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明治大学政治経済学部 総合型選抜の攻略法|志望理由書と小論文の書き方

  • 執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ
    株式会社EQAO教育グループ
  • 4月25日
  • 読了時間: 15分



▶︎1. 明治大学 政治経済学部の総合型選抜とは



1.1 総合型選抜の概要と特徴

明治大学政治経済学部の総合型選抜は「グローバル型特別入学試験」として実施され、多面的かつ総合的に学生の資質を評価する方式です。


この入試は、旧AO入試に相当するものであり、学力試験の結果だけではなく、書類審査、総合問題による筆記試験、そして面接など、複数の視点から受験者を評価します。対象となるのは政治経済学部の3学科(政治学科、経済学科、地域行政学科)で、それぞれに定員が設けられています。


本入試の最大の特徴は、「グローバルな視点」と「語学力」を重視している点です。出願に際して、英検準1級以上、IELTS6.0以上、TOEFL iBT68点以上といった外国語資格の証明が求められます。これは、国際社会における活躍を志す学生を積極的に受け入れるための要件といえるでしょう。


なお、評定平均値には特段の基準は設けられておらず、語学力が出願資格を満たしていれば、受験することが可能です。また、語学試験のスコアは合否判定には直接影響しないものの、出願条件として重要な役割を果たします。


1.2 明治大学 政治経済学部における総合型選抜の位置づけ

政治経済学部が行う「グローバル型特別入学試験」は、明治大学の中でも特色ある選抜方式として位置づけられています。従来の学力一辺倒の評価とは異なり、「志望動機の明確さ」「将来のビジョン」「柔軟な思考力」「課題解決能力」など、多面的に評価される点が魅力です。


筆記試験では、評論文や随筆、グラフや統計資料などを用いた「総合問題(日本語)」が出題され、受験生の読解力・分析力・表現力が問われます。また、面接試験(口頭試問)では、志望理由や活動実績、時事問題への理解などについて質疑応答が行われ、論理的な思考とコミュニケーション力が重視されます。


試験は秋に実施され、一般入試よりも早く結果が発表されるため、受験生にとっては進路を早期に確定できるメリットがあります。併願も可能ですが、学部としては「第一志望」の強い意思を持つ受験生を歓迎している点に留意が必要です。



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▶︎2. 明治大学 政治経済学部のアドミッションポリシーと求められる学生像



2.1 政治経済学部が求める人物像

明治大学政治経済学部では、社会の構造や動きを深く理解し、現代社会の課題に対して主体的にアプローチできる人材を求めています


この学部では、「政治」「経済」「地域行政」という3つの専門領域を通じて、社会の仕組みを複眼的に捉える能力を養成することを目指しています。そのため、入学段階で求められるのは、学業成績の高さ以上に、社会問題への関心や、知的探究心、そして自ら考え行動する姿勢です。


また、グローバル型特別入学試験においては「国際的な視点」も重視されており、語学力はもちろんのこと、異文化理解力や多様性を尊重する感覚も重要な資質とされています。単なる試験対策にとどまらず、実際に社会と向き合う経験や、学校外での活動を通じて、自分なりの視点を持っていることが評価されるのです。


2.2 アドミッションポリシーの読み解き方

明治大学政治経済学部のアドミッションポリシーは、単なる理念の羅列ではなく、「どのような学生に入学してほしいか」という明確なメッセージが込められています。これを正しく読み解くことが、志望理由書や面接対策において非常に重要です。


具体的には、「社会の課題に関心があるか」「学際的に物事を考えられるか」「自分の将来像と学びの接点が描けているか」といった点が問われます。ポリシー文に記されたキーワードに注目し、それを自分の経験や価値観にどう結びつけるかが合格の鍵となります。


また、「グローバルな課題に取り組む意欲」や「論理的思考力」、「表現力」「協働性」など、多面的な資質もアピールすべきポイントです。特に、政治経済学部では社会との接点が非常に重視されるため、自分の活動がどのように社会課題と関わっているのかを明確にする必要があります。


2.3 「主体性」と「論理性」をどう示すか

総合型選抜において、「主体性」と「論理性」は極めて重要な評価軸です


「主体性」は、学校や社会の中で自ら課題を見つけ、それに対して自発的に取り組んできた経験を通してアピールできます。例えば、生徒会やボランティア、探究学習、課外プロジェクトなど、自らの意思で行動した経験がある場合は、それを詳しく記述し、どのような学びを得たかを伝えましょう。


一方で、「論理性」は志望理由書や面接、小論文など、全ての場面で評価されます。ただ経験を羅列するのではなく、「なぜそれに取り組んだのか」「どんな課題があったのか」「どのように考えて解決したのか」という因果関係を明確にすることが重要です。


文章や発言の中で、主張と根拠をセットで述べる訓練を重ね、論理の筋道がしっかり通った表現ができるようにしましょう。このような構成力は、試験だけでなく、大学での学びや将来のキャリアにも直結する力です。



▶︎3. 総合型選抜に必要な出願資格と準備すべきこと



3.1 評定平均・英語資格の基準と注意点

明治大学政治経済学部の総合型選抜(グローバル型特別入学試験)では、評定平均の明確な基準は設けられていないものの、高い語学力が出願の必須条件とされています。


この試験では、いわゆる評定平均値(内申点)の下限設定はありません。したがって、学校成績にやや不安がある受験生でも、他の資質や実績によって合格のチャンスがあります。ただし、全体的に高い学力が求められるのは事実であり、調査書や面接において学業への取り組みが問われる可能性もあるため、油断は禁物です。


出願資格として必須なのが語学力証明で、以下のいずれかの語学試験で指定スコアを取得している必要があります。


  • 英検準1級以上

  • IELTS:6.0以上

  • TOEFL iBT:68点以上

  • TOEIC L&R:680点以上

  • TEAP:285点以上

  • ケンブリッジ英検:153点以上

  • HSK(中国語):筆記3級以上(6割以上)


これらのスコアは出願時点から遡って「2年以内」に取得したものでなければなりません。また、複数のスコアを提出しても評価が上がることはなく、有効な1種類のみの提出となります。


語学資格は“出願資格を満たすための要件”であり、点数自体が合否判定に用いられることはありません。 そのため、高得点であるかどうかよりも、提出期限や有効期限を守ることが何よりも重要です。


3.2 出願書類の種類と役割

グローバル型特別入学試験の出願には、多数の書類を準備・提出する必要があります。これらは単なる形式的なものではなく、受験生の資質を判断する重要な情報源として機能します。

主な提出書類は以下の通りです。


  • 入学志願票(A-1票):基本情報と志望学科を記載する用紙。写真添付必須。

  • 振込連絡票(B票):受験料の支払い確認を示す書類。

  • 志願者経歴書(A-2票):過去の活動や資格、志望動機を記載する重要な書類。

  • 調査書:学校が発行する成績証明書。在学中の成績や出欠状況が記載されます。

  • 卒業(見込)証明書:既卒者や一部の出願者に必要な書類。

  • 外国語資格証明書:有効な語学スコアの原本(または証明付きコピー)を提出。


それぞれの書類には記入方法や様式の指定があるため、公式サイトで最新の要項を確認した上で準備を進めましょう。特に志願者経歴書は、志望理由書や面接の土台となるため、内容の一貫性と説得力が求められます。


3.3 課外活動・実績の整理方法

総合型選抜では、学力だけでなく「どのような活動を通じて何を学んだか」が重視されます。

そのため、これまでに行ってきた課外活動や社会参加経験を整理し、志願者経歴書に的確に記載することが重要です。具体的には以下のような活動が該当します。


  • 学校内活動(生徒会、委員会、部活動など)

  • 学外活動(ボランティア、地域貢献、NPO参加など)

  • 探究学習や研究活動(総合学習でのテーマ研究など)

  • 課題解決型学習(PBLなどの実践経験)

  • コンテストや検定などの実績(弁論大会、模擬国連など)


これらの経験をただ「やった」だけでなく、「なぜ取り組んだのか」「何を感じたのか」「どんな成果があったか」を言語化することがポイントです。面接でも深掘りされることがあるため、自分の中でしっかりと意味づけをしておくと良いでしょう。


また、記載内容は「志望理由」や「学部の学びとの接点」に結びつけることで、より一貫性のある書類となります。



▶︎4. 明治大学 政治経済学部に合格する志望理由書の書き方と通過のコツ

4.1 志望理由書の構成と基本方針

志望理由書は、単なる「行きたいです」という願望を述べる場ではなく、「なぜ」「どのように」明治大学政治経済学部を志望するのかを、論理的に構成して伝える書類です。

評価される志望理由書には、共通して以下のような構成があります。


  1. 将来の目標・社会への問題意識の提示  

    例:地域経済の格差是正に関心がある/国際関係に携わりたい 等


  2. 目標を持ったきっかけと背景  

    例:中学時代に震災復興ボランティアに参加/模擬国連で国際課題に触れた 等


  3. 高校時代に取り組んだ活動とその学び  

    例:課外研究、探究活動、ボランティア、部活動、リーダー経験 等


  4. 学部・学科で学びたい内容とその理由  

    → 具体的な授業、ゼミ、教授名まで挙げられると◎


  5. 将来のキャリアプランとその実現における明治大の役割  

    → 自分の成長と社会貢献のビジョンをリンクさせることが重要です


文章量は800〜1000字程度が目安ですが、構成力と一貫性が特に評価されます。


志望理由書の完成度をさらに高めるためには、「やってはいけない書き方」への理解も重要です。以下の動画では、総合型選抜において避けるべき志望理由書のNG例を3つ紹介しており、多くの受験生が陥りがちな落とし穴を具体的に解説しています。

書類作成に取りかかる前に、ぜひチェックしておきましょう。



4.2 学部・学科とのマッチングを意識した内容

志望理由書で最も重要なのが、「学部・学科と自分との適合性(マッチング)」です。

政治経済学部は「政治学科」「経済学科」「地域行政学科」の3学科から構成されており、それぞれに特色があります。自分が学びたい内容が、どの学科のどの分野と重なるのかを明確にすることで、説得力が飛躍的に向上します


たとえば:

  • 政治学科志望の場合  

    → 政策決定過程や民主主義の在り方に興味があり、政治学の理論と実践を学びたい。


  • 経済学科志望の場合  

    → 経済格差のメカニズムに関心があり、マクロ経済理論やデータ分析手法を学びたい。


  • 地域行政学科志望の場合  

    → 地域活性化や行政政策の現場に関わりたいという意志があり、公共経営や都市計画を学びたい。


具体的な授業名や教授の研究テーマを挙げることで、より具体的で説得力ある文章に仕上がります。


4.3 「なぜ明治大学なのか」を明確にする方法

「なぜ明治大学なのか」という問いには、他大学ではなく“明治大でなければならない理由”が求められます。

ありがちな失敗例として、「伝統がある」「有名だから」といった一般論を挙げるものがありますが、これでは志望動機としては弱く、個別性・具体性が欠けます。


明治大学を選ぶ理由としては、以下のような視点を盛り込むと効果的です。


  • 教育理念や学風  

    → 「権利自由」「独立自治」の精神と、自律的な学びへの共感


  • カリキュラムの内容  

    → 総合政策演習、フィールドワーク、国際プログラムの充実


  • ゼミ・研究室・教員の専門領域  

    → 特定の教授の研究分野と自身の興味の一致


  • 進路実績・キャリア支援体制  

    → 政治・経済・行政機関への高い就職率やOB・OGネットワーク


「明治大学だからこそ実現できる学び」を明確に打ち出すことで、差別化された志望理由書が完成します。



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▶︎5. 総合型選抜対策|小論文と面接の攻略法

5.1 小論文の出題傾向と論述のポイント

明治大学政治経済学部の小論文では、「総合(日本語)」と呼ばれる試験形式が採用されており、単なる知識ではなく“思考力”と“表現力”が重視されます


この小論文では、複数の資料(評論、随筆、グラフ・データなど)を読み取り、それらをもとに課題に対して自分の考えを日本語で記述します。資料の正確な要約、論点の把握、自分の意見の構築と論理的な展開が求められ、文章全体の構成力も評価対象です。


近年の出題テーマには、「公共と個人の権利のバランス」「国際協力のあり方」「経済格差と教育の関係性」など、政治経済や社会全体の構造に関わる問題が多く見られます。

効果的な対策としては、以下の3つを押さえておくと良いでしょう。


  • ①課題文の論旨把握:筆者の主張と根拠を明確に読み取る訓練が必要です。

  • ②自身の意見の論理構築:「結論→理由→具体例→再主張」のパターンを練習しましょう。

  • ③過去問の演習:政治経済学部の公式サイトに掲載されている過去問に必ず目を通し、制限時間内に書く練習を重ねましょう。


小論文は、「何を書くか」よりも「どう書くか」が問われる試験です 意見の正しさではなく、論理の筋道が明確かどうかが評価されます。


5.2 面接で問われる内容と対策

面接(口頭試問)は、筆記試験当日の午後に実施され、受験者の思考力・表現力・人間性を多面的に評価する場となります。

質問内容は、以下のようなジャンルに分かれます:


  • 志望理由や大学で学びたいこと

  • これまでの活動や経験に関する深掘り

  • 筆記試験に関連した社会課題についての意見

  • 語学力や国際的視点についての確認


形式は個別面接で、時間はおおよそ5〜10分程度。面接官は2〜3名が対応し、志願者の話を引き出す形式で進められます。

準備のコツは以下の通りです:


  • 事前に出願書類の内容を読み返し、一貫性を確認する

  • よくある質問には自己分析を元にスムーズに回答できるよう準備する

  • 具体例を交えて話すことで、説得力を高める


面接では、結論を先に述べ、根拠を明確に話す「PREP法」が効果的です。

また、表情や姿勢、話し方など非言語的な印象も重要です。自己PRというよりも、“対話”としてのコミュニケーション力が試されると心得ましょう。


5.3 時事問題とその活用法

時事問題への理解と活用は、小論文・面接の両方において重要な要素です。

近年の入試では、国内外の社会的課題や国際情勢に関わるテーマが多く出題されています。


たとえば、

  • 少子高齢化と社会保障制度

  • 地方創生と人口減少

  • 気候変動と国際的な協調

  • 貧困と教育格差

  • AIと雇用の未来


といった内容が扱われることが多く、これらに対する自分なりの視点を持っておくことが必要です。


具体的な対策としては:

  • ニュースアプリや新聞での毎日の情報収集

  • 記事を読んだ後に「自分ならどう考えるか」を整理する習慣づけ

  • 時事問題をテーマにした小論文の練習や模擬面接の実施


時事問題は“知っているかどうか”ではなく、“自分の考えをどう持っているか”が問われます。

そのため、単なる暗記ではなく、自分なりの問題意識と意見形成が何よりも大切です。



▶︎6. まとめ:合格を勝ち取るために今できること

6.1 受験スケジュールと逆算思考

明治大学政治経済学部の総合型選抜は、一般入試よりも早いスケジュールで進行するため、事前の逆算的な準備が極めて重要です。

2025年度のグローバル型特別入学試験のスケジュールは以下の通りです。


  • 出願期間:2024年9月1日〜9月5日

  • 受験票発送:2024年9月25日

  • 試験日(筆記+面接):2024年10月5日

  • 合格発表:2024年11月5日

  • 入学手続き期間:2025年1月14日〜1月22日


この流れを踏まえ、「いつまでに何を終えるべきか」を逆算して、スケジュールを組み立てることが成功の鍵となります。


  • 5月まで:語学資格の取得(期限内スコアの確保)

  • 6月〜7月:志望理由書・経歴書の作成と添削

  • 8月:書類の最終チェックと出願準備

  • 9月:過去問演習と模擬面接

  • 10月:本番


「ギリギリで準備しよう」と思っていると、時間切れで質が落ちるリスクが非常に高まります。 早め早めの行動が、結果的に最も確実な合格への近道です。


6.2 準備不足にならないための習慣作り

受験準備は短距離走ではなく、長期的なマネジメントが求められる“マラソン”です。


  • 毎週の目標設定と振り返り

  • 時事問題を1日1テーマ読み、メモにまとめる習慣

  • 志望理由書の内容を人に説明する練習

  • 模擬面接を定期的に行う(録音して自己分析)


など、日常的に“合格に近づく行動”を取り入れていくことが重要です。

特に、総合型選抜では「自分のことを言語化する力」が問われるため、日記やマインドマップなどを活用し、自分の考えを“言葉にする訓練”を継続していくと大きな成果につながります。

勉強だけでなく、自分を知り、自分を語れるようになる習慣が、合格の武器となります。


6.3 最後に:行動を始める勇気を

「まだ早い」「間に合わないかも」と思っている人ほど、今がチャンスです。

総合型選抜は、単に偏差値や得点で合否が決まるわけではありません。むしろ、「今、自分が何を感じ、何を目指し、何を考えて動いているか」という“人間そのもの”が問われる試験です。

だからこそ、完璧を目指すよりも、まずは一歩を踏み出すことが大切です。


  • 志望理由書の下書きを始めてみる

  • 面接練習を友達としてみる

  • 気になる授業やゼミを調べてみる


「行動できる人」が、この入試では最も強い あなたのその一歩が、未来を切り開く鍵になります。



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