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国士舘大学の総合型選抜で合格する方法|倍率・出願条件・対策を徹底解説

  • 執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ
    株式会社EQAO教育グループ
  • 9月25日
  • 読了時間: 13分

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▶︎1. 国士舘大学の総合型選抜とは


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1.1 入試制度の概要と特徴

国士舘大学では、全学部で総合型選抜が実施されています。 

この制度の大きな特徴は、学力試験の点数だけでなく、「志望理由」「将来の目標」「課外活動の実績」などを含めた総合評価で合否を判断する点です。単なる学力測定ではなく、受験生の人柄や学習意欲といった“人間力”を見極めることを目的としています。


重要なのは、学力に自信がなくても挑戦できる入試方式であるという点です。 

評定平均の制限がなく、既卒生(浪人生)も出願が可能なため、幅広い受験生に門戸が開かれています。


1.2 AO選抜とスポーツ・武道選抜の違い

国士舘大学 総合型選抜には、大きく分けて次の2種類があります。


  • AO選抜(AO入試)  

    学力試験よりも、高校在学中の資格・検定取得、各種活動の実績、または国士舘大学に関係する親族の有無などを評価対象とします。全学部全学科で実施されており、幅広い受験生に対応しています。


  • スポーツ・武道選抜  

    高校3年間のスポーツ継続実績を持ち、都道府県大会以上に出場・活躍した経験のある生徒が対象です。文学部の一部学科を除き、ほとんどの学科で実施されています。スポーツ活動で培った努力や継続力が評価される点が特徴です。


2種類の方式を設けることで、学力以外の多様な才能を持つ受験生が挑戦できる仕組みになっています


1.3 年間スケジュールと出願チャンスの多さ

国士舘大学の総合型選抜は、AO選抜が最大4回(Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期・Ⅳ期)、スポーツ・武道選抜が最大3回(Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期) と複数回実施されます。

出願期間は年明けの2月まで続くため、他大学との併願を考えている受験生にも柔軟に対応できるのが大きな利点です。


倍率は多くの学科で 1.0〜2.0倍程度 と比較的低めで、他大学に比べると難易度はそこまで高くありません。特に 21世紀アジア学部21世紀アジア学科、体育学部武道学科、政経学部政治行政学科 などでは、倍率が1.0〜1.6倍と安定して低い傾向があります。


つまり、「チャレンジしやすく合格のチャンスが広い入試方式」こそが国士舘大学 総合型選抜の魅力です。



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▶︎2. 国士舘大学 総合型選抜の出願資格・出願要件


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2.1 共通出願資格(高校卒業・既卒生の扱いなど)

国士舘大学 総合型選抜に出願するには、まずすべての受験生に共通する基本条件があります。


  • 国士舘大学を第一志望とする者(ただし「入学確約」を求めるものではないため、他大学との併願も可能)


  • 高等学校を卒業、または卒業見込みの者


  • 高等学校卒業程度認定試験に合格、あるいは同等以上の学力があると大学が認めた者


このため、高校3年生だけでなく、浪人生や社会人など既卒生も出願できるのが大きな特徴です。


2.2 AO選抜の出願基準(資格・活動実績・親族条件など)

AO選抜の出願では、上記の共通要件に加えて、以下のいずれかを満たす必要があります。


  • 資格・検定取得者:英検や漢検など種類や級は問わず、高校在学中に取得していれば対象


  • 活動実績がある者:生徒会活動、文化・芸術活動、ボランティア、部活動など幅広く評価対象となる


  • 国士舘大学とのつながりを持つ者:祖父母や両親、兄弟姉妹が国士舘大学系列校の卒業生または在学生である場合も出願可能


つまり、学業成績に自信がなくても、資格や活動経験を持っていれば出願資格が得られる柔軟な制度です。

AO選抜は、多様な経験を積んできた受験生の可能性を評価する仕組みです。


2.3 スポーツ・武道選抜の出願基準(大会実績や継続活動)

スポーツ・武道選抜に出願する場合は、以下の条件が加わります。


  • 高校3年間、特定のスポーツを継続して取り組んだ経験がある

  • 都道府県大会以上の大会に出場、または活躍した実績を持つ


この方式では、単なる「参加経験」ではなく、継続力と一定の実績が重視されます。 

また、理工学部では「スポーツ活動を入学後も継続する意志」と「学業への強い意欲」が条件に追加される点が特徴です。


2.4 学部ごとの特例(21世紀アジア学部・理工学部など)

一部の学部では、出願条件に特例が設けられています。


  • 21世紀アジア学部:日本国籍で外国籍の祖父母または両親を持つ者、または外国籍で「永住者」「定住者」などの在留資格を持つ者も対象


  • 理工学部:スポーツ・武道選抜の場合、入学後もスポーツ活動を継続し、所定の卒業条件を達成する強い意志が求められる


これらの特例は、学部の特色や教育方針に基づいたものです。

出願資格は幅広く設定されているため、自分の経歴や活動実績を整理することが合格への第一歩です



▶︎3. 国士舘大学の総合型選抜に必要な出願書類


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3.1 共通書類(調査書・学修計画書・面接票など)

国士舘大学 総合型選抜では、すべての受験生に提出が求められる基本書類があります。


  • 調査書:高校での評定平均、出欠状況、資格取得歴などが記載されます。欠席や遅刻が少ないこと、評定が高いことはプラス要素です。また、英検2級以上の取得は加点評価につながる可能性があります。


  • 学修計画書:入学後の学修目標やキャリアプランを具体的に記述します。大学のカリキュラムやシラバスを調べ、志望するゼミや研究室、研究テーマに触れると説得力が増します。


  • 面接票:面接当日に使用される基本資料であり、書類の内容と面接の一貫性が重視されます。


学修計画書は「大学で何を学び、将来どう活かすか」を明確に示すことが合格のカギです


3.2 AO選抜特有の書類(資格・活動実績証明書類)

AO選抜では、出願資格に応じた証明書の提出が必要となります。


  • 出願基準証明書:資格・検定の合格証明書や成績証明書など

  • 活動実績の証明書類:生徒会活動の任命書、ボランティア証明書、部活動の大会出場証明など


これらは客観的な証拠として扱われ、評価の信頼性を高める重要な要素です。

資格や活動実績は「証明できること」が必須条件です。書類の準備は早めに進めましょう


3.3 スポーツ・武道選抜特有の書類(スポーツ活動調書)

スポーツ・武道選抜を受験する場合には、競技活動を証明する書類が求められます。


  • スポーツ活動調書:競技歴、所属部活、ポジション、主な大会実績などを詳細に記載

  • 客観的証明書類:大会のプログラム、成績証明書、所属団体からの推薦書など


これらの書類は、単なる記録以上に「継続力」「努力の姿勢」「競技に取り組む真剣さ」を裏付ける資料となります。


3.4 外国人留学生に必要な追加書類

21世紀アジア学部をはじめ、外国籍の受験生には追加書類が必要です。


  • 志願書(外国人留学生用)

  • パスポートの写し

  • 日本語学校等における成績・出席状況調書


これらの書類は、学修能力だけでなく、日本で学ぶための基礎的な学力と生活適応力を確認する目的があります。

外国人留学生の場合は、在留資格や日本語能力に関する証明も重要な評価材料です



▶︎4. 国士舘大学 総合型選抜の選考方法と試験内容


4.1 書類審査(配点・評価されるポイント)

国士舘大学 総合型選抜では、まず提出された出願書類に基づく審査が行われます。


  • 配点は300点満点中100点を占める重要な要素で、面接と同等の比重を持ちます。

  • 調査書では評定平均や出欠状況、資格取得歴が確認されます。

  • 学修計画書では、「入学後に何を学び、どう成長するか」が具体的に記されているかが重視されます。


書類審査は面接に直結するため、書類内容と口頭での発言が一貫していることが不可欠です。


4.2 小論文(出題形式・テーマ例・対策方法)

小論文は全学部で課され、総合型選抜における中心的な評価項目です。


  • 試験時間:60分/字数:600字程度


  • 出題形式は、課題文を要約(約200字)し、自分の意見を展開(約400字)する形式が基本です。


  • テーマ例:

    • 「社会の課題に向き合う力」

    • 「他者との関わりや思いやり」

    • 「スポーツ経験を社会に活かす」



対策のポイントは以下の通りです。


  • 「序論→本論→結論」の構成で論理的に書く練習

  • 時事問題や社会課題への関心を日常的に持つ

  • 制限時間内に書き切る練習

  • 添削指導を受けて客観的な改善点を把握する


小論文は知識量ではなく「論理性」と「考える力」が合否を分けます

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4.3 面接(よくある質問・評価されるポイント)

面接は書類審査と並んで大きな比重を持ちます。


  • 主に「志望理由」「将来の目標」「関心のあるニュース」などが質問されます。

  • 書類に記載した内容との一貫性が重要で、矛盾のない受け答えが求められます。


  • 受け答えの内容だけでなく、姿勢・声のトーン・アイコンタクトなども評価対象です。

面接では「人柄」「意欲」「大学との相性」が徹底的にチェックされます


4.4 口頭試問(政経学部・理工学部特有の内容)

一部学部(政経学部・理工学部)では、面接に代わって口頭試問が課されます。


  • 政経学部では「倫理」「政治経済」といった高校レベルの基礎知識が出題範囲

  • 理工学部では「数学」「理科の基礎知識」や、理工系分野に関する学習意欲を確認される


準備のポイントは、「高校で学ぶ基本内容を復習し、自分の言葉で説明できるようにすること」です


4.5 実技試験(スポーツ・芸術系の受験生向け)

スポーツ・武道選抜や芸術系学科では、実技試験が課される場合があります。


  • 種目の技術レベルだけでなく、基礎的な動作や体力面が評価されます。

  • 芸術系では作品提出や演奏など、表現力・創造力が評価されるケースもあります。


実技試験は「技術力」だけでなく「継続的に取り組む姿勢」も重視されるのが特徴です



▶︎5. 国士舘大学 総合型選抜の倍率・難易度と合格の秘訣


5.1 学部別の倍率・難易度の実態

国士舘大学 総合型選抜の倍率は、他大学と比べても低めで、全体的に 1.0〜2.0倍程度 で推移しています。つまり、受験生2人に1人以上が合格する計算になり、チャレンジしやすい入試形式といえます。


ただし、学部や学科によっては差があります。


  • 倍率が比較的低い学科  

    21世紀アジア学部21世紀アジア学科、体育学部武道学科、政経学部政治行政学科などは例年倍率が1.0〜1.6倍程度で、挑戦しやすい学科とされています。


  • 倍率がやや高い学科  

    文学部の一部学科や人気の高い学問領域では、募集人数が限られるため倍率が上昇する傾向があります。


また、難易度は「倍率」だけでなく、小論文や面接の評価基準に対する準備度合いによっても大きく変わります。特に小論文で論理性を示せない場合や、志望理由に説得力がない場合は、倍率が低くても不合格となる可能性があります


倍率が低いからといって油断は禁物であり、書類・小論文・面接の完成度が合否を分けます。


5.2 合格者に共通する特徴

国士舘大学 総合型選抜の合格者には、次のような共通点が見られます。


  • 志望理由が具体的かつ一貫している  

    「なぜ国士舘大学か」「なぜその学部か」が明確で、大学のカリキュラムや研究内容と将来の目標をつなげて説明できている。


  • 課外活動を学びに結びつけている  

    部活動、ボランティア、生徒会活動など、自分の経験を「学びたい分野」や「将来の目標」に関連づけられる。


  • 面接で人柄と意欲をアピールできている  

    受け答えの正確さだけでなく、表情・姿勢・言葉遣いから誠実さや主体性が伝わっている。


  • 小論文で独自の視点を示せる  

    社会問題に対して自分の経験を交えながら論理的に意見を展開できる。


合格者に共通するのは「自分の経験と将来の目標を、大学の学びと結びつけて語れる力」です。


5.3 志望理由書の書き方のコツ

志望理由書は総合型選抜の「合否を左右する書類」といっても過言ではありません。

効果的な書き方のポイントを整理します。


  1. 大学研究を徹底する  

    大学のパンフレットや公式HP、カリキュラムを調べ、「どの授業・ゼミ・教授の研究に関心があるか」を具体的に書く。


  2. 自分の経験を関連づける  

    部活動・資格・ボランティアなどの経験を、「大学で学びたいこと」や「将来の目標」とリンクさせる。


  3. 将来像を具体的に描く  

    「卒業後にどのような分野で活躍したいのか」を描き、そのために国士舘大学での学びが必要であることを示す。


たとえば、スポーツ系の学部志望なら「高校での部活動経験」→「大学で学びたいスポーツ科学の知識」→「将来の指導者像」と一貫させることで説得力が増します。

志望理由書は「大学の特色+自分の経験+将来の目標」を一貫して書くことが最大のコツです。


5.4 小論文・面接対策の効果的アプローチ

小論文と面接は、書類審査と並び総合型選抜の合否を大きく左右する要素です。


小論文対策

  • 構成力を重視:「序論→本論→結論」の基本型を習得する

  • 時事知識を蓄積:新聞やニュースを日常的にチェックし、社会課題に自分の意見を持つ

  • 過去問演習:国士舘大学公式サイトで公開されている過去問を解き、出題傾向を把握する

  • 添削指導を受ける:第三者に読んでもらい、論理性や表現の弱点を改善する


面接対策

  • 一貫性を意識:志望理由書に書いた内容と回答内容にズレがないようにする

  • 質問パターンを想定:「なぜ本学か」「将来の目標は」「最近気になるニュースは」などを事前に準備

  • 実践練習を重ねる:模擬面接を繰り返し、姿勢・話し方・アイコンタクトを改善する


小論文は「論理的思考力」、面接は「人間力」を測る試験であり、この二つを磨くことが合格の決め手になります



▶︎6. まとめ:国士舘大学の総合型選抜で合格をつかむために


6.1 本記事の振り返り

本記事では、国士舘大学 総合型選抜の概要から出願資格・書類、選考方法、倍率や難易度、そして対策の具体例までを体系的に解説しました。


  • 総合型選抜は学力試験だけではなく、志望理由・活動実績・将来像を含めた総合評価で合否が決まる

  • AO選抜とスポーツ・武道選抜の2方式があり、出願資格は幅広い

  • 書類・小論文・面接・口頭試問が合否のカギを握る

  • 倍率は比較的低く、合格チャンスが広い

  • 志望理由書・小論文・面接対策が最重要ポイント


つまり、「人間力」と「準備の質」が合否を分ける最大の要因です。


6.2 直前期にやるべきこと

出願・試験が近づいてきた直前期には、以下の点に集中しましょう。


  • 志望理由書の完成度を高める:自分の言葉で大学とのつながりを語れるか確認する

  • 小論文の模擬練習:過去問を使い、制限時間内で完成させる訓練を繰り返す

  • 模擬面接の実施:学校や塾の先生に依頼し、本番を想定した練習を行う

  • 体調管理:特にスポーツ・武道選抜の場合、体調やコンディションを整えることも大切です


直前期は「新しいことを始める」よりも、「これまでの準備を仕上げる」ことに集中するのが成功の秘訣です


6.3 受験生への応援メッセージ

国士舘大学 総合型選抜は、自分の経験や人柄を最大限に活かせる入試方式です。

学力に不安があっても、これまでの努力や挑戦の積み重ねをしっかりアピールすれば、十分に合格を狙えます。


受験は不安や緊張を伴いますが、準備を重ねた分だけ自信に変わります。最後まで諦めず、「国士舘大学で学びたい」という思いを強く持ち続けることが合格への一番の近道です。

あなたの努力は必ず結果につながります。自信を持って試験に臨んでください。



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