明治大学 国際日本学部 総合型選抜の攻略法|合格への完全ガイド
- 株式会社EQAO教育グループ
- 3月19日
- 読了時間: 22分
更新日:3月20日

▶︎1. 明治大学国際日本学部 総合型選抜とは?

明治大学国際日本学部の総合型選抜(自己推薦特別入学試験)は、従来の一般入試とは異なり、受験生の学力のみならず、これまでの活動実績や将来の展望、学部への適性を重視した入試方式です。本選抜では、書類審査、小論文試験、面接試験を通じて総合的に評価が行われます。
この選抜方式では、単なる学力の高さではなく、受験生がこれまで培ってきた経験やスキル、大学での学びに対する意欲、将来のキャリアビジョンが重要視されます。そのため、事前準備をしっかり行い、自分の強みを明確にアピールすることが求められます。
1.1 総合型選抜の概要
総合型選抜とは、受験生の学力試験の成績だけでなく、志望理由書、課外活動の実績、小論文、面接などを通じて総合的に評価を行う入試方式です。明治大学国際日本学部では、「自己推薦特別入学試験」という名称でこの方式を採用しており、受験生の個性や将来の展望を重視した選抜が行われます。
明治大学国際日本学部 総合型選抜の特徴
一般的な学力試験なし:小論文や面接で思考力や表現力が評価される。
活動実績が重視される:受験資格として、課外活動での実績や英語資格のスコアが求められる。
少人数募集:募集人員が限られており、倍率が高く競争率が激しい。
自己PRの重要性:書類審査や面接で、自身の強みや将来のビジョンをしっかり伝えることが求められる。
1.2 明治大学国際日本学部の特徴
明治大学国際日本学部は、日本を世界的な視点から学び、発信できる人材の育成を目的とした学部です。学際的なカリキュラムとグローバルな学習環境を提供し、国内外で活躍できる力を養うことを目指しています。
この学部の特徴は以下の通りです。
国際的な視点での日本研究:日本の文化、社会、経済、政治を国際的な視野から学ぶ。
英語・日本語の高度な運用能力を重視:英語での授業が多く、英語能力が重要視される。
多様な留学・国際交流プログラム:海外研修や留学の機会が充実しており、実践的な国際経験を積むことが可能。
少人数教育:ディスカッションやグループワークを重視した授業が多く、主体的な学びが求められる。
1.3 他大学の総合型選抜との違い
他の大学でも総合型選抜(AO入試)を実施していますが、明治大学国際日本学部の総合型選抜には以下のような独自の特徴があります。
英語資格のスコアが必須
TOEFL iBT 72点以上、IELTS 5.5以上、英検準1級以上などの英語資格が出願条件に含まれる。
他の大学では英語資格が「加点要素」となる場合が多いが、明治大学では「必須条件」となっている。
課外活動の実績が求められる
生徒会活動、ボランティア、コンクール受賞歴などの「顕著な実績」が出願資格として求められる。
他の大学の総合型選抜では「自己PRができる程度の活動実績」でも評価される場合があるが、明治大学では一定レベルの成果が必須となる。
倍率が高く、募集人数が少ない
2025年度の募集人員はわずか12名(過去には6名程度の年もあり)。
倍率は3〜7倍程度と高く、選考基準が厳しい。
小論文と面接での選抜
一般的な総合型選抜ではプレゼンテーション試験などが行われることもあるが、明治大学では小論文と面接を中心に選考が行われる。
特に小論文では「与えられた文章の要約と、それに対する自身の考察を論理的に述べる力」が求められる。
明治大学国際日本学部の総合型選抜は、単なる学力試験では測れない「個性」や「適性」を評価する方式ですが、その分英語力や課外活動の実績が厳しく問われる点が特徴です。他の大学のAO入試とは異なり、しっかりとした事前準備が必要なため、計画的な対策が求められます。
「なぜ国際日本学部なのか?」を明確に伝えることが合格の鍵!
志望理由書の添削指導
小論文の書き方・模擬試験
面接対策(個別指導)
総合型選抜のプロが徹底サポートします!
▶︎2. 明治大学国際日本学部 総合型選抜の選考プロセスと評価基準

明治大学国際日本学部の総合型選抜では、書類審査、小論文試験、面接試験(口頭試問)の3段階で選考が行われます。一般的な学力試験とは異なり、受験生のこれまでの経験、学習意欲、表現力、論理的思考力が総合的に評価される点が特徴です。特に、英語資格や課外活動の実績が必須条件となっており、他の総合型選抜と比べてハードルが高い傾向にあります。
本章では、選考の流れやスケジュール、評価ポイントについて詳しく解説します。
2.1 選考の流れとスケジュール
明治大学国際日本学部の総合型選抜は、以下の流れで実施されます。
① 出願(9月中旬)
出願期間は9月中旬〜下旬と、一般入試よりもかなり早い段階で行われます。 出願に必要な書類は以下の通りです。
調査書(高校の成績証明書)
志望理由書(所定の用紙に自筆で記入)
エントリーシート(活動実績や自己PRを記入)
出願資格を証明する資料(賞状、資格証明書、活動記録など)
英語資格のスコア証明書(TOEFL、IELTS、英検などの成績表)
② 書類審査(9月下旬~11月中旬)
提出書類をもとに、志望理由や活動実績が評価されます。志望理由書の内容と課外活動の実績が非常に重要視されるため、入念な準備が必要です。
一次選考の結果は11月中旬に発表され、合格者のみが二次選考へ進みます。
③ 二次選考(11月下旬)
二次選考では、小論文試験と面接試験(口頭試問)が実施されます。
小論文試験:60分間、文章の要約と意見論述
面接試験(口頭試問):個人面接(受験生1人に対し、複数の面接官が対応)
④ 最終合格発表(12月上旬)
二次試験の結果を踏まえ、12月上旬に合格発表が行われます。合格者は翌年1月中旬までに入学手続きを完了する必要があります。
スケジュールのポイント
9月出願 → 11月小論文・面接 → 12月合格発表 という流れ。
書類審査が厳しく、一次選考の段階で多くの受験生が絞られる。
二次試験の小論文・面接対策を早めに始めることが重要。
2.2 書類審査で評価されるポイント
書類審査は総合型選抜の最初の関門であり、合格できなければ次の試験に進むことができません。特に、志望理由書・活動実績・英語資格の3点が重要な評価対象となります。
① 志望理由書の完成度
学部の理念に合致しているか(国際的な視点・日本文化の発信)
大学で学びたい内容が明確か(具体的な授業・カリキュラムに触れているか)
将来のビジョンが明確か(卒業後の進路や社会への貢献)
② 活動実績の質
出願資格(4)として、以下のいずれかの実績が求められます。
都道府県大会以上の競技会・コンクールでの受賞歴
生徒会活動での顕著な活躍
英語以外の語学検定や国家資格の取得
校外でのボランティア活動
国内外での優れた活動実績
ポイント
単なる参加ではなく、「成果」が求められる(リーダーシップや影響力の証明)
証明書類を適切に準備する(受賞歴や活動内容が客観的に証明できるもの)
③ 英語資格のスコア
英語の外部検定試験のスコア提出が必須であり、以下のいずれかの基準を満たす必要があります。
英検準1級以上
TOEFL iBT 72点以上
IELTS 5.5以上
TOEIC L&R 785点かつS&W 310点以上
TEAP(4技能)309点以上
以上の検定以外にも、利用可能な場合がありますので、詳細は公式情報をご確認ください。
ポイント
出願前2年以内のスコアのみ有効(早めの受験推奨)。
スコアを満たしていない場合は出願できない。
2.3 面接・小論文試験の概要
① 小論文試験
小論文は60分間で、以下の形式で出題されます。
与えられた文章の要約(文章の論旨を簡潔にまとめる)
自身の意見を論述(論理的に主張を展開する)
過去には、文化・国際関係・社会問題などがテーマとして出題されており、事前にさまざまなテーマについて考えを整理しておく必要があります。
ポイント
文章の要約力と論理的な構成力が問われる
知識の詰め込みではなく、自分の意見を論理的に説明できるかが重要
② 面接試験(口頭試問)
面接は個人面接形式で行われ、主に以下の点が評価されます。
志望理由の明確さ(なぜ国際日本学部なのか)
活動実績の説明能力(課外活動で何を学び、どう成長したか)
将来のビジョン(卒業後にどのような道を歩みたいか)
また、英語力や国際的な視点が問われる場合もあり、基本的な英語での受け答えが求められることもあります。
ポイント
一貫性のあるストーリーを持つことが重要
想定質問を事前に準備し、自分の考えを論理的に説明できるようにする
英語での簡単な受け答えの準備もしておくと安心
明治大学国際日本学部の総合型選抜では、書類審査での評価が厳しく、合格のカギを握るため、志望理由書や活動実績の整理が必須です。さらに、小論文・面接では論理的思考力と表現力が問われるため、計画的な準備が重要になります。
▶︎3. 明治大学国際日本学部 総合型選抜 志望理由書の攻略法|合格者に学ぶ成功のコツ

明治大学国際日本学部の総合型選抜において、志望理由書は合否を左右する最も重要な書類です。 単に「明治大学に入りたい」という気持ちを述べるのではなく、学部の理念に合致した志望理由や、大学での学びを通じてどのように成長し、社会に貢献したいのかを明確に伝える必要があります。
ここでは、合格者が実践している志望理由書の書き方や成功のコツを詳しく解説します。
3.1 志望理由書の基本構成と書き方
志望理由書は、明治大学所定の用紙(A票)を使用し、「国際日本学部で学びたいことと自分の将来像」について日本語で記入します。
基本的な構成は以下の4つのパートで考えると書きやすくなります。
① 導入(結論ファースト)
なぜ明治大学国際日本学部を志望するのかを簡潔に述べる
「〇〇を学びたいので明治大学国際日本学部を志望する」など、結論を最初に述べることで、読み手に分かりやすい文章になる
② きっかけ(自分の経験を具体的に)
自分の過去の経験や関心を明確に伝える
「高校時代に〇〇を学び、△△に興味を持った」「海外経験を通じて□□の重要性を感じた」など、具体的なエピソードを用いる
単なる興味ではなく、「どのような問題意識を持ち、それを学びたいと考えたのか」を明示する
③ 学びの計画(大学で何を学びたいのか)
明治大学国際日本学部のカリキュラムと結びつける
「〇〇の授業を通じて△△を深く学びたい」「□□教授のゼミで××について研究したい」など、具体的な学びの計画を述べる
大学独自のプログラムや留学制度などを絡めると説得力が増す
④ 将来の展望(大学での学びをどう活かすのか)
大学で学んだことを将来どう活かしたいのかを述べる
「将来は〇〇の分野で活躍し、△△の課題を解決したい」「日本と世界をつなぐ仕事に就きたい」など、具体的なビジョンを示す
大学での学びがどのようにキャリアにつながるのかを明確にする
3.2 魅力的な志望動機を作る方法
志望理由書の中で特に重要なのが、「なぜ明治大学国際日本学部なのか」を明確にすることです。
以下の3つのポイントを押さえておくと、魅力的な志望動機を作ることができます。
① 「国際日本学部」でなければならない理由を示す
「国際関係」や「日本文化」を学べる大学は他にもあるため、「なぜ明治大学なのか」を明確にすることが重要
カリキュラムや教授の研究テーマを具体的に挙げることで説得力が増す
「国際日本学部の〇〇プログラムで□□を学びたい」など、大学独自の強みに触れる
② 自分の経験と学びたい内容を結びつける
単に「興味がある」ではなく、過去の経験から「なぜ学びたいのか」を明確にする
例えば、「高校時代に〇〇を研究し、△△という課題を発見したため、国際日本学部で□□を深く学びたい」といった流れにする
過去の経験が現在の志望につながっていることを示すことで、説得力が増す
③ 将来のビジョンを具体的に描く
「将来は〇〇の分野で活躍したい」「△△の問題を解決したい」など、明確なビジョンを持つことが重要
学部での学びが、どのように社会貢献やキャリア形成につながるのかを論理的に説明する
例:NG例:「私は国際交流に興味があるので、国際日本学部で学びたい」OK例:「私は高校時代に留学し、日本文化を海外に発信することの重要性を感じた。明治大学国際日本学部では〇〇の授業を通じて□□を学び、将来的には△△の分野で活躍したい」
3.3 志望理由書で差をつけるポイント
志望理由書で差をつけるためには、以下の3つのポイントを意識することが重要です。
① 「学部の理念」と自分の考えをリンクさせる
明治大学国際日本学部のアドミッション・ポリシー(求める学生像)を理解し、それに合致する自分の強みをアピールする
学部の特徴(国際視点、日本文化の発信、多文化共生など)と、自分の志望理由を結びつけることで説得力が増す
② 具体的なデータや実績を盛り込む
「高校時代に〇〇の活動を行い、△△の賞を受賞した」など、具体的な実績を盛り込むと評価が高くなる
「〇〇のイベントで実際に〇〇を体験し、△△の問題に気づいた」など、リアルな体験を記述すると説得力が増す
③ 書類全体の一貫性を保つ
エントリーシートや面接での回答と矛盾がないように注意する
「高校時代の活動」→「大学での学び」→「将来のビジョン」が一貫していると、評価が高くなる
明治大学国際日本学部の志望理由書では、具体的な経験を基に「なぜこの学部なのか」を明確に述べることが重要!
単なる興味ではなく、「問題意識」「大学での学び」「将来のビジョン」の3点を論理的に説明することが求められる!
学部のカリキュラムやアドミッション・ポリシーとリンクさせることで、説得力のある志望理由書になる!
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▶︎4. 明治大学国際日本学部 総合型選抜 小論文・面接試験の対策
明治大学国際日本学部の総合型選抜では、二次試験として小論文試験と面接試験が実施されます。 小論文では「読解力・要約力・論理的思考力」、面接では「自己表現力・コミュニケーション能力・志望動機の明確さ」が評価されるため、対策をしっかり行うことが重要です。
ここでは、小論文と面接試験の出題傾向や効果的な対策方法について詳しく解説します。
4.1 小論文の出題傾向と効果的な書き方
① 小論文の試験形式
試験時間:60分
文字数:1000字程度
出題形式:課題文を読み、要約+自分の意見を論述する形式
明治大学国際日本学部の小論文では、日本文化・国際関係・社会問題に関連するテーマが出題される傾向があります。
② 小論文の効果的な書き方
(1) 課題文の要約(200〜300字)
まず、課題文の主張や要点を簡潔にまとめる。
「何について述べられているのか」「筆者の意見は何か」を明確にする。
(2) 自分の意見(600〜700字)
筆者の主張に対する自分の考えを論理的に述べる。
賛成・反対の立場を明確にし、具体例を交えて論じる。
「なぜそう考えるのか?」を説明し、説得力を持たせる。
(3) 文章の構成(型を決める) 以下のテンプレートに沿って書くと、論理的な構成が作りやすい。
段落 | 内容 | 文字数の目安 |
1段落目 | 課題文の要約 | 200〜300字 |
2段落目 | 自分の立場を明確にする(賛成 or 反対) | 100字 |
3段落目 | 立場の理由①(具体例を挙げる) | 200字 |
4段落目 | 立場の理由②(別の視点で補強) | 200字 |
5段落目 | まとめ(全体の結論) | 100〜200字 |
ポイント
「課題文の要点」と「自分の主張」を明確に区別する。
理由は2つ以上挙げ、具体例を交えると説得力が増す。
時間配分を意識し、最後に見直しの時間を確保する。
4.2 面接で問われる質問と答え方のコツ
① 面接試験(口頭試問)の基本情報
形式:個人面接(1人の受験生に対して複数の面接官)
時間:15〜20分程度
言語:基本は日本語だが、場合によっては英語で質問される可能性もある
② 面接でよく聞かれる質問と答え方
【質問1】「なぜ明治大学国際日本学部を志望したのですか?」
➡ 答え方のコツ
「自分の興味・関心」+「学部の特徴」+「将来の目標」を組み合わせる
「〇〇に関心があり、△△の分野を学びたい。明治大学国際日本学部の□□プログラムに魅力を感じ、将来は××を目指している。」
【質問2】「高校時代に最も力を入れたことは?」
➡ 答え方のコツ
課外活動・研究・ボランティアなど具体的なエピソードを交える
その活動を通じて「何を学び、どう成長したのか」を述べる
【質問3】「将来の目標は何ですか?」
➡ 答え方のコツ
大学で学ぶ内容と将来の目標を結びつける
「国際的な視点を活かして○○の分野で活躍したい」など具体的に述べる
【質問4】「最近気になった社会問題は?」
➡ 答え方のコツ
国際関係や文化に関する話題を選ぶと好印象
「〇〇という問題があり、△△という理由で関心を持った。□□のような解決策があるのではないかと考えている」
【質問5】「英語で自己紹介をしてください。」(可能性あり)
➡ 答え方のコツ
名前・出身地・興味のある分野・趣味などを簡潔にまとめる
スラスラ話せるように事前に練習しておく
面接の裏側を知り、合格率を上げよう!
総合型選抜の面接では、単に質問に答えるだけではなく、受験生の表現力や論理的思考力、人柄なども総合的に評価されます。
より具体的な面接の評価基準や裏側を知りたい方は、こちらの動画もぜひご覧ください。
4.3 高評価を得るための具体的な準備方法
面接・小論文試験で高評価を得るためには、事前準備が不可欠です。以下の3つの対策を行いましょう。
① 小論文の模範解答を作成し、書く練習をする
過去問や予想問題を解き、時間内に論理的な文章が書けるようにする。
他人に添削してもらい、改善点をチェックする。
② 面接の想定問答を作成し、練習する
志望理由や高校時代の活動について、すぐに答えられるようにする。
模擬面接を行い、話し方や姿勢、表情にも気を配る。
③ 明治大学国際日本学部のカリキュラムを熟知する
学部の特徴を理解し、「なぜこの学部なのか」を具体的に説明できるようにする。
興味のある授業やゼミについて事前に調べておくと説得力が増す。
小論文では、課題文の要約+論理的な意見論述が重要!
面接では「なぜ明治大学国際日本学部なのか?」を明確に答えられるように準備する!
模擬試験や練習を重ね、落ち着いて試験に臨めるようにする!
▶︎5. 明治大学国際日本学部 総合型選抜 競争を勝ち抜くための戦略
明治大学国際日本学部の総合型選抜は、募集人員が非常に少なく、例年倍率が3〜7倍と高い競争率の入試です。単に「英語資格のスコアを持っている」「志望理由書を書いた」というだけでは、合格を勝ち取ることは難しく、他の受験生と差をつけるための戦略が必要です。
本章では、競争を勝ち抜くために重要なポイントを解説します。
5.1 他の受験生と差をつけるポイント
① 志望理由書と面接の一貫性を持たせる
「なぜ明治大学国際日本学部なのか?」を明確に説明できるようにする。
志望理由書と面接で話す内容が一致していることが重要。
「なぜこの学部でなければならないのか」を具体的に述べることで、評価が高まる。
② 英語資格のスコアをできるだけ高める
出願要件のTOEFL iBT 72点、IELTS 5.5、英検準1級などのスコアは最低ライン。
高スコアを取得することで「英語力のアピール」にもつながるため、可能であればより高いスコアを目指す。
TOEFL 80点以上やIELTS 6.0以上を取得していると、面接での評価が高くなる可能性がある。
③ 課外活動の「質」を高める
ただ活動をしていたというだけではなく、「何を学び、どう成長したか」を伝えられるようにする。
例えば、ボランティア活動をしていた場合、「活動を通じて日本文化を発信することの難しさを実感し、それを学ぶために国際日本学部を志望した」というように、学部の学びと結びつける。
④ 模擬面接を繰り返し行う
面接では「話し方」「態度」「内容」の3つが評価される。
一貫性のあるストーリーを持ち、自分の言葉で語れるように準備する。
事前に想定問答を作成し、何度も練習しておくことで、自信を持って臨める。
5.2 総合型選抜で評価される「個性」の打ち出し方
① 「ユニークな経験」を前面に出す
総合型選抜では、学力以外の個性や経験が評価されるため、他の受験生と差別化できるポイントを明確にすることが重要です。
評価される経験の例
海外経験(留学、国際交流活動など)
ボランティア活動(社会貢献、国際支援など)
独自の研究やプロジェクト(自主的な学習や研究活動)
部活動や生徒会でのリーダー経験
例
NG例:「ボランティア活動をしました。」
OK例:「ボランティア活動で外国人観光客向けの案内を担当し、日本文化の伝え方の難しさを実感した。その経験から異文化交流に関心を持ち、国際日本学部で〇〇を学びたい。」
② 「学部の理念」と自分の経験を結びつける
明治大学国際日本学部は、「日本文化を国際的な視点で学び、発信できる人材」を育成することを目的としている。
この理念と自分の経験や将来の目標を関連付けることで、説得力のある志望動機を作ることができる。
良い例:「私は高校時代に日本の伝統文化に興味を持ち、茶道を学んだ。その経験から、日本文化を海外に発信することの重要性を感じた。国際日本学部では、日本文化の国際発信について専門的に学び、将来は〇〇の分野で活躍したい。」
5.3 課外活動の経験が少ない場合の対策
「課外活動の実績があまりない…」と不安に感じている受験生もいるかもしれません。しかし、単に「活動の数」が多いことよりも、「どれだけ深く取り組んだか」が重要視されます。
① これまでの経験を深掘りする
どんな小さな経験でも、「なぜそれをやったのか」「何を学んだのか」を明確にすると、アピールできるポイントが見えてくる。
例えば、「読書が趣味」という場合でも、「特定のテーマに関心を持ち、深く学んできた」ことをアピールできる。
例:「私は高校時代、日本の文学に興味を持ち、多くの書籍を読んできた。特に〇〇の作品に影響を受け、日本文学と国際文化の関係について深く考えるようになった。この関心をさらに深めるために、国際日本学部で〇〇を学びたい。」
② 短期間でできる活動に参加する
出願前に何か実績を作ることも可能。例えば、オンラインのボランティア活動や、英語スピーチコンテスト、プレゼン大会などに参加することで、活動歴を補強できる。
「大学の学びに関連する経験」を意識して参加することが重要。
例:「私は英語を活かした活動をしたいと考え、オンラインで外国人観光客向けのガイド活動に参加した。その経験を通じて、日本文化を英語で伝える難しさを実感し、国際日本学部でさらに学びを深めたいと考えるようになった。」
③ 既存の活動を「強み」として表現する
「リーダーシップを発揮した経験」や「問題解決に取り組んだ経験」があれば、それを強みとしてアピールすることができる。
クラブ活動や学級委員などの経験も、「どんな役割を果たしたか」に注目すると、十分アピール材料になる。
例:「私は高校の文化祭実行委員として、全体の企画を統括する役割を担った。この経験を通じて、チームマネジメントやリーダーシップの重要性を学び、国際的な視点で組織運営を学びたいと考えるようになった。」
「志望理由書・面接・小論文」の一貫性を意識し、説得力のあるアピールを作る!
「個性」を明確にし、他の受験生との差別化を図る!
課外活動の経験が少なくても、過去の経験を深掘りし、大学での学びにつなげることが重要!
▶︎6. まとめ|合格に向けた最終チェックポイント
明治大学国際日本学部の総合型選抜は、書類審査・小論文・面接のすべてで高いレベルの準備が求められる難関試験です。単に英語資格を持っているだけでは不十分であり、自分の個性や経験をどのように学部の理念と結びつけるかが、合否を大きく左右します。
ここでは、これまで解説してきた内容を総括し、受験直前に確認すべき最終チェックポイントを紹介します。
6.1 明治大学国際日本学部 総合型選抜の攻略ポイント総括
① 書類審査のポイント
志望理由書は、「学部の理念」と自分の経験を結びつけて書く。
課外活動の実績は「質」が重要。単なる活動歴ではなく、「何を学び、どう成長したのか」を明確にする。
英語資格のスコアは出願必須条件。できるだけ高得点を目指し、他の受験生と差をつける。
② 小論文試験のポイント
課題文の要約+論理的な意見論述が求められる。
文章の構成を意識し、「要約→自分の主張→具体例→結論」の流れで書く。
時間内に書き切るために、模擬試験を繰り返し行い、書くスピードを鍛える。
③ 面接試験のポイント
「なぜ明治大学国際日本学部なのか?」を明確に説明できるようにする。
「過去の経験」「大学での学び」「将来の目標」が一貫しているかをチェック。
想定問答を作成し、模擬面接で練習を重ねる。
6.2 受験直前のチェックリスト
受験直前に「やるべきこと」「準備すべきこと」を整理し、万全の状態で試験に臨みましょう。
【書類審査】
志望理由書の内容に一貫性があるか?
誤字・脱字がないか?
活動実績の証明資料は整理できているか?
英語資格のスコア証明書を提出できるか?
【小論文対策】
過去問や模擬問題を解き、時間内に書けるか?
要約の練習を行い、文章のポイントを簡潔にまとめる力をつけたか?
「自分の意見」を論理的に展開する練習をしたか?
【面接対策】
「志望理由」をスムーズに説明できるか?
「高校時代に力を入れたこと」について明確に話せるか?
「将来の目標」と「大学での学び」がつながっているか?
英語での簡単な受け答えができるように準備したか?
【試験当日の準備】
受験票や必要な持ち物は事前に準備したか?
試験会場までの行き方を確認したか?
前日はしっかり睡眠をとり、万全の体調で試験に臨めるか?
このチェックリストを活用し、最終確認を忘れずに行いましょう!
6.3 受験生へのメッセージ
明治大学国際日本学部の総合型選抜は、単なる学力試験ではなく、受験生の個性や将来のビジョンが重視される入試方式です。そのため、試験に向けた準備も「暗記型の勉強」ではなく、自分自身を深く理解し、言葉で表現できるようになることが最も大切です。
「なぜこの学部で学びたいのか?」を常に考え続けること。
「自分らしさ」を大切にし、無理に取り繕わないこと。
「どんな困難があっても、自分の目標に向かって努力できるか?」を試される試験だと考えること。
試験本番では、緊張することもあるかもしれませんが、これまで努力してきたことを信じ、自信を持って臨んでください。
合格を勝ち取った先には、明治大学国際日本学部での新たな学びと成長のチャンスが待っています。 最後まで諦めずに、最善の準備をして試験に挑んでください!
あなたの合格を心から応援しています!
まとめ
総合型選抜は、書類・小論文・面接のすべてが重要!
「自分の経験」と「大学での学び」を結びつけることが合格のカギ!
受験直前のチェックリストを活用し、万全の準備で試験に臨む!
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