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立命館大学グローバル教養学部のAO選抜入学試験の全対策|出願・エッセイ・英語力まで徹底解説

  • 執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ
    株式会社EQAO教育グループ
  • 6月25日
  • 読了時間: 14分



▶︎1. 立命館大学グローバル教養学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)とは?



1.1 総合型選抜(AO入試)の概要と目的

立命館大学グローバル教養学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)は、学力試験では測れない多面的な資質を評価する入試方式です。


2025年度の同学部AO選抜は「4月入学 総合評価方式」として、10月選考と12月選考の2回に分けて実施されます。この入試では、高校での学業成績、志望理由書(英語エッセイ)、英語外部試験スコアを主な評価材料として用い、書類選考のみによって合否が判定されます。


この方式の目的は、従来の偏差値や得点による評価ではなく、「志望動機」「学習意欲」「将来へのビジョン」といった個々の意欲や将来性に注目し、多様な背景や経験を持つ受験生を受け入れることにあります。自ら課題を見つけ、解決に向けて考え行動できる力を持つ学生を歓迎しています。


1.2 グローバル教養学部の特長とANUとの二重学位制度

グローバル教養学部最大の特色は、オーストラリア国立大学(ANU)とのデュアル・ディグリー・プログラムにあります。


このプログラムでは、立命館大学(日本)とANU(オーストラリア)の2大学で学び、両大学から学士号の取得を目指します。学生は1年次を日本で学んだ後、2・3年次をANUで過ごし、4年次に再び立命館に戻るという履修モデルが基本です。


カリキュラムは全て英語で行われ、専攻分野は「国際関係学」「経済学」「グローバル社会学」など国際的課題に直結する領域に特化。アジア太平洋地域を軸に、グローバルな知識と批判的思考力を育む内容となっています。


この学部では、国内外問わず活躍できる「実践的知性」を養うことが目的であり、学問的探究と社会課題への貢献を結びつける姿勢が求められます。


1.3 アドミッション・ポリシーに基づく評価ポイント

立命館大学グローバル教養学部のAO選抜では、「知識・思考・関心・技能」の4つの観点から学生を総合的に評価します。


具体的には以下のような能力や資質がアドミッション・ポリシーに明記されています。


  • 知識・理解:人文学・社会科学の基礎的知識と英語力

  • 思考・判断:論理的思考、批判的思考、倫理的判断力

  • 関心・意欲・態度:多様性への関心、他者との協働、リーダーシ-+ップ意欲

  • 技能・表現:情報収集・分析力、文章力、議論力(英語含む)


このような多面的な評価により、受験生がどのように自分自身を表現し、社会に対してどう関与しようとしているのかが見られます。したがって、単なる「学歴」ではなく、受験生の“姿勢”や“思考の深さ”が最重要視される試験であることを理解しておく必要があります。



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▶︎2. 出願資格・英語スコア・評定平均の全解説【立命館大学グローバル教養学部のAO選抜入学試験】



2.1 出願に必要な英語外部資格と有効スコア

立命館大学グローバル教養学部のAO選抜入学試験では、英語外部資格のスコアが出願時の必須条件となっています。


2025年度の出願時点で、下記のいずれかのスコアを取得しており、証明書の提出ができることが求められます。


  • TOEFL iBT®テスト:68点以上(Writingセクション18点以上)

  • IELTS(Academic Module):Overall 6.0以上(各スキル5.5以上)

  • Cambridge C1 Advanced:Overall 169以上(各サブスキル162以上)

  • PTE Academic:Overall 57以上(各スキル50以上)


注意すべきは、MyBest®スコアやHome Edition、IELTS Onlineなどは認定されていない点です。また、スコアは出願締切日から遡って2年以内に取得したものである必要があります。

これらの基準は、英語で行われる授業への適応力を測る目的で設けられており、単に「読む・聞く」だけでなく、「書く・話す」の運用力まで求められていることが分かります。


2.2 評定平均や学歴要件、IB特例の詳細

出願資格には、英語資格以外にも評定平均や学歴に関する要件があります。


出願者は、次のいずれかの条件を満たす必要があります(2025年度入試):

  • 高校卒業または2025年3月卒業見込みの者

  • 特別支援学校高等部または高等専門学校3年次修了(見込み含む)

  • 文部科学省の規定により高校卒業と同等の学力があると認められる者


評定平均値に明確な下限は設けられていないものの、他大学と比較して一定の学業成績が評価対象になることは間違いなく、自己推薦書や調査書との整合性を持たせることが重要です。


また、国際バカロレア(IB)を英語で全履修し、資格を取得(または見込み)している場合、英語外部試験のスコア提出は免除されます。ただし、2025年3月末までに資格が取得できない場合は入学許可が取り消されます。


2.3 TOEFLやIELTS取得時期と注意点

英語スコアは取得時期や試験形式に注意しなければ、出願が無効となる場合があります。

スコアはすべて「出願期間の最終日」から遡って2年以内に取得したものでなければなりません。つまり、2025年4月入学のAO選抜では、2023年10月以降の受験スコアが有効とされます。


また、TOEFL iBTは「Test Dateスコア」のみが有効で、MyBest®スコア(複数回の最高点の合算)は無効。IELTSについても「One Skill Retake」や「Online形式」は対象外です。


公式スコアの提出形式も試験によって異なります。一部はオンライン入力で認証コードを提出する方式ですが、スコアレポートのスクリーンショットの添付が必要な場合もあります。各試験の提出形式と有効期限は必ず最新情報を確認し、余裕を持って準備することが重要です。



▶︎3. 志望理由書・Application Essaysの書き方【立命館大学 グローバル教養学部のAO選抜入学試験】



3.1 EQAO式 志望理由書6段構成の完全解説

立命館大学グローバル教養学部の志望理由書は、自己理解と将来像を英語で端的に伝えることが求められます。


Application Essaysは、指定の入力フォームに英語で直接記述する形式で、各200語以内と制限があるため、論理的かつ簡潔にまとめる力が試されます。そこで有効なのが、EQAO式の「6段構成」です。


  1. 導入(結論)  

    「私は○○を学び、将来××として活躍

    したい。そのためにグローバル教養学部を志望します」と最初に結論を明示します。


  2. 関心のきっかけと背景  

    なぜその分野に関心を持ったのか、どんな経験が動機となったかを具体的に説明します。


  3. これまでの探究活動や学び  

    実際に取り組んだ調査、プロジェクト、読書体験などを通じて得た学びを説明します。


  4. 立命館大学・グローバル教養学部を選ぶ理由  

    カリキュラム、教育方針、ANUとのデュアルディグリー制度など、他学部ではなくこの学部でなければならない理由を述べます。


  5. 大学での学びの計画と将来展望  

    どんな授業を受け、どのような力を伸ばし、将来何を実現したいかを明確に描写します。


  6. 結び  

    「この学部での学びを通じて、私は○○を実現していきたいです」と再度志望動機を強調して締めます。


この構成を意識することで、短文でも説得力のある文章に仕上がります。


3.2 学習計画と将来展望のつなげ方

合格する志望理由書は、「将来の目標」と「大学での学び」が一貫しています。

立命館グローバル教養学部では、将来的に国際社会や多文化共生社会に貢献できるリーダーを育成することを目的としています。そのため、「なぜこの学問領域を学びたいのか」「何を実現したいのか」を明確にし、その実現にこの学部がどう役立つかを示すことが重要です。


例えば、将来「国際NGOで難民支援に関わりたい」という目標があるなら、グローバル社会学や国際関係の授業、ANUでの現地学習の活用計画を具体的に結びつけて書きます。

また、社会課題への問題意識に加えて、自分なりに行動した経験(ボランティア、探究活動など)を盛り込むと、説得力と独自性が増します。


3.3 書類作成の注意点とよくある失敗例

志望理由書・Application Essaysでは、構成力だけでなく「誠実さ」と「一貫性」が問われます。


まず、剽窃(Plagiarism)は絶対にNGです。他人の文章やインターネット上の例文を模倣することは、不正行為と見なされ選考対象外となります。必ず自分の経験や思考をもとに、オリジナルの内容を英語で記述してください。


また、次のようなミスは避けましょう。


  • 内容が抽象的で「何を学びたいか」が曖昧

  • 将来像が漠然としており、学部とのつながりが不明確

  • 一文が長すぎて読みづらい

  • 論理展開が不自然(例:動機→背景→目標の順序が逆転)


「立命館でなければならない理由」「自分ならではの経験と視点」が自然に伝わる構成が、他の受験者との差別化ポイントになります。


特に注意すべき「NG行為」については、総合型選抜専門塾EQAO塾長による解説動画が非常に参考になります。「落ちる志望理由書に共通する5つの特徴」について実例を交えながら解説しており、出願前に必ず確認しておきたい内容です。




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▶︎4. 出願から合格発表までの流れと手続き【立命館大学グローバル教養学部のAO選抜入学試験】


4.1 オンライン出願TAOシステムの手順

立命館大学グローバル教養学部AO選抜入学試験の出願は、専用のオンライン出願システム「TAO(The Admissions Office)」を通じて行われます。

このシステムを利用することで、出願登録から書類提出、検定料支払いまでを一貫してオンラインで完結できます。基本的な流れは以下の通りです。


  1. TAOアカウントの作成  

    出願期間前でもアカウント作成は可能。氏名・メールアドレスなどの基本情報を入力。


  2. 出願情報の登録  

    志望学部・選考区分などを選択し、出願に必要な情報をフォームに入力。


  3. 出願書類のアップロード  

    調査書、英語スコア証明、写真などを指定形式でアップロード。


  4. Application Essaysの入力  

    指定のフォーム内に、各200語以内のエッセイを直接英語で入力。


  5. 検定料の支払い  

    クレジットカード等でオンライン決済が可能。


  6. 出願完了  

    必要事項がすべて登録されると、正式に「出願完了」となり、出願番号が発行されます。


操作ミスや書類不備を防ぐためにも、出願締切より早めの手続きをおすすめします。


4.2 提出書類・エッセイ入力・検定料支払いの流れ

出願で提出すべき書類にはオンライン提出と郵送提出の2種類が存在します。


  • オンラインで提出するもの

    • Application Essays(エッセイ):フォームへ直接入力(コピー&ペースト不可)

    • 英語スコア証明:認証コードやスコアレポートのスクリーンショット等

    • 写真:3ヶ月以内に撮影、背景なし・肩から上の無帽カラー写真


  • 郵送が必要なもの(該当する場合)

    • 高校の調査書(学校によりオンライン提出が不可の場合)

    • 転校等で複数校に在籍した場合の成績証明書


検定料はオンライン決済が推奨されており、支払い完了後でなければ出願手続きは完了しません。未納のままでは出願無効となるため要注意です。


また、書類提出後に内容確認のため、大学から発行機関へ問い合わせが入る場合もあるため、虚偽申告や改ざんは厳禁です。


4.3 合格発表日と通知の受け取り方

立命館大学のAO選抜合格発表は、TAOシステムを通じてオンラインで行われます。

2025年度入試における発表スケジュールは以下の通りです。


  • 10月選考:2024年11月6日(水) 午前9時30分(日本時間)

  • 12月選考:2024年12月23日(月) 午前9時30分(日本時間)


発表方法は、TAOのマイページにログイン後、「出願情報一覧」から確認できます。また、合格通知書も同ページでダウンロードできる形式となっています。

郵送による通知は原則行われないため、インターネット環境の整備と通知時刻の事前把握が必須です。



▶︎5. 合格するための準備スケジュールと成功例【立命館大学 グローバル教養学部のAO選抜入学試験】


5.1 出願までの逆算スケジュール【6ヶ月前から】

立命館大学グローバル教養学部AO選抜入学試験では、出願書類の完成度と英語スコアの確保が鍵を握るため、6ヶ月以上前からの逆算が不可欠です。


以下は、10月選考を基準としたスケジュール例です。


  • 6ヶ月前(4月頃)  

    英語試験(TOEFL/IELTS)のスケジュール確認と勉強開始。過去問題に取り組み、自分の現在地を把握。


  • 5ヶ月前(5月)  

    志望理由を言語化し、Application Essaysの構成案を作成開始。高校での活動を整理。


  • 4ヶ月前(6月)  

    初回英語試験受験。提出書類の必要項目を学校と相談し始める。エッセイの初稿を作成。


  • 3ヶ月前(7月)  

    エッセイを添削→修正のサイクルに入り、自己理解を深める。調査書の作成依頼。


  • 2ヶ月前(8月)  

    英語試験の再チャレンジ(必要に応じて)。Application Essaysの最終調整とチェック。


  • 1ヶ月前(9月)  

    TAOシステムへの登録と出願準備。写真撮影、スコア証明書の確認。すべての書類を揃える。


このように“逆算思考”を取り入れることで、焦ることなく質の高い出願書類を仕上げることができます。


5.2 エッセイ添削・英語スコア対策の優先順位

合格者の多くが実践しているのは、「英語スコア対策」と「エッセイ添削」を並行して進めることです。

特に英語が苦手な場合、TOEFLやIELTSのスコア到達までに数ヶ月を要するケースが多く、最低でも2回以上の受験を前提に計画を立てることが推奨されます。


同時に、Application Essaysは他者の添削を受けて客観的な視点を取り入れることが重要です。受験生自身の経験をどのように論理的に構成するか、どこが弱点かを第三者に見てもらうことで、文章の質が格段に上がります。


優先順位は以下のように整理すると良いでしょう。


  1. 英語スコア到達のための学習・受験

  2. 志望動機と将来像の言語化

  3. エッセイ構成→執筆→添削→修正


「並行作業」で時間を効率的に使い、出願直前に慌てることを防ぎましょう。


5.3 合格者の共通点と成功パターン

過去の合格者に共通するのは、志望理由の深さと自己分析の徹底です。

特に立命館大学グローバル教養学部のAO選抜では、抽象的な目標ではなく、「なぜその学部でなければならないのか」「何をどう学びたいのか」という具体性が求められます。


合格者に共通する特徴

  • 志望動機に「自分の経験」と「社会課題」がリンクしている

  • 将来像と大学のカリキュラムが結びついている

  • エッセイや書類に一貫した「軸」がある

  • 英語スコアや調査書なども抜かりなく準備されている


また、TAOでの出願操作ミスを防ぐために、出願締切の1週間以上前に全ての準備を終えているケースが多いのも特徴です。

“自己理解の深さ×計画的な準備”が、立命館大学グローバル教養学部AO選抜での成功のカギを握ります。



▶︎6. まとめ:立命館大学グローバル教養学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)で合格を掴むには


6.1 今すぐ取り組むべき準備とは?

立命館大学グローバル教養学部AO選抜で合格を目指すなら、「今すぐに動く」ことが最大の差別化要因となります。

特に重要なのは以下の3点です。


  1. 英語資格試験のスコア取得

    (TOEFL/IELTSなど)  スコアには有効期限があるため、目標スコアに達するまで複数回の受験が前提です。できるだけ早く勉強を始め、試験予約をしましょう。


  2. 志望動機と将来像の明確化  

    「なぜ立命館なのか」「なぜグローバル教養学部か」「その学びは将来にどうつながるか」を自己分析とリサーチを通じて具体化します。


  3. 出願スケジュールの逆算と準備計画の作成  

    TAOでの出願締切や書類の準備には想像以上に時間がかかるため、月単位・週単位の行動スケジュールを作成し、計画的に進めることが重要です。


6.2 志望動機の深掘りが最大の差別化

AO選抜は「他人と似た志望動機」では通用しません。最も重要なのは、“自分だけの言葉で語る志望理由”です。

志望理由書はただの説明文ではなく、「自己理解」と「将来の社会貢献」をつなぐプレゼンテーションです。


以下の要素を押さえて深掘りしましょう。


  • 過去の経験や出来事(感情も含めて)

  • 社会や世界に対する問題意識

  • 学びを通じて実現したいこと

  • 立命館大学でなければならない理由


特に、自分の関心を“グローバル×社会課題”という文脈で語れるかどうかが、グローバル教養学部との親和性を示すカギとなります。

「志望理由の具体性と一貫性」が、他の受験者との差を決定づけます。


6.3 公式サイトの確認と情報更新の重要性

立命館大学の入試要項や選考方式は、年度によって変更されることがあります。常に公式サイトをチェックし、最新情報を確認することが欠かせません。

2025年度の情報であっても、社会情勢や大学の判断で変更される場合があります。記事や予備校情報だけに依存せず、次の点を重点的に確認しましょう。


  • 募集要項・出願資格の最新PDF

  • 英語資格のスコア条件と認定方式

  • 出願締切日と選考スケジュール

  • TAOシステムの操作方法


また、出願書類の提出形式(郵送かオンラインか)も高校ごとに異なる場合があるため、学校との早めの相談も重要です。

「公式情報を最終確認する姿勢」が、ミスのない出願を支え、確実な合格につながります。



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