明治大学 理工学部 総合型選抜の全対策|合格者の特徴と必勝法
- 株式会社EQAO教育グループ
- 4月25日
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▶︎1. 明治大学 理工学部 総合型選抜とは

1.1 総合型選抜の基本的な仕組み
総合型選抜(旧AO入試)は、学力だけでなく、受験生の人間性や将来性を多角的に評価する入試方式です。
明治大学理工学部の総合型選抜は、「アドミッションズ・オフィス(AO)入学試験」として実施され、単なる筆記試験では測れない探究心・課題解決力・表現力などを評価します。特に理工学部では、学科ごとに出願資格や選抜方法が細かく分かれており、受験生には高いレベルの準備と戦略的な対応が求められます。
出願資格の基本は、「2025年3月31日までに高等学校またはそれに準ずる課程を卒業(見込み)であること」。また、調査書や成績証明書などの学力を示す書類の提出が必須です。高専や海外の学校卒業者も対象ですが、所定の証明書類が求められます。
加えて、一部の学科には学科ごとの追加出願要件(評定平均や履修科目指定)があります。
機械情報工学科:数学・理科・英語の3教科で評定平均3.8以上、理系科目を網羅的に履修していること。
建築学科:同様に3教科で3.8以上、理科は2科目以上の履修が必要。帰国生には英語スコアも求められます。
応用化学科:より厳しく、3教科平均が4.0以上。化学の履修は出願の絶対条件です。
電気電子生命学科:追加要件はないが、試験内容に学力確認(数学・英語)が含まれます。
出願時には、「エントリーシート」や「入学志願票」など複数の書類提出が必要であり、不備があると受理されません。また、書類は原則返却されない点も注意です。
1.2 明治大学理工学部の総合型選抜の特徴
明治大学理工学部では、学科ごとにユニークな選抜方法を採用しています。
以下は主な学科別の試験形式です。
電気電子生命学科:筆記試験(数学・英語)+口頭試問(面接)。基礎学力と人物面の両方が問われます。
機械情報工学科:筆記試験は無く、代わりに自作実験のプレゼンテーション+口頭試問が行われます。
建築学科:デッサン等の造形実技+成果物を用いたプレゼン+口頭試問という美術系に近い選抜方法。
応用化学科:筆記なし、書類と面接のみだが、面接内で化学の基礎学力と論理的思考力が問われます。
このように、同じ理工学部でも試験内容が大きく異なるため、志望学科に合わせた対策が不可欠です。
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明治大学理工学部の総合型選抜は、学科ごとに出願資格や試験内容が大きく異なります。「自分はどの方式に該当する?」「ポートフォリオは必要?」といった疑問は、LINE公式から気軽に相談できます。
1.3 一般入試との違いとメリット・デメリット
総合型選抜は、一般入試と比較して受験のプロセスが大きく異なります。
最大の違いは「筆記試験に加えて、面接やプレゼン、書類審査が重視される」点です。
メリット
学力以外の強み(探究心、活動歴、個性)で評価される
早期に合格が決まる可能性がある
志望動機が明確な受験生に有利
デメリット
準備項目が多く、書類・面接・実技等の対策に手間がかかる
一般入試よりも定員が少なく、倍率が高くなる場合も
学科によっては高度なプレゼン力や専門知識が必要
総合型選抜は、自分の学びたいことが明確な受験生にとっては、大きなチャンスになる入試方式です。 そのため、早期からの情報収集と戦略的な準備が成功の鍵を握ります。
▶︎2. 理工学部の学科と学びの魅力

2.1 各学科の特色と学べる内容
明治大学理工学部は、理学・工学の多様な分野を横断的に学べる学科編成が魅力です。
明治大学理工学部には、次のような学科が設けられています。
電気電子生命学科(電気電子工学専攻・生命理工学専攻)
電気回路や電子制御、半導体、バイオエレクトロニクスなどに加え、生命科学・医用工学との融合を志す分野が特徴。社会インフラや医療技術の進化に直結する学問です。
機械情報工学科
機械工学と情報工学を横断的に学び、AI・ロボティクス・制御工学・CAD設計・材料力学など幅広い技術領域に対応。社会の自動化や産業構造の変化に即した実践的な内容です。
建築学科
建築デザイン、構造工学、都市計画、建築史などを網羅し、美術的感性と論理性の両面を育てるカリキュラム。実技科目も多く、スケッチ・模型制作・設計課題を通じて実務感覚を養えます。
応用化学科
有機化学・無機化学・物理化学・分析化学を基礎に、材料科学や環境化学、医薬品合成など応用分野まで幅広く展開。研究開発職や製薬・化学メーカーへの就職実績も豊富です。
それぞれの学科には、「理論の基礎」と「応用力」の両立を図るカリキュラムが設計されており、自分の“好き”や“得意”を深めながら、将来の専門性を築くことができます。
2.2 実験・研究環境や施設の魅力
明治大学理工学部は、都心近郊にありながら最先端の実験設備を備えた「生田キャンパス」を拠点としています。
生田キャンパスには、以下のような教育・研究施設が整備されています。
大型の実験棟・工作室・CADルーム・クリーンルーム
建築設計に対応したアトリエ形式のスタジオ
電子顕微鏡や材料分析装置など高度分析機器
化学実験用の排気装置付ドラフトチャンバー
AI・機械学習を活用できるソフトウェア実習環境
これに加え、各学科専用の研究室が多数設置されており、3年次後半〜4年次にかけての卒業研究を通じて専門分野に深く関われるのが特長です。
また、生田キャンパスでは少人数制の実験科目や演習も充実しており、「理論だけでなく“手を動かして学ぶ”体験」を大切にしています。これは、将来的に研究職・技術職を目指す学生にとって非常に大きなアドバンテージになります。
2.3 学びが社会にどう活かされるか
明治大学理工学部での学びは、社会のリアルな課題に応用可能な“実学”です。
例えば、機械情報工学科で得た知識は製造業や自動車産業、AI分野などで即戦力となります。建築学科の学びは都市計画や防災設計、環境共生型建築に応用され、応用化学科ではSDGsに関連する環境保全技術や新素材の開発に直結します。
また、電気電子生命学科でのバイオ×テクノロジーの学びは、ヘルスケア分野やIoT医療機器開発にも通じており、「人の命を支える技術」を学べる分野です。
各学科の学びは“研究室止まり”ではなく、実際に社会で活かされる技術・知見として設計されています。
この“実社会と直結した教育”が、明治大学理工学部が企業・研究機関から高く評価されている理由のひとつです。
▶︎3. 明治大学 理工学部の総合型選抜で求められる書類対策

3.1 志望理由書と学習計画書のポイント
明治大学理工学部の総合型選抜では、「志望理由書」と「学習計画書」が合否を左右する最重要書類です。
エントリーシートには、以下のようなテーマが設けられています。
テーマ1:「志望動機を書いてください。」
単に「この学科に興味がある」という内容では不十分です。過去の体験や具体的な興味関心と、学科での学びがどうつながるのかを論理的に説明することが重要です。たとえば、機械情報工学科であれば「○○というロボットに興味を持ち、自作した経験から工学の道を志した」など、個人の原体験を軸に書くと説得力が増します。
テーマ2:「あなたの個性・特技について書いてください。」
ここでは、単なる実績よりも「その経験を通じて何を学び、どう成長したか」が問われます。部活動や探究活動、資格取得などを挙げ、その中で培った姿勢や価値観を明確にすることが大切です。
学習計画書には、大学でどのような学びを行いたいか、そして将来どのような分野で活躍したいかを記載します。ここでは、志望学科のカリキュラムや研究室内容と自分の興味を照らし合わせ、具体的な目標や研究テーマを持っていることが評価されます。
「なぜこの学科でなければならないのか」を、自分の言葉で明確に表現することがカギとなります。
3.2 自己PR・ポートフォリオの作成術
書類選考で差がつくのが、“自分らしさ”を表現するポートフォリオと自己PRです。
明治大学理工学部では、志望学科によってポートフォリオの重視度が異なりますが、以下のような準備が有効です。
機械情報工学科:プレゼンを伴うため、過去に制作したもの(ロボット、アプリ、実験レポートなど)をポートフォリオとしてまとめておくと説得力があります。
建築学科:造形実技に加え、スケッチや模型、デザイン作品などを「成果物」として提出します。これまでの作品を写真付きでポートフォリオに整理し、制作者の意図や背景も文章で補足しましょう。
応用化学科・電気電子生命学科:形式的なポートフォリオは不要ですが、探究活動や研究発表などがある場合は、その記録を整理しておくことで面接時に活用できます。
自己PRにおいては、「どんな経験から、どんな価値観を得て、それがどのように理工学部での学びとつながるか」を一貫して伝えることがポイントです。
3.3 成功する書類に共通する要素
明治大学の合格者の志望理由書やポートフォリオには、いくつかの共通点があります。
自己理解が深い:自分の特性・価値観を言語化できている
学科研究が徹底されている:カリキュラムや教授陣、研究テーマまで言及している
具体例が豊富:抽象的な言葉ではなく、体験や活動を具体的に示している
志望動機と将来の目標がリンクしている:なぜこの学科で学ぶことが自身の夢に繋がるのかが明確
単なる「やる気アピール」ではなく、「目的意識」「論理性」「具体性」がある書類が、合格に近づく鍵となります。
これらの要素を意識して書類を作成することで、面接官に「この学生は明確な目標を持ち、理工学部でしっかり学ぶ意志がある」と伝えることができます。
\ 志望理由書・ポートフォリオ、どう仕上げる?/
書類選考で差をつけるには、“志望学科とのマッチング”と“自己理解の深さ”が鍵です。EQAOでは、志望理由書の添削からプレゼン指導、面接対策まで、明治大学理工学部に特化したサポートを提供中!
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▶︎4. 明治大学 理工学部 総合型選抜の面接・プレゼン対策
4.1 よくある質問と対策法
面接では、あなたの志望動機・価値観・論理性が鋭く問われます。
明治大学理工学部の総合型選抜では、各学科に応じて面接(口頭試問)やプレゼンテーションが実施されます。代表的な質問例は以下の通りです。
「なぜ本学科を志望したのか?」
「高校生活で一番力を入れたことは?」
「大学で取り組みたい研究テーマは?」
「最近関心を持った科学技術のニュースは?」
「将来どのような分野で活躍したいか?」
このような質問は「どれだけ自己分析できているか」「大学での学びと将来をどうつなげているか」が評価の軸となります。特に、志望学科の研究内容や教授、カリキュラムを調べた上での回答が求められます。
ポイントは、答えを丸暗記するのではなく、「自分の言葉で、自分の経験と絡めて話す」こと。想定問答を繰り返す中で、具体的なエピソードを交えた回答ができるように準備しましょう。
4.2 面接官の視点を意識した話し方
面接では「何を話すか」以上に、「どう話すか」が評価されます。
理工系の面接では、論理性・誠実さ・主体性が重視されます。
面接官はあなたの話から次のような点を見極めています。
話の展開に筋が通っているか(論理性)
経験に基づいて考えているか(主体性)
自己評価や課題意識を持っているか(自己理解)
学科の方向性と一致しているか(マッチング)
そのため、「私は○○という経験を通じて△△に気づきました。これが□□という志望動機につながっています」といった一貫した構成を意識しましょう。
また、話すスピードや表情、姿勢も重要です。無理に自分を大きく見せようとせず、“素直で誠実な印象”を持ってもらえる受け答えがベストです。面接官との“対話”を意識しながら、落ち着いたトーンで自分の想いを伝えましょう。
面接で見られるのは、表面的な「答えの正しさ」よりも、どのように考え、どんな価値観を持っているかです。こうした“評価の視点”を理解するには、実際に面接官がどこを見ているのかを知るのが近道です。
そこで参考になるのが、以下の動画です。
面接で見られるポイントや、受験生が見落としがちな対策を、元指導者が丁寧に解説しています。
4.3 プレゼン資料と構成の工夫
特に機械情報工学科や建築学科では、プレゼンが評価の柱になります。
プレゼンテーションを課される学科では、単にスライドを作るだけでなく、「伝える構成力」と「視覚表現力」が求められます。
機械情報工学科では、事前に指定されたテーマで実験を行い、そのレポートを用いたプレゼンが必須です。構成は「背景→方法→結果→考察→学び」という流れを意識し、結論から先に話すと伝わりやすくなります。
建築学科では、自作の作品やデザイン資料を用いて「なぜこの作品を制作したか」「どのような意図があるか」を明確に説明します。デザインだけでなく、その裏にある自分の価値観や問題意識を言語化することが評価されます。
視覚資料は、写真や図を中心にし、文字は最小限に抑えると好印象です。また、プレゼンは「伝える」ことが目的なので、話す内容とスライドの内容がずれていないかも確認しておきましょう。
構成力・視覚表現・話し方の3点を押さえることが、合格に直結するプレゼンのコツです。
▶︎5. 明治大学 理工学部 総合型選抜の合格者に共通する特徴と落とし穴
5.1 合格者の経歴・アピールポイント分析
明治大学理工学部の総合型選抜で合格する学生には、明確な共通項があります。それは「目的意識の明確さ」と「探究姿勢の具体性」です。
合格者の傾向を見ると、以下のような要素を持っているケースが多く見受けられます。
高校時代に探究活動・自由研究・課外活動に主体的に取り組んでいた
自分の進路に対して具体的なビジョンを持っている
学科のカリキュラムや研究室を深く調べており、志望理由が現実的
部活動や委員会などでのリーダーシップ経験がある
科学技術や社会課題への興味を、日常生活レベルから語れる
たとえば機械情報工学科の合格者では、「中学生のころに出会ったロボットコンテストの影響で、自作ロボットを作り始めた」など、個人の体験を軸としたストーリーが志望理由と強く結びついている傾向があります。
また、建築学科では「絵画や模型制作などの表現活動」と「都市空間への問題意識」が融合したような内容が評価されやすく、応用化学科では「環境問題への関心」や「実験コンテストの経験」など、実体験に基づく学びの姿勢がポイントとなっています。
5.2 書類・面接で落ちやすいパターン
一方で、不合格者の書類や面接には、共通する“落とし穴”が存在します。
抽象的で内容の薄い志望理由書(例:「科学が好きだから」「理系に興味がある」)
学科の研究内容やカリキュラムを十分に調べていない
高校での活動内容が薄く、強みが見えにくい
話す内容が一貫しておらず、論理の飛躍がある
面接で想定問答に頼りすぎて、質問に臨機応変に答えられない
特に、「やる気はあるが具体性がない」「志望動機が薄い」と判断されると、たとえ成績が良くても不合格になるケースがあります。“熱意”だけでは選抜を突破できないのが理工学部のAO入試です。
5.3 評価される学生像と準備のコツ
総合型選抜で評価される学生とは、「自ら課題を見つけ、深く掘り下げる姿勢を持った学生」です。
明治大学理工学部が求める人物像は、学科ごとのアドミッション・ポリシーに明示されています。これらに共通するのは以下の3点です。
課題解決型の学習態度
論理的思考と自己表現力
社会貢献意識を持つ科学的探究心
このような人物像に近づくための準備ポイントは次の通りです。
高校生活の中で“好き”を深めた活動を棚卸しする
興味のある分野に関連するニュースや論文を日常的にチェックする
大学の研究室や教授のテーマに触れ、それに対して自分の考えを持つ
「なぜそれをしたのか」「そこから何を学んだか」を常に言語化する癖をつける
“あなた自身”の経験に基づくストーリーこそが、評価者の心を動かします。 形式ではなく本質を意識した準備を積み重ねることが、合格への近道です。
▶︎6. まとめ|明治大学 理工学部の合格を掴むために
6.1 誰が総合型選抜に向いているか
明治大学理工学部の総合型選抜は、「自分の興味と将来像が明確な人」に向いている入試制度です。
単に「理系が得意」というだけでは通用しません。むしろ、探究心を持って何かに熱中した経験や、社会課題への問題意識をもとに「自分は理工学の力で何を実現したいか」を語れる人が高く評価されます。
また、以下のようなタイプは総合型選抜で実力を発揮しやすい傾向があります。
文章や面接で自分の考えをしっかり伝えられる
プロジェクト型学習や課題研究を楽しめる
独自のアイデアを形にした経験がある
将来の進路を主体的に描ける
自ら学ぶ姿勢と主体性がある受験生こそ、総合型選抜にふさわしい人材です。
6.2 合格までのタイムライン
明治大学理工学部の総合型選抜では、早期の準備が結果を左右します。
以下は一般的なスケジュールの一例です。(年度により変動あり)
時期 | やるべきこと |
高2冬〜高3春 | 志望学科のリサーチ、アドミッション・ポリシーの確認 |
高3春〜夏 | 志望理由書・学習計画書のドラフト作成、実績の整理 |
高3夏休み | 模擬面接・プレゼン練習、ポートフォリオ整備 |
高3秋(9〜10月) | 出願、試験(書類・面接・筆記等) |
10月下旬〜11月中旬 | 合格発表・入学手続き準備 |
特に7〜9月の「書類完成&面接準備」の時期が重要な山場になります。 夏前から逆算してスケジュールを立て、余裕を持って準備を進めましょう。
6.3 成功のカギは「自己理解」と「計画性」
総合型選抜で合格するための最大のポイントは、「自分をどう理解し、どう伝えるか」です。
「何に興味があり、なぜその学科を選ぶのか」
「これまでの経験を、どう学びに活かしたいのか」
「大学で何を学び、将来どんな社会貢献をしたいのか」
これらを明確に言語化し、自分のストーリーとして伝える力が、書類でも面接でも求められます。
同時に、「いつまでに何をするか」を計画的に進める姿勢も大切です。志望理由書の添削、面接練習、資料作成などは一朝一夕では完成しません。“コツコツと積み上げる力”こそが、理工系で求められる資質そのものです。
明治大学理工学部で本気で学びたいという気持ちがあるなら、総合型選抜は絶好のチャンスです。 ぜひ早期からの準備で、合格を確実なものにしてください。
▶︎明治大学 理工学部の総合型選抜対策なら、EQAOにお任せください。
明治大学理工学部の総合型選抜では、学科ごとに異なる評価基準や選抜方法が採用されており、志望理由書・ポートフォリオ・面接など多角的な対策が欠かせません。
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