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東京電機大学 総合型選抜の攻略法|合格の秘訣と実践的対策

  • 執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ
    株式会社EQAO教育グループ
  • 9月25日
  • 読了時間: 13分

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▶︎1. 東京電機大学の総合型選抜(とんがりAO)とは?


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1.1 制度の概要と導入の背景

東京電機大学は、全学部において総合型選抜を実施しています。従来の学力試験中心の入試とは異なり、受験生がこれまでに取り組んできた活動や研究、探究心、課外活動での実績などを多面的に評価する方式です。


特に2026年度以降は、工学部全学科を対象とした「とんがりAO」という新制度が導入され、「個性・経験・情熱」を持つ受験生を積極的に評価することを明確に打ち出しています。この制度の背景には、社会の課題解決や新しい技術開発に挑戦できる柔軟な人材を求める大学の姿勢があります。


ポイントは「学力だけでなく、主体的な活動経験や独自の視点が評価対象になる」点です。


1.2 実施学部・学科と募集人数


東京電機大学の総合型選抜は、以下の学部・学科で実施されています。


  • システムデザイン工学部  

    情報システム工学科、デザイン工学科


  • 未来科学部  

    建築学科、情報メディア学科、ロボット・メカトロニクス学科


  • 工学部  

    電気電子工学科、電子システム工学科、応用化学科、機械工学科、先端機械工学科、情報通信工学科


  • 理工学部  

    理学系、生命科学系、情報システムデザイン学系、機械工学系、電子情報・生命医工学系、建築・都市環境学系


募集人数は「若干名」とされており、既に何らかの顕著な実績を持つ受験生が有利になる傾向があります。


1.3 日程と専願制の特徴


東京電機大学 総合型選抜の選考日程は以下の通りです(過去の実施例を参考にしています)。


  • 出願時期:9月上旬

  • 第一次選考(書類審査):10月上旬

  • 第二次選考(面接・プレゼンテーション等):10月中旬

  • 最終合格発表:11月上旬


また、この入試方式は併願が不可の「専願制」です。つまり、合格した場合は必ず東京電機大学に入学する意思が必要となります。

専願であることから、大学側も学生の熱意や主体性を重視して選考を行い、受験生にとっても「本気度」を示す場になります。



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▶︎2. 東京電機大学 総合型選抜の出願資格・要件


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2.1 共通出願資格と履修科目要件

東京電機大学 総合型選抜に出願するためには、まず基本的な共通出願資格を満たしている必要があります。


  • 本学を第一志望とすること(専願制)

  • 高等学校(または中等教育学校)を卒業済、あるいは卒業見込みであること

  • 通常の課程による12年の学校教育を修了済、または修了見込みであること

  • 高卒認定試験などによって同等以上の学力があると認められた場合(事前審査が必要)


さらに、履修科目に関しても一定の要件が設けられています。


  • 普通科:数学(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B)、外国語(コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)

  • 理数科:数学(理数数学Ⅰ・Ⅱ)、外国語(コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)

  • 工業科・総合学科など:数学(数学Ⅰ・Ⅱ)、外国語(コミュニケーション英語Ⅰ)


このように、数学と英語を中心に一定の履修経験が必須条件となっています。


2.2 学習成績の状況(評定平均値)の基準


出願資格として、学習成績(評定平均値)の基準も重視されます。


  • システムデザイン工学部・未来科学部・工学部  

    数学 3.5 以上 + 外国語 3.5 以上


  • 理工学部  

    数学 3.3 以上 + 外国語 3.3 以上


ここで注意が必要なのは、出願時に基準を満たしていない場合、合格後であっても取り消される可能性がある点です。2学期制の学校の場合、第3学年前期の成績が出願時に未確定であっても、確定後に条件を下回れば失格となります。


つまり、出願準備と並行して、日頃の学習で数学・英語を安定して高得点できる基礎学力が求められるのです。


2.3 学部・学科別アドミッションポリシーと求める人材像

東京電機大学 総合型選抜では、各学部・学科ごとに明確なアドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)が提示されています。


  • システムデザイン工学部  

    社会の変化と科学技術の革新に対応し、イノベーションを生み出せる人材を育成。  

    例)情報システム工学科はプログラミング経験や情報処理資格など、デザイン工学科は創造的なアイデアや作品制作の経験が評価対象。


  • 未来科学部  

    「プロの能力・豊かな教養」に共感し、具体的な学習意欲を持つ学生を重視。  

    例)建築学科は設計コンペや社会活動経験、ロボット・メカトロニクス学科は数学的基礎力+ロボット制作経験など。


  • 工学部  

    社会に役立つ技術者を目指し、数学・理科への強い学習意欲を持つことが条件。  

    例)情報処理や無線技術関連の資格、コンクールでの受賞歴などが有利。


  • 理工学部  

    「未来型科学技術者」を育成するため、基礎学力と主体的な探究意欲を重視。  

    例)理学系は数学・物理、生命科学系は研究活動経験やコンテスト参加歴など。


学部・学科ごとに「どんな資質を持つ学生を求めているのか」が具体的に示されているため、出願書類や面接での自己アピールに直結します



▶︎3. 東京電機大学の総合型選抜に必要な出願書類


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3.1 志望理由書の重要性と効果的な書き方

東京電機大学 総合型選抜で最も重視される書類のひとつが志望理由書です。ここでは、受験生がなぜ東京電機大学を第一志望とするのか、学びたい分野や将来像を明確に示す必要があります。


効果的な志望理由書を書くためには、以下の3点を意識することが重要です。


  1. 大学・学科で学びたいことを具体的に示す

     → 「工学を通じて社会課題を解決したい」「ロボット分野で新しい製品開発に挑戦したい」など。


  2. これまでの活動と大学での学びをつなげる

     → 高校時代の探究活動や部活動、資格取得経験を、大学での学びにどう発展させるかを描く。


  3. 将来の目標に結びつける

     → 大学卒業後のキャリアイメージを明確にすることで、志望理由の説得力が増す。


「大学での学び・これまでの経験・将来像」を一貫してつなげることが、合格する志望理由書の最大のポイントです。


3.2 活動報告書・出願承認書・調査書の準備ポイント


志望理由書に加え、以下の書類も総合型選抜では重要です。


  • 活動報告書  

    これまでの部活動・探究活動・資格取得・コンテスト参加などを整理するものです。単なる羅列ではなく、自分の成長や挑戦の過程を物語として記述することが効果的です。


  • 出願承認書  

    在籍している高校からの承認を得る必要があるため、早めに担任や進路指導の先生に相談することが大切です。


  • 調査書  

    学校が発行する成績・出欠席などを記した公的書類です。評定平均値が出願基準を満たしているかがここで確認されます。特に数学・英語の成績が重要視されるため、高2までの成績管理が合否に直結します。


3.3 任意提出書類・ポートフォリオで差をつける方法

必須ではないものの、任意提出書類やポートフォリオを活用することで、他の受験生と差をつけることが可能です。


  • ポートフォリオ(成果物のまとめ)  

    研究レポート、設計図、プログラム作品、コンテスト入賞作品などをまとめて提出することで、自分の専門性や「とんがり」を具体的にアピールできる


  • 推薦状や活動証明書  

    学校外での活動(ボランティア・研究機関でのインターン・外部コンテスト)を裏付ける資料があると、評価が一層高まります。


  • 映像・スライド資料  

    プレゼンテーションを想定した成果物を事前に提出することで、二次選考でも有利に働くケースがあります。


任意提出書類は「自分ならではの強み」を裏付けるための武器です。積極的に準備しましょう。



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▶︎4. 東京電機大学 総合型選抜の選考方法と対策


4.1 一次選考(書類・課題提出)の突破戦略

東京電機大学 総合型選抜の一次選考では、提出書類と第一次課題が合否を大きく左右します。


  • 志望理由書:大学のアドミッションポリシーとの一致度を見られます。「学びたい内容」と「過去の経験」「将来の目標」を一貫させることが重要です。


  • 活動報告書:単なる活動歴の羅列ではなく、挑戦・工夫・成果を強調すると評価が高まります。


  • 第一次課題:システムデザイン工学部を除く学部で課されるもので、社会問題を科学技術の観点からどう解決するかなどが問われます。


突破のためには、事前に想定される課題テーマに触れておくことが大切です。例えば、AI・再生可能エネルギー・都市環境・医療技術など、学部の特色に合ったテーマを日頃から研究しておくと有利になります。


4.2 二次選考(面接・プレゼン・基礎学力調査)の具体対策


二次選考では、受験生の思考力・表現力・実践力が直接試されます。


  • プレゼンテーション  

    機材の持ち込みが認められているため、事前にスライドや資料を用意し、時間配分を意識したリハーサルを重ねることが必須です。わかりやすい構成と自信ある話し方が印象を左右します。


  • 個別面接(口頭試問を含む)  

    教授陣から専門的な質問を受けることもあります。高校での探究活動や研究に関しては、理論的背景まで説明できる準備をしておくことが重要です。頻出する質問例としては「なぜこの学科を志望したのか」「将来どのように社会に貢献したいか」などがあります。


  • 基礎学力調査  

    学科ごとに異なる内容が課される場合があります。数学や理科の基礎力を確認する出題が中心のため、教科書レベルの基礎を確実に理解しておくことが最重要です。


二次選考では「自分の言葉で語れるかどうか」が最大の評価ポイントになります。

そこで参考にしたいのが、EQAO塾長による解説動画です。「これが合格の鍵」総合型選抜の面接で“好かれる”受験生の特徴10選をまとめており、実際に合格する受験生の傾向を知ることができます。



4.3 評価基準と合否を分ける視点

東京電機大学 総合型選抜では、合否を分ける決定的なポイントがいくつか存在します。


  1. 学部・学科の教育理念との一致  

    大学が求める人物像と、自分の志望理由や活動経験がどれだけ重なるか。


  2. 一貫性のあるストーリー  

    過去の経験 → 大学で学びたいこと → 将来の展望が論理的に結びついているか。


  3. 主体性と探究心  

    課題解決や研究活動に「自分から取り組んだ姿勢」があるかどうか。


  4. 基礎学力と表現力のバランス  

    評定平均や基礎学力調査で一定の水準を満たしつつ、面接・プレゼンで自分の考えを明確に伝えられるか。


総合型選抜は「人物評価」と「学力基盤」の両立を重視する入試方式です。どちらか一方ではなく、バランスを意識して準備を進めましょう。



▶︎5. 東京電機大学 工学系志望者のアピール方法


5.1 探究活動や研究成果の効果的な伝え方

工学系の学科を目指す受験生にとって、探究活動や研究成果をどのように整理して伝えるかは非常に重要です。


  • 課題意識を明確にする  

    「なぜそのテーマを選んだのか」という動機をはっきりさせることで、研究の方向性に一貫性が生まれます。


  • 試行錯誤の過程を重視する  

    成功体験だけでなく、失敗や改善をどう乗り越えたかを具体的に語ると、主体性や問題解決力が伝わります。


  • 成果を客観的に示す  

    研究レポート、実験データ、コンテスト参加歴など、証拠となる成果物を提示すると説得力が増します。


テーマ設定 → 実践 → 成果 → 学び」を一つのストーリーにまとめることが、評価者の印象に残る最大のポイントです。


5.2 ロボット・情報技術・理系活動のアピールポイント

東京電機大学は、ロボット・情報通信・先端工学の分野で特色を持つ大学です。そのため、関連する活動経験を持つ場合は積極的にアピールする必要があります。


  • ロボット制作経験  

    ロボコン出場や自主制作ロボットの開発経験があれば、設計の工夫や課題解決の方法を中心にアピールしましょう。


  • プログラミングスキル  

    アプリ開発、データ分析、Web制作など、学外での取り組みも評価対象となります。コードの技術だけでなく、社会にどう役立てたいかをセットで語ると効果的です。


  • 理科・工学系コンテスト  

    物理・化学実験コンテストや数理探究活動での受賞経験は、専門性と主体性の両方を示せる強力な実績です。


これらは単なる「経験」ではなく、大学での学びにどうつなげるかを語ることが重要です。


5.3 社会課題を科学技術で解決する視点を持つ重要性

東京電機大学 総合型選抜の特徴として、「社会の問題を科学技術と結びつけて考える力」が求められる点があります。


  • 例1:再生可能エネルギーの研究を通じて、持続可能な社会を実現する方法を考える

  • 例2:高齢化社会における医療・介護ロボットの役割を探究する

  • 例3:情報セキュリティ技術を活用して、安全なデジタル社会を構築する


このように、工学の知識を社会課題に応用する姿勢は、大学のアドミッションポリシーと強く結びつきます。

「自分の研究テーマを社会にどう活かすのか」を語れる受験生こそ、東京電機大学が求める人材像に最も近いと言えるでしょう



▶︎6. まとめ:東京電機大学の総合型選抜を突破するために


6.1 高校生活での準備スケジュール

東京電機大学 総合型選抜で合格をつかむためには、計画的な準備が欠かせません。


  • 高1〜高2前半:興味のあるテーマを探し、探究活動や資格取得、部活動に積極的に取り組む。

  • 高2後半:研究活動や実績を形にし、成果物(レポート・作品・データ)を整理しておく。

  • 高3前半:志望理由書・活動報告書の下書きを進め、学校の先生や専門家に添削を依頼する。

  • 出願直前期:面接練習やプレゼン資料を完成させ、自信を持って挑める状態に仕上げる。


早い段階から積み上げた活動の深さが、合格の決め手になります


6.2 不安を乗り越えるためのマインドセット

総合型選抜では「自分をどう表現するか」に迷い、不安を感じる受験生も多いでしょう。


その際に大切なのは、以下のマインドセットです。


  • 完璧より一貫性:「やりきった経験」を一つでも語れることが評価につながる。

  • 挑戦を恐れない:失敗や試行錯誤の経験も成長の証としてアピールできる。

  • 自分らしさを信じる:他人と比較するのではなく、自分の「とんがり」をどう伝えるかに集中する。


自分らしい挑戦と努力こそが、総合型選抜で最も強い武器になります


6.3 EQAOによる書類添削・小論文・面接指導の強み

東京電機大学 総合型選抜の突破には、専門的な指導を取り入れることで成功率を高められます。


EQAOでは、以下のようなサポートが受けられます。


  • 志望理由書・活動報告書の徹底添削:大学が重視するポイントを押さえた文章に仕上げられる。

  • 小論文対策:論理的思考力と表現力を高める指導。社会課題と工学を結びつける練習も可能。

  • 面接・プレゼン指導:模擬面接やプレゼン練習を通じて、自信を持って本番に臨める。

  • オンライン対応やEQAO mini:場所や時間を問わず柔軟にサポートを受けられる。


「自分の強みを最大限に伝える準備」を、EQAOの専門指導が後押ししてくれます。



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