top of page
検索

法政大学法学部の総合型選抜とは?合格するための完全ガイド

  • 執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ
    株式会社EQAO教育グループ
  • 3月17日
  • 読了時間: 12分

更新日:3月20日




▶︎1. 法政大学法学部の総合型選抜とは

 


1.1 総合型選抜の概要

総合型選抜とは、学力試験だけでは測れない受験生の多様な能力や意欲を評価する入試方式です。一般的に、調査書や志望理由書、面接試験を通じて、大学の求める学生像に合致するかを判断します。


法政大学法学部では、国際政治学科のみがこの総合型選抜を実施しており、「英語外部試験利用自己推薦入学試験」として行われます。これは、英語の外部検定試験のスコアを必須要件とし、英語力と国際的な関心を持つ受験生を対象とした選抜方式です。


1.2 実施学科と選抜方式

法政大学法学部には、


  • 法律学科

  • 政治学科

  • 国際政治学科


の3つの学科がありますが、総合型選抜が実施されるのは国際政治学科のみです。

「英語外部試験利用自己推薦入学試験」とは、英語資格を活用した自己推薦型の入試制度です。この方式では、以下のような特徴があります。


  • 英語資格が必須(例:TOEFL iBT 72点以上、英検準1級以上など)

  • 筆記試験はなし

  • 書類審査(一次選考)と面接試験(二次選考)の2段階

  • 専願制のため、合格後の辞退は不可


総合型選抜では、受験生の英語力だけでなく、国際的な視野や社会課題への関心が評価される点も大きなポイントです。


1.3 募集人員と倍率

法政大学法学部国際政治学科の総合型選抜では、募集人数は5名程度と公表されています。ただし、実際の合格者数は年度によって変動し、過去には定員を超えて合格者が選ばれたこともあります。

過去の倍率データを見てみると、


  • 2024年度入試(2023年実施)

    • 志願者数:37名

    • 最終合格者数:20名

    • 倍率:約1.9倍


  • 2023年度入試(初年度)

    • 志願者数:37名

    • 最終合格者数:13名

    • 倍率:約2.9倍


倍率は年によって異なりますが、一般入試と比べると比較的低めの傾向です。しかし、出願資格(英語力など)を満たした受験生だけが応募するため、競争は決して易しくありませんまた、合格者の約8〜9割が女性で、現役生の割合も高いことが特徴です。


総合型選抜は、学力試験だけでは測れない受験生の意欲や個性を重視する入試です。法政大学法学部国際政治学科を第一志望とする人にとっては、チャンスのある入試方式といえるでしょう。



  • 英語資格が必須!(例:TOEFL iBT 72点以上、英検準1級以上)

  • 筆記試験なし! 書類審査と面接で評価!

  • 国際的な視野や社会課題への関心が求められる!

法政大学法学部の総合型選抜対策ならEQAOにお任せ! /





▶︎2. 出願条件と必要な資格

 


2.1 学力要件と評定平均

法政大学法学部国際政治学科の総合型選抜では、特定の評定平均値(GPA)による出願制限はありません。これは、他大学の総合型選抜と比較しても珍しい特徴です。そのため、評定平均が多少低くても、英語力や志望理由書の内容、面接試験のパフォーマンス次第で合格の可能性があります。


ただし、総合型選抜では、「地球規模の課題への関心」や「国際的な視野」が求められます。高校での活動や課外活動で、国際的な問題に関心を持って取り組んできた経験があると、より有利に評価されるでしょう。


2.2 英語外部試験のスコア基準

総合型選抜で出願するには、指定された英語試験のスコアを取得することが必須です。以下のいずれかの基準を満たしている必要があります。総合型選抜で出願するには、指定された英語試験のスコアを取得することが必須です。

以下のいずれかの基準を満たしている必要があります。


英語試験

       最低スコア

英検

準1級以上

TOEFL iBT(Paper Edition 含む)

72点以上(Speaking10以上、Writing10以上)

IELTS(Academic Module)

6.0以上(Speaking4.0以上、Writing4.0以上)

ケンブリッジ英語検定

162点以上(Speaking142以上、Writing142以上)

GTEC CBT

1190点以上(Speaking280以上、Writing240以上)

TEAP

309点以上(Speaking60以上、Writing90以上)

TEAP CBT

600点以上(Speaking120以上、Writing100以上)

TOEIC L&R + S&W

合計1095点以上(Speaking100以上、Writing100以上)


法政大学は複数の英語試験を認定しており、出願時にいずれかの基準を満たしている必要があります。自分に合った試験を選び、早めにスコアを取得するようにしましょう。


注意点として、TOEFL iBT Home EditionやIELTS Indicatorは認められないため、必ず公式試験を受験してください。また、英語スコアは出願時までに取得している必要があるため、計画的に受験することが大切です。


2.3 その他の資格や活動実績

英語資格以外に、特定の活動歴や資格は必須ではありません。しかし、総合型選抜では、


  • 国際的な課題への関心

  • 異文化交流や海外経験

  • 英語を活用した活動(ボランティアやプレゼンテーション) などが評価される傾向があります。


そのため、国際問題に関する研究、模擬国連、留学経験などがあるとアピールしやすいでしょう。また、志望理由書の内容によっては、英語力だけでなく、自分の経験をどのように国際政治学科で活かしたいかを明確に伝えることが重要です。


出願時には、志望理由書や活動歴をしっかり整理し、自分の強みをアピールできるよう準備しましょう。



▶︎3. 選考プロセスとスケジュール

 


3.1 一次選考(書類審査)

一次選考では、受験生の提出書類をもとに総合的な評価が行われます。提出書類には以下が含まれます。


  • 調査書(高校の成績証明)

  • 英語検定のスコア証明書

  • 志望理由書(英語で最大1,000語以内)


特に志望理由書の内容が重要視され、受験生の国際的な関心や学科への適性が評価されます。英語力の証明も必須であるため、スコアの有効期限にも注意が必要です。


3.2 二次選考(面接試験)

一次選考を通過すると、オンラインでの面接試験が行われます。面接は以下の形式で実施されます。


  • Zoomを使用した個人面接

  • 最初の5分間は英語による自己プレゼンテーション

  • その後、日本語と英語の質疑応答


面接では、受験生の思考力や表現力が評価されます。特に英語での受け答えが求められるため、事前に自分の志望理由書や国際問題について英語で話せるように準備しておきましょう。


3.3 重要な日程と締切

2025年度入試(2024年実施)のスケジュールは以下のとおりです。


  • 出願期間:2024年10月8日(火)~10月18日(金)

  • 一次選考結果通知:2024年11月中旬

  • 二次選考(面接):2024年11月24日(日)

  • 最終合格発表:2024年12月10日(火)


書類準備や英語スコアの取得には時間がかかるため、早めの準備が大切です



  • 模擬面接を繰り返し行い、本番で自信を持って話せるようにする

  • 質問に対して論理的かつ簡潔に答えることを意識する

  • 明るくハキハキと話し、相手に伝わる話し方を意識する

あなたの強みを活かして合格を勝ち取ろう! /





▶︎4. 志望理由書と面接の対策

 

4.1 志望理由書の書き方とポイント

法政大学法学部国際政治学科の総合型選抜では、志望理由書が合否に大きく影響します。特に、英語で最大1,000語以内で作成する必要があり、論理的かつ明確な構成が求められます。


志望理由書の構成

導入(自分の関心・問題意識)

  • なぜ国際政治学に興味を持ったのかを具体的に述べる

  • 自身の経験や背景から関心が生まれた理由を説明する


法政大学国際政治学科で学びたいこと

  • 法政大学のカリキュラムや教授の研究と結びつける

  • 他大学ではなく、法政大学を選ぶ理由を明確にする


将来のキャリアプラン(学びの活かし方)

  • 大学での学びが将来の目標につながることを示す

  • 自身の経験と関連づけ、リアリティのあるキャリアプランを描く


まとめ(法政大学への熱意)

  • 法政大学の環境が自身の目標と一致していることを強調

  • 簡潔に、力強い言葉で締めくくる


志望理由書で差をつけるポイント

  • 具体的な経験やエピソードを交える(単なる興味ではなく、実際の体験を述べる)

  • 法政大学ならではの特色をしっかり調べる(カリキュラムや教授の研究を活用)

  • 将来ビジョンを明確にする(学びをどう活かしたいか具体的に示す)


関連動画:志望理由書の学習計画パートの書き方



4.2 面接試験の準備と注意点

面接試験では、受験生の思考力、表現力、適応力が評価されます。特に、英語での自己プレゼンテーションが求められる可能性があるため、事前準備が重要です。


面接でよくある質問と回答例

質問

意図

回答のポイント

法政大学国際政治学科を志望した理由は?

大学の特徴と自分の目標が一致しているかを確認

カリキュラムや教授の研究と結びつける

高校時代に力を入れた活動は?

主体性や国際的な関心を評価

具体的な経験を交え、国際政治への関心とつなげる

あなたの長所と短所を教えてください。

自己分析力と課題解決力を確認

短所は克服の努力をしていることを示す

最近気になった国際ニュースについて説明してください。

国際政治への関心と知識を評価

事実を整理し、自分の考えを交えて説明する


回答例

質問:「法政大学国際政治学科を志望した理由は?」


回答例 「私は○○の経験を通じて国際政治に興味を持ちました。法政大学の国際政治学科では、実践的な国際関係論が学べる授業があり、特に○○教授の研究に魅力を感じています。この環境で学び、将来的には○○の分野で活躍したいと考えています。」


面接時のマナーと注意点

  • 服装と身だしなみ:清潔感のある服装を心がける(スーツまたは落ち着いた服装が理想)

  • 話し方と態度:目を見てハキハキと話す、落ち着いて簡潔にまとめる

  • 入室・退室時のマナー

    • 入室時:「失礼します」と一礼

    • 退室時:「ありがとうございました」とお礼を述べる


面接対策のポイント

  • 事前に想定質問の回答を準備し、口に出して練習する

  • 国際ニュースをチェックし、意見をまとめる練習をする

  • 模擬面接を行い、第三者からのフィードバックを受ける


面接でのNG例とOK例

NG例

OK例

目を合わせずに話す

面接官と適度にアイコンタクトを取る

声が小さく、聞き取りづらい

はっきりと明るい声で話す

回答が長すぎる

簡潔にまとめ、要点を押さえる

不明点を適当に答える

「申し訳ありませんが、もう一度ご質問をお願いできますか?」と対応


緊張対策

  • 面接前に深呼吸をする

  • 模擬面接を行い、場慣れしておく

  • 「緊張しても大丈夫」と自分に言い聞かせる


面接試験は、事前の準備と自信を持って挑むことが成功のカギです。自身の経験や目標を明確にし、落ち着いて対応できるよう練習を重ねましょう。



▶︎5. 合格者の傾向と対策ポイント

 

5.1 合格者の共通点と特徴

法政大学法学部国際政治学科の総合型選抜に合格した受験生には、いくつかの共通点があります。


  • 英語力が一定レベル以上である:TOEFL iBTやIELTSなどの英語試験で基準を満たしていることは必須条件ですが、それ以上に、英語を使った学びや活動経験を持つ受験生が多いです。


  • 国際的な関心が強い:国際問題や異文化交流に関心を持ち、実際にその分野での活動経験がある。


  • 論理的思考力と表現力が高い:志望理由書や面接で、自分の考えを明確に伝えられる能力が求められる。


  • 主体的に行動する姿勢がある:ボランティア活動、留学経験、ディベート大会など、自発的に挑戦した経験がある受験生が多い。


5.2 英語力向上のための勉強法

総合型選抜では、英語力が重要な評価基準の一つとなります。以下の勉強法を取り入れて、効率的にスコアアップを目指しましょう。


  • リスニング強化:ニュースやポッドキャスト(BBC、CNNなど)を活用し、時事問題にも対応できるようにする。


  • スピーキング対策:オンライン英会話やディスカッションに積極的に参加し、即座に英語で考える力を養う。


  • ライティング練習:志望理由書のドラフトを作成し、ネイティブや英語教師に添削を依頼する。


  • リーディング力強化:国際関係や政治に関する英語の記事や書籍を読むことで、専門用語や背景知識を身につける。


5.3 国際的な関心を高める方法

法政大学法学部国際政治学科の総合型選抜では、国際問題への関心が評価されます。以下のような取り組みを通じて、関心を深めていきましょう。


  • 国際ニュースを定期的にチェックする:BBC、The New York Times、Al Jazeeraなどの海外メディアを活用し、時事問題に対する理解を深める。


  • 模擬国連やディベート大会に参加する:実際に国際問題を議論する経験を積むことで、論理的思考力や英語力が向上する。


  • ボランティアや留学を経験する:異文化交流を実際に体験し、国際問題への理解を深める。


  • 研究やエッセイを書く:自分が関心のある国際的な課題についてリサーチし、論文やレポートにまとめることで、知識を整理し、表現力を高める。


国際的な視野を広げることが、総合型選抜の合格に向けた大きな強みとなります。日常的にニュースをチェックし、国際問題について考える習慣をつけましょう



▶︎6. まとめと受験生へのメッセージ

 

6.1 総合型選抜の魅力とメリット

法政大学法学部国際政治学科の総合型選抜は、単なる学力試験では測れない受験生の個性や意欲を評価する入試方式です。特に、英語力や国際的な視野を活かして受験できる点が大きな魅力です。


  • 筆記試験がなく、総合的な評価が行われる

  • 英語力や国際問題への関心を活かせる

  • 志望理由書と面接で自分の強みをアピールできる


特に、国際社会に貢献したいという明確な目標を持つ受験生にとって、総合型選抜は理想的な入試方式といえるでしょう。


6.2 最後に伝えたいこと

総合型選抜は、受験生の可能性を最大限に引き出すチャンスです。しかし、そのためにはしっかりとした準備と計画的な学習が欠かせません。


  • 英語資格の取得を計画的に進める(TOEFL、IELTS、英検など)

  • 志望理由書を時間をかけて丁寧に作成する

  • 面接での自己表現力を高める練習をする

  • 国際問題に関する知識を深め、自分の意見を持つ


自分の強みを最大限に活かし、法政大学法学部国際政治学科での学びにつなげましょう!

総合型選抜は、単なる受験ではなく、自分の未来を切り開く第一歩です。しっかりと準備をし、自信を持って挑戦してください。あなたの努力が実を結ぶことを願っています!



▶︎法政大学法学部の総合型選抜対策ならEQAOにお任せください!

 

法政大学法学部の総合型選抜(AO入試)を目指す方へ。志望理由書の作成から面接・小論文対策まで、合格に向けた万全のサポートを提供します。個別指導で一人ひとりに最適なプランを提案し、あなたの強みを最大限に引き出します。総合型選抜のプロフェッショナルがあなたの夢を全力で応援!今すぐ無料相談をお申し込みください。




Comments


bottom of page