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同志社大学 スポーツ健康科学部の自己推薦入試対策|6つの合格ポイント解説

  • 執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ
    株式会社EQAO教育グループ
  • 5月24日
  • 読了時間: 13分



▶︎1. 同志社大学 スポーツ健康科学部の自己推薦入試とは



1.1 自己推薦(スポーツ)入試の目的と特徴

同志社大学スポーツ健康科学部の自己推薦(スポーツ)入試は、単に運動能力の高さだけで評価されるものではありません。

この入試制度は、スポーツを通じて学業と社会貢献の両立を志す学生を対象とし、その意志と実績の両面から評価する制度です。


この自己推薦入試の大きな特徴は、書類審査を通過した者に対して、小論文と面接を通じて総合的に人物を評価する点にあります。また、外部英語試験のスコアが任意で加点対象となるのもポイントです。これにより、単なる実技型選考にとどまらず、知的な能力や表現力まで問われる、極めてバランスの取れた選考方式が採られています。


自己推薦(スポーツ)入試は「スポーツを通じて社会に貢献する意志のある者」を積極的に評価する制度であり、同学部が育てたい人物像と一致しています。


1.2 募集人数・競技種目の扱いと多様性への配慮

2025年度入試における募集人数は、スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科で「20名」とされています。ただし、競技種目ごとの合格者数には上限があり、1競技あたりの合格者は原則として男女問わず4名以内と定められています。これにより、特定の競技に偏らず、学部全体として多様なスポーツ経験をもつ学生が集うことが可能となります。


出願可能な競技種目には、同志社大学体育会に加盟しているもののほか、全国高等学校体育連盟加盟の競技専門部の種目が含まれます。さらに、それらに属さない競技でも、「特別競技」として申請可能です。ただしこの場合、一競技として一括扱いとなり、他の競技と同様に原則4名以内の枠に含まれる点に注意が必要です。


このように、同志社大学スポーツ健康科学部の自己推薦入試では、さまざまな競技経験者を公平に評価し、多様性と調和を尊重した選考を実施しています



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▶︎2. 同志社大学 スポーツ健康科学部 自己推薦入試の出願条件と必要書類



2.1 評定平均・競技実績の基準と注意点

同志社大学スポーツ健康科学部 自己推薦入試を受験するには、明確な出願条件が設けられています。まず、評定平均に関しては、出願時点での「全体の学習成績の状況」が3.2以上であることが必要です。これは高校卒業者であれば第3学年末の時点、在学中の者であれば出願時点での成績が対象となります。


次に、競技実績の要件です。高等学校在学中に全国大会または国際大会に「正選手として出場」し、優れた成績を収めた者であることが求められます。対象となる大会には以下が含まれます。


  • 全国高等学校総合体育大会

  • 全国高等学校選手権大会

  • 全国高等学校選抜大会

  • 国民スポーツ大会(旧 国体)

  • オリンピック、世界選手権大会等の国際大会


クラブへのエントリーや選抜決定のみでは出願資格に該当せず、「実際に出場した事実」が必要です。また、コロナ禍などで中止・辞退となった場合でも、出場予定が公式に認められていれば評価の対象となります。

中学校での成績は対象外であり、高校での競技成績のみが評価対象です。


2.2 出願資格に関する特記事項と例外対応

2025年度入試の出願対象者は、2024年度に高等学校等を卒業した者、または2025年3月に卒業見込みの者とされています。これに加え、以下のような特定の学歴要件に該当する場合も出願が可能です。


  • 外国での12年課程修了者

  • 高等学校卒業程度認定試験の合格者

  • 文部科学大臣が指定する教育機関修了者など


これらのケースでは、2025年3月31日時点で18歳以上であることが必要です。

また、調査書の発行が難しい場合や、全体の学習成績の状況が出ないケース(例:インターナショナルスクール卒業生など)は、事前にスポーツ健康科学部事務室への連絡が必要です。


さらに、出願には「同志社大学での学びを強く希望し、入学後も学業と課外活動を両立する強い意志を持つこと」が必須とされており、単に競技成績が優れているだけでは出願資格は満たされません。


2.3 出願書類の一覧と作成時のポイント

自己推薦入試に必要な書類は複数あり、それぞれに厳格なルールがあります。

主な提出書類は以下の通りです。


  • 出願確認票(インターネット出願後に出力)

  • 調査書(最新の成績を反映)

  • 志望理由書(800字程度)

  • 競技成績証明書

  • 競技成績を証明する客観的資料(例:新聞記事、公式記録、賞状など)

  • 競技成績説明書(本人の活躍を補足するための文書)


特に「競技成績を証明する客観的資料」では、出場大会の規模・成績・出場の有無などが明確にわかる証拠の提示が必要です。テレビ映像やスクリーンショットなど、公式性のない資料は認められません。


加えて、任意提出ではあるものの、TOEFL iBT・TOEIC L&R・実用英検のスコア証明書を提出することで加点対象となります ただし、スコアの提出形式や試験日には厳格な条件があるため、募集要項をよく確認することが重要です。


書類作成には細心の注意が求められ、記載ミスや書式違反は出願無効のリスクを伴います。最新年度の募集要項を参照しながら、漏れや誤りがないよう慎重に準備を進めましょう。



▶︎3. 同志社大学 スポーツ健康科学部 自己推薦入試における志望理由書の対策法



3.1 志望理由書に求められる内容と評価基準

同志社大学スポーツ健康科学部の自己推薦入試では、志望理由書が最重要書類の一つです。文字数の目安は800字程度とされていますが、その中で「なぜこの学部で学びたいのか」および「自分がどのように貢献できるか」を明確に論理立てて説明することが求められます

具体的には以下の観点が評価のポイントです。


  • 自らの経験や問題意識に基づく明確な志望動機

  • 学部の教育内容との整合性

  • 入学後の具体的な学びのビジョン

  • 学業と競技の両立に対する意志


単なる「スポーツが好きだから」では不十分であり、なぜ同志社大学でなければならないのか、なぜスポーツ健康科学という学問分野を選ぶのかを、自身の経験と結びつけて述べることが重要です。


3.2 教育理念との接続と「なぜ同志社大学なのか」の示し方

同志社大学は、「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」を教育理念に掲げています。スポーツ健康科学部では、スポーツを通じて人間の健康と社会の福祉に貢献する力を養うことが重視されています。

したがって志望理由書では、次のような内容の記述が有効です。


  • スポーツを通じて得た経験から社会課題を認識し、それを解決したいという意志

  • 健康科学や運動生理学への学問的関心

  • 「スポーツと社会」「スポーツと教育」といった複合的な視点での課題意識

  • 同志社の理念に共感し、その環境で成長したいという強い希望


例えば、「部活動でのケガの経験からリハビリや予防医療に関心を持ち、スポーツを通じた健康支援に貢献したい」といった、個人の経験から社会的な課題へと視点を広げる構成が効果的です。

「同志社大学でなければならない理由」を理念やカリキュラム、教授陣の研究領域などに結びつけて説明することで、説得力が格段に高まります。


3.3 よくあるミスと説得力を高める改善策


志望理由書では以下のようなミスがよく見受けられます。


  • 漠然とした動機や一般的すぎる表現

  • 学部の特徴に触れず、どの大学にも当てはまりそうな内容

  • 経験談が単なるエピソードの紹介にとどまり、学びや気づきに結びついていない

  • 指定文字数に満たない、あるいは過剰な説明による構成崩れ


これらを防ぐには、次の点に注意する必要があります。


  • 経験→問題意識→学びの必要性→将来の展望という一貫した構成を取ること

  • 抽象論ではなく、具体的な出来事や行動に基づいた記述を行うこと

  • 学部のカリキュラムや教授の専門分野など、明確なリサーチに基づく内容を盛り込むこと


あなたにしか書けない志望理由書」が合否を左右します。独自性と論理性を両立させた構成を意識しましょう。



書類・小論文の完成度が合否を分けます

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▶︎4. 同志社大学 スポーツ健康科学部 自己推薦入試に向けた小論文対策

4.1 出題傾向と頻出テーマの分析

同志社大学スポーツ健康科学部 自己推薦入試の小論文では、スポーツを取り巻く社会的課題や、健康・福祉との関わりについて論理的に考察できるかが問われます。

過去の出題傾向を分析すると、以下のようなテーマが頻出です。


  • スポーツの社会的役割(教育・健康・共生社会)

  • スポーツにおけるリーダーシップや倫理

  • 科学的視点から見た身体・運動の意義

  • 若者の健康課題とスポーツの関与


単なる意見文ではなく、根拠と具体例を交えた論理的構成が求められるため、事前に課題文の読解力と構成力を高めておくことが不可欠です。

また、出題形式は800〜1000字程度の論述が多く、制限時間は60分。限られた時間の中で「主張・根拠・具体例・結論」をまとめるトレーニングが重要です。


4.2 CRECマップを活用した小論文構成法

論理的な小論文を書くためには、「CRECマップ(Claim, Reason, Evidence, Conclusion)」を活用するのが効果的です。これは主張を中心に論理を展開するための思考整理ツールです。


要素

内容例(スポーツと健康の関係)

Claim(主張)

スポーツは現代社会において健康維持に不可欠な要素である。

Reason(理由)

運動習慣の継続が生活習慣病予防につながるから。

Evidence(証拠)

厚生労働省の調査では、運動習慣がある人は糖尿病発症率が20%低下。

Conclusion(結論)

よって、学校教育ではスポーツ活動の継続的な推進が必要である。


CRECの各要素を明確にしながら、文字数配分に注意して論理的な構成を整えることが、高評価への近道です。


4.3 説得力を高める具体例と論理の磨き方

小論文では、主張や論点を補強するために具体的な事例や統計データを盛り込むことが重要です。これは主に「Evidence(証拠)」の部分に該当します。

たとえば、「スポーツが社会的孤立を防ぐ手段になる」という主張に対しては、以下のような補強が効果的です。


  • 実際に地域スポーツクラブが高齢者の交流の場となっている事例

  • 世界保健機関(WHO)が運動不足による健康リスクを警告している統計

  • 教育現場でのスポーツ導入がいじめの減少に繋がった研究報告


説得力のある文章にするためには、「具体性」と「因果関係の明示」をセットで意識することが大切です。

また、語尾表現のぶれ(例:「〜だと思う」「〜すべきである」)や主語・述語の不一致にも注意を払い、簡潔かつ一貫性のある文章を心がけましょう。



▶︎5. 同志社大学 スポーツ健康科学部 自己推薦入試の面接対策と準備法

5.1 面接で見られる観点と求められる力

同志社大学スポーツ健康科学部 自己推薦入試の面接では、単なる受け答えの技術ではなく、受験者の「人物像」や「志望の真剣度」が重視されます。

評価のポイントは主に以下の3点です。


  • 学部での学びに対する明確なビジョン

  • スポーツと学問を両立させる姿勢と計画性

  • コミュニケーション能力と論理的思考力


また、スポーツにおける経験や努力の姿勢、自主性・主体性なども含め、総合的な人間力が面接で問われる要素となります。競技成績の有無だけではなく、面接官にどのような成長意欲や社会貢献の意思があるかを的確に伝えることが鍵となります。

自分自身の考えを言語化し、相手に理解してもらう力が問われる選考です。


5.2 想定される質問への対応と答え方の工夫

同志社大学の面接では、「志望理由」や「将来のビジョン」など定番の質問に加え、個々の志望理由書や競技歴に関連した個別具体的な質問がなされる傾向にあります。

以下に想定される代表的な質問と答え方のポイントを示します。


  • なぜ同志社大学スポーツ健康科学部を選んだのですか? 

    →「教育理念への共感」や「学びたい分野との一致」を、自身の経験と紐付けて具体的に述べましょう。


  • 入学後、どのような学びを深めたいですか? 

    → 特定の科目や研究テーマを挙げて、「自分の課題意識にどう結びつくか」を明示しましょう。


  • スポーツ活動と学業をどう両立させるつもりですか? 

    → 時間管理の計画や過去の両立経験などを示し、「実現可能な意志と手段」を論理的に話しましょう。


答えは暗記するのではなく、「伝えたいことの軸」を決め、柔軟に対応できるよう準備しておくことが重要です。


5.3 自己理解を深める準備法とトレーニング

効果的な面接対策には、まず自己理解の深掘りが欠かせません。

以下の手法を活用することで、話の一貫性や説得力を高めることができます。


  • 自己分析シートや過去の体験整理ノートの活用 

    → 自分の価値観・転機・挑戦・成功体験などを時系列で整理。


  • 「なぜ?」を繰り返す深掘り思考 

    → なぜその競技に取り組んだのか、なぜ大学で続けたいのかを掘り下げることで、自分の軸が明確になります。


  • 模擬面接の実施 

    → 第三者との練習で表現のクセや論理のズレを発見し、修正します。


面接で緊張せず自分を表現するためには、内容の暗記ではなく、自分の言葉で語れる準備が必要です 相手に伝えたいメッセージの「核」を持つことが、強い印象を残すカギとなります。



▶︎6. まとめ:同志社大学 スポーツ健康科学部 自己推薦入試で合格を勝ち取るために

6.1 最新の募集要項を確認するべき理由

同志社大学スポーツ健康科学部の自己推薦入試では、毎年度、出願資格・提出書類・選考方法・日程などに変更が加わる可能性があります。

特に注意が必要な点は以下の通りです。


  • 募集人数や競技種目に関する規定(原則1競技あたり4名以内)

  • 評定平均3.2以上という学業要件

  • 全国・国際大会への正選手としての出場要件

  • 小論文・面接の実施時間や選考基準の詳細

  • 英語外部試験の取り扱い(対象試験・提出方法・スコアの条件など)


これらの情報は、毎年更新される「最新の募集要項」を参照することでのみ正確に把握できます。古い情報やインターネット上の断片的な情報だけに頼ると、出願資格を満たしていないことに気づかず準備が無駄になるリスクもあります。


必ず同志社大学公式サイトのスポーツ健康科学部ページで最新の情報を確認し、正確な準備を心がけましょう。


6.2 今すぐ始めたい準備とEQAOの活用法

自己推薦入試は、書類審査・小論文・面接と多面的な対策が必要な選考です。

そのため、早期の準備が合否を左右する最大の要因になります。

今から始めるべき準備は次の通りです。


  • 自己分析と志望理由の言語化

  • 志望理由書の構成設計と下書き作成

  • 小論文の構成練習と模擬問題の反復

  • 面接対策としての想定問答と模擬面接

  • 出願に必要な競技実績証明や調査書の取得準備


これらを効率的に進めるには、自己推薦入試に特化したサポートを提供するEQAOの活用が非常に有効です。専門的な視点からのアドバイスや、志望理由書・小論文の添削指導を受けることで、合格レベルの完成度に仕上げることができます。


「自己流では不安」「何から始めればよいか分からない」という方は、EQAOの無料相談や指導サービスを積極的に活用して、確実な対策を始めましょう。


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