総合型選抜の評定平均は何点必要?4.0未満でも逆転できる方法
- 株式会社EQAO教育グループ

- 1月24日
- 読了時間: 16分

▶︎1. 総合型選抜とは?出願前に知っておくべき基礎知識

1.1 総合型選抜(旧AO入試)の仕組みと目的
総合型選抜とは、従来の「学力試験中心」の入試とは異なり、受験生の人間性や主体性、活動実績などを総合的に評価する入試制度です。
一般入試が「知識量」を測る試験であるのに対し、総合型選抜は「これまで何をしてきたか」「大学で何を学びたいか」「将来どのように社会に貢献したいか」といった人物面・将来性を重視します。
文部科学省はこの入試制度を通じて、「多様な人材の発掘」と「学びの意欲を評価する入試」への転換を推進しています。つまり、総合型選抜は単なる学力試験ではなく、
自分の強みをどのように大学の教育理念と結びつけられるかが評価のカギとなるのです。
総合型選抜は“あなたの個性と努力の過程”を評価する入試です。
偏差値では測れない力が問われるため、準備の方向性を誤らないことが重要です。
1.2 学校推薦型選抜との違い
総合型選抜と混同されやすいのが「学校推薦型選抜」です。
両者の大きな違いは、誰が推薦するか・何を評価するかにあります。
項目 | 総合型選抜(AO入試) | 学校推薦型選抜 |
推薦者 | 自己推薦(本人) | 学校推薦(校長・担任) |
評価基準 | 活動実績・志望理由書・面接・小論文など | 学校成績(評定平均)・人物評価 |
評定平均の扱い | 出願資格(足切り要件) | 評価項目(選考に直結) |
総合型選抜では、評定平均が「評価の加点」ではなく、出願できるかどうかを判断するための“要件”として設定される場合が多いのが特徴です。
つまり、「評定が高ければ有利」ではなく、「評定が一定基準を超えていれば、あとは自分次第で合否が決まる」入試形式なのです。
1.3 評定平均が重視される理由と誤解されがちなポイント
多くの受験生が誤解しやすいのが、「評定平均が高ければ合格できる」という考え方です。
確かに一部の大学では評定平均が出願資格の足切りとして設定されていますが、総合型選抜では評定は「最低限の基準」にすぎません。
たとえば、
難関国公立や早慶では評定平均 4.0〜4.3以上 が求められることが多く、
GMARCHや関関同立では 3.5〜3.8前後 が一般的な目安です。
しかし、これはあくまで出願のための条件であり、評定平均だけで合否が決まるわけではありません。
実際には、活動実績・探究内容・志望理由書・面接の完成度などが、最終的な合格を左右します。
また、大学によっては「評定不問」とする学部・学科も増えており、評定が低くても出願可能なケースも多く存在します。
重要なのは、評定に縛られるのではなく、自分の強みをどう証明できるかという視点です。
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▶︎2. 総合型選抜における評定平均の「本当の役割」

2.1 評定平均は加点ではなく“出願資格”の足切り条件
総合型選抜で多くの受験生が勘違いしているのが、「評定平均が高ければ合格しやすい」という考え方です。
実際のところ、評定平均は合否を直接左右する“加点要素”ではなく、出願できるかどうかを判断する「足切り要件」として使われています。
大学側は一定の学力保証として、出願資格に「評定平均〇点以上」といった条件を設けています。これは、大学での学習を進めるために必要な基礎学力が備わっているかを確認するためのものです。
つまり、評定平均は入試に参加するためのチケットのようなものであり、その基準を超えていれば評価の土俵に立てます。
逆にいえば、どれほど活動実績が優れていても、評定平均が基準に届いていなければ出願できないこともあります。
このため、まずは「基準を満たすかどうか」を最初に確認することが重要です。
評定平均は合否を分ける「得点」ではなく、出願を許されるための“通行証”なのです。
2.2 出願資格を満たすための最低ラインとは
大学や学部によって基準は異なりますが、以下のようなラインが一般的な目安です。
難関国公立・早慶レベル:4.0〜4.3以上
GMARCH・関関同立レベル:3.5〜3.8前後
地方国公立・中堅私立大学:3.0〜3.5程度
これらはあくまで目安であり、実際の募集要項には「3.8以上」「全体評定4.0以上」など、具体的な数値が明記される場合もあります。
ただし、ここで注意したいのは、この基準を超えても合格が保証されるわけではないという点です。
多くの受験生が「4.2あるから安心」と考えがちですが、総合型選抜ではそれ以上に、大学の理念と自分の将来像が一致しているか、どれだけ明確な学びの意欲を示せるかが重視されます。
また、大学によっては「評定不問」と明記している学部もあり、こうした場合は活動実績や志望理由書の内容で十分に合格を狙うことができます。
したがって、評定は“最低ライン”を確認するものと捉え、それを超えた先の準備に力を注ぐことが重要です。
2.3 評定平均で合否が決まらない理由
総合型選抜では、大学が求めるのは「知識」よりも「主体性」と「思考力」です。
たとえ評定平均が高くても、志望理由書や面接でその大学の理念に沿った考えを語れなければ、合格は難しくなります。
反対に、評定がそれほど高くなくても、
学外での活動実績が豊富
探究学習に熱意がある
志望理由書に一貫したストーリーがある
こうした受験生は高く評価される傾向にあります。
つまり、総合型選抜における評定平均は「出願資格」には関係しても、「合否決定の核心」ではないのです。
大学側は、評定平均を通して“学ぶ基礎力”を見ていますが、最終的な判断は「その大学で何を学び、どんな変化を起こしたいのか」というビジョンの明確さによって下されます。
評定があなたの限界を決めるわけではありません。
大切なのは、総合型選抜が評価する“人物像”を意識して、書類と面接で自分の強みを最大限に伝えることです。
実際に、総合型選抜専門の指導者も「評定平均は出願資格であり、合否を決める要因ではない」と語っています。
さらに理解を深めたい方は、以下の動画も参考になります。
▶︎3. 大学別に見る評定平均の目安と実態

3.1 難関国公立・早慶の基準(4.0〜4.3以上)
難関国公立大学や早稲田・慶應といったトップレベルの私立大学では、総合型選抜においても高い評定平均が出願条件として設定されています。
これは、大学側が「基礎学力の担保」を重視しているためです。学力試験を課さない代わりに、評定平均を一定以上に設定することで、大学での学習を継続できる学力レベルを保証する目的があります。
一般的な目安としては、
国公立大学(難関):評定平均 4.1〜4.3以上
早稲田・慶應など最上位私立大学:評定平均 4.0〜4.2以上
特に早慶では、評定基準に加えて「英検準1級以上」など、語学資格や活動実績を求めるケースも多く見られます。
つまり、これらの大学を目指す場合、単に評定を上げるだけでなく、探究活動や学外実績とのバランスを取る戦略が必要です。
一方で、評定平均が基準に届かない場合でも、大学によっては「特別活動枠」や「自己推薦型」の方式を設けており、活動内容や意欲を重視して合否を判断するケースもあります。
評定が高くても、書類や面接の完成度が低ければ合格は難しいという点を忘れてはいけません。
3.2 GMARCH・関関同立の目安(3.5〜3.8前後)
GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)や関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)などの中堅〜難関私立大学では、評定平均3.5〜3.8程度が出願の目安となります。
この層の大学では、評定平均の基準は比較的緩やかで、出願資格のハードルを超えれば「人物評価」での逆転が十分可能です。
つまり、3.6〜3.7あれば、他の評価項目(探究内容・自己PR・志望理由書の完成度)によっては合格を十分に狙えます。
たとえば、以下のようなケースが合格に繋がっています。
探究活動やボランティアを通じて社会課題への意識を示した
志望理由書で「大学の理念」と自分の過去の経験を結びつけた
面接で明確な将来像と学びの意欲を伝えた
これらはすべて、評定平均の数値ではなく“人物の深さ”を測る要素です。
したがって、評定に多少の不安があっても、「何を学びたいか」「その理由をどう語るか」を磨くことで、評価全体を底上げすることが可能です。
3.3 「評定不問」の大学・柔軟な評価制度の実例
ここ数年、総合型選抜において「評定平均を問わない」大学・学部が増えています。
これは、大学側が「一律の成績では測れない才能を持つ学生を受け入れたい」と考えているためです。
たとえば、社会貢献活動や探究型学習、芸術・スポーツ・地域活動などで突出した成果を出した学生を評価する入試では、評定よりも実績や意欲の表現力が重視されます。
こうした大学では、以下のような特徴があります。
志望理由書・活動レポートの比重が高い
面接での発言内容や論理的思考力が評価される
書類審査で“学びの姿勢”を示すことが求められる
このように、評定不問=チャンスが広がるというのが現在の総合型選抜の潮流です。
特に、地方国公立や私立大学では柔軟な入試方式が増えており、評定に不安がある受験生にとっては大きなチャンスとなります。
評定平均は確かに重要な指標ですが、それがあなたの可能性を制限するものではありません。
大学は、あなたがこれまで何を学び、どう成長してきたか、そしてこれからどう社会に貢献していくかを見ています。
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▶︎4. 評定平均が低い人のための“逆転合格戦略”
4.1 活動実績・探究活動で差をつける
評定平均が少し低くても、総合型選抜では「何を学んできたか」よりも「どのように学んできたか」が重視されます。
大学側は、過去の成績だけでなく、受験生がどのように考え、どんな行動を起こしてきたかを見るため、活動実績や探究活動が大きな武器になります。
たとえば、次のような経験は高く評価される傾向にあります。
学校外でのボランティアや地域活動
文化祭・部活動・生徒会での企画・運営経験
探究学習や自主研究での発表、コンテストへの参加
SDGsや社会課題に関する個人探究、フィールドワーク
こうした活動は、単なる「実績の数」ではなく、自分がどんな課題意識を持ち、どんな学びを得たのかを整理して伝えることが重要です。
たとえ成績で不利な立場でも、活動実績を通じて主体性や思考力を見せることで、合格評価を引き上げることが可能です。
つまり、「成績の数値」よりも「行動で示す学びの姿勢」が、総合型選抜では何よりも強いアピールになるのです。
4.2 志望理由書・自己推薦書の完成度で逆転する
総合型選抜において、最も合否を左右するのが志望理由書・自己推薦書の質です。
ここでは、あなたの「学びたい理由」と「大学で実現したいこと」を、どれだけ論理的かつ一貫性を持って伝えられるかが問われます。
特に評定平均が低めの受験生ほど、この書類の完成度が逆転のカギになります。
大学側は、成績の数値以上に「なぜこの大学を選ぶのか」「その学びを社会にどう活かすのか」という“動機の深さ”を見ています。
良い志望理由書のポイントは以下の3点です。
過去の経験と大学の学びをつなげる構成にする
将来像を具体的に描く(抽象的な夢ではなく、行動ベースで語る)
大学の教育理念や授業内容に合致していることを示す
たとえば、
「地域の教育格差をテーマに探究してきた→教育社会学を学びたい→卒業後は地域の学習支援に携わりたい」
というように、過去・現在・未来のストーリーが一本の線で結ばれていると、非常に強い説得力を持ちます。
評定で劣っていても、志望理由書で“納得感”を与えられれば、十分に合格可能です。
4.3 面接・小論文で評価を底上げするポイント
面接と小論文は、総合型選抜の中でも「逆転のチャンスが最も大きい」要素です。
ここでは、評定や活動実績では測れない、考える力・伝える力・応答力が直接評価されます。
面接では、次の3点を意識すると印象が大きく変わります。
志望理由書との一貫性を持って話す
自分の言葉で具体的に語る(暗記ではなく、経験から導く)
質問の意図をくみ取り、論理的に答える
また、小論文では、知識量よりも課題に対する自分の考察力や構成力が重視されます。
模範解答のような文章を書く必要はなく、与えられたテーマに対して、自分の視点で問題を整理し、解決への考えを展開できるかが評価されます。
面接官や採点者は、「この受験生は大学でどのように成長しそうか」を見ています。
そのため、言葉選びよりも、“自分の思考の軸”が伝わることが最も重要です。
評定平均が低いからこそ、面接と小論文で「自分の可能性」を見せることができます。
総合型選抜は“数字ではなく人を評価する入試”。行動と発言で、成績以上の評価を勝ち取ることができるのです。
▶︎5. 総合型選抜で評定平均を上げる実践法
5.1 学校テストと課題の取り組み方
総合型選抜を目指す上で、「評定平均を上げる努力」は決して無駄ではありません。
出願資格を確実に満たすためにも、学校の定期テストと課題への向き合い方を見直すことが大切です。
まず意識すべきは、テスト勉強を“短期集中型”ではなく、授業ベースの「日常学習型」に切り替えることです。
授業後の復習を毎日15分でも行うことで、知識が定着し、テスト前に焦る必要がなくなります。また、提出物や課題を期日より早めに出すことで、先生からの評価(態度点・提出点)が上がり、結果的に評定平均に反映されやすくなります。
さらに、苦手科目ほど「何をどう間違えたか」を明確にし、“できない理由”を分析する学習習慣をつけることが重要です。
例えば、テスト後に「理解不足」「ケアレスミス」「記述表現力不足」など、自分の課題を分類し、次回に活かすことで、評定の底上げが可能になります。
評定平均は一夜で上がるものではありません。
日々の積み重ねが「信頼できる成績」として評価されることを意識して取り組みましょう。
5.2 学期ごとの目標設定とモチベーション維持術
評定を安定して上げるためには、「計画性」と「継続力」が不可欠です。
学期ごとに具体的な目標を設定し、自分の努力を“見える化”することで、モチベーションを保ちやすくなります。
例えば、以下のようなステップが効果的です。
学期初めに科目別の目標評定を設定する
(例:英語4.0→4.3、数学3.2→3.8など)
毎週の行動目標を明確にする
(例:「英語の音読10分」「授業ノートの復習」など)
月ごとに振り返りを行い、改善点を洗い出す
また、モチベーションを維持するには「小さな成功体験の積み重ね」が欠かせません。
たとえ1教科でも得点が上がれば、その努力を自分でしっかり認め、次の行動意欲につなげましょう。
加えて、評定アップは単に数字を上げるだけでなく、総合型選抜で自分を表現するための“信頼の証”にもなります。
大学は「日常の努力を続けられる人」を高く評価します。地道な積み重ねが、自分の志望理由書や面接で説得力を増す武器となるのです。
5.3 EQAO流「評定平均と受験対策の両立法」
多くの受験生が陥る悩みが、「評定対策」と「総合型選抜対策」の両立の難しさです。
EQAOでは、この二つを分けて考えるのではなく、“同じ目標に向かう学び”として統合する方法を提案しています。
具体的には、
学校の課題を「探究活動の基礎データ」として活用する
定期テスト対策で学んだ知識を「志望理由書の裏付け」に使う
授業内の発表やレポートを「表現力トレーニング」として捉える
このように、学校の勉強=受験準備の一部という考え方に変えることで、時間的にも心理的にも効率が上がります。
また、EQAOでは、生徒一人ひとりの学習状況に合わせて「評定アップ+書類対策+面接演習」を並行して行うサポート体制を整えています。
学業成績の安定と受験対策を同時に進めることで、“評定も出願準備も自信を持てる状態”を目指します。
評定平均の数字に焦るのではなく、日々の学びをどう活かすかを考えることが、総合型選抜で成功する最大の鍵です。
EQAO流の学び方は、「努力の質」を変えることで合格を引き寄せる戦略なのです。
▶︎6. まとめ:評定平均に縛られず、自分の強みで勝つ
6.1 「評定=足切り」それ以上でも以下でもない
総合型選抜において、評定平均は確かに重要な指標のひとつです。しかし、その役割はあくまで「出願資格を満たすための足切り要件」であり、合否を直接決める要素ではありません。
多くの受験生が「評定が高い=有利」「低い=不利」と考えがちですが、実際の選考では、活動実績・志望理由書・面接内容などの“人物評価”が主軸になります。
大学が見たいのは、点数ではなく、「どんな学びをしてきたか」「大学でどう成長したいか」という人としての軸です。
つまり、評定平均は「スタートラインに立つための条件」であり、「ゴールを決める基準」ではありません。
自分の評定に一喜一憂するよりも、その先にある“何を伝えるか”を磨くことが合格への近道なのです。
6.2 総合型選抜は“ストーリー”で勝負する時代
現在の総合型選抜は、単なる成績競争ではなく、「あなた自身のストーリー」を問う入試へと進化しています。
たとえば、過去の経験からどんな課題意識を持ち、どのように行動してきたのか。
そして、それを大学での学びや将来のビジョンとどうつなげるのか。
この一貫したストーリーこそが、大学側に「この学生を迎えたい」と思わせる決め手になります。
評定平均が少し低くても、「自分の経験をどう活かすか」を明確に語れる受験生は高く評価されます。
つまり、これからの総合型選抜は、“数字ではなく物語で勝つ入試”なのです。
そのためには、
自分の過去を丁寧に振り返る
大学の理念や授業内容を深く理解する
自分の将来像を具体的に描く
これらを繰り返し整理し、自分らしいストーリーを言語化する力を養うことが合格への鍵になります。
6.3 あなたの強みを活かす戦略をプロと作ろう
評定平均に不安を感じていても、諦める必要はありません。
総合型選抜では、一人ひとりの強みをどう表現するかで結果が変わります。
EQAOでは、
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志望理由書・自己推薦書の添削と面接対策
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受験は「数字で測れない力」をどう伝えるかの勝負です。
自分では気づけない魅力を一緒に見つけ、合格までの道筋を明確に描くことができます。
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どんな評定からでも、逆転合格の可能性は必ずあります。
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総合型選抜では、評定平均はあくまで“出願資格”にすぎません。合否を決めるのは、あなたの努力をどう伝えるかです。
EQAOでは、一人ひとりの評定・活動実績・志望校に合わせた個別戦略設計・志望理由書添削・面接トレーニングを行っています。
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