大学入試のプレゼンテーション対策で差をつける!合格者が実践する準備と話し方のコツ
- 株式会社EQAO教育グループ

- 10月25日
- 読了時間: 20分

▶︎1. 大学入試におけるプレゼンテーションとは

大学入試でプレゼンテーションが求められる機会は、近年急速に増えています。特に総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜では、「知識量」だけでなく、「自分の考えを整理し、論理的に伝える力」が重要な評価基準となっています。
このセクションでは、プレゼン型入試が注目される背景と、どのような力が審査されるのかをわかりやすく解説します。
1.1 プレゼン型入試が増加している背景
近年、大学入試の形は大きく変化しています。以前は筆記試験中心でしたが、自ら考え、表現し、他者に伝える力を評価する「プレゼンテーション型入試」を導入する大学が増えています。
この背景には、社会全体が求める人材像の変化があります。
AIの発展により「暗記力」や「知識の量」よりも、課題を発見し、解決策を構築し、自分の言葉で伝える力が重視されるようになりました。
大学側も、将来社会で活躍できる人材を見極めるために、受験生の思考力・表現力・主体性を測る手段としてプレゼン入試を採用しています。
特に総合型選抜では、志望理由書や小論文に加え、プレゼンテーションが最終評価に直結するケースも多く、対策の重要性が増しています。
1.2 総合型選抜における「伝える力」の重要性
総合型選抜では、学力だけでは測れない受験生の可能性を評価します。
その中でもプレゼンテーションは、「自分の考えをどう整理し、どう伝えるか」というアウトプット能力の集大成といえる試験です。
たとえば、テーマが「持続可能な社会」や「教育の未来」であっても、問われているのは“知識”ではなく、自分の視点で課題を捉え、論理的に意見を構築し、相手に伝える力です。
評価のポイントは主に以下の3点です。
論理性:意見の根拠が明確か、結論と理由が一貫しているか
独自性:自分の体験や視点を交えて話せているか
表現力:話し方、姿勢、アイコンタクト、声のトーンが自然で説得力があるか
つまり、プレゼンテーション入試は「話すテクニック」だけではなく、思考と表現を一体化させる試験なのです。
1.3 プレゼンで評価されるポイントとは
大学入試におけるプレゼンでは、「何を話すか」以上に「どう話すか」が重視されます。
同じ内容でも、伝え方ひとつで印象は大きく変わります。
審査官が注目するポイントは以下の通りです。
構成力:話の流れが明確で、聞き手が理解しやすい構成になっているか
視線・表情:聴衆に目を向け、自然な笑顔や姿勢で話せているか
時間管理:限られた時間で要点を押さえ、無駄なく伝えられているか
一貫性:序論から結論まで、意見がぶれずに展開されているか
創造性:他の受験生と差別化できる独自の視点があるか
特に印象を左右するのは、「結論ファースト」で話す構成です。
最初に「自分の意見」を明確に述べ、その理由や具体例を順序立てて説明することで、審査官に伝わりやすくなります。
また、話の内容だけでなく、話すスピードや声の抑揚、姿勢や視線の使い方も評価対象です。
審査官は「この学生が大学でどのように学び、社会でどう活躍できるか」を見ています。
プレゼンテーションを通して、自分の価値観や考え方を“相手の心に届く形”で表現できるかが、合格の鍵となります。
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▶︎2. プレゼンテーション形式の違いと大学入試での傾向

大学入試のプレゼンテーションと一口に言っても、その形式や評価基準は大学や学部によって異なります。
このセクションでは、受験生が最も戸惑いやすい「出題形式の違い」や「話し方のポイント」について詳しく解説します。
形式ごとの特徴を理解しておくことで、準備の方向性が明確になり、自信を持って本番に臨むことができます。
2.1 代表的な3つの出題形式(課題型・提案型・自己PR型)
大学入試で出題されるプレゼンテーションには、主に次の3つのタイプがあります。
(1)課題型プレゼンテーション
大学側が提示する社会的・学問的テーマに対して、自分の考えをまとめて発表する形式です。
例として、「少子化社会における教育の課題」「持続可能な地域づくり」などが挙げられます。
この形式では、課題の理解力・論理的思考・解決策の独自性が評価されます。
課題型のポイントは、単なる意見発表ではなく、問題の本質を整理し、自分なりの立場を明確にすることです。
導入部分でテーマの背景を簡潔に示し、課題→分析→提案→まとめという流れで構成すると説得力が増します。
(2)提案型プレゼンテーション
課題解決を前提に、自分の考えた企画やアイデアを提案する形式です。
たとえば、「地域活性化につながる観光プランを提案せよ」や「大学生活をより充実させる新制度を提案せよ」といったテーマが出されます。
提案型では、実現性と創造性のバランスが重視されます。
現実的な根拠を示しつつ、独自の発想を加えることが大切です。スライドや資料を使って、数字やグラフを提示できると、より具体的で印象的な発表になります。
(3)自己PR型プレゼンテーション
自分の強みや経験、将来の目標をテーマに発表する形式です。
「これまでの経験から学んだこと」「大学で挑戦したい研究テーマ」「社会で実現したい夢」などが問われます。
この形式の目的は、自己理解の深さと自己表現力を評価することです。
単なる経歴紹介にならないよう、「体験 → 学び → 目標」の流れで語ると、説得力が高まります。
また、自分の性格や価値観を“エピソードで伝える”ことが印象に残るコツです。
2.2 スライド使用の有無と話し方の違い
プレゼンテーション型入試では、大学によって「スライド使用が許可される場合」と「口頭のみの場合」があります。
それぞれの形式に合わせて準備方法と話し方の工夫を変えることが重要です。
● スライドありのプレゼンテーション
スライドを使う場合、視覚的にわかりやすく整理する力が求められます。
ただし、スライドに文字を詰め込みすぎると、話が伝わりにくくなります。
要点を3~4点に絞り、図やキーワードを中心にまとめるのが効果的です。
話す際は、スライドを「読む」のではなく、「説明する」意識を持つこと。
聴衆(審査官)に目線を向けながら、話の流れを自分の言葉で展開することが高評価につながります。
● スライドなしのプレゼンテーション
資料なしの場合は、話の構成力と表現力そのものが問われます。
特に冒頭の30秒が印象を左右するため、最初に「結論」や「問題意識」を簡潔に伝えるのがポイントです。
たとえば、
「私は、地方と都市の教育格差を縮めるために、オンライン学習の環境整備が必要だと考えます。」
のように、明確な主張から入ると、審査官の関心を引きやすくなります。
また、話のテンポを意識し、重要部分では間を取ることで、内容がより印象に残ります。
2.3 審査官に伝わるプレゼン構成の考え方
どの形式でも共通して求められるのは、「聞き手に伝わる構成」です。
審査官が理解しやすく、納得しやすいプレゼンを作るには、次の流れが効果的です。
導入(Introduction):テーマ提示と問題提起
課題の整理(Problem):現状・課題を明確に説明
解決策・提案(Solution):自分の意見や根拠を示す
まとめ(Conclusion):主張の再確認と未来への展望
この構成は、「導入→課題→解決策→まとめ」の流れで整理でき、どの大学の形式にも対応できます。
特に、最初に「何を主張するのか(結論)」を明確にすることが、審査官の印象を大きく左右します。
さらに、聴き手を意識した視線・表情・声の抑揚も構成の一部として捉えましょう。
話の区切りごとに間を取り、視線を移動させることで、審査官に「余裕がある」「自信がある」印象を与えます。
▶︎3. 大学入試に向けたプレゼンテーションの原稿と資料作成法

プレゼンテーション型入試で合格をつかむためには、「何を話すか」だけでなく、「どのように構成し、どう見せるか」が非常に重要です。
このセクションでは、大学入試でよく採用されるプレゼン構成の基本形から、論理的に伝えるための原稿作成のコツ、そして審査官の印象に残るスライド・資料作成のポイントまでを具体的に解説します。
3.1 「導入→課題→解決→まとめ」の基本構成
多くの大学がプレゼン評価で重視しているのが、「話の筋道の明確さ」です。
審査官にとって理解しやすいプレゼンとは、一貫した論理構成で、主張と根拠が整理されている発表です。
そのために最も効果的な構成が、次の4ステップです。
【導入(Introduction)】
まずはテーマを提示し、聞き手の関心を引く一文から始めましょう。
たとえば、
「私は、地域の教育格差をなくすためにオンライン授業の拡充が必要だと考えます。」
と冒頭で結論を述べることで、審査官が話の方向性を理解しやすくなります。
また、導入では「なぜこのテーマを選んだのか」という動機や背景を簡潔に触れることで、説得力が増します。
【課題(Problem)】
次に、現状の問題点を明確に説明します。データや具体例を交えて、「どこに課題があるのか」を客観的に整理します。
例:「日本では高校生の約○割が、家庭の経済状況を理由に学習機会を制限されています。」
この段階では、自分の意見を急がず、事実の整理と問題意識の提示を重視しましょう。
【解決(Solution)】
ここで自分の意見や提案を展開します。
「どうすれば課題が解決できるのか」を、具体的かつ実現可能な形で示すことがポイントです。
「オンライン環境の整備を通じて、地域を超えた学びの機会を増やすべきです。」
提案には「根拠」をセットで示すと効果的です。たとえば統計データ、過去の事例、体験談などを引用して、主張の裏付けを補いましょう。
【まとめ(Conclusion)】
最後に、自分の結論を再確認し、印象的な一言で締めくくります。
「すべての生徒が平等に学べる社会を実現するために、今こそ教育のデジタル化を進めるべきです。」
このように、「導入→課題→解決→まとめ」の流れを意識すると、どんなテーマにも対応でき、論理的なプレゼンが完成します。
3.2 結論ファーストで伝える一貫性のある論理展開
大学入試のプレゼンで失敗しやすいのが、「話が長くなり、結論がわからない」パターンです。
特に制限時間が5分以内の場合、最初の30秒で印象が決まるといわれています。
そのため、結論から話す“結論ファースト”の構成が極めて重要です。
結論ファーストで伝える際のポイントは3つあります。
主張を最初に提示する
「私は〜と考えます。」という形で、自分の立場を冒頭で明示しましょう。
これにより、聞き手が話の全体像を掴みやすくなります。
根拠→具体例→まとめの順に展開
意見を述べた後に、その理由や根拠を論理的に説明します。
さらに、具体的な事例(自身の経験や社会的データ)を挟むことで説得力を高めます。
全体の一貫性を保つ
結論と途中の説明が矛盾しないように注意が必要です。
たとえば「地域の教育格差をなくす」と主張するなら、全体を通して“教育の平等化”に一貫した話を展開します。
また、話す際には「だからこそ」「つまり」「したがって」といった論理接続詞を活用すると、思考の流れが自然になり、審査官にも理解されやすくなります。
結論ファーストを徹底することで、限られた時間でも説得力と印象を両立できるプレゼンが実現します。
3.3 聴き手に伝わるスライド・資料の工夫
スライドや資料は、プレゼンをサポートする重要なツールです。
しかし、スライドに情報を詰め込みすぎると、話の内容がかえって伝わりにくくなります。
大学入試では「デザイン性」よりも、論理の整理と視覚的なわかりやすさが重視されます。
以下のポイントを意識すると、聴き手に伝わる資料になります。
1スライド=1メッセージ
1枚のスライドに複数の情報を載せず、伝えたい要点を一つに絞りましょう。
文字よりも図・キーワード中心に
長文ではなく、図やグラフ、箇条書きを使うことで視覚的に理解しやすくなります。
色とフォントで強弱をつける
重要なキーワードを太字や強調色で示すと、印象に残りやすくなります。
話すタイミングに合わせて切り替える
スライドの切り替えを話の流れと連動させることで、リズム感のある発表になります。
また、発表練習の際には「スライドを見ながら読む」のではなく、スライドを“使って説明する”意識を持つことが大切です。
視線を審査官に向けながら、自分の言葉で語る姿勢が、プレゼン全体の印象を大きく左右します。
資料は“自分の代わりに話すもの”ではなく、“自分の話を支えるもの”であることを忘れないようにしましょう。
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▶︎4. 入試本番で差がつくプレゼンテーションの練習と準備
どんなに優れた原稿や構成を作っても、本番で伝えきれなければ評価にはつながりません。
大学入試のプレゼンテーションでは、話す内容だけでなく、「どれだけ自信を持って伝えられるか」「緊張をコントロールできるか」といった実践力が合否を左右します。
このセクションでは、本番で力を発揮するための練習法と、話し方・姿勢・マインドの整え方を具体的に解説します。
4.1 模擬練習とフィードバックの活用方法
プレゼンテーション力を高めるための最短ルートは、実際に人前で練習し、客観的なフィードバックを受けることです。
一人で練習するだけでは、自分のクセや話の不自然さに気づきにくいものです。
【模擬練習の進め方】
本番と同じ環境を想定する
制限時間を設定し、立って話す練習を行いましょう。声量や姿勢、タイミングを体で覚えることが目的です。
録画して自己分析する
スマホで自分の発表を撮影し、客観的に見返すことで改善点が明確になります。
話のテンポや表情、無意識の動作などを確認し、次回に活かしましょう。
第三者からのフィードバックをもらう
家族・先生・友人など、異なる立場の人に聞いてもらい、率直な感想を集めましょう。
内容のわかりやすさ・声のトーン・姿勢など、複数の視点から意見を得ることが大切です。
本番を意識した模擬練習を繰り返すことで、内容の精度だけでなく「自信を持って話す力」も自然に養われます。
4.2 話し方・視線・ジェスチャーの実践ポイント
プレゼンテーションの印象を決めるのは、内容だけではありません。
話し方・視線・ジェスチャーといった非言語表現(ノンバーバル)が、審査官に与える印象を大きく左右します。
【話し方】
声は「少し大きいかな」と思うくらいでちょうど良い
強調したい部分はトーンを落とし、間を取る
一文一文を短く区切り、テンポよく話す
【視線】
審査官の全員にまんべんなく目を向ける
話の節目ごとに視線を移動させることで、聴衆に“語りかける”印象を与える
【ジェスチャー】
手を軽く使いながら説明すると、話にリズムが生まれる
大きな動作は不要。あくまで「自然さ」を意識する
また、表情の明るさは自信の証です。
口角を少し上げるだけで、声のトーンも自然に上がり、聴き手に前向きな印象を与えます。
審査官は「上手に話す人」よりも、「誠実に伝えようとする人」に好印象を持ちます。
無理に演技をするのではなく、自分の言葉で心を込めて話すことが最も効果的な表現法です。
4.3 緊張を克服するマインドと当日の振る舞い
入試本番で多くの受験生が抱える悩みが「緊張」です。
緊張は悪いものではなく、「集中している証拠」でもあります。
大切なのは、緊張をなくすことではなく、「緊張と上手に付き合う」ことです。
【緊張を和らげる準備法】
本番直前に深呼吸を3回:呼吸を整えるだけで、心拍が落ち着きます。
手を軽く握る・開く動作を繰り返す:体の緊張を分散させる効果があります。
前向きな言葉を心で唱える:「大丈夫」「ここまで準備してきた」と自分を肯定する習慣を持ちましょう。
【本番で意識すべき姿勢とマインド】
最初の一歩をゆっくり踏み出し、立ち位置を安定させる
一度目を合わせてから話し始めることで、聴衆との“つながり”を作る
話の途中で詰まっても、落ち着いて間を取り、笑顔で再開する
完璧なプレゼンよりも、落ち着いて自分らしく話せたプレゼンが、最も高い評価につながります。
緊張の中でも“自分の考えを伝える喜び”を感じられれば、それが最大の魅力になります。
▶︎5. 大学入試で失敗しやすいプレゼンとその対策
どんなに準備を重ねても、大学入試のプレゼンテーションでは「思ったように話せなかった」「緊張して伝えきれなかった」という失敗が起こることがあります。
しかし、失敗には共通する原因があり、事前に対策しておくことでほとんど防ぐことが可能です。
このセクションでは、受験生が陥りやすい3つの失敗パターンと、それぞれの具体的な改善策を紹介します。
5.1 内容が浅くなる/話が逸れる/論理が飛ぶ
プレゼンで最も多いのが、「話の軸がぶれる」「結論にたどり着かない」といった構成ミスです。
どんなに話し方が上手でも、内容に一貫性がなければ評価は下がります。
【失敗例】
主張が複数あり、何を伝えたいのか分からない
話が脱線して、時間切れになる
結論と途中の内容が食い違っている
【改善策】
一つの主張に絞る
「自分が本当に伝えたいことは何か」を明確にして、全体をその主張に沿って組み立てましょう。
1テーマ1メッセージを意識するだけで、論理の筋が通ります。
話の流れを視覚化する
原稿を書く前に、構成を「導入→課題→解決→まとめ」で図にして整理します。
これにより、どの部分に根拠や例が必要かが見えやすくなります。
言葉の“接続”を意識する
「なぜなら」「たとえば」「そのため」などの論理語を意識的に使うことで、話の展開に滑らかさが生まれます。
論理の流れが途切れないプレゼンは、聴き手の理解を助け、説得力を大きく高めます。
5.2 質疑応答で詰まる/準備不足が露呈する
質疑応答は、プレゼン後の評価を左右する重要なパートです。
多くの受験生が、「想定外の質問で答えられなかった」「言葉が出てこなかった」という経験をします。
しかし、質疑応答は“想定と準備”で十分に対応できる場面です。
【失敗例】
予想していなかった質問に動揺して黙り込む
回答が長くなり、結論がぼやける
「すみません、分かりません」と答えてしまう
【改善策】
想定質問リストを作る
自分のプレゼン内容をもとに、5〜10問程度の質問を事前に準備します。
特に「なぜその提案なのか?」「他の方法との違いは?」などの質問に答えられるようにしましょう。
“一度受け止めてから答える”習慣をつける
焦って答えようとすると、余計に混乱します。
質問を聞いたら「ご質問ありがとうございます」と一言添えてから答えると、落ち着いて話せます。
結論→理由→補足の順に答える
「私は〜と考えます。その理由は〜です。」という構成を守るだけで、明快な印象を与えられます。
質疑応答は「審査官との対話の場」です。完璧な答えよりも、落ち着いて誠実に答える姿勢が高評価につながります。
5.3 「伝え方」で損しないためのチェックリスト
大学入試のプレゼンでは、内容が良くても「伝え方」が不十分だと損をしてしまいます。
話す内容・姿勢・テンポを確認できるチェックリストを使い、最終確認を行いましょう。
【最終チェックリスト】
項目 | チェック内容 |
構成 | 導入から結論まで一貫しているか |
時間管理 | 制限時間内で話が収まるか |
話すスピード | 速すぎず、聞き取りやすいか |
声のトーン | はっきりと、抑揚をつけて話せているか |
姿勢・視線 | 背筋を伸ばし、審査官に視線を向けているか |
スライド | 情報が多すぎず、1枚に1メッセージになっているか |
質疑応答 | 想定質問にスムーズに答えられるか |
発表直前は、原稿の細部を詰めるよりも、このチェックリストで「伝える準備」が整っているかを確認しましょう。
プレゼンテーションは“完成度の高さ”よりも、“伝わる一言”が評価を決める試験です。
話し方や姿勢まで丁寧に整えることで、あなたの想いが審査官にしっかり届きます。
さらに理解を深めたい方は、こちらの動画も参考になります。
この動画では、総合型選抜のプレゼンで“なぜ落ちるのか”という典型的な失敗例と、改善のヒントを具体的に解説しています。
▶︎6. まとめ:大学入試を成功に導くプレゼンテーション対策とEQAOの支援
大学入試のプレゼンテーションは、知識を披露する場ではなく、自分の考えを整理し、相手に伝える力を試す試験です。
本記事を通して、プレゼン型入試の特徴や準備の流れ、そして本番で差がつくポイントを理解できたのではないでしょうか。
最後に、合格を引き寄せるための心構えと、EQAOが提供する実践的なサポートについてまとめます。
6.1 プレゼンは「伝える力」の総合評価である
大学入試のプレゼンテーションは、「話す技術」だけを測る試験ではありません。
思考力・表現力・主体性の3つを総合的に評価する入試形式です。
審査官は、次のような点を総合的に見ています。
自分の考えを論理的に整理できているか
聴き手にわかりやすく伝えようとする姿勢があるか
一貫した主張と、自信のある話し方ができているか
つまり、プレゼンは「どれだけ上手く話せたか」ではなく、「どれだけ誠実に伝えられたか」が評価される試験なのです。
本番では完璧を求めすぎず、自分の言葉で堂々と意見を表現することが最も大切です。
それこそが、大学が求める「自ら考え、行動できる人材」の姿です。
6.2 今すぐできる準備と対策の第一歩
プレゼンテーション対策は、特別なスキルではなく、日々の積み重ねから磨かれる力です。
次の3つを意識するだけでも、伝える力は確実に伸びていきます。
自分の考えを言葉にする習慣を持つ
ニュースや授業内容を見たとき、「自分ならどう考えるか」を口に出してみましょう。
身近な人に説明してみる
友人や家族に話してみて、「分かりやすい?」と聞くことで、伝達力を客観的に鍛えられます。
制限時間を意識した練習を繰り返す
本番同様に時間を測って練習することで、緊張感に慣れ、話のテンポや構成を最適化できます。
プレゼン力は“準備量”で差がつく力です。
小さな練習を積み重ねることが、入試本番での大きな自信につながります。
6.3 EQAOの個別サポートで自信を持って本番に臨もう
EQAOでは、大学入試のプレゼンテーション対策を専門的にサポートしています。
志望校ごとの出題形式に合わせた個別指導を通して、受験生一人ひとりの強みを引き出すカリキュラムを用意しています。
【EQAOのサポート内容】
原稿作成の添削と構成アドバイス:テーマの意図を踏まえた論理構成の作り方を指導
スライド・資料のチェック:見やすく、伝わる資料作りをサポート
模擬面接・プレゼン練習:本番を想定したフィードバックで、即改善できる力を養成
緊張対策・メンタルケア:当日の振る舞い方や心の整え方も徹底指導
EQAOのプレゼン対策では、単に「話し方」を教えるのではなく、「どう伝えるか」だけでなく「なぜそう伝えるのか」まで深く理解できる実践型トレーニングを行っています。
EQAOの個別サポートを受けることで、入試本番を“怖い場”ではなく、“自分の考えを表現できる舞台”に変えることができます。
大学入試のプレゼンテーションは、努力が最も反映されやすい試験です。
しっかりと準備し、自分の言葉で考えを伝える力を磨けば、必ず結果につながります。
一歩踏み出す勇気と、確かなサポートで、あなたの未来は大きく変わります。
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大学入試で求められるのは「知識」ではなく「伝える力」。
EQAOでは、志望校ごとのプレゼン形式に合わせて、原稿作成・スライド添削・模擬練習までを一貫サポート。
一人ひとりの強みを引き出し、審査官の心に届くプレゼン力を身につけられます。
本番を“緊張する場”から“自分を表現する舞台”へ。
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