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成蹊大学のAOマルデス入試(総合型選抜)を徹底攻略!合格に必要な戦略と対策法

  • 執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ
    株式会社EQAO教育グループ
  • 7月25日
  • 読了時間: 13分

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▶︎1. 成蹊大学のAOマルデス入試(総合型選抜)とは?


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1.1 AOマルデスの名称・理念と導入背景

成蹊大学AOマルデス入試(総合型選抜)は、「知性」と「個性」の両立を評価する、成蹊独自の総合型選抜方式です。 


正式名称は「AO入試 Maru-DESU方式」。

この「マルデス(Maru-DESU)」は、「My Advanced and Reflective Understanding – Design, Engage, Solve, Understand」の頭文字を取った造語であり、自ら考え、設計し、行動し、解決し、理解するという一連のプロセスを体現できる人物を育てるという理念が込められています。


この入試は、創立以来成蹊大学が重視してきた「少人数教育」と「学生の個性重視」の姿勢に基づいて設計されています。

学力試験だけでは評価できない、多様な能力・資質を多角的(マルチディメンショナル)に評価するという点が大きな特徴です。


1.2 対象学部と新設「国際共創学部」の注目点

AOマルデス入試は、現在以下の学部で実施されています。


  • 経済学部

  • 経営学部

  • 法学部

  • 文学部

  • 理工学部


さらに、2026年度からは「国際共創学部(仮称)」が新設され、全学部・全学科でAOマルデス入試が実施される体制となります。

この新設学部は、「国際日本学専攻」「環境サステナビリティ学専攻」の2専攻から構成されており、時代性・社会課題に直結する内容をテーマとした教育が特徴です。


新設学部は合格者数が増えやすい傾向にあり、戦略的に活用しやすい狙い目学部でもあります。 

ただし、単なる倍率の低さではなく、「志望動機の一貫性」や「問題意識の深さ」が問われる点は他学部と変わりません。


1.3 成蹊大学が求める人物像と評価方針

AOマルデス入試を通じて、成蹊大学が求めているのは「これからの時代に対応できる個性と能力を持つ学生」です。

評価は以下のような観点から行われます。


  • 主体性と思考力

  • 他者との対話力・共感力

  • 問題意識と行動力

  • 学部との学問的親和性


特に重視されるのは、「将来のビジョン」と「成蹊大学での学びをどう活かすか」の具体性です。

 単なる活動実績の列挙ではなく、自らの経験を通して何を学び、それをどう社会に還元したいのか――そうした自己理解の深さと展望が問われます。



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▶︎2. 成蹊大学 AOマルデス入試(総合型選抜)の出願条件・日程・倍率まとめ


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2.1 出願資格・評定・履修条件の整理

成蹊大学AOマルデス入試(総合型選抜)では、評定平均に関する条件がなく、幅広い受験生に門戸が開かれています 

これは、学力偏重型の評価ではなく、個人の資質や志向性を重視する方針によるものです。


とはいえ、評定平均がまったく無関係というわけではありません。明記された条件こそないものの、出願者の多くが評定平均を含めた書類評価を受けるため、基礎学力や成績の安定感も評価の一部になると理解しておくべきです。


また、浪人生(既卒生)や社会人、帰国生、外国人など多様な背景を持つ受験生にも開かれており、専願制を採用しています(合格後の入学が出願条件に含まれる)。


2.2 各学部における出願制限・資格条件

各学部によって、履修科目や資格の条件に差があるため、出願前に自分の学習履歴を確認しておくことが重要です。


  • 経済学部(現代経済学科)・経営学部・法学部: 特別な履修条件なし。自由度が高く、多くの受験生に開かれている。


  • 経済数理学科(経済学部): 数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの履修が必須で、合計13単位以上。さらに、英語資格(英検・TOEFL・TOEICなど)のスコア提出が必要。


  • 文学部: 英語資格(英検2級、TOEFL iBT52点、TOEIC L&R560点など)が必須。日本文学科は漢検2級でも可。


  • 理工学部: 数学14単位(旧課程は13単位)+理科10単位以上。英語資格や科学関連の実績資料は任意提出。


  • 国際共創学部(2026年新設予定): 英語検定等のスコア提出が求められる予定。カリキュラムの社会性に対応した動機が重要視されると予想される。


志望学科は1つのみ選択可能で、併願不可。 

その分、自分の志望理由と学科との親和性を深く掘り下げて準備することが求められます


2.3 出願スケジュールと合格倍率の見方

以下が2026年度AOマルデス入試(総合型選抜)のスケジュールです。


  • 出願期間: 2025年9月24日(水)~10月8日(水)※消印有効

  • 一次審査(書類): 2025年11月7日(金)10:00発表

  • 二次審査(対面試験): 2025年11月15日(土)

  • 合格発表(最終): 2025年11月21日(金)10:00

  • 入学手続き期限: 2025年12月8日(月)


2025年度の全体倍率は約3.5倍。 

学部・学科によって2倍未満のケースもありますが、どの学部でも十分な準備と戦略が必要です。特にプレゼンや課題レポートなど、書類・面接で高評価を取れるかどうかが合否の鍵を握ります



▶︎3. 成蹊大学 AOマルデス入試(総合型選抜)の選考内容と評価ポイント


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3.1 一次審査:志望理由書・課題レポートの作り方

一次審査の肝は、志望理由書と課題レポートの完成度です。

ここで評価されるのは“文章のうまさ”よりも、“内面の成熟度”と“学問への意識の高さ”です。


  • 志望理由書の基本構成

    • きっかけ(原体験):なぜその学問・分野に関心を持ったのか。実体験や自分の価値観の変化を交えて。

    • 動機(問題意識):その分野で何を解決したいか、どのような社会課題に関心があるのか。

    • 目的(成蹊大学での学び):なぜ成蹊大学なのか。他大学と違う教育理念・プログラムと自分の目的がどう結びつくのか。

    • 将来像:学びを通して何を実現したいか、どんな社会貢献を目指しているか。


  • 課題レポートの視点

    • 指定テーマに対して、自分の意見を論理的かつ客観的に述べる力が求められます。

    • 情報の正確性や、信頼できる文献・統計の引用も重要。

    • 一般的な結論ではなく、「自分ならではの視点」や「問題意識の深さ」が評価対象。


審査官は「この受験生は成蹊大学に合っているか?」という目線で読みます。

つまり、“大学との親和性”を明確に描くことが最大のポイントです。


3.2 二次審査:プレゼン・レジュメ・面接対策

二次審査では、「他者に伝える力」+「対話による思考の深さ」が求められます


  • プレゼンの極意

    • 単なる暗唱ではなく、話す“目的”を明確に持つこと。

    • 聴き手の視点を意識し、構成を「導入→課題→考察→提案」で整理。

    • スライドやレジュメがある場合は、ビジュアル要素(グラフ・図)で説得力を強化。


  • レジュメ作成のコツ

    • A4サイズ1~2枚で、情報は要点を箇条書きや図解で。

    • 結論を冒頭に置き、理由や根拠は見出しごとに整理。

    • フォント・見やすさ・レイアウトも「表現力」の一部として評価されます。


  • 面接のチェックポイント

    • 質問に答える力よりも、問い返す姿勢が評価されることも。

    • 自分の意見に対して批判的な視点からの質問にも、落ち着いて対応できるか。

    • 特に「志望理由」「高校生活で力を入れたこと」「将来のビジョン」は深掘りされやすい。


グループ討論がある学部では、リーダーシップよりも「他者との協働姿勢」や「柔軟性」が重要視される傾向があります。


3.3 評価視点と合格に必要な4つの資質

成蹊大学のAOマルデス入試(総合型選抜)では、以下のような“非認知能力”が評価の軸となっています。

これは、知識量では測れない「人としての成熟度」「問題解決力」を多面的に測るものです。


① 主体性と内省力(Reflective Thinking)

自分自身の経験や失敗を「学び」として再解釈できる力。単に頑張った実績を書くのではなく、「なぜそれを選び、どう考え、何を学んだか」が語れるかどうかがポイント。


② 創造力と問題発見・解決力(Design & Solve)

課題を発見し、自分なりに道筋を立てて考察・提案できる力。レポートやプレゼンで問われるのは「意外性」ではなく、「自分なりの筋道とその妥当性」です。


③ 他者との協働力(Engage)

グループ討論や面接において、聞く力・調整する力・合意を形成する力。自分の意見を一方的に主張するのではなく、他者と建設的な議論ができるかが試されます。


④ 論理的な表現力(Understand & Explain)

口頭・文書のどちらにおいても、自分の考えを論理的かつ分かりやすく表現できる力。複雑な話題でも、聞き手のレベルに合わせて丁寧に伝えられるかが評価されます。


これらの資質は、マルデス(Maru-DESU)という名称にも示されるように、「丸ごとその人を見る」ための評価フレームです。 

自分らしさを押し出すだけでなく、「大学で学びたい熱意」や「社会とのつながり」を感じさせることが、合格への最短ルートです



▶︎4. 学部別対策:成蹊大学 AOマルデス入試(総合型選抜)の突破法


4.1 経済・経営・法:出願自由度が高い学部での戦略

経済学部(現代経済学科)・経営学部・法学部は、出願条件が少なく自由度が高い分、“志望動機の明確さ”が重視されます

これらの学部は評定平均や履修条件が設けられておらず、広い層の受験生が出願可能です。つまり「誰でも受けられる分、志望理由に深みがないと埋もれる」という構造があります。


  • 経済学部は、社会問題を自分の言葉で分析・提案できるかが問われます。レポートではデータの活用やグラフ・表を駆使すると効果的。


  • 経営学部では、チームでの経験やプロジェクトベースの学びへの関心が重要。討論審査もあるため、対話力や協調性が鍵です。


  • 法学部は、論理的な文章力と公共性に対する関心が問われます。資料読解や討論で“多角的視点”を持つことが差別化になります。


自由度の高さ=準備の差が出やすい学部。学部の学問的特性を踏まえた志望理由でアピールを。


【合格者のリアルな声】

実際に成蹊大学経営学部にAOマルデス入試で合格した受験生の声を参考にすることで、どんな準備をしたか、どこに力を入れたかが明確になります。


以下のインタビュー動画では、経営学部に合格した塾生が、志望理由や対策方法、審査の印象について語っています。



4.2 文・理工・国際共創:出願条件と突破のカギ

文系・理系・国際系の専門学部では、出願条件の厳格さと専門性への適性が重視されます


  • 文学部は、英語資格が必須(英検2級、TOEIC560など)。さらに志望学科ごとにレポートテーマが明確に定められており、文章構成力が試されます。


  • 理工学部は、数学・理科の単位要件に加えて、英語や科学コンクールの実績があると有利。小論文と面接の準備は必須で、論理性・専門性・熱意が重要視されます。


  • 国際共創学部(2026年度設置)は、英語資格の提出が想定され、「国際×日本」「環境×サステナビリティ」といったテーマ性の高い学びへの意欲が求められます。


学部特性に応じた“実績・関心の一致”が突破の鍵。必要資格とテーマを早期に確認しよう。


4.3 新設「国際共創学部」はなぜ狙い目なのか?

成蹊大学の新設「国際共創学部(仮称)」は、“志望理由の通りやすさ”と“合格戦略の柔軟性”で注目されています


以下が主な狙い目ポイントです。


  • 合格者を多く出す傾向: 新設学部は学生確保が大学にとっての最重要課題。倍率が高く見えても、実際の合格者数は多めになる可能性があります。


  • 社会的テーマと志望理由の親和性: 「国際日本学専攻」「環境サステナビリティ専攻」は、SDGs・国際交流・エネルギー問題など、現代の社会課題と直結しており、自分の関心と結びつけやすいテーマが多いのが魅力。


  • 学部の立ち上げに貢献したい熱意が評価される: 新設初年度は、“学部の顔”として入学してくれる学生が求められます。「大学を選ぶ」だけでなく「大学に選ばれる」姿勢が必要です。


条件さえ合えば“穴場”になりうる新設学部。受験戦略に柔軟性を持たせたい人は、早めに情報収集を。



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▶︎5. 成蹊大学のAOマルデス入試(総合型選抜)で多い失敗と落とし穴


5.1 実績や評定への過信・軽視

「実績があれば受かる」「評定が低いから無理」──このような思い込みが失敗のもとです。

AOマルデス入試は、単なる実績コンテストではありません。

活動歴や資格よりも、「その経験から何を学び、どう成蹊大学で活かすか」が重視されます。


  • 活動内容が優れていても、振り返りや言語化が弱ければ評価されません。

  • 一方、評定が高くなくても、思考の深さや将来ビジョンが明確なら合格は十分可能です。


評価されるのは“実績”ではなく、“実績からの学びと未来への接続力”です


5.2 専願制ゆえの準備ミスと併願トラブル

成蹊大学AOマルデス入試は「合格したら必ず入学」が条件の“専願制”です。

ここに見落としやミスが発生しやすくなります。


  • 「とりあえず出してみる」受験はNG。合格すれば他大学への出願・進学ができなくなります。


  • 逆に、対策を本格化する前に他大学との併願スケジュールに迷ってチャンスを逃すケースもあります。


しっかりと覚悟をもって臨む姿勢が求められます。併願戦略とのすり合わせは早めに行うのが鉄則です。


5.3 書類・面接で失敗する受験生の共通点

AOマルデス入試は「文章」と「対話」で自分を伝える入試。

ここでつまずく受験生には共通した特徴があります。


  • 書類が“型にはまった”内容で、自分ならではの経験や思考が見えない

  • 面接で、想定問答の丸暗記で“会話になっていない”

  • 面接官の質問に対して、軸がブレた回答や矛盾が生じる


これらはすべて、「準備の深さ」と「自己理解の浅さ」に起因します。

「人柄を見られる」のではなく「考え方と表現力を見られる」入試であることを忘れないようにしましょう。



▶︎6. まとめ:成蹊大学のAOマルデス入試(総合型選抜)を成功させるには


6.1 向いている人の特徴と自己診断

成蹊大学AOマルデス入試は、誰でも挑戦できる分、“自分に合っているか”の見極めがカギです。


こんな人に向いています。


  • 学校外の活動や経験を大学入試に活かしたい

  • 志望理由が明確で、自分の将来像も語れる

  • 一般受験の筆記試験よりも、書類・面接で自分を表現する方が得意

  • 少人数教育や自由度の高い学びに魅力を感じている


逆に、将来像や学びたい分野が曖昧な場合は、準備が間に合わない可能性があります。

自己分析に時間をかけ、志望理由との一貫性が見出せるなら、AOマルデス入試は強力な選択肢となるでしょう。


6.2 今から始める準備とスケジュール設計

成功する人は、“準備を早く始めている”という共通点があります。


  • 3月~5月:志望理由の棚卸し/課題意識の整理

  • 6月~7月:オープンキャンパス参加/学部の情報収集

  • 8月~9月:書類作成とブラッシュアップ

  • 10月:出願(書類提出)

  • 11月:面接対策


特に夏前までに「何を学びたいか」と「なぜ成蹊か」を言語化できているかが、合否を大きく分けます。


6.3 戦略的に成功するために必要な視点

成蹊大学AOマルデス入試は、情報戦でもあります。


  • 学部ごとの特徴・出願条件を細かく把握する

  • 書類と面接を“分けて対策せず”、一貫性を意識する

  • 新設学部など“チャンスの広がり”を活用する

  • 合格倍率や専願制のリスクも見据えて計画的に動く


「成蹊に合格したい」だけでなく、「成蹊で何をしたいか」を具体的に描ける人が、最終的に選ばれます。



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