上智大学公募推薦の自己推薦書の書き方とコツ|合格をつかむ完全ガイド
- 株式会社EQAO教育グループ

- 10月25日
- 読了時間: 23分

▶︎1. 上智大学の公募推薦における自己推薦書とは

1.1 公募推薦の目的と評価基準
上智大学の公募推薦入試は、「知識や点数だけでは測れない人間的な魅力を評価する入試方式」です。学力試験だけでなく、書類審査・面接・学科試問などを通じて、多面的に受験生の資質を見ています。
この中でも自己推薦書は、あなた自身を言葉で表現できる唯一の書類として非常に重視されます。
学校の成績表や課外活動の記録だけでは伝わらない、「どんな思いで学んできたのか」「将来どんな人になりたいのか」といった内面の姿勢を評価するための資料です。
上智大学の公募推薦では、以下の3点が主な評価軸になります。
学力の基礎がしっかりしていること
学業以外の活動においても主体的に取り組む姿勢があること
大学の理念と一致する価値観や考え方を持っていること
とくに上智大学はカトリック精神を基盤とし、「他者のために、他者とともに」という理念を大切にしています。
そのため、自己推薦書の中でも「他者との関わり」「社会への貢献意識」をどのように示すかが合否に影響します。
たとえば、ボランティアや部活動の経験を書く場合でも、「何を達成したか」より「どう考え、どんな行動を取ったか」を重視される傾向があります。
単なる実績の羅列ではなく、経験を通してどんな価値観を育てたのかを明確にすることが鍵になります。
多くの受験生がここでつまずくのは、「活動内容を説明すること」に終始してしまうことです。
大切なのは、大学の理念と自分の考え方の共通点を見つけて、自然な形でつなげることです。
「私は人の役に立ちたい」という抽象的な表現ではなく、「困っている人の声を聞き、自分にできる行動を考えて実践した」といった具体的な姿勢を伝えることで、説得力が一気に増します。
つまり、自己推薦書は“過去の実績”ではなく、“自分の中にある価値観の証明書”です。
1.2 自己推薦書が重視される理由
なぜ上智大学は、自己推薦書をこれほど重視するのでしょうか。理由は、この大学が求める学生像にあります。
上智大学が育てたいのは、「知識だけでなく、社会の中で他者と協働しながら行動できる人」。
つまり、主体性・協調性・探究心を兼ね備えた人物です。これらはテストの点数では測れません。だからこそ、書類や面接で人間的な部分を見極める必要があるのです。
自己推薦書では、「自分の過去の経験」と「上智大学での学び」をどのように結びつけられるかが問われます。
たとえば、社会課題への関心を持ってきた受験生なら、「上智大学の国際的なカリキュラムでその問題にアプローチしたい」と具体的に書くと良いでしょう。一方で、「周囲の人との関わりから学んだこと」を中心に書く場合は、「他者とともに学ぶ環境で自分を成長させたい」というつなげ方も効果的です。
よくある失敗は、大学の理念を形だけ引用して終わること。
たとえば「上智大学の“他者のために、他者とともに”という理念に共感しました」と書いても、それがあなたの体験と結びついていなければ伝わりません。
理念を引用するなら、自分の行動でその精神をどう体現してきたかまで踏み込むことが大切です。
また、上智大学の自己推薦書はA4用紙1枚以内という限られたスペースです。
そのため、情報を詰め込みすぎず、1つのエピソードを軸にして深く掘り下げる構成が望ましいです。量よりも質、実績よりも「考え抜かれたストーリー」が評価されます。
上智大学の公募推薦における自己推薦書は、あなたの“考える力”と“共感する力”を示す最重要書類です。
その一枚で、あなたがどんな価値観を持ち、どんな未来を描こうとしているのかが伝わります。
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▶︎2. 自己推薦書の基本ルールと書き方のポイント

2.1 提出形式・文字数・書式の決まりごと
上智大学の自己推薦書には、大学が定めた明確な書式ルールがあります。
これを守らないと減点や失格の対象となることもあるため、まずは形式面からしっかり押さえましょう。
主な基本ルールは次のとおりです。
所定用紙の使用必須: 大学公式サイトで配布されている所定のPDFまたはWord形式を使います。
サイズ: A4サイズ、1枚以内。
文字数の目安: 約1500字前後が適切とされています。
入力方法: 手書き・PCどちらも可。ただし読みやすさの観点から、PC入力(Word形式)での作成が推奨されます。
フォントサイズ: 初期設定の10.5ptを基準に、内容を収めるために9.0〜9.5ptに調整しても問題ありません。
提出言語: 基本的には日本語で記述。ただし、国際教養学部を志望する場合は英語で作成する必要があります。
見落としがちなポイントとして、フォントサイズの調整があります。
「文字を小さくすると印象が悪くなるのでは?」と思う受験生も多いですが、上智大学は内容を重視する姿勢を明確に示しています。
したがって、可読性を保てる範囲でのサイズ調整はまったく問題ありません。
また、体裁面での失敗としてよくあるのが次の3点です。
① 段落の区切りがない
② 読点(、)が多く読みにくい
③ 空白のバランスが悪い
これらを防ぐには、次の工夫が効果的です。
段落ごとに1行空ける
1文は長くても40文字以内に収める
「〜だと思う」「〜を通じて学んだ」など、主語と述語を明確に
こうした小さな配慮が読みやすさを左右します。
審査員は何百枚もの自己推薦書を読むため、見やすさそのものが印象を左右する要素になります。
2.2 記述のルールと言語の使い分け
形式を整えたら、次は文体と内容のトーンを統一することが大切です。
上智大学では、「です・ます調」ではなく、「である調」で記述することが推奨されています。
この理由は、自己推薦書が“自分を客観的に推薦する公式文書”だからです。
たとえば次のように書き換えるだけで印象が変わります。
悪い例:「私は人の役に立ちたいと思っています。」
良い例:「私は他者の役に立つ行動を実践してきた。」
「思います」や「考えています」といった曖昧な語尾を避け、断定的に言い切ることで、意志の強さと明確な信念を伝えられます。
また、文の構成にも注意が必要です。上智大学の自己推薦書は、論理性と一貫性が求められます。
そのため、以下の流れで構成すると書きやすくなります。
結論(志望理由):なぜ上智大学を志望するのか
根拠(経験):その理由を裏づける体験や学び
将来像(展望):入学後にどう学び、どんな人になりたいか
この3段構成を守るだけで、自然と流れのある文章になります。
書き方で注意したい失敗例は次の3つです。
① 自分の経験をただ並べてしまう
② 一貫性がなく、結論が見えない
③ 上智大学との関係が希薄
これらを避けるには、「大学と自分の接点」を明確に示すことが大事です。
たとえば、ボランティア活動を取り上げる場合でも、「地域の高齢者支援を通じて“他者とともに生きる”という考え方を学んだ」など、大学理念に通じる表現を意識しましょう。
自己推薦書は、自分の物語を大学の価値観と重ね合わせて描く文書です。
形式的な正しさだけでなく、伝わり方を意識して仕上げることで、書類全体の完成度が大きく上がります。
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▶︎3. 上智大学の公募推薦で評価される自己推薦書の内容構成

3.1 志望動機と大学理念のつなげ方
自己推薦書の冒頭で最も重視されるのが、志望動機の明確さです。
上智大学では、単に「学びたい」「憧れている」といった抽象的な表現では評価されません。
大学の理念や教育方針と、自分の経験や価値観をどう結びつけるかが問われます。
上智大学の教育理念の核にあるのは、「他者のために、他者とともに」という言葉です。
この理念を自分の体験と重ねることで、志望動機に説得力が生まれます。
たとえば次のような流れが効果的です。
過去の経験(例:誰かを支える活動、課題解決への挑戦)
そこで得た気づき(例:人の役に立つことの喜び、協働の大切さ)
上智大学の理念との共鳴(例:「他者のために、他者とともに」の精神に共感)
学びたい分野・理由
この順序で書くと、感情だけでなく論理的な一貫性も伝わります。
また、志望動機でよくある失敗は次の3つです。
① 大学の特色をほとんど調べずに書いてしまう
② 理念を引用するだけで自分の言葉がない
③ 他大学でも通用する内容になっている
こうした失敗を防ぐには、「上智大学でしかできない学び」を具体的に書くことが大切です。
たとえば、「グローバルキャンパスで異文化理解を深めたい」「カトリックの精神に基づく教育を通して社会課題に向き合いたい」など、大学独自の特徴を自分の将来像と結びつけて表現しましょう。
志望動機は、大学との“マッチング度”を伝える最重要パートです。
ここでどれだけ上智大学の理念を自分の言葉で語れるかが、書類全体の印象を決めます。
3.2 学力や能力を伝える書き方
自己推薦書の次に重要なのは、学力や能力をどのように見せるかです。
ただ成績を並べるだけでは、上智大学が求める「思考力・表現力・主体性」は伝わりません。
求められているのは、知識をどう活用し、どんな姿勢で学びに向き合ってきたかです。
効果的なアピール方法としては、次の3つがあります。
① 学びのプロセスを具体的に書く
② 問題解決のために工夫した点を示す
③ 成績よりも「学びの姿勢」を強調する
たとえば、「苦手科目を克服するために独自のノートを作成し、授業内容を整理した」など、努力の過程を具体的に描くと印象的です。
また、英語資格(英検、TEAPなど)の取得も評価対象になりますが、「取得までにどんな工夫をしたか」「その経験でどんな力を得たか」まで触れるとより深みが出ます。
上智大学の自己推薦書では、数値よりも「学びに向かう姿勢」「問題解決力」「継続力」が見られます。
つまり、点数よりプロセス、結果より成長の過程が重視されるということです。
3.3 活動実績・特技・社会貢献のアピール方法
自己推薦書で差をつけるポイントが、課外活動や特技、社会貢献活動の書き方です。
上智大学は、他者と協働し社会に貢献する姿勢を大切にしているため、どの活動を取り上げるか、どのように書くかで印象が大きく変わります。
活動をアピールする際は、次の3ステップを意識しましょう。
活動内容:どんな取り組みをしたのか
行動の理由:なぜその活動を選んだのか
学びと変化:その経験から何を得て、どのように成長したのか
たとえば、文化祭やボランティア、委員会活動、部活動など、どんな活動でも構いません。重要なのは結果ではなく、「他者のためにどう動いたか」を伝えることです。
上智大学では、この“行動の背景にある価値観”が最も評価されます。
失敗しやすいパターンは次の3つです。
① 実績を箇条書きにしてしまう
② 「頑張った」「努力した」で終わる
③ 他者との関わりが見えない
このような書き方では、あなたの人柄や考え方が伝わりません。
「困っている仲間を支えるために自分が何をしたか」「グループ活動での役割をどう果たしたか」など、具体的な場面を描くと、読み手の印象に残ります。
活動実績は“何をしたか”ではなく、“どう考え、どう動いたか”を見せる場です。
それが上智大学の理念と重なったとき、あなたの文章は一気に力を持ちます。
3.4 入学後の目標や学びの方向性
最後に、自己推薦書の締めくくりとして求められるのが入学後の学習計画と将来の展望です。
ここでは、「なぜ上智大学でなければならないのか」を明確にすることが重要です。
ポイントは次の3つです。
① 学びたい分野を具体的に述べる
② その分野が将来の目標とどうつながるかを示す
③ 上智大学の教育環境やカリキュラムを踏まえて説明する
たとえば、「異文化理解を深めることで、将来は国際協力に携わりたい」「英語教育の研究を通じて、教育現場の課題を解決したい」など、大学の特色を生かした学び方を提示すると説得力が増します。
上智大学は「多文化共生」「社会的貢献」「国際理解」などを重視する大学です。
したがって、入学後の目標もこれらのテーマと関連づけて書くと一貫性のある内容になります。
また、「将来の夢」を語る際に注意したいのは、理想を高く掲げすぎないこと。 大切なのは、「自分の身近な行動から社会につながる意識」を持っているかです。
たとえば、「身近な地域での支援活動を通じて、社会貢献の第一歩を踏み出したい」といった表現は、誠実で現実的な印象を与えます。
自己推薦書の内容構成は、“自分の軸”と“大学の理念”をどれだけ重ね合わせられるかで決まります。
表面的な実績ではなく、考え方や行動の一貫性を伝えることで、評価の高い一枚に仕上がります。
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▶︎4. 自己推薦書で差がつく!よくある失敗と成功のコツ
4.1 ありがちな3つの失敗とその対策
自己推薦書の内容が同じように見えてしまう最大の理由は、多くの受験生が同じ失敗パターンに陥るからです。
上智大学の公募推薦では、「読み手に印象を残せる一枚」にすることが合否の分かれ目です。
以下の3つの失敗例と、その具体的な対策を押さえておきましょう。
① 実績の羅列で終わってしまう
「部活でキャプテンを務めました」「英検準1級を取得しました」など、成果を書くだけでは伝わりません。
上智大学は「過程」や「考え方」を重視するため、なぜそれを頑張れたのか、そこから何を学んだのかを明確にしましょう。
たとえば「キャプテンとしてメンバーの意見を聞き、チームの方向性をまとめる難しさを学んだ」といった書き方なら、思考力と成長が伝わります。
② 理念や志望理由が抽象的すぎる
「他者のために行動したい」「社会に貢献したい」といった表現は魅力的に聞こえますが、それだけでは大学とのマッチングが見えません。
対策としては、「どんな場面で」「どのように」他者のために行動したかを明確に書くことです。
具体的なエピソードを通じて理念を体現できれば、書類の説得力が一気に増します。
③ 結論があいまいで、主張が伝わらない
文章全体に一貫性がないと、印象が薄くなります。 「なぜ上智大学なのか」「将来どんな人になりたいのか」という軸を最初に決めてから書くのが効果的です。
ひとつのエピソードを掘り下げ、自分の考えの変化を中心に描くことで、最後まで筋の通った内容になります。
これら3つを意識するだけで、文章の完成度は大きく変わります。
自己推薦書は“どれだけ深く自分を言葉で掘り下げられるか”で勝負が決まります。
4.2 読み手に響くストーリーの作り方
自己推薦書を読んだ審査員が「この受験生に会ってみたい」と感じるかどうかは、ストーリー構成で決まります。文章の流れが自然で、読み手の感情に訴えかけるような構成を目指しましょう。
上智大学の自己推薦書では、次の3段階ストーリーが最も効果的です。
きっかけ:価値観を形成した出来事を示す
行動:その経験をもとに、どんな考え・行動を取ったのか
成長:そこからどんな変化や学びが生まれたのか
たとえば、「留学を通じて文化の違いに気づいた」では終わらせず、 「文化の違いを受け入れられず悩んだが、対話を通じて互いを理解する姿勢を学んだ」など、心の変化を描くと深みが出ます。
大切なのは、“行動の裏にある感情”を言語化することです。
また、文章を締めくくるときは、必ず上智大学とのつながりを再確認します。「この学びを深めるには上智大学のカリキュラムが最適だ」といった形で締めると、自然な流れのまま大学との一致が伝わります。
もう一つ大事なのは、文章のテンポです。長文になりすぎると伝わりにくくなるため、1文あたり30文字前後で区切り、接続詞を減らすとスッキリ読めます。
「〜し、〜して、〜だから」ではなく、「〜した。その結果〜がわかった」という短文の連続が効果的です。
ストーリーが整理されていると、内容が深くても読みやすい印象を与えられます。
上智大学の審査員が求めているのは“論理的で感情の伝わる文章”です。
それを意識して書けば、短い文章でも印象に残る一枚になります。
4.3 「他者のために、他者とともに」をどう表現するか
上智大学の公募推薦で最も重要なテーマが、大学の理念でもある「他者のために、他者とともに」です。この精神をどう表現するかによって、自己推薦書の完成度が大きく変わります。
この理念を単なるスローガンとして書いてしまう受験生が多いですが、重要なのは“自分の体験を通してこの精神をどう体現してきたか”です。
次の3つのアプローチで考えると書きやすくなります。
他者のために行動した経験を具体的に描く 例:部活で出場できなかった仲間を支えた、地域活動で子どもをサポートした
協働の中で感じた難しさと成長を書く 例:意見が合わず衝突したが、対話を通じて理解し合えた
その経験を将来の目標とつなげる 例:「互いの違いを認め合う社会を作りたい」といった未来の展望へとつなげる
この3つを意識することで、理念が“あなた自身の物語”として生きてきます。
また、上智大学の特徴は、理念がすべての学部・学科に共通していること。
つまり、どの学部を志望しても、この精神と自分の行動を結びつけて書くことができます。
たとえば理工系でも、「他者の役に立つ技術を開発したい」といった方向性であれば十分に理念とマッチします。
ここで注意したいのが、「他者のために頑張った」という自己犠牲的なトーンにしないこと。
大切なのは、“相手と協働しながら自分も成長した”という視点です。
上智大学は「他者のために行動する力」だけでなく、「他者とともに学び、変わる力」も重視しています。
つまり、この理念は“支援する側とされる側の関係”ではなく、“共に生き、共に学ぶ姿勢”を示すものです。
このように、自己推薦書で差がつくのは文章力ではなく、自分の考え方をどれだけ大学の価値観と重ね合わせられるかです。
失敗を避け、読み手に共感を与える構成を意識すれば、書類審査の段階で大きくリードできます。
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▶︎5. 上智大学公募推薦の自己推薦書で合格をつかむ総合戦略
5.1 小論文・学科試問とのバランスの取り方
上智大学の公募推薦入試では、自己推薦書だけでなく小論文(または学科試問)も重要な評価要素です。しかし、多くの受験生が「どちらに力を入れればいいのか」で迷います。
結論から言えば、自己推薦書と小論文は“連動している”ことが理想です。
小論文では「思考力」や「表現力」が問われ、自己推薦書では「価値観」や「人間性」が見られます。
つまり、自分の考え方の軸が一貫しているかが評価のポイントになります。
たとえば、自己推薦書で「多文化共生への関心」を語ったなら、小論文でもそのテーマに近い内容が来たときに、自分の言葉で深く書けるよう準備しておくべきです。
反対に、推薦書では社会貢献を強調したのに、小論文では他者視点が欠けていると「一貫性のない受験生」という印象を与えてしまいます。
両者をつなぐための対策としては次の3つが有効です。
自己推薦書を書きながら「小論文で問われそうなテーマ」を整理する
志望学部の過去問題を研究し、自分の主張とズレがないか確認する
書いた文章を第三者に見てもらい、“伝わり方”を客観的にチェックする
このように準備すれば、自己推薦書の内容がそのまま小論文の土台になり、相乗効果で合格力が上がります。
5.2 面接・ディスカッションの準備法
上智大学の公募推薦入試では、書類選考の次に面接・口頭試問・グループディスカッションが行われます。この段階では、自己推薦書の内容がそのまま質問材料になることが多く、書いた内容を自分の言葉で説明できるかが鍵です。
特に多い質問は以下のようなものです。
自己推薦書で書いた活動について、具体的に説明してください。
なぜその経験が自分にとって大切だと思うのですか?
上智大学でどんな学びをしたいですか?
これらは「暗記」ではなく、「自分の考えを整理して言語化できるか」を見ています。
面接練習では、書いた内容を丸暗記するのではなく、キーワードをもとに“自分の言葉”で説明する練習をしましょう。
また、グループディスカッションでは「論理的に話す力」と同時に、「他者の意見を受け止める姿勢」も評価対象です。
単に意見を主張するだけではなく、「〇〇さんの意見に共感します。その上で私は〜と考えます」といった協調性のある発言が求められます。
失敗しやすいのは、次の3つのパターンです。
① 自己推薦書に書いたことをそのまま話してしまう
② 答えを完璧に準備しようとして不自然になる
③ 相手の発言を無視して自己主張だけする
この3点を避けるために、面接と自己推薦書を“対話の延長線上”として捉えることが大切です。つまり、「書いた内容を深めて話す」姿勢を意識することで、自然な表現ができます。
上智大学の面接では、内容よりも“伝え方の誠実さ”が評価される傾向があります。
5.3 出願要件と英語資格の整え方
上智大学の公募推薦では、出願資格として評定平均値や英語資格が求められる場合があります。特に英語力の証明は、多くの学部で出願条件の一部となっています。
主な英語資格は以下の通りです。
英検(実用英語技能検定)
TEAP(上智大学と共同開発された試験)
TOEFL iBT、IELTSなど
これらは「スコアが高いほど良い」わけではなく、基準を満たすことが重要です。
ただし、合格者の多くは基準を上回るスコアを持っており、早めの準備が欠かせません。
また、出願時に必要な書類(調査書・資格証明・推薦書など)の準備にも時間がかかります。
よくある失敗例としては、
①英語資格の有効期限切れ
②推薦書の準備遅れ
③調査書の内容確認不足
などがあります。
この3つを防ぐために、少なくとも出願の2か月前にはすべての書類をそろえる計画を立てることが大事です。
特に英語資格試験は日程が限られているため、複数回受験のスケジュールを組んでおくと安心です。
上智大学は英語教育に力を入れており、「英語で学ぶ力」を重視しています。そのため、英語資格を取得する過程そのものが、自己推薦書の中でアピールできる経験にもなります。
「試験のためではなく、大学で学ぶ準備として努力した」という姿勢を示せば、評価につながります。
5.4 EQAOの指導が支持される理由
上智大学の公募推薦入試は、自己推薦書・小論文・面接のすべてで高度な準備が求められます。
こうした入試に強いのが、総合型選抜・公募推薦専門塾のEQAOです。
EQAOでは、上智大学をはじめとする難関私立大学の推薦入試対策に特化し、次のような体系的サポートを行っています。
自己分析サポート: 自分の強み・価値観・将来像を言語化する
出願書類の個別指導: 志望理由書・自己推薦書の構成、表現を徹底添削
小論文・面接対策: 本番同様の模擬試験とフィードバックを実施
英語資格対策: 英検・TEAPの指導、学習計画の設計
ハイブリッド授業: オンライン・対面を自由に選べる指導環境
特に注目されているのが、「学生講師×社会人講師」の二層体制です。
現役上智大学生の講師が、自身の経験をもとにリアルな合格戦略を伝え、社会人講師が内容の精度を監修することで、最短距離で合格へ導きます。
さらに、EQAOの書類指導では「大学理念との整合性」を徹底的にチェックします。
単なる文章の添削ではなく、“あなたの考えと上智大学の価値観をつなぐ設計”を一緒に作る点が他の塾との大きな違いです。
その結果、過去には上智大学を含む難関私大への合格率が94.55%という高い実績を誇っています。受験生一人ひとりの想いを引き出し、「他者のために、他者とともに」という理念に即した自己推薦書を完成させる指導力が、多くの支持を集めている理由です。
さらに詳しく知りたい方は、こちらの動画で塾長が“合否を分ける自己推薦書のポイント”を解説しています。
【上智大学】自己推薦書はここまで見られる!総合型選抜対策塾EQAOの塾長が合否を分けるポイントを解説!
上智大学公募推薦の自己推薦書で合格をつかむためには、「戦略」「準備」「添削」の3つをバランスよく行うことが重要です。
そのすべてを網羅したEQAOの指導は、受験生にとって最短ルートとなる支えになります。
▶︎6. まとめ:上智大学の公募推薦で合格をつかむために
6.1 書類と面接を通して伝えるべき本質
ここまで見てきたように、上智大学の公募推薦入試では「知識」よりも人間性と考える力が重視されます。その中心にあるのが自己推薦書です。
上智大学が求めているのは、学力だけでなく「自分の考えを社会にどう生かすか」を明確に持つ学生。つまり、“他者のために、他者とともに”という理念を自分の言葉で語れるかどうかが最大の評価軸になります。
そのため、自己推薦書では次の3点を常に意識しましょう。
経験を通して得た価値観を語ること → 何をしたかよりも、なぜそれをしたのかを伝える
上智大学の理念と自分の考えを結びつけること → 単なる共感ではなく、具体的な行動や学びを通して表現する
将来の展望を明確に描くこと → 入学後の学びと将来の夢を一貫してつなげる
面接や小論文との整合性も重要です。自己推薦書で語った内容をもとに質問されることが多いため、書いたことを自分の言葉で深掘りできる状態にしておくことが大切です。
この一貫性が「信頼できる受験生」という印象を生みます。
上智大学の公募推薦で最も評価されるのは、“軸のある受験生”です。
6.2 合格に近づく書き方の最終チェック
自己推薦書を提出する前に、次の5つの最終チェックポイントを見直してみてください。
チェック項目 | 内容 |
① 形式 | 所定の用紙・フォントサイズ・1枚以内になっているか |
② 文体 | 「である調」で統一され、語尾のブレがないか |
③ 一貫性 | 志望動機・経験・将来像がつながっているか |
④ 読みやすさ | 段落や改行のバランスが良く、読み手を疲れさせないか |
⑤ 自分らしさ | 経験や考えが自分の言葉で表現されているか |
この5つが整っていれば、形式・内容の両面で高評価につながります。
また、提出直前におすすめなのが第三者による読み合わせです。
自分では気づかない表現の曖昧さや論理の飛びが、客観的に見るとすぐにわかります。学校の先生や、総合型選抜専門の指導者に一度目を通してもらうと、文章の完成度が格段に上がります。
さらに、最後の仕上げとして「音読」も効果的です。
声に出して読んでみると、不自然な言い回しや重複表現が見つかり、リズムよく伝わる文章に整います。
“読み手が一度で理解できる文章”こそ、合格する自己推薦書の条件です。
6.3 EQAOのサポートで理想の自己推薦書を完成させる
上智大学の公募推薦入試は、自己分析・書類作成・小論文・面接と多面的な準備が必要です。このすべてを一人で完璧にこなすのは難しく、特に自己推薦書の完成度を上げるためには専門的な視点が不可欠です。
EQAOでは、上智大学合格者のデータをもとに、「どのような文章が評価されやすいか」を体系的に分析しています。
そのうえで、受験生一人ひとりの経験を引き出し、大学の理念と自然に重なる自己推薦書を作り上げるサポートを行っています。
EQAOの書類指導が特に優れているのは、単なる添削ではなく「再構築」を行う点です。
文章を直すのではなく、受験生の考え方を整理しながら、ゼロから一緒に内容を磨き上げます。
その結果、上智大学の公募推薦では例年、非常に高い合格率を維持しています。
さらに、自己推薦書の作成だけでなく、小論文・面接・TEAP対策まで一貫してサポートしているため、入試全体の完成度を高められます。
講師陣は上智大学在籍者が多数を占めており、実際の入試傾向をリアルに伝えることができるのも強みです。
上智大学の理念である「他者のために、他者とともに」を自分の言葉で表現するには、丁寧な自己分析と的確な指導が欠かせません。
EQAOは、そのすべてをサポートする総合型選抜のプロフェッショナルです。
上智大学の公募推薦で合格をつかむ最短ルートは、自己推薦書を“戦略的に設計すること”。
EQAOの個別指導なら、その一歩を確実に踏み出せます。
▶︎自己推薦書で差をつけたいなら、EQAOの個別指導へ。
書き方の型を教えるだけでなく、あなたの経験と上智大学の理念をつなげる「伝わる文章構成」を一緒に作り上げます。
志望理由書・小論文・TEAP対策まで一貫指導。
詳細はEQAO公式ホームページでご確認ください。



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