九州大学法学部の総合型選抜で合格をつかむ!最新入試制度と対策法まとめ
- 株式会社EQAO教育グループ

- 10月25日
- 読了時間: 19分

▶︎1. 九州大学法学部の総合型選抜とは?

1.1 総合型選抜とは?導入の背景と目的
九州大学法学部の総合型選抜は、大学入学共通テストを課す「総合型選抜Ⅱ」として実施されています。募集人員は10名と少数精鋭であり、単なる学力試験では測れない「法学への適性」や「国際的視野」を重視する入試方式です。
この制度は、平成15年度に初めて導入された後、一時的な休止を経て、平成27年度から「Global Vantage Program(GV)」の創設に伴い復活しました。GVプログラムは、「法律的専門性を持つグローバル人材の養成」を目的としており、英語力と法学の基礎を両立できる学生の育成を目指しています。
法学部がこの入試を導入する背景には、国際社会で活躍できる法的思考力を持つ人材の需要の高まりがあります。単なる語学力だけでなく、論理的に考え、他者と協働しながら課題を解決する能力が問われる点が特徴です。
なお、近年は毎年合格者が募集定員を下回る傾向にあります。これは、基準を満たした学生のみを厳選するためであり、入学者の質を高く保つ意図が込められています。もし入学手続者が募集人員に満たない場合、その不足分は一般選抜(前期日程)の募集人員に加算されます。
1.2 法学部におけるGVプログラムの意義
GV(Global Vantage)プログラムは、法学を軸にグローバル社会での実践的課題解決力を養うことを目的とした教育プログラムです。単なる英語教育ではなく、「英語で法を学び、国際的な法的課題にアプローチできる力」を育てることを重視しています。
このプログラムに参加する学生は、入学後、英語による法学授業、海外留学プログラム、国際模擬裁判(Moot Court)など、多様な教育機会を通じてスキルを磨きます。そのため、選抜段階では「将来国際的な舞台で法律を使って活躍したい」という明確な目標意識が求められます。
志望理由書では、GVプログラムの理念を理解し、自分の将来像と関連づけて記述することが必須です。単なる「英語が得意」ではなく、「英語を使って何を成し遂げたいのか」を論理的に示す必要があります。
1.3 他入試方式との違いと選ばれる理由
九州大学法学部の総合型選抜は、他の入試方式(一般選抜・推薦型選抜)と比較して、受験生の主体性と将来性を評価する点に特徴があります。
比較項目 | 総合型選抜Ⅱ | 学校推薦型選抜 | 一般選抜(前期) |
評価の中心 | 書類・英語力・面接・小論文 | 評定平均・推薦書・面接 | 共通テスト+個別試験 |
共通テスト | 必須(450点換算) | あり(科目限定) | 必須(全科目) |
評定平均 | 不問 | 求められる(4.3前後) | 不問 |
英語試験スコア提出 | 必須 | 任意 | 不要 |
面接・英語面接 | あり | あり | なし |
特徴 | 国際志向・主体性重視 | 学校推薦中心 | 学力重視 |
特に注目すべきは、評定平均が不要である点です。これにより、学校成績にとらわれず、個人の努力・活動・国際経験を正当に評価される機会が広がっています。また、英語資格試験(TOEFL、IELTS、英検など)のスコア提出が必須であることから、グローバル志向の受験生が挑戦しやすい入試形式といえます。
このように、九州大学法学部の総合型選抜Ⅱは、「学力一辺倒の評価から脱却し、将来性と国際的視野を評価する入試」として、多くの受験生に選ばれています。
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▶︎2. 九州大学法学部 総合型選抜Ⅱの詳細制度

2.1 募集人数・実施日程・出願条件
九州大学法学部の総合型選抜Ⅱは、募集人員10名という極めて限られた枠で実施されます。選抜方式は、大学入学共通テストを必須とする総合型選抜であり、書類審査・英語試験・個人面接・共通テスト成績を総合的に評価する点が特徴です。
この入試は平成15年度に初めて導入され、その後、平成27年度にGlobal Vantage Program(GV)創設とともに再開されました。GVプログラムの理念に沿い、「英語力と法学の基礎を備え、国際的に活躍できる人材」を育成することが目的とされています。
入試日程(令和8年度予定)
Web入力・検定料支払い期間: 10月上旬〜10月下旬
願書受付(書類郵送): 10月下旬(必着)
第1次選抜(書類審査): 11月下旬〜12月中旬
第1次選抜結果通知: 12月下旬頃
共通テスト成績請求チケット提出期間: 1月上旬〜1月下旬
第2次選抜(英語試験・個人面接): 1月下旬
合格者発表: 2月上旬頃
入学手続期間: 2月上旬〜2月下旬
出願者は、法学部を第1志望とすることが条件です。また、大学入学共通テストの指定科目(英語リスニング含む)を受験することが必須となっています。
さらに、出願資格として以下のいずれかに該当する必要があります。
高等学校または中等教育学校を令和6年4月以降に卒業、または令和8年3月までに卒業見込みの者。
通常の課程による12年の学校教育を令和6年4月以降に修了、または令和8年3月までに修了見込みの者。
学校教育法施行規則第150条の規定により、高校卒業と同等の学力を有すると認められる者(令和8年3月までに該当見込みの者を含む)。
このように、学歴要件は幅広く設定されていますが、「英語力」および「志望動機の明確さ」が求められる点が最大の特徴です。
2.2 提出書類の内容と注意点
出願にあたっては、複数の重要書類を準備する必要があります。特に、志望理由書と英語能力試験の成績証明は選抜で重視されるため、正確な記入・提出が求められます。
必須提出書類
調査書またはそれに代わる書類。
志望理由書(様式2、2枚)
- 日本語で志願者本人の自筆で記入(鉛筆使用可)。
- 以下の3つのテーマについて具体的に記述する必要があります:
① GVプログラムを志望する理由
② 将来の夢・希望する進路
③ 自己紹介(長所・短所・特技・関心分野・社会活動など)
- GVプログラムの理解度と、自己の適性を論理的に関連づけて書くことが求められます。
英語能力試験の成績原本(法学部志願者のみ)
- 提出可能な試験は以下の通りです:
• TOEFL iBT
• GTEC(4技能/オフィシャルスコアのみ)
• TOEIC Listening & Reading
• 実用英語技能検定(英検)※1次・2次両方の個人成績表が必要
• IELTS または IELTS Indicator
- スコアは「願書受付期間の最終日より過去2年以内(令和5年11月以降)」に受験したもの。
- 原本を大学に提出し、確認後に返却されます。その際は返信用封筒(簡易書留・切手貼付済)を同封する必要があります。
注意点
成績証明書のコピーは不可。必ず原本を提出。
提出忘れ・不備がある場合、出願資格を満たさなくなる可能性があります。
記載内容に虚偽があると判明した場合、合格が取り消されることもあります。
2.3 英語資格・併願制限・注意すべきポイント
九州大学法学部の総合型選抜Ⅱでは、英語能力試験のスコア提出が必須条件です。スコアの点数による足切りは設けられていませんが、英語での授業に十分対応できる力が求められます。大学側は、目安として TOEFL iBT 61点、GTEC(4技能)1110程度の英語力を提示しています。
一方で、評定平均(学校の成績)による出願制限はありません。
そのため、「学校成績よりも実力や将来性で勝負したい」受験生にとって、有利な入試方式といえます。
併願制限
本選抜では、以下の入試との併願は認められていません:
九州大学の他学部が実施する総合型選抜
学校推薦型選抜
国際入試(教育学部)
これは、法学部の総合型選抜Ⅱが「第一志望で法学部を目指す受験生」を前提として設計されているためです。
注意すべきポイント
英語スコアの提出は「出願資格」であり、「評価対象」でもあるため、英語試験の結果が第一次選抜に直結します。
評価は調査書・志望理由書・英語スコアの総合判断で行われ、A〜Cの3段階で判定されます。
出願者数に対して第一次選抜合格者は募集人員の約3倍程度であり、書類段階での選別が厳しい点に注意が必要です。
▶︎3. 九州大学法学部の総合型選抜における選抜プロセス

3.1 第一次選抜:書類評価の基準と通過率
九州大学法学部の総合型選抜Ⅱにおける第一次選抜では、提出された書類をもとに受験生の基礎力・適性・意欲が総合的に判断されます。
評価対象となるのは以下の3つです。
調査書(高校での学習状況・活動記録)
志望理由書(GVプログラムへの理解度・将来のビジョン・論理的表現力)
英語能力試験の成績(語学力・学習意欲の指標)
これら3項目はそれぞれA・B・Cの3段階で評価され、最終的に総合判定(A〜C)として合否が決まります。単に英語力が高いだけでなく、将来の目標と九州大学法学部の教育理念が一致しているかが大きな評価軸です。
評価のポイント
志望理由書では、「なぜ法学を学びたいのか」「なぜ九州大学なのか」を明確に。
調査書では、学業以外の活動(ボランティア・課外活動)も積極的に評価対象となります。
英語スコアはTOEFL iBT・GTEC・英検などを対象としており、一定の基準値は示されていないものの、英語での授業を受けられる力が期待されます。
通過率の目安
一次選抜の合格者は、募集人員の約3倍程度。
すなわち、定員10名に対しておよそ30名前後が第二次選抜に進む計算となります。
書類の完成度が合否に直結するため、志望理由書と英語スコアの質を徹底的に磨くことが重要です。
3.2 第二次選抜:共通テスト・英語試験・個人面接の配点構成
第二次選抜では、大学入学共通テスト・英語試験・個人面接の3要素を総合的に評価し、最終合否が決定します。
総合得点は850点満点で構成されています。
評価項目 | 配点 | 内容・特徴 |
英語試験 | 200点 | 英語長文問題に対して、英語または日本語で解答。法学や政治学の専門知識は不要だが、論理的読解力・思考力が問われる。 |
個人面接 | 200点 | 日本語と英語の二か国語で実施。提出書類や時事問題に基づき、法学を学ぶ意欲・国際的視点・表現力を評価。約30分。 |
大学入学共通テスト | 450点 | 6教科または7教科8科目。英語リスニング含む。主要科目を450点に換算。 |
共通テストの内訳(450点換算)
国語:100点
地歴・公民(2科目):100点
数学(I・A、II・B・C):100点
理科(基礎2科目または発展2科目):50点
外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語から1):50点
情報(情報Ⅰ):50点
英語科目では、リーディング100点+リスニング100点を合算し、50点満点に換算して使用します。
第二次選抜の流れ(令和8年度予定)
英語試験: 1月下旬 10:00〜12:00
個人面接: 1月下旬 13:00〜18:00
共通テスト成績提出: 1月上旬〜1月下旬
合格発表: 2月上旬頃
この段階では、知識よりも論理的思考力と自己表現力が評価されます。法学部らしく、社会問題に対して自分の意見を根拠とともに語れるかが鍵となります。
3.3 最終評価の仕組みと不合格になるケース
最終的な合否は、大学入学共通テスト・英語試験・個人面接の3要素を総合的に判断し、A・B・Cの3段階で総合評価されます。
総合型選抜Ⅱでは、単一の科目得点よりも、各評価項目のバランスと全体的な適性が重視されます。
最終評価の流れ
共通テスト・英語試験・面接の得点を合計(850点満点)
各項目の得点バランスを確認
各評価項目で「本学部での修学に耐えない」と判断された場合は不合格
不合格になりやすいケース
英語試験での読解・記述力が著しく不足している場合
面接で志望動機が曖昧または理念とずれている場合
共通テストで特定科目の得点が極端に低い場合
書類内容と面接での発言に一貫性がない場合
この入試では「全科目での総合力」が問われるため、1科目が高得点でも他で著しい欠点があると不利になります。
また、英語と法学への適性を総合的に判断するため、バランスの取れた準備が必要です。
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▶︎4. 九州大学法学部の総合型選抜における志望理由書と活動報告書対策
4.1 GVプログラム志望理由をどう書くべきか
九州大学法学部の総合型選抜では、志望理由書が最も重要な評価要素の一つです。特にGV(Global Vantage)プログラムを志望する理由について、大学の理念との一致度が厳しく見られます。
GVプログラムの目的は、「法律的専門性を持ち、国際社会で活躍できる人材の育成」です。そのため、志望理由書では以下の3つを明確に構成することが求められます。
① 「なぜ法学部か」を明確にする
単に「法に興味がある」では不十分です。
社会の課題や不公平に関心を持った経験
法律を通じて社会を変えたいと思ったきっかけ
自分が感じた問題意識と法の関係 といった具体的なエピソードを交えて書くことが重要です。
② 「なぜ九州大学か」を論理的に説明する
九州大学法学部が掲げる教育理念やGVプログラムの内容を理解した上で、「この大学でなければならない理由」を示すことが評価されます。
例:「英語で法を学べる授業体系」や「国際的な学修環境」に魅力を感じた理由を具体的に説明すると効果的です。
③ 「将来どんな法の専門家を目指すか」を描く
GVプログラムの目的に合わせて、国際法・人権・環境・ビジネス法などの分野でどんな問題を解決したいのかを明示することが望まれます。
たとえば、
「国際的な環境紛争の法的解決に貢献できる専門家になりたい」
など、将来像を明確にすると印象が強まります。
書き方のコツ
「問題意識 → 解決意欲 → 法学部での学び」という流れで構成すると一貫性が出ます。
文章量のバランスは、志望理由(約半分)>将来像(約3割)>自己紹介(約2割)が理想です。
抽象的な言葉よりも、実際の体験・行動を具体的に書くことで信頼性が高まります。
4.2 自己紹介欄の書き方と効果的な構成
志望理由書の自己紹介欄では、単なる性格紹介ではなく、「法学部に適した人物像」をアピールする構成が求められます。
九州大学法学部のアドミッションポリシーでは、「論理的思考力・表現力・国際的視野・協働性」が重視されています。
したがって、自己紹介欄では以下のような流れで書くと効果的です。
ステップ①:自分の強みを一言でまとめる
例:「状況を分析し、チームの意見をまとめる力があります」 最初にキャッチコピーのように自分の強みを端的に示すことで、読み手の印象に残りやすくなります。
ステップ②:具体的な経験で裏づける
高校生活や課外活動の中で、「問題解決・協力・挑戦」を体現した具体例を挙げます。
模擬国連、ディベート大会、部活動の企画運営など
英語スピーチやボランティア活動の経験も高評価につながります。
ステップ③:法学との接点を結ぶ
最後に、その経験が法学の学びとどう結びつくかを説明します。
例:「ディベートで論理的に主張する力を磨いた経験を、法的議論に生かしたい」
このように、自分の活動が「法学的思考力」「国際性」「探究心」につながっていることを意識して書くと、より完成度の高い自己紹介になります。
4.3 評価されるエピソードとNG例
志望理由書・活動報告書の内容は、単に経験を羅列するのではなく、「九州大学法学部が求める人物像に合致しているか」が評価の中心となります。
評価されやすいエピソード例
社会的課題への関心を持った経験(例:ジェンダー、環境、国際問題)
自ら行動を起こした経験(例:学校での意見発表、ボランティア活動)
英語や論理的思考を活かした活動(例:スピーチコンテスト、海外交流)
多様な意見をまとめた経験(例:部活動のリーダー、文化祭企画)
これらのエピソードは、GVプログラムが重視する「主体性」「論理性」「国際性」の3要素を示すうえで効果的です。
NG例
「法学に興味があります」「正義を守りたいです」など抽象的な表現だけで終わる。
大学の公式サイトの説明をそのまま引用する。
自分の行動や考えに一貫性がない。
第三者視点(他人の評価)だけで書かれている。
志望理由書は、自分の言葉で書くことが最大の評価ポイントです。形式的な文章ではなく、「自分がどんな価値観を持ち、どんな社会を実現したいのか」を語ることが求められます。
志望理由書の内容をさらに深く理解したい方は、以下の動画も参考になります。
▶︎5. 九州大学法学部の総合型選抜における小論文・面接対策
5.1 小論文の出題形式と評価のポイント
九州大学法学部の総合型選抜Ⅱでは、第二次選抜の英語試験の中に「小論文的要素」が含まれています。
出題は英語長文をもとにした設問で、英文読解力に加えて、論理的思考力と表現力が問われます。解答は英語または日本語で記述可能ですが、どちらを選んでも一貫した論理構成と根拠の明確さが評価の中心です。
出題形式の特徴
英語長文を読み、要旨を整理したうえで意見を述べる形式
法律・政治・社会問題など、GVプログラムに関連するテーマが多い
専門的な法知識は不要だが、「課題を多角的に捉える力」が必要
評価の観点
採点では、以下の4点が重視されます。
課題文の正確な理解(読解力)
自分の主張を明確に提示しているか(論理力)
主張を裏づける理由や具体例を挙げられているか(根拠力)
全体の構成と表現の明確さ(文章力)
つまり、英語力だけでなく、思考力と言語化能力のバランスが問われます。
過去の傾向から、社会的課題(ジェンダー、国際協力、環境問題、SNSなど)に関するテーマが頻出しており、自分の意見を客観的に整理する練習が効果的です。
対策のポイント
新聞・ニュースサイトで時事問題を英語で読む習慣をつける。
「序論→本論→結論」の構成を意識して文章を書く練習をする。
英語で意見を述べる際も、短文で一貫性のあるロジックを意識する。
5.2 面接で問われやすいテーマと答え方のコツ
九州大学法学部の面接は個人面接形式(約30分)で行われ、日本語と英語の両方で質疑応答が実施されます。
出願書類(志望理由書・活動報告書・英語スコア)をもとに、受験生の法学への関心・国際的視野・コミュニケーション力を多角的に評価します。
面接で問われやすい質問例
なぜ法学部を志望しましたか?
GVプログラムのどの点に魅力を感じますか?
あなたが社会で解決したい問題は何ですか?
これまでに挑戦した経験と、そこから学んだことを教えてください。
最近関心のあるニュースや社会問題について説明してください。
英語面接では、上記の内容を簡潔な英語で説明できる力が求められます。
たとえば、
“I’m interested in how laws protect people’s rights in the digital society.”
のように、具体的なテーマを挙げると印象が良くなります。
回答のコツ
結論から話す(PREP法:Point→Reason→Example→Point)を意識。
志望理由書と内容を一致させることで一貫性を保つ。
難しい用語を避け、シンプルで明快な言葉を選ぶ。
表情・姿勢・声のトーンなど「非言語的要素」も重視されます。
面接官は、受験生の完成度よりも「九州大学で成長できる可能性」を見ています。自分の弱点や課題を正直に語りつつ、「今後どう成長したいか」を具体的に話すことが高評価につながります。
5.3 英語対応・時事問題対策の実践法
GVプログラムでは英語での授業が行われるため、英語力の確認は入試段階から重視されています。
英語面接や英語小論文への対応力を高めるためには、時事英語×法的思考の両立トレーニングが効果的です。
英語面接への実践対策
自己紹介を英語で練習する
例:“My name is ____. I’m interested in international law because ….”
→ 内容は短くても、「自分の興味の背景」を英語で伝えられるように。
志望理由・将来目標を英語で言えるようにする
日本語で考えた志望理由を、英語でスムーズに説明できるよう練習する。
模擬面接で反応力を磨く
想定外の質問に対しても、「少し考えてから英語で返す」練習を繰り返す。
時事問題対策
毎日1つ、英語ニュース記事(BBC / NHK WORLD / The Japan Times)を読む。
関心のある社会課題(人権、AI、国際紛争など)について、自分の意見を英語で書く。
法律や制度に関する基本的な英語表現を覚える。
例:「rule of law(法の支配)」「justice(正義)」「human rights(人権)」
面接・小論文共通の視点
九州大学法学部の総合型選抜では、「知識の多さ」よりも自分の考えを筋道立てて説明する力が最も重視されます。
英語・日本語のいずれでも、「主張 → 理由 → 具体例 → 結論」という論理的フレームを意識して伝える練習が有効です。
▶︎6. まとめ|九州大学法学部の総合型選抜に合格するために
6.1 重要なのは「論理性×主体性×社会性」
九州大学法学部の総合型選抜Ⅱで合格を勝ち取るために最も大切なのは、「論理性」「主体性」「社会性」の3つです。
論理性:
志望理由書や面接で、自分の考えを筋道立てて説明できる力。法学部では「なぜそう考えるのか」を明確にする姿勢が重視されます。
主体性:
学校や地域での経験を通じ、自ら行動を起こした実績があるか。単に与えられた課題をこなすのではなく、自分から課題を発見し、行動に移した経験が評価されます。
社会性:
国際問題や社会課題に関心を持ち、他者の意見を尊重しながら議論できる姿勢。GVプログラムではグローバルな視野を持つ法学的思考が求められるため、社会とのつながりを意識することが重要です。
この3要素をすべて兼ね備えた受験生こそ、九州大学法学部が求める理想的な人物像です。
志望理由書・面接・小論文すべてにおいて、この三本柱を意識することで、内容に一貫性と説得力が生まれます。
6.2 今から始める準備スケジュール
総合型選抜Ⅱは、出願から面接までの準備期間が短いため、早期の対策が合否を分けます。
ここでは、高校生の時期ごとに実践すべきステップを整理します。
【高校1〜2年】
社会問題や国際ニュースに日常的に触れる習慣をつける。
英語資格試験(英検・TOEFL・GTECなど)を早めに受験し、スコアを蓄積しておく。
学校外活動(ディベート、ボランティア、探究活動など)に積極的に参加する。
【高校3年・春〜夏】
志望理由書の下書きを開始。GVプログラムや法学部の教育内容をリサーチし、自分の将来像と照らし合わせる。
過去の入試要項を確認し、出願条件・必要書類・英語スコアの有効期限を把握する。
面接・英語試験対策として、短時間で自分の考えをまとめる練習を始める。
【高校3年・秋〜冬】
志望理由書・活動報告書を完成させ、先生や指導者に添削してもらう。
共通テスト対策と並行して、法学関連のニュースや時事問題を整理する。
想定問答集を作成し、日本語・英語の両方で話す練習を行う。
早期準備こそが、総合型選抜Ⅱの最大の合格戦略です。
「志望理由の言語化 → 英語力の強化 → 時事理解の深化」という3ステップを早めに進めましょう。
6.3 他の受験生と差がつく行動とは
総合型選抜は、知識だけでなく「人間力」で差がつく入試です。
特に、九州大学法学部では以下のような行動が評価につながります。
① 自ら課題を発見し、行動に移していること
学校や地域社会で感じた課題をもとに、自分なりに解決策を考えた経験があれば、それを具体的に語れるようにしましょう。
② GVプログラムへの理解を深めていること
公式サイトや説明会で情報を集め、「自分はこの教育をどう活かせるのか」を言語化しておくと、志望理由書の説得力が大きく上がります。
③ 英語と法学の両面で努力を積み重ねていること
英語力は一朝一夕では身につきません。毎日のリーディング・スピーキング練習や英語ニュースの活用が重要です。
一方で、法学的な思考を養うために、憲法・人権・社会正義などのテーマについて自分の意見を持つことも大切です。
総合型選抜Ⅱでは、「どれだけ自分を深く理解し、社会とつなげて語れるか」が勝負です。
自分の経験・価値観・将来像を一貫したストーリーにまとめることが、他の受験生との差を生む最大のポイントです。
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