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【完全攻略法】東洋大学の総合型選抜|倍率・対策・出願書類を徹底解説

  • 執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ
    株式会社EQAO教育グループ
  • 7月25日
  • 読了時間: 14分

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▶︎1. 東洋大学の総合型選抜とは?特徴と他方式との違い


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1.1 総合型選抜とAO・推薦入試との違いとは

東洋大学の総合型選抜は、主に「AO型推薦入試」と「自己推薦入試」の2つの方式で構成され、各方式ごとに試験内容や評価ポイントが異なります


2026年度からは「学校推薦入試」が「総合型選抜 基礎学力テスト型入試」へと名称変更され、総合型選抜の選択肢がより多様化しています。従来のAO入試や学校推薦型入試の枠を超えて、受験生の能力や意欲、個性を多面的に評価する制度となっています。


以下は、代表的な2つの入試方式の特徴です。


  • AO型推薦入試:書類選考(課題論文等)、プレゼンテーション、面接、口頭試問を組み合わせた試験で、配点は書類と各試験に均等に割り当てられる傾向があります。2,000~4,000字程度の課題論文提出が必要なため、準備には十分な時間が求められます。


  • 自己推薦入試:書類選考(志望理由書など)に加えて、小論文、面接、口頭試問が実施され、特に小論文や面接の配点比率が高いのが特徴です。自己表現力や論理的思考力が強く問われます。


1.2 東洋大学の総合型選抜が注目される理由

東洋大学の総合型選抜が近年注目されている理由は、その柔軟で多様な評価基準にあります。

全国から意欲ある受験生を集めるために、文系・理系を問わず10学部以上で実施されており、受験生の適性や可能性に応じた試験形式が選べます


特に次のようなタイプの受験生には非常に適しています。


  • 論文やプレゼンなどの表現系スキルに自信がある人

  • 面接で自己の思考や経験をしっかり語れる人

  • 興味関心が明確で、学びたい分野に熱意を持っている人

  • 通常のペーパーテストよりも多角的に評価されたい人


総合型選抜では「自分の個性や思考を表現する力」が問われるため、従来型の学力重視の試験とは大きく異なる性格を持ちます。


1.3 「第一志望」であることが求められる理由

東洋大学の総合型選抜では、専願制が原則とされています。

これはつまり、「合格したら必ず入学することを確約できる者」だけが出願できるという制度です。


他大学との併願が基本的にできないため、受験生にとっては強い覚悟が必要となります。そのため、大学・学科についての理解を深め、なぜ東洋大学で学びたいのかという明確な志望理由と熱意が不可欠です。


この「第一志望制」は、大学側にとっても真に東洋大学で学びたい学生を確保するための手段であり、合否判定にもその姿勢が強く反映されます。逆に言えば、志望理由がしっかりしており、自己分析を深めて臨めば、他方式よりも合格しやすいともいえます。



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▶︎2. 東洋大学の総合型選抜方式と学部別の違い


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2.1 AO型推薦入試と自己推薦入試の違い

東洋大学の総合型選抜は、大きく分けて「AO型推薦入試」と「自己推薦入試」の2つに分類され、それぞれ試験の構成や評価ポイントが異なります。


AO型推薦入試の特徴

  • 実施学部:第1部・昼間の9学部

  • 試験内容:書類選考(課題論文など)、プレゼンテーション、面接、口頭試問

  • 特徴:書類と各試験の配点が比較的均等である学部が多く、2,000〜4,000字の課題論文提出が必須。論理性や表現力、主体的な問題意識が問われる。


自己推薦入試の特徴

  • 実施学部:第1部・昼間に8学部、第2部・夜間に5学部

  • 試験内容:書類選考(志望理由書など)、小論文、面接、口頭試問

  • 特徴:小論文や面接に重きを置く学部が多く、論述力やコミュニケーション力が評価される。書類選考の配点はやや低めの傾向。


両方式ともに、自分の特性や得意分野に合わせて選択することが重要です。

文章での自己表現が得意ならAO型、論理的な文章構成や口頭での受け答えに自信があるなら自己推薦が向いています。


2.2 実施学部と方式別の配点・試験内容の傾向

東洋大学では10学部以上の文系・理系学部で総合型選抜が実施されており、各学部で配点や試験の構成が大きく異なります。


代表的な学部と試験内容の特徴を以下に紹介します。


  • 文学部:哲学科ではディベート型の選抜があり、思考の深さと表現力が求められる。国際文化コミュニケーション学科では英語での志望理由書が必要。


  • 社会学部:社会学科(昼)では3,000〜4,000字の志望理由書が必要で、9.9倍という高い倍率を記録。


  • 国際学部:グローバル・イノベーション学科では、英語の課題レポートと英語面接・プレゼンテーションが課される。


  • 情報連携学部:Pythonや数学I・A・II・B・Cの基礎知識が必要。GitHubで自作ソフトの公開が条件となるケースも。


  • 健康スポーツ科学部:スポーツ分野での顕著な実績を条件とするアスリート型入試を実施。


配点構成については、AO型では書類とプレゼン・面接がバランス良く評価される一方、自己推薦型では小論文と面接の比重が大きくなりがちです。志望学部ごとに試験対策のアプローチを変える必要があります。


2.3 併願不可とスケジュール管理の重要性

東洋大学の総合型選抜は専願制が基本となっており、合格した場合は必ず入学するという誓約が求められます。


この制度のもとでは、他大学との併願ができず、1校にすべてをかける覚悟が必要です。そのため、受験生は早期に東洋大学への進学意思を固め、スケジュール管理を徹底することが合格への第一歩となります。


具体的なスケジュールのポイントは以下の通りです。


  • 夏休み前からの準備:課題論文やプレゼン資料の作成には時間がかかるため、夏休み前にテーマを決めて着手するのが理想。


  • 書類提出・試験日程の把握:学部によって出願期間や試験日が異なるため、事前の確認が必須。


  • 推薦書や資格証明書の取得:高校側との調整が必要な書類もあるため、余裕を持って準備を開始する。


「専願制」=「入試チャンスが1回きり」という認識を持ち、計画的なスケジュール設計を行うことが極めて重要です。



▶︎3. 東洋大学総合型選抜の倍率・出願条件・出願要件を徹底解説


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3.1 合格倍率の実情と難易度の高い学科一覧

東洋大学の総合型選抜は、一般入試に比べて全体的に倍率は低めですが、学部・学科によっては競争率が非常に高くなるケースもあります。


2025年度の合格倍率を見ると、AO型推薦入試・自己推薦入試ともに多くの学科で1~2倍台に収まっています。しかしながら、以下の学科では非常に高倍率となっており、事前の対策が必須です。


  • 社会学部 社会学科(第1部・昼)……9.9倍

  • 食環境科学部 健康栄養学科……6.4倍

  • 生命科学部 生命科学科……6.0倍


一方で、たとえば国際観光学部のように志願者が多い学科でも3.9倍と比較的落ち着いており、学科ごとの傾向を把握することで戦略的に出願を検討できます。


総合型選抜全体では合格倍率2.0043倍と、一般入試の3.2倍と比べて競争率が低く、自己分析と対策を徹底すれば狙いやすい入試方式といえます。



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3.2 評定平均や英語資格など学科ごとの出願要件

東洋大学の総合型選抜では、評定平均の具体的な足切り基準は設けられていない場合が多いものの、学科によっては明確な英語資格などの要件があります


共通の出願条件

  • 高校卒業(見込み)者

  • 東洋大学の当該学科を第一志望とし、合格すれば必ず入学する意思のある者


評定平均

  • 明確な基準はなし。ただし、出願書類に調査書が含まれるため評定平均が高い方が評価で有利になる可能性あり。

  • 推奨される水準は3.6以上


英語資格を要する学科の例

  • 文学部 国際文化コミュニケーション学科(AO型)

     → 英検1,800点以上、GTEC 840点以上など


  • 経済学部 総合政策学科(AO型)

     → 同上


  • 国際学部 グローバル・イノベーション学科

     → 英検2,304点以上で100点換算


  • 国際地域学科(ジャンル・セレクト入試【ジャンルA】)

     → 学習成績4.2以上または英検1,980点以上など


出願要件は細かく分かれており、各学科の要項を丁寧に確認することが非常に重要です。


3.3 特殊な条件(数学検定・GitHub・スポーツ歴など)にも注意

東洋大学の一部学科では、非常にユニークで専門性の高い出願要件が設けられています。

自分の志望学科が該当する場合は、早期から準備を進めることが必要です。


代表的な特殊要件の例:


  • 数学力の証明(経済学部 経済学科) 

    実用数学技能検定(数検)1級~準2級の合格または、大学独自の適性審査の通過が必要。


  • プログラミングスキル(情報連携学部 コンピュータ・サイエンス型) 

    自作ソフトをGitHubで公開していることが求められる。


  • スポーツ実績(健康スポーツ科学部アスリート型) 

    義務教育修了後または過去2年以内にスポーツで顕著な実績を持つことが条件。


  • 情報系の資格(総合情報学部 システム情報専攻) 

    日本情報オリンピックBランク以上、未踏IT人材育成事業、基本情報技術者試験などが評価対象。


これらの条件をクリアできれば差別化要素として非常に有利に働くため、該当する受験生は積極的にアピール材料として活用しましょう。



▶︎4. 東洋大学総合型選抜の出願書類と課題の攻略法


4.1 志望理由書の書き方と文字数の違い

志望理由書は、東洋大学総合型選抜の合否を左右する最重要書類の一つであり、各学科ごとに指定される文字数や評価の観点が異なります。

共通して求められるのは「学科に対する明確な興味・関心」「自身の経験と結びつけた学びへの意欲」「大学で何を学び、将来どのように活かしたいか」の3点です。


学科ごとの主な指定文字数

  • 文学部 哲学科:1,000字以内

  • 社会学部 社会学科(昼):3,000〜4,000字

  • 国際学部 グローバル・イノベーション学科:英語での記述必須

  • 国際地域学科(ジャンルA):英語による提出あり


文字数が多いほど、自己分析や社会課題との関連づけなど深掘りした内容が求められるため、早期からの構成案作成が重要です。


良い志望理由書の特徴

  • 序論で「なぜその学科か」を明確にし、本文で背景・体験を述べ、結論で将来像を描く。

  • 体験談だけでなく、問題意識や社会的な視点を交える。

  • 書き出しにインパクトがあり、読者を惹きつける内容になっている。


形式的な記述ではなく、自分の言葉で語られたリアルな想いが伝わる文章こそが高評価につながります。


4.2 課題論文・レポート・プレゼン資料の作成ポイント

AO型推薦入試では、2,000~4,000字の課題論文やレポートの提出が必須となっており、プレゼンテーション資料も高く評価されます。


課題論文の特徴

  • 学科の専門分野に関連するテーマが与えられる。

  • 志望理由や問題意識を論理的に展開する必要がある。

  • 一貫性と説得力を持たせた構成が求められる(序論→本論→結論)。


プレゼン資料のポイント

  • 書類と内容が連動していることが重要。

  • パワーポイントやポスター形式など、指定形式に沿う。

  • 図やキーワードで視覚的に分かりやすく構成する。

  • 質疑応答に備えた想定問答集を作っておく。


単なる説明に終始するのではなく、「自分の考えや提案を伝える資料」として作成する意識が求められます。


4.3 自己推薦用の推薦書や英語スコア証明の提出注意点

自己推薦入試では、推薦書や各種書類の提出が必要であり、期限や形式の不備は減点対象になる可能性があります。


自己推薦用推薦書

  • 担任や進路指導教員に早めに依頼する。

  • 様式1/様式2が指定されている場合は、大学のサイトから最新版を使用。

  • 記載内容は志望理由書と整合性を持たせることが望ましい。


英語スコアの証明書類

  • TOEIC、英検、GTEC、TEAP、IELTSなどスコア提出が出願条件の学科あり。

  • 「出願時点で有効なスコア」が原則。事前に有効期限を確認。

  • 証明書はコピー可か原本のみかの確認も重要。


特にスコア証明は形式や書式、スコア基準の見落としが多いため、学科の出願要項を細かくチェックする必要があります。



▶︎5. 東洋大学総合型選抜の小論文・面接・口頭試問の実態と対策


5.1 小論文の出題傾向と効果的な対策法

小論文は自己推薦入試・AO型推薦入試の双方で多くの学科が実施する重要な選抜要素です。


出題傾向の特徴

  • 学科に関連する社会的・文化的・倫理的テーマが多く出題。

  • 課題文や図表を読み解き、問いに答えるスタイルが一般的。

  • 字数は800字程度、試験時間は60分が主流。


共有資料からの対策ポイント

  • 設問の意図を正確に読み解く訓練を重ねる。

  • 序論→本論→結論の構成を常に意識し、文章に論理性を持たせる。

  • 複雑なテーマでも、自分の意見を明確にしつつ根拠を示す力が重要。

  • 時事問題や自分の志望分野に関する基礎知識を日頃から蓄積する。


模試のように時間を区切って練習することで、本番での対応力を高めることができます。


5.2 面接と口頭試問の形式と質問傾向

東洋大学の総合型選抜では、ほぼすべての学部・学科で面接が実施されます。

特に自己推薦入試では、面接の配点が高く設定されている学部もあります。


面接の形式

  • 個人面接、グループ面接、プレゼン後の質疑応答形式など。

  • 試験官1~3人に対して1人の受験生というパターンが一般的。

  • 10~20分程度で行われる。


質問の傾向

  • 志望理由や将来のビジョン、課題論文に関する掘り下げ。

  • 高校時代の活動や学びの成果、自分の長所・短所。

  • 社会的なテーマや最近のニュースについての意見を問うことも。


口頭試問の特徴

  • 特定の教科(化学・生物・数学など)に関する知識を問う。

  • 志望理由書・課題論文の内容に関連して質問されることが多い。


回答内容だけでなく、表情・姿勢・声の大きさなども評価されるため、模擬面接の実施が極めて有効です。


5.3 プレゼンテーション・ディベート・実技など学科独自の対策

東洋大学では、学科によっては独自の試験が課されることがあります。事前に内容を把握し、個別対策を立てておくことが合格への近道です。


プレゼンテーション(AO型推薦で主流)

  • 課題論文の内容をベースにした発表形式。

  • PC資料、ポスターなどの形式指定あり。

  • 発表後には質疑応答が実施される。


ディベート(文学部 哲学科)

  • 課題文を読み、個人で主張を整理した後、他者と討論。

  • 論理的な反論力や対話力が重視される。


実技試験(福祉社会デザイン学部など)

  • 平面構成やスケッチ、文章での説明などを実施。

  • 芸術的なセンスよりも「課題理解力と発想力」が評価対象。


これらの試験では、単なる準備ではなく「表現する力」「他者と対話する力」を磨くことが差となります。



▶︎6. まとめ:東洋大学の総合型選抜に合格するための戦略


6.1 受験準備のタイムラインとポイント

東洋大学の総合型選抜における最大の成功要因は、早期の情報収集と計画的な準備です。


受験準備の理想的なスケジュール:


  • 高校2年の冬〜春:志望学科の情報収集、オープンキャンパス参加、過去問分析。

  • 高校3年4〜6月:志望理由書・課題論文の構想開始、英語資格や成績データの準備。

  • 高校3年7〜8月:課題論文・プレゼン資料の完成、小論文対策と模擬面接の実施。

  • 9月以降:出願、試験本番、面接や実技に向けた最終調整。


出願書類の完成度や提出形式の不備は、合否を分けるポイントになるため、常に最新の募集要項を確認しながら進めることが重要です。


6.2 EQAOでできること:書類添削・小論文・面接対策

総合型選抜の対策において、自力だけでは不安な部分をサポートしてくれるのが、専門指導を提供するEQAOのような対策塾の存在です


EQAOが提供する主なサポート:


  • 志望理由書・課題論文の添削:学科別に求められるポイントに合わせたフィードバック。

  • 小論文添削・演習:実際の出題傾向を踏まえた演習と添削指導。

  • 模擬面接・口頭試問:リアルな本番想定でのトレーニング。緊張対策・想定質問の訓練も。

  • 出願戦略の立案:倍率・試験内容・配点比率などを考慮した戦略的な学科選びの支援。


「自分に何が足りないのか」を客観的に把握できる環境を整えることで、自己対策の限界を突破できます。

実際にEQAOから現役合格を果たした生徒の声も、受験生にとって貴重な参考になります。


以下は、国際地域学部に合格した大庭野愛さんのインタビュー動画です。



自分に必要な対策を具体的にイメージするためにも、実体験の声は非常に有益です。


6.3 最後に必要なのは、行動力と情報戦略

総合型選抜は、ただ受け身で学ぶだけでは合格できません。


  • 自ら学科の情報を調べ、強みを見極めて出願する力。

  • 面接や論文で自分の言葉で伝える練習を積み上げる意志。

  • 提出物すべてに責任を持ち、他者に伝わる表現を徹底する姿勢。


最終的な勝負を分けるのは、「どれだけ早く動けたか」「どれだけ情報を味方につけたか」です。

大学が求めるのは、単なる成績優秀者ではなく、「主体的に学ぶ力を持った人物」です。だからこそ、あなたの行動力と戦略が、合格のカギとなります。



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