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工学院大学 総合型選抜の対策完全ガイド|探究・書類・面接の必勝法を解説

  • 執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ
    株式会社EQAO教育グループ
  • 9月25日
  • 読了時間: 13分

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▶︎1. 工学院大学の総合型選抜とは?


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1.1 総合型選抜の全体像と選抜方式の違い

工学院大学の総合型選抜は、一般入試とは異なり、学力試験の点数だけでは測れない「人物面の魅力」「意欲」「探究心」などを評価する入試方式です。書類審査や面接、プレゼンテーションを通じて、受験生の個性や将来性が問われるのが特徴です。


工学院大学では、総合型選抜として以下の2つの方式を実施しています。


  • 自己推薦型選抜

  • 探究成果活用型選抜


いずれも全学部・全学科で実施されており、文系・理系問わず幅広い学生に門戸が開かれています。


1.2 自己推薦型選抜と探究成果活用型選抜の特徴比較


■ 自己推薦型選抜

自己推薦型選抜は、自らの意欲や強みを言語化し、大学に対してプレゼンするタイプの入試です。特に「なぜこの学科を選んだのか」「将来何を実現したいのか」といったビジョンの明確さが求められます。


  • 対象学部・学科: 先進工学部、工学部、建築学部、情報学部の全学科


  • 定員: 合計63名


  • 選考時期:

    • 出願:10月上旬

    • 試験:11月上旬

    • 合格発表:11月中旬


  • 特徴:

    • 第2・第3志望学科の申し込み可

    • 他大学との併願も可能


■ 探究成果活用型選抜

探究成果活用型選抜は、高校で取り組んだ探究活動や研究成果を活かして受験する形式です。SSHや学外のコンクールでの発表経験など、アウトプットの質と量が合否に直結します。


  • 対象学部・学科: 先進工学部、工学部、建築学部、情報学部の全学科


  • 定員: 24名


  • 選考時期:

    • 出願:10月上旬

    • 第一次選考:11月中旬(書類・基礎学力)

    • 第二次選考:11月下旬(面接・プレゼン)

    • 合格発表:12月上旬


  • 特徴:

    • 奨学金制度の対象になる可能性あり

    • 他大学との併願も可能

    • 評定平均の制限なしで出願可能


工学院大学の総合型選抜では、「学びたい理由」や「高校時代の主体的な学び」が重視されます。単なる学力だけでなく、自分の興味・関心をどう表現できるかが合格の鍵です。



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▶︎2. 工学院大学 自己推薦型選抜の仕組みと対策


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2.1 出願資格・評定平均・英語スコアの要件

工学院大学の自己推薦型選抜を受験するには、明確な出願資格と成績基準を満たす必要があります。これを見落とすと書類提出ができないため、事前確認は必須です。


■ 出願資格

以下のすべての条件を満たす必要があります。


  • 担任または進路指導の教員の承認を得ていること

  • 評定平均が下記の基準を満たしていること

学科

普通科・理数科

専門学科

全学科共通

3.2以上

3.5以上

先進工学部 機械理工学科 航空理工学専攻

3.7以上

4.2以上


特に航空理工学専攻は、履修科目や外部試験スコアの基準も厳しく設定されています。


■ 英語スコアの要件(航空理工学専攻)

  • 英検 CSEスコア:2050以上

  • TOEIC(L&R):500以上

  • TOEIC(L&R, S&W):740以上


また、合格後には以下の書類提出も必要です。


  • 航空身体検査証明[第1種相当]の適合証明書

  • 航空機操縦練習許可書(コピー可)


評定やスコア条件は年ごとに変更される可能性があるため、必ず最新の募集要項を確認しましょう。


2.2 基礎学力調査・面接対策のポイント

自己推薦型選抜では、提出書類だけでなく「学力調査」と「面接」も重要な評価項目です。


■ 基礎学力調査

  • 科目:英語・数学(ⅡBまで)

  • 記述式中心ではなく、基礎的な理解と応用力を測る問題が出題されます。


勉強のポイント:

  • 教科書レベルの問題を取りこぼさない

  • 過去問の形式に慣れておく

  • 時間配分を意識して模試形式で練習する


■ 面接(口頭試問含む)

  • 志望理由や高校での活動に関する質問

  • 学科に関する基本的な知識・考察力も見られる


準備のポイント:

  • 志望理由と高校での学びに一貫性があるか確認

  • 自分の「すき」が大学の学問とどうつながるかを整理

  • 面接練習を繰り返して、話す内容と表現力を高める


面接では「どれだけ熱意を伝えられるか」が問われます。受け答えに正解はなく、自分の言葉で語る力が評価されます


2.3 志望理由書で問われる本質と書くべき視点

自己推薦型選抜の要ともいえるのが「志望理由書」です。ここで評価されるのは、単なる大学への興味ではなく、“自分と大学がどう結びつくか”をどれだけ明確に示せるかす。


■ 書くべき視点

  • なぜ工学院大学なのか(他大学ではダメな理由)

  • なぜその学部・学科なのか(学びたい内容・テーマ)

  • 自分の経験や探究心とどのようにリンクするのか

  • 将来その学びをどう活かすのか(キャリアビジョン)


■ よくある失敗例

  • 一般的すぎる志望動機(「設備が整っている」など)

  • 他大学でも通用しそうな内容

  • 経験の羅列で終わっている


志望理由書は、大学とあなたの“接点”を論理的に、かつ感情を込めて伝えるドキュメントです。具体的なエピソードを軸に、ストーリー性を持たせることが効果的です



▶︎3. 工学院大学 探究成果活用型選抜の仕組みと通過の秘訣


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3.1 出願条件と報告書・資料の準備法

工学院大学の探究成果活用型選抜は、高校での探究活動・研究成果をもとに評価される入試方式で、他の選抜方式よりも明確なテーマ性と成果物が求められます。


■ 出願条件

以下の2点を満たす必要があります。


  1. 理数系分野に興味を持ち、教科学習や総合的な探究の時間を通じて活動・研究を行っていること


  2. 研究成果を学内外の発表会・報告会(SSH成果発表会など)や外部コンクールで発表・提出した経験があること


※この方式には評定平均値の制限はありません。


■ 提出書類

  • インターネット出願確認票

  • 志望理由書

  • 調査書

  • 探究報告書

  • 別添資料(スライド・図表・写真など)

  • 発表経験に関する証明資料


準備のポイント:

  • 探究報告書は、「課題設定→調査・実験→考察→結論→今後の展望」まで論理的に整理する

  • 別添資料はビジュアル要素も含め、プレゼン資料と兼用可能な内容に

  • 発表経験を裏付ける証明(大会のパンフレット、受賞通知、SNS告知など)を準備しておく


探究活動の「プロセス」と「目的意識」が明確に伝わる資料が評価されます。


3.2 探究プレゼンテーションの設計と評価基準

探究成果活用型選抜では、第二次選考にてプレゼンテーションと面接が実施されます

ここでの評価が合否を大きく左右します。


■ プレゼン内容と準備

  • テーマ:自分が取り組んだ探究活動の概要と成果

  • 発表時間:5~10分程度が想定される(要事前資料提出)


構成例:

  1. 背景・課題設定(なぜこのテーマなのか)

  2. 調査・実験の方法

  3. 得られた結果・考察

  4. 工学院大学での学びへのつながり

  5. 将来ビジョンとの関係性


評価されるポイント:

  • 課題への独自視点と仮説の立て方

  • 根拠に基づいた論理展開

  • 大学での学びとの接続性

  • 資料の分かりやすさと伝える力


プレゼン資料は出願時に提出が求められるため、選考1ヶ月前までに仕上げるのが理想です。


3.3 自己推薦書・調査書と一貫性を持たせる方法

プレゼンや報告書が優れていても、他の書類との一貫性がなければ評価は下がります

工学院大学の選抜では「全体としての整合性」が重視されるため、以下の点に注意が必要です。


■ 自己推薦書のポイント

  • 探究活動のテーマ選定理由を明確に書く

  • 探究を通じて得た学びと成長を丁寧に表現する

  • 大学でどう発展させたいかを具体的に描く


■ 調査書との連携

  • 学校内の成績や活動実績が、書類に記載した取り組みと一致しているか確認する

  • 指導教員のコメント内容も、探究活動との関係性があると強く響く


書類の一貫性は「あなたのストーリーの説得力」を担保します。どの書類でも同じ軸をブレずに表現することが重要です。



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▶︎4. 工学院大学 総合型選抜で重視される探究活動の深掘り法


4.1 SSH・研究発表・コンテストの活かし方

総合型選抜では、「どのようなフィールドで」「どんなテーマに取り組んだか」が問われます。特に理系志望者においては、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)での活動や研究発表会、科学系コンテストの経験が大きなアピール材料になります。


■ 評価されやすい活動例:

  • SSH課題研究・発表会での登壇経験

  • 科学の甲子園、ジュニア数学オリンピック、化学グランプリなどの参加・受賞歴

  • 地域連携プロジェクト、校内探究コンテストでの入賞

  • 校外での学会発表や論文投稿


これらの実績がある場合、単に「参加した」と書くのではなく、「何を課題とし、どのように取り組み、どんな結果を得たか」を明確に記述する必要があります。

「テーマのユニークさ × 研究の深さ × 発表経験」が、書類・面接・プレゼンでの説得力を高めます。


4.2 創作物・技術スキルのアピール術

探究活動の中で、実際に手を動かして「もの」を作った経験も強力なアピールポイントです。特に工学院大学のように工学・建築・情報分野に強みを持つ大学では、創作物や技術スキルの具体性が高く評価されます。


■ アピールできる例:

  • プログラミング作品(アプリ、ゲーム、AIモデルなど)

  • 回路設計、ロボット開発、3Dプリンター作品

  • 建築モデルや設計図、デザイン案

  • 化学実験による新素材の試作など


これらをアピールする際は、次の観点を押さえましょう。


  • 目的とテーマ設定:何のために作ったか?どんな課題に取り組んだか?

  • 工夫点と技術的チャレンジ:どの部分が難しく、どんな解決策を用いたか?

  • 得られた学びと今後への展望:大学でさらに発展させたい部分は?


「作ったもの」そのものよりも、「その過程にどれだけの思考と努力を注いだか」が評価されることを忘れないようにしましょう。


4.3 プレゼン資料の構成例と準備の流れ

探究成果活用型選抜では、プレゼン資料の提出が義務付けられています。これは単なるスライド作成ではなく、「自分の探究活動をどう表現するか」という自己PRの場でもあります。


■ プレゼン資料の構成例(スライド5〜7枚程度)

  1. 表紙(テーマ名・氏名・学校名)

  2. 問題意識・課題設定(きっかけや背景)

  3. 調査・実験内容(手法、使用ツールなど)

  4. 結果・考察(数値・写真・図表を活用)

  5. 大学での学びとのつながり

  6. まとめと今後の展望


■ 資料作成の流れ

  1. 活動記録の整理:ノートや発表資料を再確認

  2. テーマの再定義:どこに価値があったのか明確にする

  3. ストーリーボード作成:構成を紙に書き出して整理

  4. ビジュアル化:図・グラフ・写真を多用し、視覚的に伝える

  5. 先生・第三者に確認:わかりやすさや論理性をフィードバックしてもらう


「資料=研究の集大成」だけでなく、「あなた自身の伝える力」の評価対象でもあることを意識して、丁寧に仕上げましょう。


さらに対策を強化したい方へおすすめの動画

「総合型選抜のプレゼンで落ちる人の特徴」では、よくある失敗例とその原因について詳しく解説しています。自分のプレゼンをブラッシュアップするための参考としてぜひご覧ください。




▶︎5. 工学院大学の総合型選抜で落ちる人の特徴と対策


5.1 書類で落ちる人の共通点と改善策

総合型選抜における最初の関門は書類審査です。ここで不合格になる人の多くは、表面的な内容しか書けていない、もしくは大学との接続が弱いケースです。


■ 落ちやすい書類の特徴:

  • 志望理由書が抽象的で、どの大学でも使いまわせる内容

  • 自己推薦書に具体的なエピソードや行動がない

  • 探究活動や学びの成果が不明瞭

  • 書類間で記述の一貫性がない(志望理由書と調査書の齟齬など)


■ 改善のためのアプローチ:

  • 志望理由書には「学びたいこと」×「大学のカリキュラム・研究」をセットで記載

  • 自己推薦書には実際に取り組んだこと(探究・課外活動)とその動機・結果を明示

  • すべての書類で同じ「軸」を持たせ、一貫性と物語性を意識する


書類審査では「言葉で自分を伝える力」が評価されるため、内容の深さと構成の論理性が重要です。


5.2 面接・口頭試問でのNG例と対処法

面接・口頭試問では、受験生の熱意・知識・人柄がダイレクトに伝わります。

しかし、緊張や準備不足により、実力を出せずに不合格になるケースが多発しています。


■ よくあるNGパターン:

  • 質問に対して結論が曖昧で話が広がらない

  • 答えが事前に用意した内容に偏りすぎて柔軟性がない

  • 学科に関する質問に対し、的外れな回答や知識不足が露呈

  • 自己分析が浅く、自分の強みを言語化できない


■ 対処法と改善策:

  • 「質問の意図」を捉えて回答を組み立てる力を養う練習を行う

  • 模擬面接を繰り返し、「準備済みの答え」ではなく「対話型の応答」を練習する

  • 学科に関連するニュースや技術トピックを日常的にチェックしておく

  • 面接官から「なぜそう考えたのか?」と問われたときのために、常に根拠と経験をセットで話す癖をつける


評価されるのは「完璧な答え」ではなく、「論理的思考と学ぶ意欲が伝わる答え」です


5.3 専門的な質問への準備とEQAO式対策

工学院大学の総合型選抜、とくに探究成果活用型選抜では、面接で専門的な質問や口頭試問を受けることが一般的です。そのため、志望学科の分野に対する基礎知識と自分の探究テーマとの接点を把握しておく必要があります。


■ 想定される専門的な質問の例:


  • 「そのテーマを選んだ理由と社会的意義は?」

  • 「その結果からどんな応用が考えられるか?」

  • 「この分野で今後注目される技術や課題は?」

  • 「工学院大学でどの研究室に興味があるか?」



■ EQAO式対策のすすめ:


EQAOでは、こうした問いに対し以下の視点から徹底指導を行います。


  1. 探究活動の目的を再構築し、「問いの本質」にフォーカスする

  2. 自分の研究と社会の関係性を多角的に掘り下げる

  3. 面接想定問答を分野別・学科別に100題以上用意し、反復練習

  4. 伝え方トレーニングを通じて、「わかりやすく」「論理的に」話すスキルを養成


専門的な質問は「正解」を求めるものではなく、「考えるプロセス」と「主体的な姿勢」を評価するものです



▶︎6. まとめ|工学院大学の総合型選抜で合格するために今すべきこと


6.1 受験までのスケジュールと優先順位

工学院大学の総合型選抜では、出願から合格発表までのスケジュールが非常にタイトです。早めに逆算した準備が合否を左右する最大のカギとなります。


■ 自己推薦型選抜の主な流れ

  • 10月上旬:出願

  • 11月上旬:試験(学力調査・面接)

  • 11月中旬:合格発表


■ 探究成果活用型選抜の主な流れ

  • 10月上旬:出願

  • 11月中旬:第一次選考(書類・基礎学力調査)

  • 11月下旬:第二次選考(面接・プレゼン)

  • 12月上旬:合格発表


■ 今からの優先順位

  1. 出願条件の確認と評定・英語スコアのチェック

  2. 志望理由書・自己推薦書の作成(最低3回は書き直し)

  3. 探究報告書・資料・プレゼン準備の開始(早ければ早いほど良)

  4. 面接・口頭試問対策を9月中に開始

  5. 模擬試験や基礎学力調査の演習


「受験直前に慌てるのではなく、夏〜秋の段階で合格レベルまで完成させておく」のが、成功する受験生の共通点です


6.2 EQAOが導く「すき」の深掘りと合格力の育成

工学院大学の総合型選抜では、「知識の量」よりも「自分のすき・探究心をどれだけ深められているか」が問われます。これは一朝一夕では身につかない、本質的な力です。


EQAOでは、合格に必要な力を次の3ステップで育成しています。


  1. すきの棚卸し  

    - 自分が本当に興味を持っていることを言語化し、「なぜそれが好きか」を掘り下げる


  2. すきと大学・社会の接続  

    - 興味を工学院大学の学問・研究テーマと結びつけ、社会との接点を考える


  3. 伝える力のトレーニング  

    - 書類・プレゼン・面接で、自分のすきを魅力的に伝えるスキルを徹底指導


「あなたのすきが、大学と社会でどう価値を持つのか」を示せることこそ、総合型選抜での合格力です。



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