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MARCHの総合型選抜は難しい?合格のための対策方法を徹底解説

  • 執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ
    株式会社EQAO教育グループ
  • 2024年10月28日
  • 読了時間: 12分

更新日:3月6日



▶︎1. MARCHの総合型選抜とは



1.1 総合型選抜の基本概要

総合型選抜(旧AO入試)は、従来の一般選抜とは異なり、学力試験だけでなく、受験生の個性や潜在能力を重視する入試方式です。この選抜方法は、学力に加えて、志望理由書や課外活動、面接、小論文など、多面的な評価を行います。特に、受験生の「なぜその大学で学びたいのか」という志望理由や、大学での学びに対する意欲が強く求められます。


MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)の各大学もこの総合型選抜を採用しており、受験者はその大学の求める学生像にいかに合致しているかが合否を左右します。総合型選抜は、受験生に多様な能力や経験をアピールする機会を提供する一方で、学力以外の要素も問われるため、準備が非常に重要です​​。


1.2 MARCH大学における総合型選抜の特徴

MARCH各大学(明治、青山学院、立教、中央、法政)では、それぞれの大学のアドミッションポリシーに基づき、総合型選抜が実施されています。これらの大学は、受験生の学力だけでなく、課外活動、リーダーシップ、志望理由など、学びへの意欲や個性を重視した選考を行っています。


例えば、明治大学では、課外活動や社会貢献活動に対する評価が大きく、具体的な成果や経験を志望理由書や面接でしっかりとアピールすることが求められます​。一方、青山学院大学は、国際的な視点を持った受験生を重視しており、特に英語力や異文化理解能力が高く評価されます​。


また、立教大学は、異文化コミュニケーションや心理学などの学部で高い倍率を誇り、受験者がどれだけ志望学部の理念や教育方針に合致しているかが重要なポイントとなります。中央大学法政大学も、それぞれ独自の学部ごとの選抜基準を設定しており、受験者の専門的な関心やキャリア目標が大学のプログラムとどれほど一致しているかが問われます。


MARCH総合型選抜の特徴は、志願者が学びたい分野や将来のキャリアに対して強い意欲と具体的な計画を持っているかどうかが、合否に大きく影響する点にあります。



▶︎2. MARCHの総合型選抜はなぜ難しいのか



2.1 倍率と求められるスキル

MARCH総合型選抜の難しさを象徴するのは、まずその倍率です。MARCH各大学では学部によって倍率が大きく異なり、特に人気学部では3倍から7倍以上の高倍率になることがあります​。


たとえば、立教大学の異文化コミュニケーション学部では、倍率が7.0倍に達するケースがあり、合格するためには単なる学力だけでなく、受験者の個性や活動実績、大学とのマッチングが強く求められます。


総合型選抜では、学力試験に加えて書類審査や面接、小論文など多岐にわたる試験が行われます。特に重視されるのが、志望理由書課外活動の記録で、受験者が自分の興味関心を具体的に大学でどう活かすかを明確にすることが重要です。これにより、他の受験生との差別化が求められ、競争が非常に激化します​。


2.2 一般選抜との違いと難易度

総合型選抜の難しさは、一般選抜とは異なるアプローチを必要とする点にあります。一般選抜が主に学力試験で合否が決まるのに対し、総合型選抜では学力以外の多面的な評価が重視されます。具体的には、面接での自己アピールや小論文の内容が合否を大きく左右します​。


また、総合型選抜では、一般選抜に比べて準備すべき内容が多く、書類作成や面接対策、小論文の練習を並行して進める必要があるため、時間と労力がかかります。そのため、自己管理能力プレッシャーへの対応力が重要になり、準備不足のままでは太刀打ちできません​。



▶︎3. 総合型選抜で難しいと感じる要素



3.1 学力以外に求められる要素

MARCH総合型選抜では、学力だけではなく、多面的な評価が合否を左右します。具体的には、リーダーシップ、コミュニケーション能力、課外活動での実績などが重視されます。これらは、志望理由書や面接、小論文を通じて評価されるため、受験生は自分の個性や強みを明確に表現する力が必要です。


また、こちらの動画「【大学受験】総合型選抜に向いている人の特徴8選」では、総合型選抜に向いている受験生の特徴が詳しく解説されています。この動画を参考に、自分が総合型選抜に適しているかを確認し、準備を進めるのに役立ててください。


参考動画:


特に、課外活動やボランティア経験は、受験者の人間性や社会貢献の意識を示す重要な要素となり、これをどのようにアピールするかが重要です​。一方で、これらの経験を具体的かつ説得力のある形で書類や面接で表現することは多くの受験生にとって難しく感じる部分です。


3.2 自己アピールと面接対策のポイント

総合型選抜で合格するためには、自己アピールが極めて重要です。自分の経験や志望動機をいかに具体的に伝え、大学が求める人物像にどれだけ合致しているかを示す必要があります。特に面接では、受験生が自分の考えを論理的に表現し、面接官の質問に的確に答える力が試されます。


さらに、志望理由の明確さも大きなポイントです。単に「その大学で学びたい」というだけではなく、具体的な学部や学科の特徴を踏まえ、自分がその大学でどのように成長し、何を学びたいかを説得力のある形で説明することが求められます​。このプロセスが難しく感じられる受験生も多いですが、志望校の研究や準備を重ねることで対策可能です。



▶︎4. 大学別のMARCHの総合型選抜の難易度


4.1 明治大学の特徴と対策

明治大学はMARCHの中でも、受験生に幅広いスキルを求める大学です。特に法学部経済学部などで高い倍率を誇り、倍率は3倍から7倍になることもあります。課外活動リーダーシップなど、受験者の学業以外の実績が大きく評価される点が特徴です​。


特に、志望理由書で自分の具体的な経験や成果をどのように明治大学で活かすかを明確に伝えることが、合格のカギとなります。


明治大学の総合型選抜では、書類審査において、具体的な活動記録とそれをどう活かすかの「実践力」が問われます。例えば、課外活動でどのようにリーダーシップを発揮し、それを大学の学びにどうつなげるかを示すことが重要です。さらに、面接では、自己アピールをする際に自分の強みや学びたい理由を具体的に述べることが求められます。


対策としては、過去の活動や経験を振り返り、それが明治大学での学びにどうつながるかを志望理由書で明確に説明することが大切です。また、面接対策として、質問に対する論理的な回答を準備し、面接官に自分のビジョンをしっかり伝えられるよう練習を重ねることもポイントです​。


4.2 青山学院大学、立教大学の特徴と対策

青山学院大学の総合型選抜は、特に国際的な視点を持った受験生に対して高い評価を与えます。国際系学部では、英語力や異文化理解能力が重視され、受験者がこれまでに得た国際的な経験や知識をどのように大学で活かすかが問われます​。


青山学院大学では、単に語学力をアピールするだけでなく、異文化交流の具体的な体験や、それを大学でどのように深めたいかを説明することが重要です。

立教大学では、特に異文化コミュニケーション学部心理学部での倍率が高く、志願者が7倍を超えることもあります​。ここでは、受験生がその学部の理念にどれほど合致しているかが重視されます。


例えば、異文化コミュニケーション学部では、異文化理解やグローバルな視点を持っているかどうかが問われるため、過去の経験を具体的に示しつつ、立教大学でその経験をどう発展させたいかを明確に伝える必要があります。


対策として、青山学院大学では異文化経験語学スキルを具体的に志望理由書でアピールすることが重要です。立教大学では、学部の特徴をよく理解し、その学部での学びが自分にどのように役立つかを明確にすることが求められます​。


4.3 中央大学、法政大学の特徴と対策

中央大学では、特に法学部が人気であり、倍率が7倍以上に達することがあります​。ここでは、論理的思考能力が重視され、志望理由書や面接での具体的なキャリアビジョンが合否に大きく影響します。


受験者は、法学の分野で何を学び、それを将来どのように活かしたいかを明確に述べることが必要です。また、中央大学の法学部では、法律に対する深い理解だけでなく、社会問題に対する興味や自分の意見を論理的に述べる力も問われます。


法政大学では、学部によって異なりますが、グローバルな視点リーダーシップが求められる点が特徴です。特に、法政大学は社会的な問題に対して強い関心を持っている受験者を高く評価し、自分の経験や関心が大学のカリキュラムとどう結びつくかをアピールすることが重要です​。


対策として、中央大学では、法学の分野で自分がどのように貢献できるかを具体的に述べ、志望学部のカリキュラムに合ったキャリアビジョンを示すことが求められます。法政大学では、社会問題や国際的な視点を持ちながら、自分の経験をどのように活かしていくかを明確に説明することがポイントとなります​。



▶︎5. MARCHの総合型選抜合格のための戦略


5.1 書類と志望理由書の作成方法

MARCH総合型選抜で合格するためには、書類審査が非常に重要なポイントです。特に、志望理由書は大学へのアピールにおいて中心的な役割を果たします。この書類では、単なる学びたい理由を述べるだけではなく、受験生の個性や具体的な経験をどのように大学で活かすかを明確に示すことが求められます。


志望理由書の重要なポイント

  • 大学とのマッチングを明確に示す : 志望理由書で大切なのは、自分がその大学に「ふさわしい学生」であることを示すことです。例えば、明治大学ではリーダーシップや課外活動での実績が重視され、青山学院大学では国際的な視点や語学力が求められます​。したがって、志望理由書には、大学のカリキュラムや教育方針に合致した学びの計画やキャリアビジョンを具体的に盛り込むことが重要です。


  • 過去の経験を具体的に記述する : 受験生は、過去の活動や経験から得た成果や成長を具体的に示すことが必要です。例えば、課外活動やボランティア活動でリーダーシップを発揮した経験を、志望大学でどのように活かすかを明確に伝えることで、他の受験者との差別化を図ることができます。志望理由書では、単なる事実の羅列ではなく、どのような動機でその活動を行い、どのような学びを得たかを強調することが効果的です​。


  • 将来のキャリアビジョンと学びの関連性を示す : 志望理由書の中で、自分が大学で学んだことを将来どのように活かすか、具体的なキャリアプランを示すことも重要です。例えば、立教大学の心理学部を志望する場合は、心理学の学びを通じて、どのように社会貢献をしていきたいかを明確に説明するとよいでしょう​。将来の目標と学部での学びを関連づけ、大学が提供するカリキュラムがいかに自分の目標達成に役立つかを説得力をもって示す必要があります。


実践的なアドバイス

  • 具体的なエピソードを盛り込む : 例えば、「高校で生徒会長としてイベントを企画した経験」や「海外留学で異文化理解を深めた経験」など、具体的なエピソードを含めることで、より説得力のある志望理由書に仕上がります。このようなエピソードを通じて、自分の特長や強みを大学にアピールしましょう。


  • 簡潔で明確な表現を心掛ける : 書類全体の流れや論理を整理し、伝えたいメッセージをシンプルに伝えることが大切です。複雑な表現は避け、面接官や採点者が一読で理解できる文章を心掛けましょう。


5.2 面接での成功ポイント

総合型選抜における面接は、書類だけでは見えない受験生の人柄や意欲を直接アピールできる場です。MARCH各大学では、面接を通じて受験生がどれだけ大学の理念や学部の方針に合致しているかを確認します。ここでのポイントは、自信を持って自己アピールをすることと、大学での学びに対する熱意をしっかりと伝えることです。


面接で成功するための準備

  • 自己アピールの練習 : 面接では、自己PRが非常に重要です。書類に書いたことを裏付けるような具体的なエピソードを基に、自分の強みや経験を簡潔かつ効果的に伝えることが求められます。例えば、法政大学の面接では、受験生がこれまでに達成した課外活動の成果や学習面での挑戦を具体的に話すことが好まれます​。


  • 志望理由を明確に述べる : 面接官は、「なぜこの大学を選んだのか」「なぜこの学部で学びたいのか」を深掘りして質問します。志望理由書で書いた内容をさらに発展させて、自分の将来の目標と大学での学びがどのように結びついているのかを論理的に説明できるようにしておきましょう​。


  • 質問に対する対応力 : 面接では、予期しない質問が投げかけられることがあります。その場で考えをまとめて、落ち着いて回答するためには、日頃から論理的に物事を考える習慣をつけておくことが大切です。模擬面接を繰り返すことで、自分の回答パターンや表現を洗練させていくとよいでしょう​。


実践的なアドバイス

  • 面接官とのコミュニケーションを意識する : 目線を合わせ、笑顔や誠実な態度を示すことで、面接官に良い印象を与えられます。言葉だけではなく、態度や表情も大切です。


  • 練習で自信をつける : 模擬面接や友人との練習を重ねることで、自信を持って話すことができるようになります。面接は準備が鍵なので、繰り返し練習を行いましょう。


このように、書類作成と面接対策は、合格に向けた重要なステップです。しっかりと準備を整え、自分の個性と強みを最大限に発揮することが成功への近道です。



▶︎6. まとめ


MARCH総合型選抜は、一般選抜とは異なる多面的な評価が行われ、学力以外にも自己アピールやリーダーシップ、課外活動の経験などが重要視されます。特に、志望理由書や面接での自己表現が合否に大きな影響を与えます。各大学の特徴を理解し、自分自身がその大学でどのように成長し、将来に繋げるかを明確に示すことが求められます。


まとめとしては、受験生はしっかりとした準備を行い、大学との「マッチング」を意識した自己アピールを行うことが合格への鍵となります。また、書類作成や面接、小論文など、総合型選抜の各プロセスにおいて、緻密な計画と十分な対策が不可欠です。準備を怠らず、自信を持って選抜試験に臨むことが成功の秘訣です。



▶︎MARCH総合型選抜の対策ならEQAOにお任せください

MARCH総合型選抜は学力以外にも多くのスキルが求められるため、合格は難しいと言われています。EQAOでは、豊富な経験と専門的なサポートで、志望理由書の作成や面接対策を徹底的にサポートします。ぜひ、総合型選抜に挑戦する受験生は、EQAOの無料カウンセリングをお試しください。





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