立命館大学映像学部のAO選抜入学試験徹底解説|最新対策と合格戦略
- 株式会社EQAO教育グループ
- 6月25日
- 読了時間: 13分

▶︎1. 立命館大学映像学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)とは?

1.1 総合型選抜としてのAO入試の意義と目的
立命館大学映像学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)は、一般入試とは異なり、学力試験だけでは評価しきれない個々の創造力・表現力・構想力を重視する選抜方式です。
この試験では、映像分野における明確な志向性や実践力、学びに対する積極的な姿勢が評価され、「映像を通じて社会に貢献したい」という強い意思を持つ受験生が対象となります。
通常の学力試験では測れない「表現力」や「構想力」を見極めることが、AO入試の最大の目的です。
そのため、出願時にはエントリーシートや課題の提出が求められ、第一次選考(書類審査)および第二次選考(実技・プレゼン・面接)を通じて、受験者の総合的な資質と将来性が評価されます。
1.2 プレゼンテーション方式の2類型(映像撮影型・絵コンテ作画型)
この入試方式は「プレゼンテーション方式」と称され、2つの選択肢があります。
映像撮影型:大学側が用意するタブレットやカメラを使い、その場で映像を撮影し、作品の解説とプレゼンを行うタイプ。表現力や映像構成力が重視されます。
絵コンテ作画型:与えられたテーマに対して絵コンテを作画し、その意図をプレゼンテーションする形式。ストーリーテリングとビジュアル表現の力が問われます。
どちらも「物語の創造力」と「視覚的な構成力」が評価軸となり、いずれか一方のみ出願可能です(併願不可)。
1.3 映像学部のアドミッション・ポリシーと求められる人物像
立命館大学映像学部は、芸術・経済・工学といった複合的な視点から映像を学ぶことを重視しており、「理論」と「実践」を行き来しながら学べる環境を整えています。
同学部のアドミッション・ポリシーでは、以下のような人物が求められています。
映像を社会の中で利活用し、未来の映像文化・産業を担う強い意志を持つ人
映像表現に関する多面的な知識とスキルを学ぶ意欲のある人
独創的な発想力や構想力を通じて、映像を通じた社会貢献を目指す人
単なる映像制作スキルだけでなく、「なぜ映像で表現したいのか」という動機の深さや、将来的な社会との接続性も評価されます。
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▶︎2. 出願資格と手続きの完全ガイド|立命館大学映像学部の AO選抜入学試験(総合型選抜)

2.1 出願資格と学力要件の確認
立命館大学映像学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)に出願できるのは、以下の2つの条件をいずれも満たす受験者です。
(1)立命館大学映像学部を第一志望として勉学を希望する者
(2)学力要件のいずれかに該当する者(2025年度入試)
高等学校または中等教育学校を卒業、または2025年3月卒業見込み
特別支援学校の高等部または高等専門学校3年次を修了、または2025年3月修了見込み
高校卒業程度認定試験合格者、または同等の学力を認められた者(例:国際バカロレア資格保有者、海外で12年課程修了者など)
「見込み」で出願し合格しても、2025年3月31日までに卒業・修了・合格できなければ入学できません。(2025年度入試)
また、個別の学力審査が必要な場合は、出願期間開始の3週間前までに大学に連絡する必要があります。
2.2 出願期間と必要書類の提出方法
出願期間(2025年度入試):2024年9月2日(月)10:00 ~ 9月9日(月)23:00(JST)
出願はすべてオンラインで行い、提出書類の一部は郵送する必要があります。使用する出願プラットフォームは、オンライン出願システム「TAO(The Admissions Office)」です。
出願書類の種類は以下の通りです。
オンライン提出書類
エントリーシート(約800字+650字×2)
課題「桃太郎の後日談」本文(約800字)とビジュアル説明(約200字)
志願者本人の顔写真(3ヶ月以内・無背景・無加工)
郵送提出書類
調査書(原本)
課題の「写真」または「絵」実物(書式A9に貼付)
大学が求めていない書類(推薦状・資格証明など)を勝手に送ると無効になるので注意が必要です。
2.3 オンライン提出と郵送書類の注意点
オンライン提出では、エントリーシート・課題の本文・顔写真など、直接フォームに入力する形式となっています。ファイルアップロード型ではないため、日本語で論理的に簡潔にまとめる力が問われます。
エントリーシートには、これまでの映像に関する経験、今後の学びの展望、カリキュラムに基づいた学習計画を明記する必要があります。
「桃太郎の後日談」の課題では、物語性のある構成力と、ビジュアルに落とし込む表現力の両方が重要視されます。
郵送書類については、以下の点に注意してください。
調査書は日本語または英語でなければ無効。他言語の場合は、公的翻訳証明が必要
ビジュアル資料(写真・絵)は、指定の書式A9に貼り付け、本人が撮影・作成したものに限る
提出した課題は返却されないため、必ずコピーを手元に残すこと
書類提出の形式ミスや不備は、選考に不利となる場合があります。すべての書類を事前にチェックリスト化し、早めに準備しておくことが重要です。
▶︎3. エントリーシートと課題対策|立命館大学映像学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)

3.1 エントリーシートの記述内容と配点意識
立命館大学映像学部のAO選抜入学試験では、エントリーシートの記述内容が評価の中核をなします。オンライン出願システム「TAO」上で直接入力する形式となっており、計3つの設問に回答します。
①映像に関わるこれまでの経験と成長(約800字)
②映像を学ぶ意義と今後の学びの方向性(約650字)
③映像学部での具体的な学習計画(約650字)
ここでは、単なる経験の羅列ではなく、「なぜその経験が成長に繋がったのか」「今後どのように学びたいか」という論理的な文構成が重要です。
特に映像学部のカリキュラム・ツリーを引用しながら、学びたい授業名や分野を明記することが、評価のポイントとなります。
また、出願時に評価基準の細目は公開されていませんが、一般的に下記のような視点でチェックされています。
意欲や主体性の明示
論理性・構成力
自己理解と展望の深さ
映像学部での学びとの整合性
「なぜ映像なのか」「なぜ立命館大学なのか」という明確な理由が筋道立てて記述されているかが、合否を大きく左右します。
3.2 課題「桃太郎の後日談」の創作のポイント
本入試では、創造的な構成力と物語表現力を見るために、特別課題として「桃太郎の後日談」をテーマにした創作が課されます。
求められる提出物は以下の3点です。
タイトル(任意の長さ)
本文(約800字)※物語としての構成必須
一場面を表現する「写真」または「絵」の説明(約200字)
この課題は単なる作文ではなく、映像作品のシナリオやコンテに近い感覚で構成を考える必要があります。
【創作のポイント】
「後日談」としての時間的整合性を持たせる
キャラクター設定・舞台背景を独自解釈で再構築
起承転結の流れを意識し、視覚的に思い浮かぶ情景描写を加える
ビジュアル資料との整合性や相乗効果を狙う
重要なのは、“なぜこの話を語る必要があるのか”という自分なりのメッセージを持つことです。
自己表現の一環であるため、突飛なアイデアでも構いませんが、あくまで論理的に「共感性」や「現代的意味」を内包していることが重要です。
3.3 表現力と構成力で差をつけるコツ
この入試で問われるのは、映像表現における「技術力」そのものではありません。
それ以上に重視されるのが「表現力」「構成力」「論理性」です。
以下の点を意識すると、ライバルと差をつけることができます。
視覚的に浮かぶような描写を文章で再現できているか
登場人物や場面の配置に一貫性があるか
伝えたいテーマが物語の全体に貫かれているか
写真や絵との関係性が明快か
特に、絵や写真の説明文(200字)では、「この場面をなぜ選んだか」「どんな意図で表現したか」まで落とし込めていると評価が高まります。
文章・ビジュアルともに、読み手・観る側の視点を意識した構成が求められます。
▶︎4. 第一次・第二次選考の流れと対策法|立命館大学映像学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)
4.1 書類選考で評価される観点とは
第一次選考は書類審査で行われます。対象は出願時に提出する「エントリーシート」と「課題(物語制作)」です。これらの内容を総合的に評価することで、志願者の表現力、構成力、将来性、志望度が審査されます。
【評価観点の一例】
映像に関する経験や成長の記述の深さ
今後の学びの計画の具体性とカリキュラムとの整合性
課題における物語構成の完成度
視覚表現(写真・絵)の意図や説明の論理性
特に重要なのは、「なぜ映像学部で学びたいのか」「どのような未来像を持っているのか」が一貫して伝わっているかどうかです。
形式的に正しく書かれていても、動機や構成が浅いと評価されにくいため、一貫性と深みのある内容に仕上げることが重要です。
4.2 実技試験:映像制作/絵コンテの実践内容
第二次選考は、第一次選考を通過した受験者のみが対象となります。
試験日(2025年度入試)は2024年10月20日(日)、会場は立命館大学大阪いばらきキャンパスです。
出願時に選択した型によって試験内容が異なります。
【映像撮影型】
午前の部(約120分)
タブレット端末やデジタルカメラなどを使用し、大学指定のテーマに基づいた短編映像を制作します。加えて、その映像についての解説文章をその場で作成します。
評価観点
表現力(どのような手法で伝えるか)
構想力(テーマの捉え方と発想の独自性)
構成力(ストーリーの流れや映像の編集的工夫)
【絵コンテ作画型】
午前の部(約120分)
与えられた課題に対して絵コンテを描く試験です。映像の構成力やシーン展開の創造性が問われます。
評価観点
構成力(シーンの順序と意味性)
表現力(視覚的な魅力や動きの描写)
構想力(ストーリーボードとしての完成度)
どちらの型でも「映像に対する自分の考えをどう表現するか」が中心となるため、構成や流れを意識した練習が不可欠です。
4.3 プレゼンと面接で見られる力とは
午後の部では、プレゼンテーションと個人面接が実施されます。
これはすべての受験者に共通です。
【プレゼンテーション】
内容:午前中に制作・作画した作品をもとに、自らの意図や構想を発表
評価される力:
論理的に作品の内容を説明できるか
創作の意図を明確に言語化できるか
聞き手に伝わる表現力と話し方の工夫
【面接】
内容:出願書類に基づいた個人面接
評価される力:
映像に対する学びへの意欲と姿勢
入学後のビジョンや志望動機の一貫性
質問への柔軟な対応力
プレゼン・面接では「映像を通じて何をしたいか」という信念を、自分の言葉でしっかりと伝えることが鍵です。
本番では緊張することも予想されるため、事前に原稿を暗記するのではなく、伝えたい要点を要約できる練習をしておくと良いでしょう。
▼参考動画:プレゼンで落ちる人の特徴を押さえておこう
総合型選抜におけるプレゼンで評価が下がる典型的なミスを解説した以下の動画も参考になります。実際の受験生が陥りやすいパターンを学ぶことで、あなたのプレゼンの完成度を一段と高めることができます。
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▶︎5. 志望理由書と小論文の書き方|立命館大学映像学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)
5.1 志望理由書の構成と記述法
志望理由書は、エントリーシート内での記述に相当します。特に立命館大学 映像学部では、「なぜ映像を学びたいのか」「なぜ立命館大学なのか」を明確に論理的に伝えることが重要です。
効果的な構成は以下の通りです。
導入(問題意識の提示)
― 映像に興味を持ったきっかけや背景
展開(経験や学び)
― 映像に関する経験や自己成長の過程
具体的な志望動機
― 立命館大学のカリキュラム・特色に触れた説明
将来の展望と学びの活用方法
― 映像を用いてどのような社会貢献を目指すか
特に重要なのは、「自分だけの理由」を具体例とともに記述することです。
「抽象的な表現」を避け、「体験→気づき→行動」という一貫した流れで内容を構築するのが効果的です。
「将来どんな作品を作りたいのか」や「どんな課題意識を表現に反映したいのか」といった“意図”を示すことが高評価につながります。
5.2 小論文で使えるCRECマップと論理的な展開
小論文では、単なる知識の羅列ではなく、「問いに対する一貫した主張と構成」が求められます。その際に有効なのが「CRECマップ」(Cause・Reason・Example・Conclusion)です。
【CRECマップを活用した構成例】
C(Cause)主張・課題提起
― 「映像は社会に影響を与える重要な手段である」など
R(Reason)理由説明
― 映像の力で人々の価値観を変えることが可能だと述べる
E(Example)具体例の提示
― 実際の経験やニュース・作品例を挙げる
C(Conclusion)結論・まとめ
― 今後映像を使ってどんなことを表現していきたいか
論理的でありながら、「自分の言葉」で書かれているかが非常に重視されます。
「問いに答えているか」「論点がズレていないか」「具体性があるか」をチェックする自己添削の習慣が必須です。
5.3 表現の深さとオリジナリティを高める方法
映像学部を志望する者にとって、「伝える力」「構成する力」「問い続ける力」は不可欠です。小論文や志望理由書においても、これらの力が如実に現れます。
表現の深さを高めるには
抽象的な言葉を避け、具体例で補強する
単なる主張ではなく、「背景や動機」を丁寧に描写する
一文一文に目的を持たせ、読者の理解を誘導する
オリジナリティを出すには
自分の経験にしか語れない視点を盛り込む
作品や体験から得た「自分なりの解釈」を提示する
書き出しや結びで印象に残る言葉を選ぶ
「自分の経験×社会的視点」で思考を深めた内容こそが、評価される小論文や志望理由書につながります。
▶︎6. まとめ|立命館大学映像学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)で未来を切り開く
6.1 合格の鍵となる3つの視点
立命館大学映像学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)で合格を目指すうえで、最も重要な視点は以下の3つです。
映像に対する「本気度」
なぜ映像を学びたいのか、どのように映像を通して社会と関わりたいのかという明確な目的意識が必要です。
構成力と論理性
書類でもプレゼンでも、「筋道立てて伝える」力が問われます。構成や話の展開、視点の一貫性を意識した準備が不可欠です。
自分だけの視点と表現
どんなに上手な文章でも、誰にでも書ける内容では印象に残りません。体験に基づいた視点や、作品に対する独自の切り口を提示することが合格への差となります。
AO入試においては、「完成度」よりも「意志と将来性」が重視されることを忘れてはいけません。
6.2 最新年度の情報に基づく注意点と心構え
今回ご紹介した内容は、2025年度の最新募集要項に基づいた情報です。年度ごとに選考方式や提出書類、課題テーマ、スケジュールなどが変更される可能性があるため、必ず公式募集要項を確認のうえで対策を進めましょう。
また、選考を受ける上での心構えとして、次の3点を意識しておくとよいでしょう。
「正解探し」よりも「自分の軸」
― 面接でもプレゼンでも、自分の考えや信念を語れるかが問われます。
「個性の押し出し」よりも「論理性と共感性」
― 相手に伝わる言葉選びや構成が大切です。
「準備の量」が「自信」につながる
― 事前準備の徹底が、本番での落ち着きと表現力に直結します。
あなたの映像にかける熱意と未来への想いが、評価者の心を動かす最大の武器になります。
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