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上智大学カトリック推薦に出願できる高校はどこ?出願条件や必要な準備を解説

執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ株式会社EQAO教育グループ

更新日:3月6日




▶︎1. 上智大学のカトリック推薦とは

 


1.1 上智大学のカトリック推薦の概要

上智大学のカトリック推薦は、カトリック系高校の学生を対象にした特別入試制度です。これは上智大学が「カトリックの精神に基づく教育」を提供していることから、特にカトリックの信仰や価値観に共感する学生を迎え入れるために設けられた推薦制度です。


この推薦制度の特徴は、カトリック高校からの推薦状を必要とすることに加え、通常の推薦入試よりも厳格な出願条件を伴うことです。例えば、ほとんどの学科で評定平均4.3以上が求められる点が挙げられます(神学部や一部の学科は例外があります)。


さらに、カトリック推薦では、学力だけでなくカトリックの価値観や学校生活での活動内容が重視されるため、カトリック精神に基づいた人格形成が評価されるのも特徴です。この推薦制度を利用することで、学業以外の面でも上智大学に貢献できる生徒が選ばれる傾向があります。


1.2 カトリック推薦の出願資格と条件

上智大学のカトリック推薦に出願するためには、いくつかの特別な資格要件を満たす必要があります。主な条件は次の通りです。


1. 評定平均の基準 : ほとんどの学科で、評定平均4.3以上が求められています。ただし、神学部や一部の学科では4.0以上と緩和されています。また、理工学部では、全体の評定平均が4.0以上で、さらに数学と理科の評定平均が4.3以上という基準もあります。


2. 外国語検定試験の基準 : カトリック推薦では、英検やTOEFLなどの外国語検定試験のスコアも必要です。各学科ごとに指定された基準を満たしている必要があり、この基準はカトリック系高校に通知されます。


3. 推薦状の提出 : カトリック推薦には、カトリック系高校の学校長や教区の司祭など、受験生をよく知る人物による推薦状が必要です。この推薦状は、受験生の人格やカトリック精神に基づいた生活の様子を評価する重要な書類です。


これらの条件は、カトリック推薦が学力だけでなく、カトリックの価値観や人格形成を重視していることを示しており、受験生が上智大学での学びを通じてカトリック精神をさらに深められることが期待されています。


1.3 他の推薦制度との違い

上智大学には複数の推薦入試制度がありますが、その中でもカトリック推薦は特異な存在です。他の推薦制度との違いを以下にまとめます。


1. 自己推薦との違い : 自己推薦では、基本的に受験生が自身で推薦状を作成し、自らの強みや学びたいことをアピールします。これに対し、カトリック推薦では、受験生をよく知る学校長や司祭が推薦状を作成するため、受験生の人格やカトリック精神が客観的に評価されます。


2. 評定平均の基準の違い : 公募推薦や指定校推薦の出願条件では、学科によって評定平均の基準は異なりますが、一般的には4.0前後が求められます。しかし、カトリック推薦では、ほとんどの学科で4.3以上という厳しい基準が課されています。これにより、カトリック推薦は他の推薦よりも学力基準が高く、学業成績の優秀さが強く求められます。


3. レポート等特定課題の違い : カトリック推薦の一部の学科(英文学科、社会学科など)では、レポートや特定課題の提出が必要です。この課題は、受験生がその学科で学ぶ意欲や適性を示すもので、これが学科試験や面接の一部として評価されます。


これらの違いを理解することで、カトリック推薦は学業成績だけでなく、カトリックの価値観や人格形成が重視される、特別な選考制度であることがわかります。



▶︎2. 上智大学カトリック推薦に出願できる高校はどこ?

 


2.1 カトリック系高校の定義

上智大学のカトリック推薦に出願できるのは、カトリック系高校に通う生徒に限定されています。カトリック系高校とは、日本カトリック学校連合会に加盟している学校のことで、これらの学校はカトリックの精神や教育方針に基づいた教育を提供しています。


カトリックの教えを軸にした人格形成や社会貢献に力を入れているため、カトリック推薦ではこのような環境で培われた生徒が対象となります。


日本全国には多くのカトリック系高校があり、上智大学に毎年多くの推薦者を輩出しています。各学校では、学内選考を経て、優秀な生徒が上智大学のカトリック推薦に挑むことができます。


2.2 上智大学カトリック推薦に対応している高校はどこか?

上智大学のカトリック推薦入試は、日本全国のカトリック系高校が対象となっています。これらの高校は日本カトリック学校連合会に加盟している学校であり、上智大学と密接な関係を持っています。具体的な高校名については、公式に公表されているリストはありませんが、主要なカトリック系の高校としては、聖心女子学院や南山国際などが挙げられます。


出願の際の注意点各高校によって、カトリック推薦の推薦枠や基準が異なる場合があります。例えば、一部の学校では数名までの推薦枠が設けられており、校内での選考基準が厳しいことが多いです。また、高校ごとに評定平均や外国語検定試験のスコアなど、細かい要件が異なるため、事前に確認が必要です。


2.3 カトリック高校出身者の出願者数の推移

上智大学のカトリック推薦には毎年、カトリック系高校から多くの出願者が集まりますが、出願者数の推移は年ごとに変動があります。カトリック高校出身者の出願者数は、上智大学におけるカトリック推薦制度が長年にわたって支持され続けていることを示しており、特にカトリックの教えを大切にする学生や家庭からの信頼を得ています。


出願者数の増減要因出願者数に影響を与える要因には、カトリック高校の内部での学内選考の厳しさや、上智大学の各学科での募集定員の変動、さらにはカトリック推薦に必要な条件(評定平均や外国語試験の基準)などが関わっています。また、受験生の将来の進路や社会的なトレンドも影響を与えることがあり、これが毎年の変動に繋がっていると考えられます。



▶︎3. 上智大学カトリック推薦合格に必要な高校での準備

 


3.1 志望理由書の書き方

カトリック推薦の出願において、志望理由書は非常に重要な役割を果たします。この書類では、受験生がなぜ上智大学を志望するのか、またその学科でどのような学びをしたいのかを具体的に記述する必要があります。上智大学では、各学科に対応した志望理由書のフォーマットが提供されており、学生はそれに従って記入します。


ポイント

  • 志望学科に関連する自身の経験や興味を具体的に述べる。


  • 上智大学のカトリック精神やその学びに対する共感を表す。


  • 将来の進路や大学生活でどのように貢献したいかを明確に書く。


志望理由書の質は合否を左右するため、時間をかけて内容を練り上げることが求められます。特に、カトリック推薦の場合、学力だけでなく、人格や価値観が重視されるため、自分の信仰や社会貢献への意識を適切に表現することがポイントとなります。


3.2 推薦状の重要性

カトリック推薦では、推薦状が非常に重要な役割を果たします。この推薦状は、受験生のカトリック精神や学校での活動、学業成績をよく知る人物によって作成され、上智大学に提出されます。推薦状は通常、学校長、副校長、進路指導教員、または教区の司祭などが作成するものであり、受験生の人格や信仰、学業に対する姿勢が評価される書類です。


推薦状作成のポイント

  • 受験生のカトリック精神や教えに対する共感を具体的に述べる。


  • 学校生活でのリーダーシップや社会貢献の実績を強調する。


  • 受験生の学業の優秀さと将来の可能性についても触れることが推奨されます。


推薦状は、受験生の内面的な評価を強く後押しするため、内容のバランスが重要です。特に、受験生がカトリック推薦に相応しい人物であることを示す信頼できる推薦状は、合否に大きな影響を与えることがあります。


3.3 外国語検定試験の準備

上智大学のカトリック推薦入試では、外国語検定試験のスコアが出願条件の一つです。具体的には、英検、TOEFL、IELTSなどの試験で、各学科ごとに定められた基準スコアを満たしていることが求められます。これらの試験結果は、カトリック系高校の校内選考でも重視されるため、早めの対策が非常に重要です。


試験対策のポイント

  1. 早期準備:高校2年生までに基準スコアを取得しておくことで、出願の際に余裕を持てます。

  2. 試験の特性を理解する:自分に適した試験を選ぶことが大切です。英検は日本国内での評価が高く、TOEFLやIELTSは国際的に評価されます。

  3. 模擬試験の活用:定期的に模擬試験を受け、試験環境に慣れることで、本番でのパフォーマンスを向上させることができます。


また、出願までに有効なスコアを取得する必要があるため、申込時期や受験日程を確認し、計画的に受験することが重要です。カトリック推薦の出願は、早期のスコア提出が求められるため、試験日を意識したスケジュールを組む必要があります。


推薦入試における英語力の重要性について詳しく解説している動画もあります。推薦入試を考えている方はぜひ視聴してみてください。



この動画を通じて、必要なスコア基準や効果的な試験対策を学び、万全な状態で推薦入試に臨みましょう。



▶︎4. 上智大学カトリック推薦における面接や学科試問対策

 

4.1 面接でよく問われること

上智大学のカトリック推薦における面接は、受験生の人柄やカトリック精神、志望理由などを深く掘り下げる場です。面接官は、受験生の学業に対する姿勢や社会貢献の意欲、カトリック教育を通じて培った価値観を重視します。


主な質問例

  • 上智大学や志望学科を選んだ理由は何ですか?

  • カトリック精神に基づく活動や経験について教えてください。

  • 大学生活でどのような学びを深めたいですか?


面接では、これらの質問に対して、具体的なエピソードを交えつつ、自分の信念や大学での学びたい内容をしっかりと伝えることが求められます。


4.2 小論文・学科試問の内容と対策

上智大学のカトリック推薦入試では、いくつかの学科で小論文や学科試問が課されることがあります。特に文系学科では、受験生の思考力や表現力、学科への適性を測るために、小論文の課題が出題されることが多いです。例えば、英文学科や社会学科などでは、学科ごとの特定課題として小論文が課されます。


小論文の対策ポイント

  • 時事問題や社会的なテーマに対する理解を深め、論理的に意見を述べる力を養う。


  • 自分の考えをわかりやすく、明確に伝えるために、文章構成や表現力を磨くことが重要です。


  • 過去の入試問題を活用して、実際の試験形式に慣れておくと良いでしょう。


学科試問の内容: 学科試問は、主に受験生の学科に対する理解度や適性を確認するための口頭試問や筆記試験で構成されます。各学科における基礎知識や論理的な思考力が問われるため、事前に各学科の要求に応じた準備が不可欠です。


4.3 試験スケジュールと重要ポイント

上智大学のカトリック推薦入試は、一般的な推薦入試と同様に早い時期に行われることが多いです。通常、出願は夏から秋にかけて行われ、合格発表は年内に行われるケースが多いです。具体的なスケジュールは年度によって異なるため、必ず大学の最新情報を確認することが大切です。


重要なスケジュールのポイント

  • 出願開始時期:例年9月上旬ごろから開始。

  • 出願締め切り:通常、9月中旬ごろに締め切られます。

  • 面接や試問の日程:出願後、約1〜2か月以内に試験が実施されます。


注意すべき点

  • 出願書類の準備は事前にしっかりと行い、提出期限を守ることが重要です。

  • 外国語検定試験のスコアが必要な場合は、スケジュールに合わせて早めに試験を受けておく必要があります。


試験の日程は限られているため、事前の計画が合格への鍵となります。しっかりと準備を進め、期日までに全ての書類やスコアを提出しましょう。



▶︎5. 上智大学カトリック推薦の合格に向けた準備

 

5.1 高校2年生からの計画的な準備

上智大学のカトリック推薦に合格するためには、高校2年生からの早期準備が非常に重要です。カトリック推薦では、出願時に必要な書類や評定平均、外国語検定試験のスコアなど、多くの要件を満たす必要があります。そのため、計画的に準備を進めることが、合格への大きな鍵となります。


準備のステップ

  • 評定平均の維持:まず、出願にはほとんどの学科で評定平均4.3以上が求められるため、高校2年生からの成績が非常に重要です。特に理工系の学科では、数学や理科の成績も重視されるため、科目ごとの学力向上に努める必要があります。


  • 外国語検定試験の対策:英検やTOEFLなどの外国語試験に向けて、早めに対策を始めることが大切です。高校2年生のうちに一度受験し、スコアの基準をクリアしておくと安心です。


  • カトリック精神の実践:上智大学のカトリック推薦では、学業以外にもカトリック精神に基づく活動が重視されます。ボランティア活動や教会での奉仕活動など、日常的にカトリックの価値観を実践しておくことが有利になります。


高校2年生から準備を始めることで、余裕を持って推薦入試に挑むことができ、必要なスコアや書類も確実に揃えることができます。


5.2 外国語検定試験に向けた勉強法

上智大学のカトリック推薦では、外国語検定試験のスコアが合格のための重要な要素となります。特に、英検、TOEFL、IELTSなどのスコアが求められるため、しっかりとした対策が必要です。


勉強法のポイント

  • 早めに試験形式に慣れる:各試験の形式に慣れることが重要です。英検やTOEFL、IELTSなどの試験では、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングが評価されるため、バランスよく対策を進めることが求められます。


  • 定期的に模擬試験を受ける:自分の実力を確認するために、定期的に模擬試験を受けることが有効です。模擬試験を通じて、試験本番のタイムマネジメントや問題形式に慣れることで、試験当日に焦らずに対応できるようになります。


  • リスニングとスピーキングの強化:TOEFLやIELTSなどの試験では、リスニングとスピーキングが特に重要視されます。英語を積極的に聞く習慣を身につけ、スピーキングの練習も日常的に行うことがスコア向上につながります。


おすすめの勉強法

  • 英検やTOEFLの公式問題集を活用し、実際の試験と同じ形式の問題に取り組む。


  • 英語のポッドキャストやYouTubeのリスニング素材を使い、日常的に英語を聞き取る力を鍛える。


  • 英会話スクールやオンライン英会話を利用して、スピーキングの練習を重ねる。


早期に対策を開始し、少しずつスコアを向上させることで、上智大学のカトリック推薦の出願要件を満たすことができます。


5.3 学科ごとの具体的対策

上智大学のカトリック推薦において、学科ごとの対策は非常に重要です。各学科で求められる知識やスキルが異なるため、学科別の対策を事前に計画することが合格の鍵となります。

文系学科の対策文系学科では、特に論理的思考力文章力が重視されるため、以下の対策が効果的です。


  • 小論文対策:社会問題や歴史的背景に対する理解を深め、自分の意見を論理的に表現できるようにすることが求められます。日々のニュースや時事問題に関心を持ち、自分なりの意見を持つように心がけましょう。


  • 面接対策:志望学科で学びたいテーマや、将来の目標について具体的に話せるように準備をすることが重要です。また、カトリック精神に基づいた活動経験をしっかりと説明できるようにしておきましょう。


理系学科の対策理系学科では、専門的な知識問題解決能力が評価されます。以下のような対策を取るとよいでしょう。


  • 基礎学力の強化:数学や理科の基礎知識をしっかりと身につけることが必要です。特に、理工系学科では、数学と理科の成績が重視されるため、重点的に復習し、問題演習を行うことが推奨されます。


  • 学科試問の対策:理工学部などでは、試問が行われることがあるため、過去問や模擬試問を通じて、実際の試験形式に慣れておくと良いでしょう。


外国語学科の対策外国語学科では、語学力が最も重視されます。以下の対策が有効です。


  • リスニングとスピーキングの強化:英語やその他の外国語のスピーキングとリスニング能力を高めるため、日常的にその言語に触れる環境を作ることが大切です。英会話レッスンやオンラインプログラムを活用して、会話力を鍛えましょう。


  • 外国語検定試験の高得点を目指す:英検やTOEFL、IELTSなどで高得点を取るため、試験対策を計画的に進めることが重要です。特に、外国語学科ではスコアの高さが合否を大きく左右します。


学科ごとの適切な対策を行うことで、カトリック推薦における合格の可能性が高まります。



▶︎6. まとめ

 

6.1 上智大学カトリック推薦のメリット

上智大学のカトリック推薦は、学力だけでなく、カトリック精神を重んじる学生にとって大きなチャンスです。この推薦制度の大きなメリットは、カトリック系高校出身の学生が、信仰や価値観を評価され、特別な入試を通じて上智大学に進学できる点です。また、ほとんどの学科で少人数の募集枠があるため、学科に密接した教育を受けられるのも魅力です。


学力以外の評価:学業だけでなく、日常生活におけるリーダーシップや社会貢献の姿勢も評価されるため、幅広い才能を持つ学生が合格の可能性を高めることができます。


6.2 出願前に確認すべき重要事項

カトリック推薦入試に出願する前に、書類の確認試験スケジュールの把握は非常に重要です。出願条件として、評定平均や外国語検定試験のスコアが厳密に設定されているため、事前にすべての要件を満たしているか確認する必要があります。また、推薦状や志望理由書の内容も入念に準備することが大切です。


出願準備の流れ

  • 評定平均や必要なスコアを満たしているかの確認

  • 推薦状の依頼と作成

  • 志望理由書の記入と内容の見直し


6.3 合格のための最終アドバイス

カトリック推薦で合格を勝ち取るためには、計画的な準備自己アピールが大切です。評定平均や外国語検定試験の基準をクリアするだけでなく、面接や学科試問で自分の強みをしっかりと伝えることが求められます。また、カトリック精神や社会貢献の意識を持つことが、上智大学での学びへの熱意を示すポイントとなります。



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