東京都立大学 総合型選抜の全方式の特徴と対策を徹底解説
- 株式会社EQAO教育グループ
- 9月25日
- 読了時間: 21分

▶︎1. 東京都立大学の総合型選抜とは?仕組みと特徴

▶︎1.1 総合型選抜制度の概要と特徴
東京都立大学の総合型選抜(旧AO入試)は、「学力の一辺倒では測れない力」を重視する入試方式です。高校までの成績や英語資格に加え、個人の探究心・主体性・表現力などを多面的に評価します。
総合型選抜は、文系・理系を問わず複数の学部・学科で導入されており、生徒の多様な個性に合わせて選べる複数の選抜方式があるのが特徴です。
■総合型選抜を実施している主な学部
人文社会学部
法学部
経済経営学部
理学部
都市環境学部
システムデザイン学部
健康福祉学部
このように、文系・理系問わず全学部的に導入されている点は、東京都立大学の総合型選抜の大きな特徴です。
■主な入試方式と定員数の概要
実施される代表的な入試方式は以下の通りです。
ゼミナール入試(理学部、都市環境学部、健康福祉学部) 定員:3~15名程度
研究室探検入試(都市環境学部) 定員:4名
科学オリンピック入試(理学部、都市環境学部、システムデザイン学部) 定員:若干名
グローバル人材育成入試(人文社会・経済経営・都市環境・システムデザイン) 定員:若干~7名
SAT/ACT・IB入試(理学部生命科学科) 定員:合計4名
情報Ⅰ・Ⅱ利用入試(情報科学科) 定員:5名
定員がかなり少ない方式が多いため、1点差で合否が分かれるような厳しい戦いになることも少なくありません。
■試験日程の傾向(例年)
入試方式によって出願時期・試験日・合格発表日が異なりますが、おおよそのスケジュールは以下の通りです。
入試方式 | 出願時期 | 試験日 | 合格発表 |
ゼミナール、研究室探検、SAT/ACT・IB入試 | 9月上旬 | 9月下旬~10月中旬 | 11月上旬 |
科学オリンピック、グローバル人材育成、情報Ⅰ・Ⅱ利用入試 | 11月上旬 | 11月下旬 | 12月上旬〜翌年2月上旬 |
■併願の制限と注意点
東京都立大学の総合型選抜は併願不可(専願制)です。合格した場合は必ず東京都立大学に入学することが求められるため、第一志望として強い意志があるかが問われます。
■評定平均・英語資格などの出願基準
選抜方式ごとに細かく設定された出願条件も、総合型選抜の特徴です。以下のような点が求められることが多いです。
評定平均4.0〜4.3以上(方式や学部による)
英語資格スコアの提出(英検・IELTS・TOEFL・GTEC・TEAPなど)
課題研究・コンテスト実績(科学オリンピック方式など)
「基準を満たしているかどうか」が出願前の最重要チェックポイントです。
■よくある失敗例と対策
総合型選抜は制度が複雑な分、準備段階でのつまずきが合否に直結します。
以下のような失敗に注意が必要です。
① 評定平均や英語スコアがギリギリで出願不可に
対策: 高1・高2の早い段階から評定と英語資格の両方を意識して準備
② 志望理由が浅く、書類の内容が評価されない
対策: 自己分析を徹底し、東京都立大学のアドミッションポリシーと重ねて書類作成を行う
③ 試験日程や書類準備のスケジュールが間に合わない
対策: 6〜7月には準備を本格化させ、書類のドラフトを夏休み中に完成させておく
総合型選抜は「準備期間の質」で勝負が決まります。
早く、深く、正確な情報に基づいた対策がカギです。
1.2 東京都立大学が求める人物像(アドミッションポリシー)
東京都立大学の総合型選抜では、単なる学力だけでは測れない「人物像」を重視した選考が行われます。
大学側が公式に掲げているアドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)から、どんな人物が求められているのかを深掘りしていきましょう。
■総合型選抜で評価される主な資質・姿勢
東京都立大学では、各学部・学科に共通して、以下のような資質を重視しています。
強い探究心と知的好奇心
主体性と粘り強さ
他者との協働・社会貢献への意欲
論理的な思考力・表現力
「自分の学びたいことを自分の言葉で語れるか」が問われる場面が非常に多いです。
たとえば、面接や小論文では「なぜこの学部・学科を志望するのか」「高校時代にどんな探究活動をしてきたか」が頻繁に聞かれます。単なる知識の多さではなく、自分の経験や考え方をもとに語れるかが重要です。
■学部別で異なる評価ポイントの例
学部ごとに求める人物像にも若干の違いがあります。
以下に傾向をまとめてみました。
学部名 | 重視される傾向 |
人文社会・法・経済経営 | 社会課題への関心、論理的な思考力、コミュニケーション力 |
理学部・システムデザイン | 自然科学や情報に対する好奇心と基礎的学力、探究姿勢 |
都市環境・健康福祉 | 実社会とのつながり意識、協働性、課題発見・解決能力 |
たとえば都市環境学部のゼミナール入試では、実習やグループワークを通じて「実践的な学びに前向きな姿勢」が試されます。
学部ごとのアドミッションポリシーを読み込んで、自分の強みとどう結びつくかを明確にしておくことが合格への第一歩です。
■評価されにくい志望動機のパターンとは?
よくある失敗として、次のような「浅い志望動機」は高評価を得づらい傾向があります。
①「家が近いから」「学費が安いから」などの消極的理由
②「都市に興味があります」など抽象的で根拠が弱い表現
③ 他大学にも共通するような、特徴のない志望理由
こうした表現では、「なぜ東京都立大学なのか?」が伝わりません。
対策としては、以下のような準備が有効です。
オープンキャンパスや講義体験を通じた情報収集
大学の研究内容や教授陣のプロフィールの確認
自分の将来像と大学の学びがどうつながるかを整理
たとえば、「都市環境学部で環境問題の政策立案を学びたい」「法学部で都市法制を研究し、行政職を目指したい」など、自分の目標と大学の教育内容が一致していることを具体的に示すと評価されやすくなります。
■自己分析ができているかどうかも大事な視点
東京都立大学の総合型選抜では、面接や志望理由書を通じて「自分をどれだけ理解しているか」もチェックされます。
自己分析が不十分だと、次のようなリスクが出てきます。
面接で聞かれたことにうまく答えられない
書類の内容が浅くなる
質問に対して一貫性のない回答をしてしまう
「どんな過去を歩んできて、何を学びたいか、将来どうなりたいか」を自分の言葉で語れる状態をつくっておくことが成功のカギです。
1.3 学校推薦型選抜との違いと東京都立大学での位置づけ
東京都立大学で実施されている選抜方式には、「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」の2つがあります。
この2つは混同されやすいですが、評価されるポイントや準備のアプローチが大きく異なります。
■総合型選抜と学校推薦型選抜の主な違い
以下の表で、両者の違いを整理してみましょう。
項目 | 総合型選抜 | 学校推薦型選抜 |
推薦書の有無 | 基本的に不要 | 高校からの推薦書が必要 |
評定平均の要件 | 一部で厳格に指定あり | 原則として評定平均4.0以上が求められることが多い |
自己PRの重視度 | 非常に高い | 書類と面接中心(ただし個性も重視) |
書類内容 | 志望理由書・学習計画書・自己推薦書など多岐にわたる | 志望理由書・推薦書・調査書など比較的標準的 |
面接・小論文 | 方式によってグループ討論・プレゼンあり | 面接・口頭試問・小論文などが主流 |
志願者の自由度 | 志望理由や活動内容に制限が少ない | 高校での活動実績などが重要視されやすい |
総合型選抜は「自分で自分をどうプレゼンするか」がすべてといっても過言ではありません。
そのため、書類の書き方一つ、面接での話し方一つで印象が大きく左右されます。
■東京都立大学での位置づけと受験生の傾向
東京都立大学は、国公立大学の中でも総合型選抜を積極的に導入している大学のひとつです。
難関私大と並んで「学びたいことが明確な受験生」に人気があります。
近年の傾向として、
「一般選抜ではチャンスが少ないと感じる」
「英語や探究活動などに自信がある」
「自分の強みを活かせる入試方式を探している」
という受験生が、学校推薦型ではなく総合型選抜を選ぶケースが増えています。
また、東京都立大学は専願制のため、「本気で第一志望」として受験してくる学生が多いのも特徴です。
このため、入試の競争は狭き門ですが、モチベーションの高い学生が集まりやすく、学内の学習環境も活発になりやすいといわれています。
■どちらを選ぶべきか迷ったときの判断基準
「自分にはどちらの入試方式が合っているのか分からない」という声もよく聞きます。
以下のような判断軸で考えると、自分に合った選択がしやすくなります。
自己PRや将来ビジョンに自信がある → 総合型選抜がおすすめ
学校内での実績や評定が安定している → 学校推薦型選抜も有力
高校での探究活動や課外活動を積極的に行ってきた → 総合型選抜で活かせる
論理的思考や文章表現に強みがある → 両方式で優位に立てる可能性あり
「学校の成績が良い=推薦向き」「活動歴が豊富=総合型向き」という単純な判断ではなく、今の自分をどうアピールできるかを軸に考えることが大切です。
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▶︎2. 東京都立大学 総合型選抜の方式別解説と出願条件

2.1 実施学部・学科と主な方式(ゼミナール・研究室探検・グローバルなど)
東京都立大学の総合型選抜では、学部・学科ごとに独自の入試方式が設けられており、その多様性が大きな特徴です。
以下に主要な方式と対象学部・定員を整理しました。
入試方式 | 主な対象学部・学科 | 定員の目安 |
ゼミナール入試 | 理学部・都市環境学部・健康福祉学部 | 各学部3〜15名 |
研究室探検入試 | 都市環境学部(地理環境学科) | 4名 |
科学オリンピック入試 | 理学部・都市環境学部・システムデザイン学部 | 各学科若干名 |
グローバル人材育成入試 | 人文社会・経済経営・都市環境・システムデザイン | 各学科若干〜7名 |
SAT/ACT・IB入試 | 理学部生命科学科 | 合計4名 |
情報Ⅰ・Ⅱ利用入試 | 情報科学科 | 5名 |
どの方式も定員が非常に限られており、準備の完成度が合否に直結します。
方式によって求められるスキルや書類が異なるため、自分の志望学部にどの方式があるのかを最初に確認することが重要です。
2.2 入試方式ごとの出願資格と評定基準
東京都立大学の総合型選抜では、方式ごとに細かな出願条件が設けられています。
特に注意が必要なのが評定平均値や履修科目、英語資格のスコアです。
以下に、主な出願条件をまとめます。
【ゼミナール入試】
理学部生命化学科: 大学や研究機関の自然科学講義(6時間以上)および実習(8時間以上)の修了
都市環境学部: 英語資格(例:英検準2級1700点以上など)+英語と数学の評定平均3.5以上
健康福祉学部: 英語資格(例:英検2級1950点以上など)
【研究室探検入試】
外国語、数学、理科の計10科目以上の履修+評定平均3.5以上
英語資格(英検準2級1700点以上など)
【科学オリンピック入試】
物理チャレンジ金〜優良賞、化学グランプリ上位10%、情報オリンピック予選Aランクなど
英語資格が必要な学科あり(地理環境など)
【グローバル人材育成入試】
英語資格スコア(例:英検準1級2300点以上、TOEFL iBT72点以上など)
都市環境学部:評定平均4.0または特定科目4.3以上
観光・都市政策学科:評定平均4.0以上
【SAT/ACT・IB入試】
SATまたはACTのスコア提出(2024年4月以降の実施分)
TOEFL iBTまたはIELTSのスコア
IBは化学・物理・生物・数学を含むことが条件
【情報Ⅰ・Ⅱ利用入試】
情報Ⅰ・Ⅱの評定がそれぞれ4以上
「少し足りないだけ」で出願できないケースもあるので、ギリギリではなく余裕を持ったスコア取得が必要です。
2.3 外部英語資格の要件と注意点
総合型選抜では、英語資格がほぼすべての方式で出願要件となっているのが大きな特徴です。
代表的な基準スコアは以下のとおりです(一部抜粋):
試験名 | 代表的な基準スコア |
英検 | 準2級1700点以上、2級1950点以上、準1級2300点以上 |
GTEC | 680〜1180点以上 |
TOEFL iBT | 42〜72点以上 |
IELTS | 4.0〜5.5以上 |
TEAP | 135〜309点以上 |
注意点:
試験によって有効期間があるため、古いスコアは使えない可能性があります。
スコア提出には成績証明書の原本提出が必要です。コピー不可のケースもあるので注意。
学科ごとにスコア基準が異なるため、同じ方式でも注意が必要です。
早めに必要な試験を確認し、高2の秋〜冬には取得を目指すと安心です。
2.4 出願に必要な書類と提出のポイント
出願時に必要となる書類は、共通のものと方式別のものに分かれます。
■共通書類(すべての方式で必要)
調査書
志望理由書
■方式別の追加書類例
ゼミナール入試: 受講修了証、講義概要、ゼミでの発表概要、英語資格証明
研究室探検入試: 英語資格証明書
科学オリンピック入試: 各種大会の成績証明書、英語資格証明
グローバル人材育成入試: 英語資格証明
SAT/ACT・IB入試: Essay Form、成績証明書、卒業証明書
情報Ⅰ・Ⅱ利用入試: 調査書+面接資料
書類準備は「いかに早く着手するか」で質が大きく変わります。
以下のような失敗に注意しましょう。
① 証明書の再発行に時間がかかる
② 誤字脱字が多いまま提出
③ フォーマットが指定と違う
出願書類は、書類選考で一発アウトになるリスクもある重要書類です。
提出前に第三者のチェックを受けるのがおすすめです。
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▶︎3. 東京都立大学の総合型選抜で合格するための具体的対策

3.1 志望理由書・学習計画書の作成ポイント
東京都立大学の総合型選抜において、志望理由書・学習計画書は合否に直結する最重要書類です。
特に評価されるのは、以下の3点です。
① なぜ東京都立大学を選ぶのかが明確
② 自分の興味・経験と学部の学びがつながっている
③ 入学後に何を学び、将来どう活かすかが具体的
「とりあえず大学に入りたい」という姿勢では、まず通用しません。
■よくある失敗と改善策
① どの大学にも当てはまるような内容
対策:大学の研究室・教授・シラバスに基づいて具体化
② 将来の目標が抽象的で曖昧
対策:将来像を1つの職業や社会貢献活動に結びつけて記述
③ 書き出しが月並みで印象に残らない
対策:自分の経験やエピソードから始めて個性を出す
「志望理由=感情」ではなく、「志望理由=論理+実体験」であることが高評価のカギです。
3.2 面接・口頭試問・グループ討論の準備法
東京都立大学の総合型選抜では、ほぼすべての方式で面接が課されます。
形式は個別面接のほか、口頭試問・プレゼンテーション・グループ討論なども実施される場合があります。
■対策のポイント
① 面接練習を繰り返す
本番に近い環境で、先生や第三者に質問してもらいましょう。
② よく聞かれる質問に備える
「なぜ本学部か?」「高校生活で学んだことは?」「卒業後の進路は?」など
③ 質問に対して一貫性のある答え方をする
書類と矛盾のない受け答えを意識しましょう。
④ 表情・声のトーン・話すスピードも重要
内容がよくても、話し方で損をすることがあります。
面接では、受け答えの中身だけでなく「伝え方」そのものが評価されます。
■グループ討論・プレゼンへの対応
グループ討論やプレゼンがある方式では、協調性や構成力、論理的思考力が問われます。
他人の意見を尊重しつつ自分の考えを述べる力
議論の中で役割を果たす意識
タイムマネジメントと意見のまとめ方
これらは1人では練習しづらいため、予備校や専門指導を受けるのも有効です。
3.3 小論文・プレゼンテーション・レポート対策
方式によっては、小論文・課題図書のレポート・プレゼンテーションなど、表現力を問う試験が課されます。
■小論文対策の基本
社会問題・環境・教育などの汎用的なテーマで練習しておく
文章構成(序論・本論・結論)を定型化しておく
制限時間内で論理的に書く練習を繰り返す
「論理性」と「具体性」が評価ポイントになります。
■プレゼン・課題発表の対策
スライド作成の基本を学ぶ
発表時間を守る練習
質疑応答の準備も忘れずに
東京都立大学では、「課題提示→資料読み込み→発表・討論」などの複合型試験が多いため、柔軟な対応力が必要です。
3.4 各方式に応じた対策スケジュールの立て方
総合型選抜の準備は、「受験勉強」ではなく「自己戦略づくり」に近いと言えます。
そのためには、逆算型でスケジュールを設計する必要があります。
■対策スケジュールの例(高2冬〜高3秋)
時期 | 主な対策内容 |
高2冬〜高3春 | 自己分析・志望校選定、評定・英語資格の把握 |
高3春〜夏 | 志望理由書・自己推薦書の草案、面接練習スタート |
夏休み | 書類の完成・添削、模擬面接、小論文特訓 |
9月〜11月 | 本番出願・試験(方式により10月・11月が山場) |
合格発表後 | 共通テスト受験の要否確認、進学準備へ |
「何をいつまでに仕上げるか」を明確にすることで、無駄のない対策ができます。
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▶︎4. 東京都立大学の総合型選抜でよくある失敗とその回避策
4.1 評定平均・英語資格が基準に満たないケース
東京都立大学の総合型選抜は、出願要件の基準が細かく設定されています。
とくに評定平均値と外部英語資格は、少しでも不足すると出願ができません。
■よくある失敗
① 評定平均がギリギリ足りない → 高3の1学期成績で逆転を狙ったが届かず出願不可に。
② 英検やTOEFLを直前に受けて不合格 → 有効スコアが提出できず、準備不足のまま断念。
③ 各学科ごとの基準を混同 → 他学部と同じだと思い込み、実際には条件を満たしていなかった。
■回避策
高2の段階から評定平均を意識して科目ごとに弱点補強をする。
英語資格は複数回受験を計画し、余裕を持ってスコアを確保する。
出願要項を必ず最新年度のものに照らし合わせる。
「出願資格があるかどうか」が最初の合否の分かれ目になります。
4.2 書類内容が浅い・評価されにくい場合の共通点
総合型選抜では、志望理由書・自己推薦書などが必須です。
書類の質が低いと、面接まで進めずに不合格ということも少なくありません。
■評価されにくいパターン
① どの大学でも通用する内容 「学びたいから」「興味があるから」といった抽象的表現。
② 実体験と結びついていない 高校での活動や将来像との関連が弱い。
③ 論理的な文章構成になっていない 感情的な表現に偏って説得力が欠ける。
■回避策
東京都立大学のアドミッションポリシーを引用・反映する。
自分の経験(探究活動、課外活動、資格取得など)を盛り込む。
専門家や第三者に添削を依頼して、論理性を高める。
「なぜ東京都立大学なのか」を説明できるかが最重要です。
4.3 面接で伝わらない原因と練習不足
総合型選抜で課される面接は、受け答えの内容+伝え方の両方が評価されます。
■よくある失敗
① 緊張で声が小さく、説得力が伝わらない
② 書類と矛盾する回答をしてしまう
③ 想定外の質問に沈黙してしまう
■回避策
録画して自分の話し方を客観視する。
書類の内容をすべて頭に入れておき、質問と一致させる。
「なぜ?」「どうして?」と掘り下げられても答えられるよう、準備段階で想定問答を作っておく。
面接は暗記ではなく、自己分析に基づいた一貫性ある回答が求められます。
4.4 スケジュール管理の甘さが招くリスク
東京都立大学の総合型選抜は、出願から試験までの期間が短く、締切も早いのが特徴です。
■よくある失敗
① 書類準備が間に合わず、誤字脱字や内容不足のまま提出
② 英語資格や成績証明書の発行が遅れ、出願できない
③ 試験日程の把握ミスで他の予定と重なる
■回避策
高3の夏までに書類のドラフトを完成させておく。
英語資格は出願半年前までに確保しておく。
出願カレンダーを作成し、家族や先生と共有する。
「準備の遅れ=不合格のリスク」と考え、逆算思考で行動することが大事です。
東京都立大学の総合型選抜では、出願要件の確認・書類の質・面接力・スケジュール管理が最大のポイントです。これらはすべて準備次第で改善できる要素であり、失敗の多くは「早く動かなかったこと」が原因といえます。
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▶︎5. 総合型選抜に強いEQAOの大学受験対策とは?
東京都立大学をはじめ、難関大学の総合型選抜を突破するには、自己分析・書類作成・面接・英語資格対策までトータルで支援してくれる環境が必要です。
ここでは、EQAOが提供しているサービスを整理しながら、東京都立大学対策にどう役立つのかを解説します。
5.1 自己分析・志望校選定から始めるフルサポート体制
EQAOの強みは、「自分の強みを発見するところから支援が始まる」点です。
自己分析を通じて、志望理由の軸を明確化
志望校ごとの出願条件(評定・資格・課題)を早期に確認
併願校も含めたリスクヘッジプランを設計
総合型選抜では「なぜこの学部・学科を選んだのか」を語れることが必須です。
EQAOの指導を受けることで、自己分析と志望校選びが一本の線でつながり、説得力ある出願理由を作ることができます。
5.2 出願書類・面接・英語対策に特化したプログラム
総合型選抜で最も差がつくのは、出願書類と面接・英語資格です。
EQAOでは以下のサポートを提供しています。
志望理由書・自己推薦書の添削指導 論理性と個性を両立させた文章作成を徹底サポート。
学習計画書・レポート作成支援 大学の教育内容と自分の興味をどう結びつけるかを明確に。
面接・グループディスカッション練習 ロールプレイ形式で徹底的に練習し、想定外の質問にも対応できる力を養成。
英語資格取得サポート(英検・TEAP・TOEFL・IELTSなど) 出願要件のスコアを確実に満たすため、個別カリキュラムで指導。
東京都立大学の総合型選抜で必須の「英語+書類+面接」の3本柱を同時に強化できるのが最大のメリットです。
5.3 東京都立大学対策に対応する指導内容と講師陣の特徴
EQAOでは、東京都立大学を含む国公立・難関私大の総合型選抜対策に特化した指導を行っています。
学生講師(上智大・早慶など難関合格者)によるリアルな経験共有
社会人講師によるカリキュラム設計・添削・指導品質のチェック
対面とオンラインを組み合わせ、全国・海外からも受講可能
特に東京都立大学のように方式が多岐にわたる大学では、「どの方式を選ぶべきか」の戦略立てが重要です。
EQAOでは個々の生徒に合わせたフルオーダーメイドのカリキュラムを組むことで、無駄のない対策を可能にしています。
5.4 志望校合格を叶える生徒サポートと実績紹介
EQAOの魅力は、合格率94.55%という実績にも表れています。
その理由は、次のような徹底したサポート体制にあります。
ピンポイントサービス(EQAO mini) 書類添削や面接指導だけを利用できる柔軟なプラン。
短期集中型のEQAO CAMP 出願直前期に集中的に仕上げる特別講座。
英語に特化したEQAO ENGLISH TOEFLやTEAPでスコアを上げるための専用指導。
こうした多彩なプログラムにより、「時間がない」「弱点を補いたい」という受験生にも対応可能です。
さらに、教育理念として掲げる「すきを見つけて、すきを伸ばす」が、単なる受験対策にとどまらず、生徒一人ひとりの成長を促す指導につながっています。
東京都立大学の総合型選抜を突破するには、早期の自己分析、出願要件のクリア、書類と面接の完成度向上が不可欠です。
EQAOでは、それらを一貫してサポートする仕組みが整っているため、専願制の厳しい入試を安心して乗り越えられる環境が手に入ります。
さらに、EQAOでは授業以外にも手厚い面談サポートを用意しています。
三者面談・担任面談・塾長面談の違いや特徴を知りたい方はこちらの動画をご覧ください。
「【EQAO式】総合型選抜対策塾EQAOの授業外サポートを徹底解説!三者面談・担任面談・塾長面談それぞれの違いと特徴を紹介!」
▶︎6. 東京都立大学 総合型選抜の合格に向けたまとめ
6.1 各入試方式のポイント整理
東京都立大学の総合型選抜は、文系・理系を問わず幅広い学部で実施され、多彩な方式があるのが特徴です。
ゼミナール入試: グループ討論や課題発表など実践的評価
研究室探検入試: 研究室体験を通じた探究姿勢を重視
科学オリンピック入試: コンテスト実績と学問的能力を評価
グローバル人材育成入試: 高い英語力と学業成績が条件
SAT/ACT・IB入試: 国際的な学力認定を基準とする方式
情報Ⅰ・Ⅱ利用入試: 新課程科目の学習成果を評価
いずれの方式も定員が少なく競争率が高いため、万全の準備が必要です。
6.2 対策は「早め・深め・正確に」がカギ
合格のために重要なのは、次の3点に集約されます。
早め 高2の冬から評定や英語資格の準備を始めると安心。
深め 自己分析を徹底し、「なぜ東京都立大学なのか」を具体的に語れる状態を作る。
正確に 出願要件や書類フォーマットは毎年更新されるため、最新の募集要項を必ず確認。
出願要件の確認不足や書類の甘さは、合否以前に出願資格を失うリスクがあります。
6.3 総合型選抜を成功させるならEQAOでの対策を
総合型選抜は、一般選抜とはまったく異なる準備が必要です。
東京都立大学を志望する受験生にとっては、自己分析・志望理由書・英語資格・面接・小論文のすべてを高水準で仕上げることが合格の必須条件となります。
EQAOでは、
自己分析から志望校選びまでを一貫してサポート
志望理由書・自己推薦書の徹底添削
面接・討論・小論文の実践型トレーニング
英語資格の短期集中対策プログラム
といった多彩なサービスを組み合わせることで、東京都立大学の総合型選抜に最適化した準備が可能です。
「早め・深め・正確に」行動するためには、専門的なサポートが最大の武器になります。
東京都立大学の総合型選抜は、出願資格の厳しさ・方式の多様さ・専願制という条件から、決して簡単な入試ではありません。しかし、正しく準備すれば、自分の強みを最大限に活かして合格を勝ち取れるチャンスがあります。
しっかりした自己分析と戦略的な対策を進め、EQAOのような専門指導を取り入れることで、合格への道は大きく開けます。
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詳しくはEQAOのホームページをご覧ください。
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