部が「合格した場合には入学の確約ができる者」と明記しており、これは実質的に「専願」を意味する場合が多いです。
そのため、次の点には十分注意が必要です。
実質専願の扱い: 出願時点で「合格すれば必ず入学する」意志を問われるため、併願校とのバランスを慎重に検討する必要があります。
一部では併願可能な記述も: 一部の情報では併願可との記載が見られますが、最新の入試要項や大学公式サイトを確認することが必須です。
併願を検討している場合は、「専願」と記載された文言の意味を十分に理解し、自分の志望度や戦略に照らして慎重に判断することが求められます。
▶ 横浜国立大学の総合型選抜、準備の第一歩を踏み出したい方へ
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▶︎2. 横浜国立大学の総合型選抜における出願資格・要件を学部別に解説

2.1 教育学部の要件:教員志望・英語・美術・保健体育志望者向けの条件
教育学部の総合型選抜では、「教職に就く強い意志」を持つ受験生が求められます。
特に小学校教員を目指す志望者には、「合格した場合に入学を確約できる者」であることが求められ、実質的に専願型の選抜といえます。
また、教育学部内の各専門領域に応じて、以下のような追加条件があります。
英語専門領域: 外部英語試験(英検・TOEFL・TOEICなど)のスコアまたは合格証明書に加え、英語に関する活動実績の証明(学校内外での取り組み)も提出が必要です。
美術専門領域: 美術作品や活動の記録・資料の提出が求められます。
保健体育専門領域: スポーツや文化・芸術活動での一定の実績が必要です。特定の大会出場や成績などが条件となる場合もあるため注意が必要です。
さらに、教員養成関連の高大接続プログラム(教職セミナーや教職コースなど)への参加や履修実績も重要な評価項目です。
このように、教育学部では「専門性」と「教員志望の明確な姿勢」の両立が合格の鍵となります。
2.2 経済学部の要件:外部英語試験スコアとグローバル志向
経済学部では、国際性と実践力を重視する姿勢が選抜要件にも表れています。
出願に際しては、以下のいずれかの外部英語試験スコアが必須です。
英検
TOEIC L&R
TOEFL iBT
IELTS
GTEC(Advanced)
これらのスコア提出は書類段階で必要な要件であるため、早期の準備が求められます。
特に共通テストと並行して準備を進める必要がある点は受験生にとって大きなポイントです。
また、経済学部では国際経済や地域社会における課題解決に興味関心がある学生を求めており、志望理由書や面接においても「将来像」と「学びの方向性」を結び付けることが重要です。
「語学力+志望動機+論理的思考力」を総合的に伝えられる準備が不可欠です。
2.3 理工学部の要件:専門知識と面接での深掘り対応力
理工学部では、他学部と比較して「専門性に関する基礎知識の深さ」が特に重要とされています。出願時には評定平均などの明確な数値条件はありませんが、面接での専門的質疑応答に十分耐えられるよう準備が求められます。
理工学部の面接では、以下のような要素が問われることがあります。
数学、物理、化学などの基礎知識に関する質問
志望分野における学術的興味や探究内容
論理的思考力と問題解決能力
特に、理系分野の基礎力とそれを言語化して伝える力の両方が評価される傾向が強いです。
また、共通テストの比重も大きく、筆記対策と面接準備のバランスが求められる難易度の高い学部と言えます。
2.4 都市科学部の要件:学科別要件と理数系科目の履修条件
都市科学部では、学科ごとに異なる出願要件が設けられており、以下の点に特に注意が必要です。
建築学科・都市基盤学科: 数学I・II・III・A・B・Cをすべて履修済または履修見込みであることが出願の前提条件です。
都市社会共生学科: 出願時に「課題作文」や「特色活動説明書」などの追加書類の提出が必要になります。
環境リスク共生学科など: 面接では、環境問題や地域課題に対する意識とその解決策についてのディスカッションが課されるケースがあります。
また、建築学科では「履修見込証明書」の提出が求められるなど、理数系の基礎力に加えて事務的な出願準備の正確さも大きなポイントです。
都市科学部は「理系科目の履修要件」と「社会課題への関心」の両方が評価される、ややハイブリッドな選抜傾向を持つ学部です。
▶︎3. 横浜国立大学の総合型選抜で求められる出願書類の書き方と注意点

3.1 自己推薦書の書き方:EQAO式に学ぶ構成と内容の深め方
横浜国立大学の総合型選抜では、すべての学部において「自己推薦書」の提出が求められます。これは単なる活動報告ではなく、自分の人間性・意欲・思考力を文字で表現する最重要書類です。
ここでは、EQAO式で指導されている自己推薦書の基本構成と書き方のポイントをご紹介します。
■ 自己推薦書の基本構成(EQAO式)
志望理由: なぜ横浜国立大学か?なぜその学部・学科か?
学びのビジョン: 大学で何を学び、どのように活かしたいか?
活動経験と学び: 高校生活での挑戦・努力・学びの具体例
将来の展望: 大学卒業後に目指す方向や社会への貢献
特に重要なのは、「自分が何を考え、どう行動し、どのように成長したか」を論理的に伝えることです。
また、EQAO式では以下の観点を大切にしています。
事実+感情+行動+成長 の4点セットでエピソードを描く
抽象的な表現ではなく、「誰に」「どんな場面で」「何を」したのかを明確に
「学び」や「価値観の変化」を最後に必ず言語化する
単なる実績列挙ではなく、自分の内面や学びの過程に焦点を当てた構成こそ、評価される推薦書の鍵です。
3.2 学部別の追加書類とその目的
自己推薦書に加えて、各学部・学科では独自の「追加書類」の提出が求められるケースがあります。
これらは、各分野で求められる資質や専門性をより深く評価するために設けられています。
教育学部:
課題レポート(テーマに基づき自らの考察を展開)
補足資料(英語・美術・保健体育専門など志望分野に応じた証明書)
経済学部:
外部英語試験の成績証明書(英検、TOEIC、IELTSなど)
都市科学部:
学習計画書(大学での学習イメージを明示)
特色活動説明書(課外活動などの取り組み内容)
課題作文(都市社会共生学科などで出願時に提出)
履修見込証明書(建築学科など理系履修条件の確認)
これらの書類は「形式的にそろえればよい」ものではなく、内容の精度と論理性が評価の分かれ目になります。
選考官に「この学生は確かな目的と学びの意志を持っている」と伝わるように、自分の言葉でしっかりと書き上げることが重要です。
3.3 書類作成の失敗例と改善ポイント
総合型選抜の選考では、書類審査の段階でかなりの人数がふるいにかけられます。
以下のような失敗例は非常に多くの受験生が陥るパターンです。
【よくある失敗例】
実績やエピソードが「箇条書きの羅列」になっている
志望理由が抽象的で「なぜこの大学か」が曖昧
活動内容と学部志望のつながりが弱い
推薦書に感情や主体性が感じられない
テンプレート的な書きぶりで個性が伝わらない
【改善ポイント】
1つのエピソードを「課題 → 行動 → 結果 → 学び」で展開する
大学での学びと自分の経験がどうつながるかを示す
読んだ人の心に「この学生に会ってみたい」と思わせる構成にする
推薦書・課題文書は、あなたの代わりに「あなた自身をプレゼンする存在」だという意識で作成しましょう。
▶ 書類や小論文、本当にこれで合格レベル?と不安な方へ
自己推薦書や課題レポート、小論文は「精度」と「一貫性」が合否を分ける重要ポイントです。
EQAOでは、志望理由書の添削から小論文演習、面接対策まで総合型選抜をトータルでサポート。LINEから無料相談ができるので、安心して次の一歩に進めます。
▶︎4. 横浜国立大学の総合型選抜における選考方法と学部別の評価内容
4.1 第一次選考:書類、小論文、実技試験の内容と対策
第一次選考は、出願書類(調査書、自己推薦書など)の審査を中心に、小論文や実技などを含めた総合的な基礎力評価のフェーズです。
■ 書類審査のポイント
ここでは自己推薦書や課題レポートの完成度が合否を左右します。前述の通り、自分の考え・体験・成長を論理的に整理して表現できているかが重視されます。
■ 小論文試験の実施(学部別)
教育学部: 小論文試験が実施される。教育課題や社会問題をテーマに、自分の考えを論理的に述べる力が試される。
都市社会共生学科: 小論文の「事前提出」が求められる点が特徴。書類選考前に提出が必要なため、早期準備が必要です。
小論文は、内容面だけでなく「思考の深さ」「構成力」「論理展開力」も評価対象です。
▶︎ EQAO式の小論文対策では以下の流れを推奨しています。
課題文の要点を要約
問いに対する自分の立場を明確化
根拠を持った主張展開(事例やデータ)
反対意見への言及と再主張
このように論理構造を明確にした文章は、評価者にとって非常に読みやすく、説得力が高まります。
■ 実技試験の内容
建築学科(都市科学部): 図形や空間認識に関する実技課題が出題される。
音楽専門領域(教育学部): 面接とともに実技試験も課され、技術力と表現力の両方が問われる。
実技試験では単なる技能ではなく、創造性・思考力・表現意図が評価されるため、事前に過去課題の分析や模擬練習が必要です。
▼小論文の具体的な書き方は以下の動画も参考になります。
4.2 第二次選考:面接・プレゼンの評価視点と対応例
第二次選考では、面接やプレゼンテーションによる人物評価が中心になります。
学部・学科ごとに方式は異なりますが、共通して次のような視点が重視されます。
■ 共通の評価ポイント
志望理由に一貫性があるか
将来の展望と学びのつながりがあるか
コミュニケーション能力や論理的思考力
社会課題への関心や主体的な取り組み経験
■ 学部別の特徴的な試験内容:
教育学部: プレゼンテーションや口頭試問あり。教育への情熱や教育課題への理解が試されます。
都市科学部: 環境や都市問題に関するプレゼン+質疑応答があり、時事的な視点が求められます。
理工学部: 数学や理科分野の専門的質問を含む口頭試問が行われる場合があります。
面接対策では、志望理由や活動実績を「自分の言葉」で語る準備が最も重要です。
EQAOでは、「想定質問集」を用いた模擬面接の繰り返し訓練により、受験生が自然体で話せるようサポートしています。
4.3 最終選考:共通テストの重要性と足切りリスク
横浜国立大学の総合型選抜で最も特異なポイントは、最終選考において大学入学共通テストの成績が合否を左右する点です。
■ 共通テストの役割
全学部で共通テストの得点が最終合否の決め手になります。
特に教育学部・経済学部などの文系学部では得点の比重が非常に高い傾向があります。
■ 足切りのリスク
過去には、二次選考を通過した受験者の約半数が共通テストの成績で不合格になったという例もあります。
書類や面接だけで満足してしまうと、共通テスト対策が後回しになりやすく、非常に危険です。
■ 対策の方向性
総合型選抜に向けた準備(推薦書・小論文・面接)と共通テスト対策を並行して進める戦略が必須。
時間配分や学習計画の設計が合否を分けるため、長期視点でのスケジューリングが重要です。
「共通テストがある総合型選抜」という横浜国立大学独自の制度を正しく理解し、対策を怠らないことが、合格の最大条件です。
▶︎5. 横浜国立大学の総合型選抜に向けた実践的な対策ステップ
5.1 書類・小論文・面接対策の優先順位とスケジューリング
横浜国立大学の総合型選抜は、「人物評価」と「学力評価」をバランス良くクリアする必要があるため、対策も同様にバランスが求められます。
特に、出願前〜選考期間中に集中して取り組むべきは、書類・小論文・面接の3本柱です。
■ 対策の優先順位
自己推薦書の作成(早期に取りかかるべき最重要タスク)
小論文の構成練習と添削指導
面接対策と模擬訓練
この3点は一朝一夕で完成するものではないため、遅くとも高3夏までに準備を開始することが理想的です。
■ EQAO式スケジューリングの基本戦略
時期 | 対策内容 |
高2冬〜高3春 | 自己分析、活動の振り返り、学部調査、テーマ探し |
高3春〜夏 | 自己推薦書草案、小論文構成演習、模擬面接スタート |
高3秋以降 | 書類完成、実践的模試、志望理由の精査と面接強化 |
早期準備がすべての対策の質を引き上げ、合格への距離を縮めます。
5.2 共通テストとの両立戦略と時間管理術
横浜国立大学の総合型選抜では、共通テストが最終選考に大きく影響するため、「人物評価対策」との両立が絶対条件です。
■ 典型的な失敗例
書類や面接準備に集中しすぎて、共通テスト対策が後手に回る
総合型の「感覚的な準備」に流され、基礎学力を軽視する
これを避けるには、1週間単位の時間配分と、科目ごとの学習管理が鍵になります。
■ 時間管理のコツ
1日の学習時間を「文系科目・理系科目・推薦準備」に時間割のように区分
小論文や面接対策も「演習型」として週ごとにタスク化
推薦書の改稿や添削も提出期限から逆算して進める
EQAOでは、個別の学習計画を生徒と一緒に設計し、両立成功率を高めています。
5.3 「学びたいこと」を明確に伝えるための思考法と準備
横浜国立大学の総合型選抜で高く評価されるのは、「この学部・この学問で、何を学び、どう社会に活かしたいか」という明確なビジョンです。
■ 思考の深め方
経験 → 気づき → 学びたいことという構造で自分を振り返る
志望学部で扱う研究領域と、自分の関心がどのようにつながるかを調査
将来像(職業、社会課題解決など)と大学での学びをリンクさせる
■ 推薦書や面接での表現ポイント
「〇〇という経験を通じて、△△に興味を持ちました」などストーリー性を持たせる
教育学部なら「子どもとの関わりの中で得た気づき」、経済学部なら「地域社会や格差への問題意識」など、具体的エピソードに落とし込む
「なぜこの大学・この学部でなければならないのか?」を自分の言葉で語ることが、評価者の心を動かす最大の要素です。
▶︎6. まとめ:横浜国立大学の総合型選抜で合格を掴むために今できること
6.1 失敗しないための全体戦略の立て方
横浜国立大学の総合型選抜で成功するためには、「いつ、何を、どの順番で準備するか」という全体戦略が最も重要です。単発的な努力ではなく、段階的かつ継続的な準備計画が合格に直結します。
■ 具体的な戦略例
STEP1:自己分析と志望学部の理解(高2冬〜高3春)
STEP2:推薦書の作成・小論文対策スタート(高3春〜夏)
STEP3:面接練習と共通テスト対策(高3夏〜秋)
STEP4:最終調整と共通テスト直前対策(高3冬)
書類対策・人物評価・共通テストの3軸を「どの時期に、どの程度の比重で進めるか」を明確に決めておくことで、迷いなく行動できます。
6.2 自己推薦書と面接で「学びへの熱意」をどう表現するか
横浜国立大学の選考では、どの学部でも「学びへの意欲」や「主体性」が重視されます。
これは自己推薦書と面接でどう表現できるかが鍵です。
■ 推薦書での表現方法
「なぜこの学問を学びたいのか」を、具体的な経験と結び付けて書く
「こんな未来を実現したい」というビジョンを明示する
感情的な表現ではなく、論理的かつ具体的な根拠をもとに述べる
■ 面接での伝え方
暗記ではなく、自分の言葉で語る訓練を重ねる
「なぜその活動に取り組んだのか」「何を学んだのか」を言語化
質問に対して答えるだけでなく、自発的に話を展開する姿勢が好印象
評価者が最も重視するのは、「この学生はここで真剣に学びたいのだ」と感じられる熱意と説得力です。
6.3 合格後のビジョンを描き、学部選択に意味を持たせる
最後に、合格を目指すだけでなく、「その先に何を目指すのか」を明確にすることが、選考全体の説得力を高めます。
■ 具体的なビジョン設計のコツ
「将来、〇〇のような仕事で〇〇の課題を解決したい」などの社会的視点を含めた表現
「学部で学べる○○の知識やスキルを、××に活かしたい」といった学びとの関連性
卒業後の進路やキャリアに結びつくような志望動機
「入学後の自分を想像して、そこから逆算して志望理由を語る」ことで、学部選択に確かな意味が生まれ、評価者の納得を引き出せます。
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