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総合型選抜と学校推薦型選抜の違いとは?出願・選考・対策を徹底解説

  • 執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ
    株式会社EQAO教育グループ
  • 10月25日
  • 読了時間: 22分
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▶︎1. 総合型選抜と学校推薦型選抜の違いとは?基礎理解


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1.1 「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「違い」の全体像をつかむ

大学入試の多様化が進む中で、「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」は、一般入試に並ぶ主要な入試方式として注目を集めています。しかし、名称が似ているため、その違いがわかりにくいと感じる人も多いはずです。


まず理解しておきたいのは、この2つの方式はいずれも「学力試験だけで合否を決めない」という点で共通しているということです。

どちらも、受験生の人柄・意欲・将来性を重視します。


ただし、出願の条件や選考の仕組みには明確な違いがあります。


総合型選抜は、かつて「AO入試」と呼ばれていたもので、自己推薦型の入試方式です。 受験生が自らの強みをもとに志望理由を語り、大学の求める人物像にどれだけマッチしているかを評価されます。 


一方、学校推薦型選抜は高校の推薦を通じて出願する方式で、学校生活での努力や成績、活動実績を大学に評価してもらうスタイルです。


つまり、総合型選抜は「自分から大学に挑戦する入試」、学校推薦型選抜は「高校が推薦する安心型の入試」と言えます。 

この基本構造を理解しておくと、後の対策や準備の方向性がはっきりします。


両者の最大の違いは、“出願主体”と“評価の軸”にあります。


総合型選抜では主体が「自分」であり、学校推薦型選抜では主体が「学校」です。

また、総合型選抜では「将来への意欲・適性」、学校推薦型選抜では「高校での努力と成果」が重視されます。


1.2 総合型選抜と学校推薦型選抜、それぞれの定義と特徴

ここで、それぞれの方式の定義と特徴を整理しておきましょう。

入試方式

出願の主体

主な評価基準

選考内容

特色

総合型選抜

受験生本人

意欲・適性・将来性

書類審査、小論文、面接、プレゼン等

自己PR力が問われる

学校推薦型選抜

高校(学校長推薦)

成績・人物・活動実績

調査書、推薦書、面接、小論文等

学校での努力が反映される

このように見比べると、両者の方向性が大きく異なることがわかります。 


たとえば、総合型選抜では面接や志望理由書で「自分の将来像」や「大学で学びたいテーマ」を深く語ることが求められます。


そのため、早い段階からの自己分析と志望動機の整理が合格のカギになります。


一方、学校推薦型選抜では、日々の授業態度や成績、部活動、ボランティア活動などの実績が評価されます。

出願時に高校の推薦書が必要になるため、定期試験や提出物など「普段の積み重ね」が合否に直結します。 


つまり、総合型選抜は「未来志向」、学校推薦型選抜は「実績重視」という性格を持っているのです。


1.3 違いを理解するための比較ポイント(出願資格・選考内容・スケジュール)

総合型選抜と学校推薦型選抜の違いをより明確にするには、以下の3つの視点から比べてみるとわかりやすいです。


  1. 出願資格の違い   総合型選抜は、高校からの推薦が不要です。 自分の意思で出願できます。   一方、学校推薦型選抜は「学校長の推薦」が必要であり、出願可能人数に制限が設けられていることが多いです。   つまり、学校推薦型選抜では「学校の推薦枠」に入ることが最初の関門となります。

  2. 選考内容の違い   総合型選抜では、志望理由書、小論文、面接、プレゼンテーションなど、個人の表現力を重視する傾向があります。   学校推薦型選抜では、調査書や評定平均など、高校生活での努力の証明が大きなウェイトを占めます。   どちらも一発勝負ではなく、事前準備の深さが結果に直結します。

  3. スケジュールの違い   総合型選抜は出願が早く、夏から秋にかけて選考が行われます。   一方、学校推薦型選抜は秋から冬にかけて実施されるケースが多いです。   スケジュールがずれることで、「どちらを先に準備すべきか」「併願できるか」といった戦略面にも影響します。


たとえば、夏休みの段階で総合型選抜の書類や面接対策に取り組むことで、一般入試より半年早く志望校合格をつかむ可能性もあります。 

その一方で、推薦型を狙う場合は学校での内申管理や部活動の実績づくりを優先する必要があります。


こうした違いを理解したうえで、自分に合った入試方式を選ぶことが大切です。

「どちらの方式が自分に向いているか」を知ることが、受験戦略の第一歩です。


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▶︎2. 出願資格で見る総合型選抜と学校推薦型選抜の違い


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2.1 出願に「学校長の推薦」が必要か否かという違い

まず最も大きな違いが「学校長の推薦が必要かどうか」です。 


総合型選抜は自己推薦、学校推薦型選抜は他者推薦。

この一言で出願の仕組みを整理できます。


総合型選抜では、受験生自身が主体となって出願します。

高校の推薦を必要としないため、志望校選びの自由度が高く、複数校への併願も可能です。その一方で、自己分析や志望理由の作り込みなど、すべてを自分で準備する必要があります。


一方、学校推薦型選抜は、出願時に学校長の推薦が必須です。

この推薦を得るには、一定の成績基準(評定平均)をクリアし、学校内の選考を通過する必要があります。

つまり、出願の前に「高校内での競争」があるということです。


この違いが、受験生の心構えに大きく影響します。

総合型選抜は「自分でチャンスをつかむ」入試。

学校推薦型選抜は「信頼を得て任される」入試。

どちらも魅力的ですが、向き不向きがあります。


こんな失敗が多いです。


① 学校推薦を希望していたのに、評定平均が届かず出願できなかった。 

② 総合型選抜を選んだが、書類や面接対策を後回しにしてしまった。 

③ 学校推薦の推薦枠が限られており、希望者多数で選ばれなかった。


これらを防ぐには、早めに自分の評定状況を確認し、どちらの方式を軸にするかを決めておくことが大切です。


高校2年の終わりまでに方向性を定められると、出願時の焦りを防げます。


2.2 評定平均・英語資格など “条件” の違いと準備のポイント

次に重要なのが、出願資格に関わる「条件面の違い」です。 

総合型選抜と学校推薦型選抜では、求められる条件が異なります。


総合型選抜は、基本的に評定平均の条件が緩い、もしくは設定されていない大学もあります。 

その代わりに、英語資格や活動実績などの「プラス要素」が評価対象になります。 

たとえば、英検・TEAP・TOEFLなどのスコア提出が有利に働くケースが多く、資格取得が合否に直結することもあります。


一方、学校推薦型選抜では評定平均が明確に定められており、例えば「4.0以上」など具体的な数値が条件になります。 

これを満たさなければ出願自体ができません。 

そのため、日々の定期テスト・提出物・授業態度の積み重ねが何より重要です。


また、学校推薦型選抜では、資格よりも「学校生活での一貫した努力」が重視されます。 

部活動での実績や、文化祭・生徒会活動などの姿勢も評価対象となるため、普段の学校生活全体が評価の材料になります。


よくある失敗としては、


① 評定平均を軽視して、あとで条件を満たせなかった。 

② 英語資格を取るつもりでいたが、試験日程を逃した。 

③ 高校内での活動を「評価対象」として意識していなかった。


こうした失敗を避けるためには、早めのスケジュール管理が欠かせません。


具体的には、次のような行動が有効です。


  • 高1・高2から定期テストを重視する。

  • 英検やTEAPなどの試験日程を年度初めに確認する。

  • 活動実績をポートフォリオとして記録しておく。


これらを意識しておくだけで、総合型選抜・学校推薦型選抜のどちらを選んでも有利に進められます。


2.3 どちらに向いているかを見極めるためのチェックリスト

では、実際にどちらの方式が自分に合っているのか、判断するにはどうすればよいでしょうか。


ここでは、一般的な傾向をもとに簡単なチェックリストを紹介します。

質問

はい

いいえ

自分の将来像や学びたいことを語るのが得意

総合型選抜向き

学校推薦型選抜向き

成績は安定しており、提出物や授業態度に自信がある

学校推薦型選抜向き

総合型選抜向き

面接や小論文で自分を表現するのが得意

総合型選抜向き

学校推薦型選抜向き

英語資格などを積極的に取得している

総合型選抜向き

-

部活動や学校行事など、学校生活全体を大事にしてきた

学校推薦型選抜向き

-

このように、自分の強みや学習スタイルによって向き・不向きが見えてきます。

「評定で戦うか」「自己PRで戦うか」この選択が最初の分かれ道です。


また、実際の高校生活を思い浮かべてみてください。 


授業の成績に自信がある人、担任や進路指導の先生からの信頼が厚い人は、学校推薦型選抜に向いています。 


一方で、「将来やりたいことが明確」「自分の考えを話すのが好き」という人は総合型選抜で実力を発揮できます。


どちらを選ぶにしても、早めの準備が何より大事です。 

高校3年の春から対策を始めると、出願時期に余裕をもって書類や面接練習に取り組めます。 

遅くとも高2の冬には「どちらを軸にするか」を決めておくと、スムーズに動けます。


自分に合った入試方式を選ぶことは、合格率を大きく左右する最初の一歩です。


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▶︎3. 選考内容・プロセスで確認する総合型選抜と学校推薦型選抜の違い


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3.1 書類審査・小論文・面接など、総合型選抜の選考方法と特徴

総合型選抜の特徴は、「自分という人間をどう表現できるか」が評価の中心になる点です。 

筆記試験よりも、志望理由書・小論文・面接・プレゼンテーションなどが重視されます。 

つまり、点数を取る勉強よりも、「自分の考えを言葉にする力」が試される入試です。


一般的な選考の流れは次の通りです。


  1. エントリー・事前相談

  2. 書類提出(志望理由書・活動報告書など)

  3. 小論文・面接・プレゼンテーション

  4. 合否発表


この中で最も重視されるのが志望理由書。 

大学の理念や学部の特徴を理解した上で、「なぜその大学で学びたいのか」「将来どんな分野で貢献したいのか」を明確に語ることが求められます。


小論文や面接では、表現力・論理性・人柄が問われます。 

「与えられたテーマに対して自分の意見を持ち、根拠を示しながら話せるか」が評価の鍵です。 


たとえば、ニュース記事や社会課題を題材に「自分ならどう考えるか」を説明する形式が多く見られます。


ただし、総合型選抜で多い失敗は次のようなものです。


① 志望理由書が抽象的で、「なぜその大学か」が伝わらない。 

② 面接で想定質問に対応できず、緊張して言葉が詰まる。 

③ 小論文で意見がずれてしまい、論理的な一貫性を欠く。


これを防ぐには、自己分析・志望校研究・表現練習の3点を早期に始めることが重要です。 


特に、他人に読んでもらいフィードバックを受けることで、自分では気づけない弱点を改善できます。


3.2 学校推薦型選抜の選考方法と「学校推薦型選抜ならでは」の流れ

学校推薦型選抜は、総合型と比べて「学校生活の実績」が重視されます。 

主な評価材料は「調査書」「推薦書」「面接」「小論文」などです。 


大学によっては学科試験を課すこともありますが、総合型よりも“普段の努力”の積み上げが結果に反映されやすいのが特徴です。


流れとしては次のようになります。


  1. 高校内で推薦希望者を選出(評定平均や活動内容を考慮)

  2. 学校長の推薦書を作成

  3. 出願(大学へ書類提出)

  4. 面接・小論文などの選考

  5. 合否発表


学校推薦型選抜では、特に「高校内の推薦枠争い」が重要なステップになります。 


学校全体で推薦できる人数が限られているため、普段の成績や生活態度が直接影響します。

授業中の姿勢、提出物の期限遵守、部活動での取り組みなど、日常の小さな行動が大きく評価されるのです。


よくある失敗例としては、


① 推薦枠に入れると思っていたのに、内申点が足りなかった。 

② 推薦が決まった後、安心して準備を怠ってしまった。 

③ 面接練習を軽視し、緊張して思うように話せなかった。


これを防ぐためには、学校推薦型選抜も「学力+人間性の両立」で準備する意識が必要です。


たとえば、日常的に先生との信頼関係を築いておくことで、推薦書の内容にも深みが出ます。 


また、総合型選抜と同じく、面接・小論文対策を早めに始めると安心です。


3.3 日常の高校生活で準備できる具体的な活動と、その違い

ここで注目したいのは、「どんな日常の行動が評価につながるか」です。 

総合型選抜と学校推薦型選抜では、日々の取り組みの意味合いが異なります。


■総合型選抜で評価されやすい活動


  • 探究活動(研究テーマを設定し、発表やレポートを行う)

  • ボランティア・地域貢献活動

  • 英語資格や外部検定への挑戦

  • 自主制作・学外での発表・コンテスト参加


これらは、「自ら行動し、自分の意思で学びを広げている」点が評価されます。 

総合型選抜では、主体性と探究心が最も重視されるからです。


■学校推薦型選抜で評価されやすい活動


  • 定期テスト・授業への真剣な取り組み

  • 部活動・生徒会での継続的な活動

  • 学校行事でのリーダーシップや貢献

  • 日々の授業態度・協調性


こちらは、「学校というコミュニティの中での信頼や努力」が見られます。 

つまり、周囲との協調性・責任感・継続性が評価軸になります。


たとえば、毎日の授業で積極的に発言し、レポート提出を欠かさないこと。 

あるいは部活での地道な練習、文化祭での企画運営。 

これらの積み重ねが、推薦書や面接で「信頼できる人物」として評価される要素になるのです。


失敗例を挙げると、


① 総合型選抜志望者が、活動をただ羅列してしまい、内容の深掘りが足りなかった。 

② 学校推薦型選抜志望者が、内申点を軽く考え、定期試験の結果に波があった。 

③ 両方の準備を曖昧にして、結果的にどちらも不十分になってしまった。


このようなケースを避けるためには、高校生活の早い段階で目標方式を決め、行動を明確化することが大切です。


 「総合型を狙うなら行動力」「推薦型を狙うなら信頼と実績」

——この意識を持つだけで、日々の過ごし方が変わります。


どんな入試方式であっても、“普段の積み重ね”が一番の対策です。


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▶︎4. スケジュール・併願戦略で考える総合型選抜と学校推薦型選抜の違い


4.1 出願から合格発表までの期間に見る違い

まず確認しておきたいのが、出願から合格発表までのスケジュールの違いです。 

総合型選抜は「早期スタート型」、学校推薦型選抜は「秋冬中心型」と言えます。


一般的な流れを比較すると次のようになります。

項目

総合型選抜

学校推薦型選抜

エントリー開始

6〜8月

9〜10月

出願期間

9〜10月

10〜11月

面接・小論文など選考

9〜11月

11〜12月

合格発表

10〜12月

12月前後

入学手続き

12月〜翌年1月

12月中旬〜1月

このように、総合型選抜は夏休み明けにはすでに出願が始まるケースが多く、準備のスピード感が重要です。 


一方の学校推薦型選抜は秋以降に実施されるため、少し時間的余裕があります。

ただし、「余裕がある」と油断してはいけません。 

推薦型でも出願準備(評定管理・推薦枠決定・書類作成)は夏前から動き始めます。 


どちらの方式でも、高3の春から準備している受験生が合格に近づきます。


日常生活の中では、次のような流れで準備を進めるのがおすすめです。


  • 高2の冬:入試方式を決定(総合型or推薦型)

  • 高3の春:志望理由書・自己分析をスタート

  • 夏休み:書類完成+面接練習開始

  • 秋:本番に向けた最終調整


「夏休みはまだ先」と思っているうちに、総合型のエントリーは始まっています。 

スケジュールを把握しておくことが、最大の対策になります。


4.2 「併願可能か/専願か」の観点から見た違いと戦略

次に知っておきたいのが、「併願の可否」の違いです。 

これが総合型選抜と学校推薦型選抜を分ける、最も戦略的なポイントです。


総合型選抜は、多くの大学で併願が可能です。 

複数校にチャレンジしながら、早期に合格を確保できるのが大きな魅力。 

そのため、第一志望のチャレンジ校を総合型で受け、第二・第三志望を推薦型または一般入試で狙うという戦略が立てられます。


一方、学校推薦型選抜は大学によって専願(合格したら入学を確約)が条件になる場合があります。 

専願型を選ぶと、他大学への出願が制限されることもあるため、慎重な判断が必要です。


たとえば、次のような戦略を立てると効果的です。


  • 第一志望:総合型選抜で早期挑戦

  • 第二志望:学校推薦型選抜で確実に狙う

  • 第三志望:一般入試で最終チャレンジ


このように「リスク分散」と「早期合格確保」を両立できるのが理想です。


よくある失敗例としては、


① 総合型で合格したが、他校の推薦を受けられない条件を見落としていた。 

② 専願型に出願してから「やっぱり別の大学に行きたい」と迷ってしまった。 

③ 各入試のスケジュールが重なり、準備が中途半端になった。


これを防ぐには、「出願条件」「併願可否」「合格後の拘束期間」の3点を必ず確認しておくことが重要です。 

自分の受験カレンダーを作って整理しておくと、重複やミスを防げます。


4.3 高校生活のどの時期から準備を始めるべきか、具体的な日常シーンで考える

ここで一番気になるのが、「いつから準備を始めるのがベストか」という点ですよね。 

実際、多くの受験生がこのタイミングを誤ってしまいます。


結論から言うと、総合型選抜は高2の夏、学校推薦型選抜は高2の冬には動き始めるのが理想です。


総合型選抜では、自己分析・志望理由書・英語資格の準備に時間がかかります。 

特に志望理由書は何度も書き直すことになるため、半年以上の余裕を見ておく必要があります。


一方、学校推薦型選抜は評定平均が重要なので、高1からの成績管理がスタート地点です。 

たとえば、「1学期の定期テストであと1点上げておけば推薦条件を満たせた」というケースも珍しくありません。


忙しい高校生活の中で、次のような行動習慣をつくるとスムーズです。


  • 放課後の30分を「自己PRノート」に使う(総合型向け)

  • 定期テスト前に1日1教科だけ復習する(推薦型向け)

  • 文化祭や部活の経験を簡単にメモしておく(どちらにも有効)


こうした積み重ねが、出願直前の慌てを防ぎます。 


毎日少しずつ準備しておけば、書類作成や面接練習の際に「何を話せばいいか」が自然と見えてきます。


よくある失敗例を3つ挙げると、


① 3年生の夏に焦って自己分析を始め、内容が浅くなった。 

② 成績が安定せず、推薦条件に届かなくなった。 

③ 併願スケジュールを管理せず、出願締切を逃した。


これらを防ぐためには、早めに自分の受験地図を描くことです。 

「夏までに書類完成」「秋までに面接練習」「冬は一般対策」というように、明確な工程を立てておくと、後悔なく動けます。


総合型選抜も学校推薦型選抜も、最終的には「準備の早さ」が勝敗を分けます。

早く動く人ほど、合格のチャンスを先取りできる入試方式です。


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▶︎5. 合格を左右する総合型選抜と学校推薦型選抜の違い ― 成功・失敗の典型と対策


5.1 よくある失敗例①:出願資格を満たしていないケースとその解決策

最も多い失敗のひとつが、「出願条件を正しく理解していなかった」というケースです。 

特に学校推薦型選抜では、評定平均や推薦枠に関する条件を見落としやすく、出願そのものができなくなることがあります。


たとえば、評定平均が4.0必要な大学に対して3.9だった場合、たった0.1の差でも出願不可になることがあります。 

この差は、1年次のテスト1回分で簡単に決まってしまうほどのもの。 

そのため、高1からの積み重ねが結果に直結するのです。


また、総合型選抜では「英語資格スコア」「活動実績」「提出書類の形式」などに条件がついていることがあります。 

英検やTOEICなどのスコアを持っていない場合、そもそも出願できない大学もあるため注意が必要です。


これを防ぐための具体的な対策は次の3つです。


  1. 志望校の募集要項を早めに確認する(高2の春まで)

  2. 評定や資格条件をエクセルなどで一覧化し、常にチェックする

  3. 不足している条件を補う行動を早めに始める(資格試験や課外活動など)


出願資格は「入試のスタートライン」。 

どんなに面接対策を頑張っても、条件を満たしていなければ受けることさえできません。 


合格を左右する最初のポイントは、出願資格を満たしているかどうかです。


5.2 よくある失敗例②:選考内容(小論文・面接等)を甘く見ていたケースとその解決策

次に多いのが、「面接や小論文を軽視してしまった」という失敗です。 

特に総合型選抜では、学力よりも人間性や思考力が重視されます。 

そのため、対策を怠ると本番で思うように話せず、評価を下げてしまうことがあります。


よくある失敗例を挙げると、


① 志望理由書を暗記して話そうとして不自然な印象を与えた。 

② 小論文で与えられたテーマと関係のない話を展開してしまった。 

③ 面接官の質問に対し、具体的な根拠を持って答えられなかった。


これらの原因は、「準備不足」と「練習不足」です。 

面接や小論文は一度や二度の練習では上達しません。 毎週少しずつ練習を積み重ねることで、自分の言葉で伝える力が磨かれていきます。


効果的な対策としては次のような方法があります。


  • 志望理由書の内容を軸に、面接想定質問を20問以上準備する

  • 小論文は週1回練習し、第三者に添削を依頼する

  • 自分の発言を録音して聞き直し、話し方を改善する


特に、面接練習では「答えを丸暗記する」のではなく、「自分の考えを柔軟に言える状態」にしておくことが大切です。 大学側は「受験生本人の思考」を見ています。


本番で堂々と話すためには、練習量が自信に変わるまで繰り返すこと。 これが、選考突破の決め手です。


5.3 よくある失敗例③:併願戦略・準備期間が遅れたケースとその解決策

もう一つ多いのが、「準備の遅れや併願スケジュールの混乱」です。 

特に総合型選抜は出願時期が早いため、他の入試方式とのバランスを取るのが難しい点があります。


よくある失敗例は次の通りです。


① 総合型の準備に集中しすぎて、一般入試の勉強が疎かになった。 

② 推薦型の推薦枠選考と総合型の面接が重なってしまった。 

③ 出願書類の締切を勘違いし、提出が遅れた。


こうしたトラブルを防ぐためには、受験カレンダーを作って全体を見渡すことが重要です。 

出願時期・試験日・結果発表・併願可否などを1枚にまとめておくことで、重複や見落としを防げます。


また、準備期間の目安は次の通りです。


  • 総合型選抜:最低でも出願の3〜4か月前から対策開始

  • 学校推薦型選抜:高2の冬には推薦枠に入れるよう、評定を意識

  • 併願戦略:志望校を3段階(チャレンジ・適正・安全)に分けて整理


これを守るだけで、焦らず効率的に準備が進められます。


受験は計画性が9割。早く動いた人ほど、余裕を持って合格をつかみます。


5.4 成功例に共通するポイント:総合型選抜・学校推薦型選抜それぞれで勝ち抜くために

ここまで見てきた失敗例とは反対に、合格者には明確な共通点があります。 

成功する受験生ほど、「自分の軸を早く決め、徹底的に準備している」という点です。


総合型選抜で合格した人の特徴は、


  • 自己分析を深く掘り下げ、自分の将来像を明確にしている

  • 面接・小論文の練習を重ね、自分の言葉で話せる

  • 志望校の理念やカリキュラムを理解している


一方、学校推薦型選抜で合格した人の特徴は、


  • 高1から評定を意識し、安定した成績を維持している

  • 先生や周囲との信頼関係を築いている

  • 面接で「学校生活の中でどう努力したか」を具体的に語れる


さらに共通して言えるのは、“自分のストーリー”を持っていること。 

どのような経験からその大学を志望したのか、どんな学びを通して社会に貢献したいのか。

これを言葉にできる人は、必ず面接官の印象に残ります。


また、合格者の多くは「勉強だけでなく、心の準備も整っている」という傾向があります。 

たとえば、毎日のスケジュールをきちんと管理し、生活リズムを整えることで、試験当日に落ち着いて臨めるのです。


総合型選抜・学校推薦型選抜で合格する人は、“早く動き、深く考え、最後まで諦めない人”。 

この姿勢こそが、合格を決定づける最大の要因です。


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▶︎6. EQAOの総合型選抜対策 ― 学校推薦型選抜との違いを理解した戦略的指導


6.1 EQAOのサービス概要と、総合型選抜に特化している理由

EQAOは、総合型選抜入試に特化した大学受験指導を行う教育機関です。 


上智大学をはじめとする難関私立大学の合格実績に強みがあり、書類作成から面接対策までを一貫してサポートします。


総合型選抜は、自己分析力・表現力・論理的思考などが問われるため、個別性の高い指導が欠かせません。


EQAOでは、大学生講師と社会人講師がチームを組み、生徒一人ひとりの強みを最大限に引き出す「フルオーダーメイド型カリキュラム」を採用しています。


6.2 EQAOが提供するプログラム(自己分析・志望校選定・出願書類対策・面接/グループディスカッション対策など)

EQAOの総合型選抜対策は、入試の全工程をカバーしています。


  • 自己分析・志望校選定 自分の強みや将来像を言語化し、最適な大学を選定。

  • 出願書類サポート 志望理由書・自己推薦書・レポートの添削を丁寧に実施。

  • 面接・GD対策 論理的思考と発信力を鍛え、当日の表現力を強化。

  • 課外活動・資格支援 英検・TEAPなどの取得をサポートし、出願条件を満たす支援も行う。

「合格を取るために必要な全てを、一人ではなくチームで準備できる」のがEQAOの強みです。


6.3 学校推薦型選抜との違いを踏まえた個別指導体制

EQAOでは、学校推薦型選抜との違いを明確に理解したうえで、指導方針を立てています。 


学校推薦型選抜が「高校での実績」を重視するのに対し、総合型選抜では「個人の将来像・社会的視点」を中心に評価されます。


そのため、EQAOの指導は「自分の言葉で語れる力」を徹底的に育てます。 

単なる面接練習ではなく、「なぜその大学か」「入学後にどう成長したいか」を論理的に表現できるまで伴走します。


一人ひとりの個性を大学が求める人物像に結びつけること。 

それがEQAOの指導の核です。


6.4 「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の違いを理解してEQAOを最大限に活用する方法

総合型選抜と学校推薦型選抜の違いを理解したうえで、自分に合った戦略を立てることが、合格への最短ルートです。


EQAOでは、早期のカウンセリングを通して「どちらの方式で合格を狙うか」を明確にし、受験スケジュールの設計から伴走します。


総合型選抜で成功するには、「早く」「深く」「正しく」準備することが大切です。 


EQAOは、その3つを支える専門チームとして、あなたの合格までの道を導きます。


自分らしい受験を実現するなら、EQAOの総合型選抜指導が最も効果的です。


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