東北大学 AO入試(総合型選抜)の特徴と合格戦略
- 株式会社EQAO教育グループ

- 7月25日
- 読了時間: 21分

▶︎1. 東北大学のAO入試(総合型選抜)とは?その特徴と全体像

1.1 東北大学 AO入試(総合型選抜)の基本的な特徴
「一般入試ではなく、自分の意欲や経験で挑戦したい」 そんな受験生に注目されているのが、東北大学のAO入試(総合型選抜)です。
この入試方式では、従来の筆記試験中心の選抜とは異なり、志望理由や課外活動、自己推薦など、多面的な評価が行われます。
東北大学ではこのAO入試を「総合型選抜」として、将来の社会を担うリーダーとなる人材を見極める選考方法として位置付けています。
東北大学のAO入試は、主に以下のような特徴があります。
Ⅱ期(共通テスト不要)とⅢ期(共通テスト必須)の2種類がある
学力も重視されるため、「学力+意欲」の両立が必要
各学部で独自の選考基準や試験方式が採用されている
特に注目されるのは、「AO入試であっても一般選抜と同等の学力が求められる」点です。
つまり、単に活動歴や自己PRが優れているだけでは足りず、学力的な裏付けがないと不利になるケースが多いのが、東北大学の総合型選抜の特徴です。
■一般選抜・推薦型選抜との違い
東北大学のAO入試(総合型選抜)は、一般入試や学校推薦型選抜と比べて、評価の基準が広がります。主な違いは次の通りです。
入試方式 | 主な評価項目 | 共通テスト | 推薦の有無 |
一般選抜 | 学力試験(共通テスト+個別試験) | 必須 | 不要 |
学校推薦型選抜 | 調査書、評定平均、推薦書など | 学部により異なる | 学校長の推薦が必要 |
総合型選抜(AO入試) | 志望理由書、課外活動、筆記・面接など多面的評価 | 学部により異なる | 自己推薦可能 |
このように、東北大学の総合型選抜では「自己分析の深さ」や「将来のビジョン」が特に重視されるため、他の方式よりも早めの準備が合格のカギとなります。
■よくある場面で感じる受験の悩み
たとえば、こんな状況に心当たりはありませんか?
模試の判定が振るわず、「このまま一般入試一本でいいのか」不安になる
自分の強みや課外活動を活かした受験方法を探している
面接や志望理由書には自信があるけど、共通テストに不安がある
そんなとき、東北大学の総合型選抜は「自分の力を多面的に見てもらえるチャンス」になります。ただし、準備が浅いと失敗しやすいのもこの入試方式の特徴です。
東北大学 AO入試(総合型選抜)は、学力と個性の両方を評価する選考方式であり、早期準備と戦略的対策が合格の鍵です。
自分の思いや経験をしっかり言葉にできるかが、他の受験生と差をつけるポイントになります。
1.2 実施学部と試験区分(Ⅱ期・Ⅲ期)の違い
東北大学のAO入試(総合型選抜)は、Ⅱ期とⅢ期の2種類に分かれており、それぞれで出願時期・試験内容・対象学部が異なります。 まずはこの違いを正確に理解することが大切です。
■AO入試Ⅱ期:共通テスト不要・学力評価は大学独自方式
Ⅱ期では、大学入学共通テストを課さず、代わりに大学独自の筆記試験や面接などで選抜が行われます。出願時期は例年10月中旬ごろに設定されています。
対象学部は以下の通りです:
文学部
教育学部
法学部
理学部
医学部
歯学部
工学部
農学部
この方式の特徴は、「一般入試では問われない個別の評価軸」があること。
たとえば、小論文や日本語・英語の読解問題など、論理的思考や表現力が求められる試験が課されます。
また、学部によっては履修要件や課外活動実績が出願条件になるケースもあります。
■AO入試Ⅲ期:共通テスト必須・全学部で実施
一方、Ⅲ期は大学入学共通テストが必須で、全学部が対象になります。
出願は1月中旬に行われ、選考には共通テストの得点と書類・面接が使われます。
この方式では、学力と意欲のバランスが重視されるため、次のような傾向があります:
共通テストで高得点を狙う必要がある学部も多い
医学部や工学部など一部学部では筆記試験も課される
出願時の条件は比較的緩やかで、成績や課外活動の指定がない学部もある
特に注意すべきなのは、「共通テストを課す」とはいえ、一般選抜よりは人物評価の割合が高いという点。
つまり、学力だけでなく、志望理由や人間性のアピールも合否に直結します。
■Ⅱ期とⅢ期の主な違いを整理すると…
項目 | AO入試Ⅱ期 | AO入試Ⅲ期 |
出願時期 | 10月中旬ごろ | 1月中旬ごろ |
共通テスト | 不要 | 必須 |
実施学部 | 一部学部(8〜9学部) | 全学部 |
主な試験内容 | 大学独自の筆記試験+面接など | 共通テスト+面接(一部筆記) |
評価の中心 | 書類・独自試験・面接など | 共通テスト・面接など |
このように、自分の強みや学習傾向に応じて、どちらの方式が向いているかを選ぶ戦略が必要です。
■よくある選択ミスとその注意点
Ⅱ期とⅢ期をうまく使い分けられなかったことで、不利になってしまうケースもあります。
たとえば:
① 学力に自信がないのにⅢ期を選んでしまう →共通テストで得点が足りずに一次選考で落ちてしまう可能性があります。
② 準備不足でⅡ期の書類・筆記に対応しきれない →特に志望理由書や筆記の対策は夏前から必要です。
③ 試験形式を軽く見て「なんとなく出願」してしまう →選考内容に合った対策ができず、力を出し切れないことに。
どちらの方式にも共通するのは「早めの情報収集と準備」です。
自分がどの方式に向いているかを見極め、スケジュールと条件に合った戦略的な出願を考えておくことが、合格への近道になります。
1.3 よくある誤解と失敗例から学ぶ準備のポイント
東北大学のAO入試(総合型選抜)に挑戦するうえで、意外と多いのが「思い込み」や「情報不足」による準備ミスです。
学力以外の評価が重視されるからこそ、適切な準備と戦略が合否を左右します。
ここでは、実際に多くの受験生が陥りがちな失敗例と、その改善策を紹介します。
■失敗①:「学力がいらない」と勘違いする
総合型選抜=人物重視というイメージから、「勉強が苦手でも出願できる」と考えてしまう人が少なくありません。
しかし東北大学では、AO入試であっても“高い学力水準”が求められます。
AO入試Ⅱ期でも筆記試験あり(英語読解、論述など)
AO入試Ⅲ期では共通テストが合否に大きく影響
医・工・経済系では7〜8割の得点がボーダーになることも
「学力がいらない」という誤解は、最も致命的な失敗につながります。
■失敗②:書類を直前に仕上げて内容が薄くなる
志望理由書や活動報告書などの提出書類は、表面的な内容では評価されません。
実際には、
志望理由に具体性がない
課外活動のエピソードに学びが感じられない
調査書との一貫性が取れていない
といった理由で、一次選考で落ちてしまうケースが目立ちます。
書類作成には最低でも1〜2ヶ月は必要です。
書き直し・添削を重ねることでようやく完成度が上がるため、早期の準備が不可欠です。
■失敗③:面接で自分の言葉で話せない
面接での最大の落とし穴は、「書類に書いた内容を覚えて話そうとすること」です。
暗記に頼ってしまい、質問に対して柔軟に答えられない
話す内容が浮いていて、志望理由との整合性が取れていない
面接官の質問の意図を理解できず、的外れな回答になる
東北大学の面接では、特に論理的思考力・問題意識・将来ビジョンが問われます。
模擬面接や自己分析を通じて、自分の言葉で伝える練習をしておくことが合格へのカギです。
■日常での“受験準備の落とし穴”とは?
たとえば、こんな日常の行動が失敗の原因になります:
SNSやまとめ記事だけで情報を得て、正確な出願条件を把握していない
進路相談で「とりあえずAOで出してみたら?」と勧められ、そのまま出願
忙しい中で学力対策を後回しにしてしまう
朝の通学前に10分の英単語練習を積み重ねるだけで、半年後には300語以上を無理なく習得できます。
合格の鍵は「時間の使い方」と「正しい情報へのアクセス」です。
東北大学の総合型選抜は、情報力・分析力・表現力を総動員して挑む入試です。
学力を軽視せず、共通テストや筆記の対策も怠らないこと
書類は早期に準備し、納得いくまで見直すこと
面接は「自分の言葉」で伝える準備をすること
これらを丁寧に積み重ねることで、他の受験生と確実に差がつきます。
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▶︎2. 東北大学 AO入試(総合型選抜)の出願資格・要件まとめ

2.1 AO入試Ⅱ期の出願条件と注意点
AO入試Ⅱ期では、共通テストを課さない代わりに、出願資格において一定の基準や条件が細かく設定されています。
特に注意したいのは、学部ごとに異なる「履修要件」や「活動実績」などの条件があることです。
以下は主な条件の傾向です:
多くの学部で調査書の学習成績概評がA段階であること
一部学部では、特定の履修科目や英語資格、活動実績が求められる
具体例として、次のような学部・学科があります。
法学部法学科: 法的・政治的課題への関心、論理的思考力、英語能力
教育学部教育科学科: グローバルな教育課題への理解、論理的思考力、英語力
工学部機械知能・航空工学科(グロⅠ期国際機械): CEFR B2以上の英語資格+科学技術への関心
理学部の各系(化学・物理・数学など): 科学オリンピック等の実績がある者
医学部・農学部・歯学部: 学科指定の履修要件を満たすことが条件
出願前に必ず志望学部の入試要項を確認し、自分が条件を満たしているかをチェックすることが大切です。
■注意点としてよくある失敗
①「評定平均のA段階」という基準を見落とし、出願できなかった
② 活動実績の証明書類を準備しておらず、評価に使えなかった
③ 英語資格の取得時期が遅く、締切に間に合わなかった
書類提出までに時間がかかる項目が多いため、夏頃までに準備を始めるのが理想的です。
2.2 AO入試Ⅲ期の出願条件と傾向
Ⅲ期では、共通テストが必須となるため、出願条件として学力的な基盤が重視されます。
ただし、学部ごとの要件はⅡ期よりもやや緩やかで、人物評価とのバランスが取られているのが特徴です。
一部の学部では、以下のような明確な履修要件や条件があります。
経済学部(理系): 「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B」を履修済みまたは履修中であること(数学Cは推奨)
薬学部: 課外活動の実績や関連性のある活動が評価対象になる場合あり
それ以外の学部では、明確な条件が設定されていないことも多く、自己推薦で幅広い受験生が出願可能です。
■共通テストの重みが大きい点に注意
医学部や工学部では、共通テスト+筆記+面接の三段構え
高得点が求められる学部では、70%以上の得点が事実上のボーダーになることも
「出願条件に制限がない=受かりやすい」というわけではないため、学力対策は必須です。
2.3 評定平均・共通テスト・英語資格の扱いについて
東北大学のAO入試では、学部ごとに評価対象が異なるものの、以下の3点については全体に共通する重要ポイントです。
■評定平均
AO入試Ⅱ期:A段階(おおむね評定平均4.3以上)が多くの学部で必須
AO入試Ⅲ期:明確な評定平均の制限は少ないが、全体としては学力の高さが求められる
評定平均は書類選考において重視されるため、高1からの成績管理が重要です。
■共通テスト
Ⅱ期では不要ですが、Ⅲ期では全学部で必要
配点や評価方法は学部ごとに異なり、一部学部では共通テストの点数で第1次選考が行われる場合もある
共通テストの比重が大きい学部を受験する場合は、一般入試と同等の対策が必須になります。
■英語資格・検定試験
学部によってはCEFR B2相当以上のスコアが出願要件
推奨資格:英検、GTEC、TOEFL、IELTSなど(スコア基準は学部ごとに異なる)
提出は「任意」の場合でも、加点対象になることが多いため、早めの取得が有利です。
まとめ:出願条件の“見落とし”が最大の落とし穴
東北大学 AO入試(総合型選抜)は、学部ごとに出願条件が大きく異なるため、早めに情報収集を始めることが最重要です。
評定平均の要件を満たしているか?
共通テストは何点必要か?
必須の英語資格・課外活動はあるか?
これらを逆算して準備しないと、「出願できなかった」「評価対象にならなかった」という事態を招く可能性があります。
EQAOでは、こうした条件の確認から個別サポートまで対応しているので、不安な方はぜひ早めに相談してみてください。
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▶︎3. 東北大学 AO入試(総合型選抜)の出願書類の書き方と対策

3.1 志望理由書で評価されるポイントと構成例
東北大学の総合型選抜では、志望理由書が選考の中心になる学部が多く、書類全体の中でも特に重要な位置づけとなります。
合格者の志望理由書には、次のような共通点があります:
原体験をベースにした「なぜその分野を学びたいか」の明確な動機
大学で学びたい内容と、自分の興味や将来像とのつながり
将来どう社会に貢献したいかの具体的なビジョン
この3要素を意識するだけで、内容の一貫性が出て、説得力のある構成になります。
■ストーリー構成の基本はこの4ステップ
原体験(興味のきっかけ)
探究活動(深めた経験)
東北大学で学びたいこと(明確な動機づけ)
将来像(学びをどう活かすか)
たとえば「環境問題への関心 → 課外での調査活動 → 理学部での研究 → 将来は地域のエネルギー政策に関わりたい」といった流れがあると、評価されやすい志望理由書になります。
■注意したいNG例と改善策
「将来の夢は○○です」だけで終わる →「なぜその夢に至ったか」を必ず書く
「学びたい理由が曖昧」 →カリキュラムや研究室名など具体的な内容に触れる
「自己PRに終始して志望動機が弱い」 →志望理由と自己PRは別のパートに切り分ける
志望理由書は“自分と東北大学の接点”を明確に伝える資料です。
書き方のテンプレに頼るのではなく、自分の言葉で書くことが重要です。
3.2 活動報告書・調査書・英語証明書の準備と注意点
東北大学のAO入試では、志望理由書に加えてさまざまな書類の提出が求められます。 特に活動報告書・調査書・資格証明書類は内容次第で大きな加点につながります。
■主に求められる書類と役割
書類名 | 目的・評価ポイント |
活動報告書 | 探究・研究・ボランティアなどの取り組み実績を説明 |
調査書 | 成績や出席状況の証明(学校が作成) |
志願者評価書 | 担任・校長などによる人物評価 |
英語資格証明書 | 英検・GTEC・IELTS等のスコア証明 |
資格・表彰証明書 | コンテスト入賞歴、検定合格証など |
活動報告書は、単に活動歴を箇条書きにするのではなく、「自分がどんな意図で、どう行動し、何を学んだか」まで掘り下げて書くことが大事です。
■準備段階での注意点
成績証明書や資格証明書の発行には日数がかかる
英語資格の有効期限や受験回数に制限がある場合もある
書類の「整合性」が求められる(例:志望理由書と活動報告の内容が矛盾しない)
内容よりも“完成度”で差がつくのが出願書類の世界。フォーマット通りに提出すればいいというわけではありません。
3.3 書類作成でよくある失敗と改善策
志望理由書や活動報告書は、自分の強みや将来像を言語化する大事なツールです。
しかし多くの受験生が、以下のようなミスをしてしまいます。
■よくある失敗パターン
① 志望理由書が抽象的で伝わらない →「学びたい」「関心がある」だけで終わってしまう
② 活動報告書が単なる日記や出来事の羅列 →「その経験で何を得たか」の記述がない
③ 全体のストーリーがバラバラで一貫性がない →志望理由・活動・将来像がつながっていない
こうした失敗は、面接でも「話が曖昧」「説得力がない」と見なされ、評価を下げる原因になります。
■改善のポイント
各書類で「自分の志望理由や価値観」を繰り返し伝える
「行動→学び→気づき」の流れを明記する
添削を受けて第三者の視点で内容をチェックする
たとえば、志望理由書で「環境問題に関心がある」と書いたら、活動報告書では「エネルギー政策に関するワークショップ参加」などを結びつけて記述しましょう。
すべての書類が“同じ方向”を向いていれば、それだけで評価はグッと上がります。
まとめ:書類は“戦略的に組み立てる”ことが大切
東北大学 AO入試(総合型選抜)の出願書類は、内容・構成・一貫性のすべてが問われます。
志望理由書は、自分のビジョンと大学の教育内容を結ぶストーリーを作る
活動報告書は、数字や成果よりも「何を考え、何を学んだか」で勝負
書類全体で「その人らしさ」が伝わることが最大の強みになる
EQAOでは、これらの書類について「志望理由の深掘り」「添削指導」「全体構成の整理」を個別にサポートしています。
準備が早いほど、完成度は高まります。まずは一度、自分の書類を客観的に見直してみましょう。
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▶︎4. 東北大学 AO入試(総合型選抜)の選考方法と試験対策
4.1 筆記試験(Ⅱ期)と共通テスト(Ⅲ期)の対策法
東北大学のAO入試では、Ⅱ期とⅢ期で評価方法が大きく異なります。 特に注目したいのが筆記試験(Ⅱ期)と共通テスト(Ⅲ期)です。
■AO入試Ⅱ期:学部独自の筆記試験が課される
Ⅱ期では、共通テストは課されませんが、学部独自の筆記試験があります。
代表的な試験形式:
文学部:英語読解、日本語長文読解
教育学部・法学部:論理的思考を問う小論文・英文読解
工学部・理学部など:理系科目に関する記述問題
問題のレベルは一般選抜と同等〜やや高めで、独自の出題形式に対応した準備が必要です。
▶ よくある失敗と対策
① 「共通テストがない=楽」と思って対策が遅れる →過去問がない分、予想問題演習や論述練習が必須
② 記述形式に慣れておらず、時間内に書き切れない →模試や記述トレーニングで“書くスピード”を鍛える
③ 学部ごとの出題傾向を把握していない →東北大学の過去の傾向や出題意図を分析しておく
記述力・論理力・応用力が総合的に問われるのがⅡ期の筆記試験の特徴です。
■AO入試Ⅲ期:共通テストの得点が選考に直結
Ⅲ期では共通テストの得点がそのまま評価対象になります。
学部によっては一次選考の足切りラインにもなり、得点率70%以上がボーダーになることも珍しくありません。
医学部・薬学部・工学部では、共通テスト+筆記+面接という三段構え
経済学部や教育学部など文系学部でも、特定教科の点数に注意が必要
共通テストの結果が選考結果を大きく左右するため、一般選抜レベルの対策が必須です。
4.2 面接試験で問われるポイントと準備のコツ
東北大学のAO入試では、ほぼすべての学部で面接試験が実施されます。
この面接では、単なる自己紹介ではなく、「その学部で学びたい理由」「将来の目標」「探究の深さ」などが問われます。
■面接でよく聞かれる質問
なぜ東北大学を志望したのか?
どのような研究に興味があるか?
高校時代に力を入れた活動は何か?
将来の進路や目標をどう考えているか?
これらに一貫した軸で答えられるかが評価のポイントです。
▶ 面接でよくある失敗と対策
① 暗記に頼りすぎて内容が不自然になる →「自分の言葉」で話す練習をする
② 書類の内容と違うことを話してしまう →書類と話す内容の整合性を必ずチェック
③ 想定外の質問にパニックになってしまう →模擬面接で“想定外”の質問に慣れておく
EQAOでは、本番を想定した模擬面接を通じて、伝え方のトレーニングを個別に実施しています。
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4.3 学部ごとに異なる選考形式の特徴と注意点
東北大学では、学部によって選考方法が大きく異なります。
共通テスト・筆記・面接に加え、小作文やプレゼンテーションが課されるケースもあります。
■例:学部ごとの独自形式
農学部(Ⅱ期):小作文+面接(出願書類の評価も点数化される)
歯学部(Ⅱ期):書類点+面接点で選考
工学部・医学部(Ⅲ期):共通テスト+筆記試験+面接
薬学部(Ⅲ期):活動実績に応じた加点あり
▶ 特に注意すべきポイント
① 選考方法を誤解し、筆記試験や小作文に対策していない →学部ごとの選考フローを早めに把握
② 面接が“書類の確認”と思い込んで準備を軽視 →実際には深い問いや知識の応用が求められることも
③ 課外活動の証明書類や実績が不足している →早期から資料の準備を進めておく
東北大学の選考は、「知識・表現・一貫性・意欲」のすべてをバランスよく評価するのが特徴です。
まとめ:選考対策は“型”に合わせた準備が鍵
東北大学 AO入試(総合型選抜)は、学部によって選考方法が大きく異なるため、画一的な対策では合格をつかむのが難しい入試です。
Ⅱ期は独自筆記が中心、Ⅲ期は共通テストと面接の総合評価
面接は「想定問答」よりも「対話力」が求められる
小論文や小作文、プレゼンなどの特殊形式にも注意
EQAOでは、こうした多様な形式に応じた学部別の個別対策プログラムを提供しています。
自分の受ける学部の方式”をしっかり見極めた上で、必要な準備を逆算して進めることが、合格への最短ルートです。
▶︎5. 東北大学のAO入試(総合型選抜)に合格するための戦略
5.1 自己分析と志望動機の深掘りが合否を分ける
東北大学の総合型選抜では、単に活動歴を並べたり志望理由を語ったりするだけでは不十分です。
「なぜその学問を学びたいのか」「なぜ東北大学なのか」を、自分の経験や価値観から深掘りして語る必要があります。
このとき有効なのが、EQAO式の4ステップ自己分析法です:
過去の体験を整理する 例:探究活動、部活動、身近な社会問題への関心など
その体験から得た感情を言語化する 例:「驚いた」「悔しかった」「達成感があった」
なぜその感情が生まれたかを解釈する →自分の価値観や志向性が見えてくる
それが今の興味関心とどうつながっているかを明確にする
このプロセスを踏むことで、「だからこの学問を学びたい」「だからこの大学に行きたい」という一貫した動機が生まれます。
▶ よくある失敗
志望理由が「かっこいいから」「将来に役立ちそうだから」で終わっている
原体験が曖昧で、読んでも印象に残らない
似たような表現を使っていて、差別化できていない
合格者の多くは、「その人にしか書けない志望理由」を持っています。
5.2 書類と面接の一貫性を高めるストーリー構築法
東北大学の選考では、志望理由書・活動報告書・面接のすべてに一貫性があることが重視されます。
この一貫性を保つためには、「一つのストーリー軸」を持つことが不可欠です。
おすすめの構成はこちら:
原体験 (学問への興味が芽生えた瞬間)
探究の深まり (実際に行動したこと、学んだこと)
大学での学びのビジョン (カリキュラムや研究と結びつける)
将来の目標 (どのように学びを社会に還元するか)
この流れがすべての書類・面接回答に共通していれば、審査官に「軸がぶれない人物」という印象を与えることができます。
▶ 具体的な工夫例
書類間で使用するキーワードを揃える(例:「エネルギー政策」「環境技術」など)
面接前に書類を読み返し、問われそうなポイントを整理しておく
小論文でも、自分の関心テーマが絡められそうな構成を考えておく
“伝える内容”ではなく、“伝える一貫性”が評価を左右するポイントです。
5.3 EQAOが提供する個別対策サポートとは
東北大学のAO入試は、全国の国立大学の中でも「学力と個性の両方が求められる総合型選抜」として知られています。
そのため、多くの受験生が「どこから手を付けたらいいか分からない」と悩んでしまうのが現実です。
EQAOでは、そんな悩みに対応するため、完全個別型の対策プログラムを用意しています。
■EQAOの主なサポート内容
志望理由書・活動報告書の添削指導 →文章の流れ・論理構成・表現まで細かくフィードバック
自己分析のワーク・ガイド提供 →深掘り質問やワークシートで本質的な動機を発掘
面接対策(模擬面接・フィードバック) →緊張対策・質問の意図理解・話し方の癖改善まで対応
小論文・記述試験の個別添削 →出題傾向をふまえて、構成力と論理力を徹底強化
受験スケジュール設計と進捗管理 →逆算で計画を立てて、受験本番まで伴走
単なる勉強サポートではなく、「どうすればその人らしさが伝わるか」に徹底的にこだわった指導が強みです。
▶ EQAOのサポートで得られること
何をすればいいか分からない状態から脱出できる
志望理由や自己PRに自信が持てるようになる
合格可能性のある書類・面接内容が完成する
合格に必要な「自己分析」「表現力」「一貫性」を、段階的に整えていくのがEQAOのサポートです。
まとめ:合格戦略は“逆算”と“一貫性”がカギ
東北大学 AO入試(総合型選抜)に合格するには、戦略的な自己分析と準備の逆算が欠かせません。
早期に自己分析を始め、深い志望動機を構築する
書類・面接・小論文のすべてで一貫性のあるメッセージを発信する
自分一人では難しい部分は、専門的なサポートを活用する
EQAOでは、受験生一人ひとりの強みや状況に合わせて、最適な受験戦略を設計します。
「何から始めればいいか分からない」人こそ、EQAOに相談する価値があります。
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▶︎6. まとめ|東北大学のAO入試(総合型選抜)合格への近道
東北大学 AO入試(総合型選抜)は、「学力」と「意欲・個性」の両方を重視する入試です。
共通テストの点数が評価対象となるⅢ期、学部独自の筆記や面接で選抜されるⅡ期、それぞれに明確な特徴と対策が求められます。
出願資格・評価方法・試験内容が学部によって大きく異なるため、志望学部の情報を早めに把握し、逆算して準備を進めることが重要です。
書類・面接・小論文などすべてにおいて問われるのは、「あなたはなぜこの学部で学びたいのか?」という一貫したメッセージ。
合格の決め手は、自分の言葉でそれを伝える準備ができているかどうかです。
EQAOでは、出願から合格までを完全個別でサポートしています。
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