立命館大学スポーツ健康科学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)合格戦略:出願〜面接対策まで徹底解説
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- 2 日前
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▶︎1. 立命館大学スポーツ健康科学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)の概要

1.1 CREA方式とは?4つの選抜型の概要
立命館大学スポーツ健康科学部のAO選抜入試(総合型選抜)は、「CREA方式」と呼ばれる独自の選考制度に基づいて実施されています。
2025年度の入試では、以下の4つの方式が用意されています。
グローバル・アスレティックトレーニング型
教員熱望型
課題発見・解決型
数学的素養型
それぞれの方式には、出願資格や選考方法に特徴があり、出願者の資質や将来の展望に応じて選択することが求められます。これらの方式は、単に学力では測れない多様な能力を持つ学生を選抜することを目的としています。
CREA方式は、学部が掲げる人材育成の理念を具現化した選抜制度であり、自己表現力、論理性、課題解決力などが重視されます。
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1.2 アドミッション・ポリシーと人材育成ビジョン「CREA」の意味
スポーツ健康科学部のアドミッション・ポリシーでは、次のような学生像が求められています。
論理的思考力と学力を備えた人物
多様な価値観と融合して学べる柔軟性のある人物
社会課題に挑む主体性を持った人物
自身の魅力を活かして他者に貢献できる人物
この方針に沿って構築されたのが、「CREA」という人材育成ビジョンです。
CREAはイタリア語で「創造する」を意味し、以下の4つの頭文字から成り立っています。
C:Collaboration(異分野を紡ぐ)
R:Resiliency(主体的に挑む)
E:Edge(智を極む)
A:Attraction(ひとと組織が輝く)
このビジョンは、単なる学力だけでなく、将来社会で活躍するための総合力を持つ学生を育成するという学部の姿勢を明確に示しています。
1.3 総合型選抜の目的と本入試が求める人物像
立命館大学の総合型選抜(AO選抜)では、単に高い評定平均や英語資格を評価するだけでなく、入学後の学びに対する「強い意志」や「主体的な挑戦姿勢」を重視しています。
各選抜方式には以下のような人物像が設定されています。
グローバル・アスレティックトレーニング型:英語力を活かし、国際的に発信できる人物
教員熱望型:保健体育科教員としての明確な目標と熱意を持つ人物
課題発見・解決型:社会問題に興味を持ち、探究型学習を実践した経験のある人物
数学的素養型:数学的思考を用いてスポーツ健康科学に貢献したいというビジョンを持つ人物
つまり、この入試制度は「自らの志と適性を深く理解し、それを具体的に表現できるかどうか」が重要な評価基準となるのです。
▶︎2. AO選抜入学試験(総合型選抜)の出願条件と必要書類【立命館大学スポーツ健康科学部】

2.1 出願資格の一般要件と各方式ごとの条件
立命館大学スポーツ健康科学部のAO選抜入試(総合型選抜)に出願するには、まず大学が定める一般的な学力要件を満たす必要があります。
以下のいずれかに該当すれば出願が可能です。(2025年度入試)
高等学校または中等教育学校を卒業した者(または2025年3月卒業見込みの者)
特別支援学校の高等部や高等専門学校の3年次を修了した者
高等学校卒業程度認定試験(旧大検)合格者、あるいはそれと同等の学力を有する者
このほか、出願する「CREA方式」ごとに追加要件が設けられています。
グローバル・アスレティックトレーニング型:英語資格(英検2級以上、TOEFL iBT®57点以上など)の保有が必須。入学後はGATプログラムへの強い参加意欲が求められます。
教員熱望型:学習成績(評定平均)が3.5以上であることが条件。保健体育科教員志望であることが前提です。
課題発見・解決型/数学的素養型:いずれも2024年度「UNITE Program」の該当単元(情報型または数学型)で修得認定試験に合格していることが必要です。
各方式の要件を正確に確認し、自分の経歴・志望動機と照らし合わせることが、出願前の重要ステップです。
2.2 評定平均・英語資格・UNITE修了証などの基準解説
出願条件を満たすかどうかの判断には、評定平均と英語資格のスコア、UNITE修了証といった具体的な数値データが重要です。
評定平均(全体の学習成績の状況):教員熱望型では、3年間または最終成績の平均が「3.5以上」である必要があります。2学期制の学校では2年次までの成績が基準となることもあります。
英語資格の基準(GAT型対象):英検2級以上、TOEFL iBT®57点以上、TOEIC®550点以上、IELTS 4.5以上などが条件。MyBestスコアやTOEFL Home Edition、TOEIC IPなどは対象外です。
UNITE Programの修了:課題発見・解決型では「情報型」、数学的素養型では「数学型」の単元に合格していることが出願の絶対条件です。
書類を揃えるだけでなく、スコアや認定証の有効期限や形式にも十分注意してください。
2.3 提出書類とオンライン出願「TAO」の利用方法
出願はすべてオンライン出願システム「TAO(The Admissions Office)」を通じて行います。TAOの登録は出願開始前から可能です。
出願に必要な書類は以下の通りです。
調査書等(紙原本を郵送):学校発行の調査書や成績証明書。日本語または英語で作成されたものに限り、それ以外は和訳または英訳が必要。
エントリーシート(TAO上で入力):志望理由や学びたい内容、自己PRを記述。
課題論文(TAO上で入力):指定テーマに対してスポーツ健康科学分野に関連した内容を論述。
写真(データ提出):3ヶ月以内のカラー写真。加工や補正は不可。
英語資格証明書(該当者のみ):GAT型受験者に限り、TOEFLやIELTSなどの公式スコアレポートを提出。
オンライン入力と郵送の両方が求められるため、提出漏れや記入ミスに細心の注意を払いましょう。
このように、出願資格の確認から書類提出までの流れは複雑でありながら、事前に計画的に準備すれば確実にクリアできる内容です。早期の情報収集と書類作成が、総合型選抜において合否を分けるポイントとなります。
▶︎3. 各CREA方式の選考内容と試験対策【立命館大学スポーツ健康科学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)】

3.1 グローバル・アスレティックトレーニング型の試験内容と準備法
グローバル・アスレティックトレーニング型(GAT型)は、英語力と国際的な視野を持つ学生を対象とした選抜方式です。選考は第1次選考(書類)と第2次選考(試験・面接)に分かれて行われます。
第2次選考では以下の内容が課されます:
英文読解と英語資料作成(60分):大学指定の英語文章を読解し、A4用紙に手書きでプレゼン資料を作成します。
日本語によるプレゼンテーション(10分):作成した資料を用いて、書画カメラを使って日本語で発表。
個人面接(約10分):プレゼン内容と書類に基づき、英語力・表現力・意欲などを評価。
対策ポイント
過去問が公開されていないため、スポーツ・健康科学に関する英語記事の読解練習が有効。
CREA理念とGATプログラムの内容を踏まえた自己PR構成を意識しましょう。
英語力の証明(TOEFLやIELTSなど)をクリアしているだけでなく、内容を“自分の言葉”で語る準備が鍵となります。
3.2 教員熱望型の出題傾向と保健体育知識の対策
教員熱望型は、保健体育科教員を本気で目指す意欲のある学生が対象です。選考の目的は、教職適性と学力、社会性を多角的に測ることです。
第2次選考の構成
教科書に基づく資料作成(60分):高等学校の「保健体育」教科書(保健編・体育編)を元に設問に答え、プレゼン資料を作成。
プレゼンテーション(5分):作成資料を使用し、書画カメラで発表。
個人面接(約15分):志望動機、プレゼン内容、学びに対する意欲について質問。
対策ポイント
高校の保健体育の内容を精読・復習し、知識を整理しておく。
指導計画や模擬授業のように、「教える力」を具体的に見せる練習が効果的。
プレゼン練習では、話す順序・話し方・視線・声量まで含めてリハーサルを重ねましょう。
この型では「本気で教員を目指していること」が最大の説得力となります。
3.3 課題発見・解決型/数学的素養型のプレゼン・面接対策の要点
課題発見・解決型と数学的素養型は、いずれも論理的な思考と具体的な課題解決能力を問う方式です。共通してプレゼンテーション力と面接対応力が重視されます。
【課題発見・解決型】
事前に送付される資料に基づき、自主的にプレゼン資料を作成
プレゼン(10分)+面接(15分):スポーツ健康科学の視点から課題解決案を論理的に説明
対策のポイント:
社会課題を「スポーツの視点から再定義する」視野を持ちましょう。
探究活動の成果やボランティア経験などを、データや図を使って具体的に説明できるよう準備を。
【数学的素養型】
課題に対して数学的な観点から論じるプレゼン資料を作成
プレゼン(5分)+面接(15分):数学を用いた問題解決提案と将来構想を問う
対策のポイント:
数学の「知識」ではなく、思考過程をどのように活用するかが評価対象です。
自分の研究テーマやスポーツへの応用例などを、関数・統計・図形などで可視化して話す準備を行いましょう。
どの方式にも共通するのは、「自分の意志・背景・将来の展望」を一貫して論理的に表現できるかどうかです。そのため、プレゼン練習と面接準備は複数回にわたって行い、自然な言葉で語れるレベルを目指しましょう。
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▶︎4. 志望理由書の書き方と評価されるポイント【立命館大学スパーツ健康科学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)】
4.1 必須構成と「なぜ立命館大学・なぜこの学部」の論理構成
志望理由書は、総合型選抜(AO選抜)における最重要の書類です。単に「興味がある」という表現だけでは不十分で、論理的な構成と具体性が必須となります。基本構成は以下のように考えると効果的です。
導入(結論):「私は立命館大学スポーツ健康科学部で○○を学びたい」
動機・背景:「どんな経験や課題意識からこの志望に至ったか」
学びたい内容の具体化:「どのような学問領域・カリキュラムに惹かれているか」
将来展望:「その学びを将来どう活かしたいか」
締めくくり:「なぜ立命館大学スポ健でなければならないのか」
「なぜこの大学・なぜこの学部なのか」を、自身の経験と紐付けて説明できるかが評価のカギです。特に、大学の教育方針や特色(GATプログラム、教職課程、CREAビジョンなど)と絡めると説得力が高まります。
4.2 「CREA」理念に合致する自己の経験と将来ビジョンの言語化
立命館大学スポーツ健康科学部の志望理由書では、学部の人材育成ビジョン「CREA」に自分の思いや経験をどう接続するかが大きな評価ポイントになります。
CREAの4要素:
Collaboration(異分野を紡ぐ)
Resiliency(主体的に挑む)
Edge(智を極む)
Attraction(ひとと組織が輝く)
例えば、以下のように自分の経験を当てはめて表現すると効果的です。
「Resiliency」→ ケガを克服して部活に復帰した経験
「Collaboration」→ チーム活動で異なる立場の人と協力した経験
「Edge」→ 探究活動や論文執筆を通じて得た知識と姿勢
「Attraction」→ 自分の強みで周囲に良い影響を与えた経験
CREAの理念と自己経験を明確に結びつけ、将来どう社会に貢献したいかを描くことが評価される志望理由の条件です。
▼参考動画:志望理由書のレベルを一段引き上げるリサーチ法(YouTube)
志望理由書に説得力を持たせるためには、自己分析だけでなく、大学の教育方針や教授陣の研究テーマなどを深くリサーチする姿勢が不可欠です。
以下の動画では、総合型選抜におけるリサーチの具体的なやり方を解説しています。
4.3 教員・プログラム・カリキュラムとの接続性を盛り込む
さらに志望理由書で差をつけるためには、学部の教育内容と自分の学びたいテーマの接点を具体的に記すことが重要です。
以下の視点が有効です。
具体的なプログラム名を挙げる:GATプログラム、教職課程、探究活動支援など
興味ある授業・研究分野に触れる:スポーツ栄養学、リハビリテーション、教育心理学など
研究者や教員の名前を挙げる:大学公式サイトで公開されている研究テーマと自分の関心を関連づける
また、「将来○○の分野で活躍したいから、このプログラムが必要である」と将来像との連携を示すことで、説得力を一段と高めることができます。
単なる憧れや一般的な希望ではなく、「なぜ立命館でしかできないのか」を根拠をもって説明することが、合格のための大きな差別化要素です。
▶︎5. 小論文と課題論文の対策法【立命館大学 スポーツ健康科学部 AO選抜(総合型選抜)】
5.1 小論文の評価基準と出題傾向
立命館大学スポーツ健康科学部のAO選抜(総合型選抜)における小論文・課題論文は、「論理的な思考力」「課題に対する理解力」「独自の視点と構成力」が評価の軸となっています。提出形式はオンライン入力で、エントリー時に課題に応じて記述する形となります。
出題傾向としては、以下のようなテーマが出題されやすいです。
スポーツを通じた社会課題の解決
健康・福祉と運動の関係
自分の経験と学問的関心をどう結びつけるか
評価される小論文には以下の3つの特徴があります。
明確な問題提起と一貫した主張
具体例とデータに基づく論証
スポーツ健康科学の視点と将来への応用意識
思いつきではなく、構成を整えた論述が評価されるため、書く前に論点を整理し、複数回の下書きで論理を磨くことが必要です。
5.2 CRECマップによる構成メモの活用法
CRECマップは、小論文の構成を可視化し、情報を整理して論理的に展開するためのメモツールです。特に、主張がブレがちな受験生にとっては、文章の筋道を明確にするのに非常に有効です。
CRECとは以下の頭文字を取ったものです。
C(Claim)主張:自分の考え・結論
R(Reason)理由:主張に至る理由
E(Evidence)根拠:具体例・データ・経験
C(Conclusion)結論:再主張+発展的視点
このマップを活用することで、論文の骨格が明確になり、読者にとって読みやすい論理展開が可能になります。
立命館大学の評価者は、内容だけでなく「構造の明確さ」も重視するため、CRECを使ったメモ作成は実質的な得点力アップに直結します。
5.3 プレゼン型選抜で問われる論理性・主体性の表現法
グローバル・アスレティックトレーニング型、教員熱望型、数学的素養型などでは、プレゼンテーションによって論理的思考と主体的な課題解決力をアピールする場が用意されています。
プレゼン型選抜における評価ポイントは以下の通りです。
自分の考えを筋道立てて展開できているか
話す内容と資料が一致しているか
準備・努力の痕跡が伝わるか
聞き手の立場を意識して話せているか
この際、重要なのは「丸暗記ではなく、話しながら考える姿勢」です。実際のプレゼンでは、原稿を見ずに説明することが求められる場合が多いため、構成を頭に入れた上で、自分の言葉で語る訓練が不可欠です。
「論理性×主体性×伝える力」の三位一体が、プレゼン型選抜で合格を勝ち取る決め手になります。
▶︎6. まとめ:立命館大学スポーツ健康科学部のAO選抜入学試験(総合型選抜)の全体戦略
6.1 準備スケジュールの立て方と優先順位
立命館大学スポーツ健康科学部のAO選抜(総合型選抜)に合格するためには、早期からの計画的な準備が極めて重要です。特に、出願書類の完成度やプレゼンの質が評価を左右するため、スケジュール管理が合否に直結します。
おすすめのスケジュール目安は以下の通りです。
高校2年の冬〜3年春:志望動機の明確化・英語資格試験の受験(GAT型希望者)
高校3年4〜6月:課題発見や探究活動の成果の整理、志望理由書の初稿作成
高校3年7〜8月:エントリーシート・課題論文の作成と添削、模擬面接やプレゼン練習
出願期間(8月〜9月頃):書類提出・TAO登録、試験対策の最終仕上げ
何を・いつまでに・どのように行うかを明確にして動くことで、焦らずに質の高い準備が可能になります。
6.2 併願制限・注意点と受験戦略の立て方
CREA方式によるAO選抜(総合型選抜)では、以下のような併願制限があります。
本方式は専願ではないため、他大学との併願は可能。
ただし、立命館大学内での複数のAO選抜(総合型選抜)方式の併願は不可。
同一学部内で、CREA方式の複数の型(例:GAT型と教員熱望型など)の併願も不可。
つまり、立命館大学内では1つのAO選抜方式に絞る必要があります。
そのため、自分の強みと目的に最も合った方式を早めに選択することが戦略上不可欠です。
また、不合格となった場合は他の入試方式で再チャレンジできるため、AO選抜を「最初の挑戦」と位置づけ、チャンスを広げる姿勢も大切です。
6.3 最新情報の確認方法と公式サイトの活用推奨
AO選抜(総合型選抜)の情報は、年度ごとに変更される可能性があります。今回紹介した内容は「2025年度入試(2024年実施)」に基づくものです。
そのため、以下のような対応が必要です。
最新の募集要項を必ず公式サイトで確認する
試験実施日程や提出書類、方式ごとの条件が変わっていないかチェック
立命館大学入試情報サイトや「スポーツ健康科学部」専用ページをブックマークし、定期的に確認
信頼できる情報源は常に大学の公式発表です。
SNSや予備校情報に頼りすぎず、自ら確認する習慣を持ちましょう。
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