総合型選抜で英検は何級必要?大学別レベルと合格戦略を解説
- 株式会社EQAO教育グループ

- 1月24日
- 読了時間: 19分

▶︎1. 総合型選抜とは?英検が注目される理由

1.1 総合型選抜の仕組みと特徴
総合型選抜(旧AO入試)とは、学力試験の点数だけでなく「人物評価」を重視する大学入試方式です。
学校成績(評定平均)や英検などの資格、志望理由書、小論文、面接、プレゼンテーションなどを総合的に評価し、「その大学で何を学び、どのように社会に貢献できるか」を見極めます。
一般選抜と比べて、自分の強みや個性を直接アピールできる入試であり、「主体性」「探究心」「課題解決力」などが重要視されます。
大学によっては、ボランティア経験・探究活動・部活動なども評価対象に含まれます。
特にここ数年で注目されているのが、英語資格(英検・IELTS・TOEFLなど)の活用です。これらのスコアが「学力証明」として位置づけられ、出願条件や加点要素として反映されるケースが急増しています。
1.2 一般選抜との違いと評価ポイント
一般選抜(いわゆる学力試験中心の入試)では、偏差値や当日の得点が合否を大きく左右しますが、総合型選抜では以下のような観点が重視されます。
志望理由の明確さと説得力
課外活動・探究活動などの実績
面接・小論文での表現力・思考力
英語資格などで示せる基礎学力
つまり、学力を“点数”ではなく“証明”で示すのが総合型選抜の特徴です。
この「証明」として特に有効なのが英検です。多くの大学では、英検の取得級によって「出願資格」や「得点換算」が設定されています。
結論として、最低ラインは英検2級、難関大学を狙うなら準1級がほぼ必須レベル。
ただし、合否は「級」だけでは決まりません。大学・学部ごとに出願要件が細かく異なり、CSEスコア(英検の総合得点)や学科別条件が設定されていることが多いため、「どの大学で」「どの級が求められるのか」を正確に把握することが最初の一歩です。
1.3 英語資格が重視されるようになった背景
総合型選抜で英検が重視されるようになったのは、大学入試改革とグローバル教育の推進が大きな理由です。
文部科学省は、従来の「知識偏重型の学力」から脱却し、「思考力・判断力・表現力」を中心にした評価軸へと移行を進めています。
その中で英検は、次の3つの点で評価されやすい資格となっています。
4技能(読む・聞く・書く・話す)を総合的に測定できる試験であること
日本全国で認知度が高く、大学側も評価基準を設定しやすいこと
CSEスコアによる国際的なスコア基準が整備されていること
実際、早稲田・慶應・上智・ICUといった最難関私大では、出願要件として「英検準1級以上(CSE2304以上)」を求めるケースが増えています。
一方で、GMARCH・関関同立クラスの大学では「英検2級(CSE1980以上)〜準1級」程度を基準にしていることが多く、2級でも高スコア(CSE2150前後)であれば十分アピール可能です。
また、日東駒専・産近甲龍クラスでは「英検2級を持っていれば有利」「準2級でも出願可能」とする学部が多く、外部検定利用入試(外検入試)では2級でみなし満点・加点がつくケースもあります。
このように、英検の級は「受験資格」「得点換算」「加点要素」として多様な形で使われています。
そのため、総合型選抜においては英検を単なる資格ではなく、「出願のパスポート」かつ「学力の裏づけ」として位置づけることが重要です。
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▶︎2. 総合型選抜で評価される英検は何級が必要?

2.1 結論:最低ラインは英検2級、難関大は準1級が目安
総合型選抜で英検を評価材料として提出する場合、基本的な目安は「英検2級以上」です。
英検2級は高校卒業程度の英語力を示し、大学での学習に必要な基礎的リーディング・リスニング力を証明できます。
そのため、多くの大学では「出願資格」や「加点基準」として英検2級を設定しています。
ただし、難関大学を目指す場合には、英検準1級がほぼ必須レベルです。
準1級は大学中級程度の英語力を示す資格で、英語で論理的に意見を述べたり、専門的なテーマを理解する力が求められます。
このレベルに達していると、英語力だけでなく「自己管理力」や「探究心」などの評価にもつながりやすくなります。
実際の大学ごとの基準を見ても、早稲田・慶應・上智・ICUといった最難関私大では準1級(CSE2304以上)が出願条件または加点条件として扱われています。
一方、GMARCHや関関同立などの難関私大では「英検2級(CSE1980以上)〜準1級」が評価対象。
日東駒専・産近甲龍クラスの中堅私大では「英検2級で十分」「準2級でも出願可能」というケースもあります。
したがって、英検の級は「どの大学を目指すか」「どの学部を受けるか」で評価のされ方が異なります。
単に“受かるための資格”としてではなく、志望大学に合わせて必要級を逆算する戦略的な取得が重要です。
2.2 「級」だけでなくCSEスコアが重要な理由
英検を活用する際に見落としがちなのが、「合否」よりも「CSEスコア」こそが大学側の評価基準になるという点です。
CSEスコアとは、英検の4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)を国際基準で数値化したスコアで、同じ級でも点数によって評価が大きく変わります。
たとえば、同じ英検2級でも以下のような違いがあります。
CSE1980点前後:合格最低ライン
CSE2150点以上:高得点での合格、出願時に強いアピール要素になる
立教大学など一部の大学では、英検の「級」ではなく「CSEスコア」を点数換算する仕組みを導入しており、
2級でも高スコア(2150点以上)を取得していれば準1級並みに評価されることもあります。
また、大学によっては「英検2級合格+CSE2100以上」などの条件を指定している場合もあります。
したがって、「級を取れば安心」という考え方ではなく、スコアの高さまで意識した英検対策が求められます。
CSEスコアを伸ばすには、リーディング・リスニングだけでなく、ライティングやスピーキングの練習も不可欠です。
特に準1級を目指す場合は、論理的な文章構成と自分の意見を英語で表現できる力が合否を分ける要素になります。
2.3 出願要件を正しく読み解く重要性
総合型選抜では、大学や学部によって「英検の取り扱い方」がまったく異なります。
ここを誤解すると、せっかく英検を取得していても出願資格を満たさないという事態にもなりかねません。
出願要件の見方として、次の3つのパターンを押さえておきましょう。
出願資格型:出願に必要な条件として「英検〇級以上」を求める(例:上智大学公募推薦)
得点換算型:英検スコアを大学入学共通テストなどの点数に換算(例:立教大学)
加点型:合否判定時に加点として評価される(例:日東駒専・産近甲龍クラス)
特に出願資格型では、英検を持っていないと「土俵にすら立てない」ケースがあります。
上智大学の一部学部では、「英検2級A(CSE2150以上)」または「準1級」が出願条件に指定されており、 この条件を満たさないと書類提出すらできません。
一方、得点換算型や加点型では、「英検2級でも高スコアなら十分有利」という大学も多いため、
出願先の方式をよく確認した上で、自分の英検スコアをどの方式で最大限活かせるかを分析することが合格への近道になります。
このように、総合型選抜で英検を活用するには、「何級を持っているか」よりも、
「どの大学で・どの方式で・どんなスコアを評価されるか」を正しく読み解く力が不可欠です。
▶︎3. 大学ランク別・英検目安一覧(CSEスコア付き)

総合型選抜において、英検の級やスコアは大学・学部ごとに評価基準が異なります。
ここでは、主要な大学群ごとに「英検の目安級」と「CSEスコアの基準」を整理し、どのレベルを目指せばよいかを明確にします。
3.1 最難関私大(早稲田・慶應・上智・ICU)
早稲田・慶應・上智・ICUなどの最難関私大では、英検準1級(CSE2304点以上)がほぼ必須レベルとされています。
特に英語系・国際系・総合政策系などの学部では、英語資格の提出が前提となっているケースが多く、英検2級では出願資格を満たさない場合もあるため注意が必要です。
目安級:英検準1級以上
目安スコア:CSE2304点以上
ポイント:出願資格として「準1級」または「2級A(CSE2150以上)」を指定している大学・学部が多い
たとえば上智大学の公募推薦では、「英検2級A(CSE2150以上)」を最低条件とする学部があり、それ未満のスコアでは出願資格そのものが認められません。
また、早稲田大学や慶應義塾大学では、英検のほかTOEFL iBTやIELTSを提出可能とし、英語力を重視する傾向が明確です。
ICU(国際基督教大学)も英検準1級を基準に高い英語運用力を求めており、英語でのエッセイやディスカッションを重視するため、英検準1級程度の英語力が事実上の土台となります。
つまり、最難関私大を目指す場合は、英検準1級=スタートラインと捉え、CSEスコア2300点台を安定して出せるレベルを目標にすべきです。
3.2 難関私大(GMARCH・関関同立)
GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)や関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)では、英検2級(CSE1980点以上)〜準1級が評価対象の中心となります。
これらの大学群では、英検の級だけでなくCSEスコアを得点化する制度を導入している学部も増えており、 2級でも「高スコア合格(CSE2150点以上)」であれば準1級並みの評価を受けられるケースもあります。
目安級:英検2級〜準1級
目安スコア:CSE1980〜2150以上
ポイント:合否ではなくスコアで評価されるため、スコアアップが戦略になる
たとえば立教大学では、英検の「級」ではなく「CSEスコア」を点数換算に使用し、 CSE2150以上で高評価、1980以下では換算点が低くなる仕組みを採用しています。
このため、同じ2級合格者でもスコアによって評価に大きな差が出ます。
また、同志社大学や立命館大学でも英検準1級相当のスコアを持つ受験生に対し、英語外部検定利用入試で加点や英語試験免除を適用しています。
つまり、難関私大では「準1級に届かなくても、2級のスコアをどこまで高められるか」が合否を分けるポイントです。
3.3 中堅私大(日東駒専・産近甲龍)
日東駒専(日本・東洋・駒澤・専修)や産近甲龍(京都産業・近畿・甲南・龍谷)クラスでは、英検2級があればかなり有利です。
多くの学部では出願資格として「英検2級」を設定し、外部検定利用入試(外検入試)では2級で“みなし満点”または“加点”がつくケースもあります。
目安級:英検2級(準2級でも出願可能な場合あり)
目安スコア:CSE1800〜2000以上
ポイント:英検2級で十分アピール可能。スコアが高いほど有利。
たとえば、東洋大学では英検2級を満たすことで英語試験が免除になる制度を導入しており、
「準2級でも出願可能」とする学部もあります。
このレベルの大学では、英検は「評価を上げる武器」だけでなく「出願条件を満たすツール」としての性格が強いです。
また、英検を持っていない場合でも、大学独自の英語試験や面接、小論文で十分に挽回できるチャンスがあるため、 英検2級を目指しつつ、他の入試方式との併用戦略を取るのが現実的です。
このように、総合型選抜で求められる英検レベルは大学ランクによって大きく異なります。
最難関私大では準1級が事実上の必須ライン、難関私大では2級高スコア〜準1級、中堅私大では2級で十分有利というのが現状の傾向です。
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▶︎4. 総合型選抜で英検の成績を合格に直結させる戦略
英検を取得していても、「どう活かすか」を理解していなければ、せっかくの努力が十分に評価されません。
総合型選抜では、英検の成績を単なる“資格”ではなく、“実力と努力の証拠”として提示する戦略が重要です。
ここでは、志望理由書・面接でのアピール方法から、英検級を効果的に伝えるコツ、そしてスコアをさらに伸ばすための学習法までを解説します。
4.1 志望理由書・面接での英検アピール法
総合型選抜では、英検を「合格証を持っている」だけでは十分な評価を得られません。
大学側は、その資格をどのように取得し、どう学びに活かしているのかを見ています。
そのため、志望理由書や面接では、次の3つの観点からアピールすることが効果的です。
努力のプロセスを具体的に語る
例:「高校2年の夏から毎日30分英語に取り組み、リスニングが得意科目になった」
→ 継続力・主体性のアピールになる。
資格取得後の学びや挑戦を述べる
例:「英検準1級合格をきっかけに、英語で環境問題を調べ、英語プレゼンを行った」
→ 探究心や行動力の評価につながる。
将来の目標にどう結びつくかを語る
例:「将来は海外と連携するNPOで活動したい。その基礎として英検で英語力を磨いた」
→ 目的意識が明確で、英検取得の意味が強まる。
また、面接で英検の話をする際は、「資格名+スコア+活用事例」をセットで伝えると説得力が増します。
たとえば「英検2級(CSE2150点)を取得し、英語の探究活動で論文発表を行いました」という形です。
このように、“数字で示し、行動で裏づける”ことが合格者に共通する特徴です。
4.2 「合格した級」をどう活かすか:効果的な伝え方
英検の級は、「どのレベルの英語力を持つか」を示す明確な指標です。
しかし、総合型選抜では“英語が得意な人”という印象だけでは足りません。
自分の学びや将来のビジョンに、英語力をどのように結びつけられるかを伝える必要があります。
効果的な伝え方のポイントは以下の3つです。
英検を学びの出発点として語る
「英検準1級の勉強を通して、ニュース英語や社会問題への関心が高まりました。」
→ 英語を手段として使っている姿勢が伝わる。
スコアアップの過程を「努力の証明」として語る
「2級から準1級に上がるまで、弱点のライティングを重点的に克服しました。」
→ PDCAを回せる人物像を印象づける。
資格を活かした具体的な行動に言及する
「英検合格後、地域の子どもに英語を教えるボランティアを始めました。」
→ 行動力と社会貢献性のアピールになる。
特に、準1級やCSE2300以上のスコアを持つ場合は、「どのように学んだか」を詳細に語ることで、単なる英語力ではなく自己成長や目標意識を示すことができます。
英検の級は“結果”であり、その背景にある学びこそが総合型選抜で評価されるポイントです。
4.3 CSEスコアを伸ばすための実践的学習法
総合型選抜では「スコアの高さ」が評価されるケースが多いため、CSEスコアを意識した学習が合格への近道です。
ここでは、効率的にスコアを伸ばすための実践的ステップを紹介します。
4技能をバランスよく伸ばす
読む(Reading)だけでなく、書く(Writing)・話す(Speaking)を強化する。
1技能が極端に低いと、全体スコア(CSE)が上がらない。
ライティング対策を重視する
CSEスコアで伸びやすいのはライティング。
自分の意見+理由2点を明確に書く練習を繰り返す。
スピーキング練習を習慣化する
英検の面接対策アプリや音読練習で発話量を増やす。
音声認識アプリで自分の発音を可視化するのも有効。
過去問+オンライン英検対策を活用する
模試形式で自分の弱点を分析し、CSE目標(例:2級2150点、準1級2300点)を設定する。
EQAOなど専門指導機関を利用し、CSE分析と弱点克服を体系的に行うと伸びが早い。
CSEスコアを意識して学習を続けると、級の合格だけでなく、総合型選抜の評価対象として通用する英語力を身につけることができます。
単なる「英検合格」ではなく、“スコアで見せる英語力”を戦略的に構築することが重要です。
▶︎5. 英検がない・級が足りない場合の挽回ルート
英検の級やスコアが出願基準に届かなくても、総合型選抜ではまだ十分にチャンスがあります。
実際、大学によっては「英語資格不要方式」や「外部検定代用」、さらに「探究活動・実績評価」を重視する方式を設けています。
ここでは、英検がなくても合格を狙える3つの現実的な戦略を紹介します。
5.1 「英語資格不要方式」を活用して出願する方法
総合型選抜の中には、英検などの資格提出を必須としない方式が存在します。
このような方式では、英語資格の代わりに「志望理由書」「小論文」「面接」での表現力や論理力が重視されます。
代表的な特徴は次の通りです。
出願条件に「英語資格不要」と明記されている(例:国際系以外の文系学部など)
評価基準が「探究テーマ」「活動内容」「自己表現力」に重点を置く
面接や口頭試問で、自分の学びや考えを説明できるかが重要視される
たとえば、同じ大学でも「英語資格を求める学部」と「求めない学部」が分かれているケースがあります。
そのため、自分のスコアが不足している場合は、出願条件の異なる学部や方式を調べることが最も確実な戦略です。
英語資格不要方式では、英語スコアの代わりに「探究テーマの明確さ」や「学びへの姿勢」が判断材料となるため、 英検がなくても、学びの目的や経験を言語化できれば十分に戦えるのが特徴です。
5.2 英検以外の外部検定(IELTS・TOEFL等)で代用
英検が間に合わない、または希望のスコアに届かない場合でも、他の外部検定で代用可能な大学が多数存在します。
特に、IELTS・TOEFL・TEAPなどは英検と同等、あるいはそれ以上の評価を受けるケースも多く見られます。
検定名 | 特徴 | 目安スコア(準1級相当) | 活用されやすい大学群 |
IELTS | 海外大学出願にも使える国際基準 | 5.5〜6.0 | 上智・ICU・国際教養系学部 |
TOEFL iBT | 米国大学基準。4技能を詳細に測定 | 70〜80点 | 早稲田・慶應・同志社など |
TEAP | 英検と同じ団体が開発。大学入試向け | 260〜300点 | MARCH・日東駒専クラス多数 |
多くの大学では「英語外部検定利用入試」を採用しており、 英検の代わりにこれらのスコアを提出することで出願条件を満たせる場合があります。
たとえば、
上智大学:英検・IELTS・TOEFL・TEAPのいずれかで基準を満たせば出願可
立命館大学:外部検定を点数換算し、英語試験を免除
青山学院大学:英検・TOEIC・IELTSいずれかで加点
このように、英検だけにこだわらず、自分が得意な試験形式を選んで挑戦する柔軟さも戦略の一つです。
英語資格の違いや、自分に合った試験を選ぶポイントについては、以下の動画を参考にすると理解がより深まります。
5.3 英検なしでも評価される「活動実績」や「探究型対策」
総合型選抜では、英検がなくても「活動実績」や「探究成果」で十分に評価されることがあります。
特に、英語を使って何かを学んだ・発信した経験は、英語資格と同等の価値を持つ場合もあります。
たとえば次のような活動が挙げられます。
英語で地域課題や国際問題を調べ、発表・レポートを作成した
英語ボランティアや留学プログラムに参加した
学校内外での英語スピーチ・プレゼン大会に出場した
探究学習で海外の事例を調査し、独自の提案をまとめた
これらは「実践的な英語活用力」を示す実績として、英検スコアに代わる評価対象になります。
さらに、大学によっては「活動報告書」や「ポートフォリオ」の提出が可能であり、
探究活動や社会貢献の内容を明確に伝えることで、“英検がない=不利”とはならないケースが多いです。
もし英検を持っていない場合は、
英語を使った活動の成果を文書化しておく
面接や志望理由書で英語学習への意欲を具体的に語る
ことで、「英語に真剣に取り組む姿勢」を伝えることができます。
英検がなくても、総合型選抜には多くの「評価の入口」が存在します。
資格に頼らず、自分の強みを活かせる方式を選ぶことで、十分に合格を狙うことが可能です。
最も重要なのは、“今の自分に合った出願ルート”を見極め、戦略的に挑む姿勢です。
▶︎6. まとめ:英検を武器に総合型選抜で合格を掴む
総合型選抜において、英検は単なる「資格」ではなく、自分の努力と学びを数値で証明できる強力な武器です。
英検をどう活かすかで、出願できる大学の幅も、面接での説得力も大きく変わります。
ここでは、総合型選抜で確実に成果を出すために意識すべき3つのポイントを整理します。
6.1 学部ごとの必要級を早期に把握する重要性
英検を有効活用するには、「自分が目指す大学・学部では何級が必要なのか」をできるだけ早く把握することが最重要です。
大学によって、同じ学校でも学部ごとに求められる級やスコアは異なります。
上智大学の国際教養学部では、英検準1級(CSE2304点以上)相当を出願要件に設定。
立教大学では、2級(CSE2150点以上)で得点換算の対象。
東洋大学や近畿大学では、2級合格で英語試験免除になるケースも。
このように、「級」と「スコア」と「評価方式」を早い段階で照らし合わせることが合格の第一歩です。
高2の春までに目標級を設定し、秋からは出願方式のリサーチを始めることで、無駄のない対策が可能になります。
6.2 英検取得+書類作成を同時に進める戦略
多くの受験生が見落としがちなのが、「英検の勉強」と「総合型選抜の書類準備」は並行して進めるべきという点です。
なぜなら、英検の学習過程で得た気づきや成長は、そのまま志望理由書や面接のアピール材料になるからです。
たとえば:
英検準1級を目指して海外のニュースを読むうちに、国際課題への関心が深まった。
ライティング対策で文章構成を学び、志望理由書の論理展開にも活かせた。
面接練習でスピーキング力が鍛えられ、発話内容がより具体的になった。
このように、英検学習を単なる“試験対策”ではなく、“自己表現力を磨くトレーニング”と位置づけると、総合型選抜全体の完成度が高まります。
また、英検を受けるたびにスコアの伸びを数値で把握できるため、書類や面接で「成長の証拠」を具体的に示すことができます。
英検対策と出願書類作成は、別々の努力ではなく「相互に補い合うプロセス」です。
6.3 英語資格は“スタートライン”、合格を決めるのは行動力
最後に強調したいのは、英検は合格の保証ではなく、挑戦のスタートラインであるということです。
英検の級やスコアはあくまで「出願のパスポート」であり、そこから先の合否を分けるのは、
自分の探究テーマの深さ
学びへの姿勢
面接・小論文での表現力 です。
たとえば、英検2級を取得していても、面接で「なぜその学部で学びたいのか」「どのように英語を活かしたいのか」を明確に語れなければ、評価は伸びません。
逆に、準2級レベルでも、英語を使った探究や社会貢献の経験を具体的に語れれば、英語資格以上の価値を生み出すことができます。
英語資格は「武器」ではありますが、最終的に合格を引き寄せるのは行動力と自己発信力です。
「学びを形にする力」を示すことこそ、総合型選抜で最も重視される要素なのです。
英検を軸に、自分の努力と学びを体系的に整理することで、総合型選抜の評価軸にしっかりと合致したアピールが可能になります。
そして、英語資格の取得を通して身につけた継続力や自己成長の姿勢こそが、大学入学後の学びにも直結していきます。
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総合型選抜で合格を勝ち取るためには、英検の級を取得するだけでなく、出願書類・面接・探究活動までを一貫して準備することが重要です。
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生徒一人ひとりの志望校・学部に合わせた個別カリキュラムで、英語力と自己表現力を同時に高めます。
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