関西学院大学 国際学部の総合型選抜 合格戦略ガイド【入試方式別対策】
- 株式会社EQAO教育グループ
- 4月25日
- 読了時間: 13分

▶︎1. 関西学院大学 国際学部の総合型選抜とは?

1.1 総合型選抜の基本構造と方式の種類
関西学院大学国際学部の総合型選抜は、学力試験だけでは測れない受験生の個性や能力、そして将来性を多角的に評価するための入試制度です。従来の一般入試と異なり、探究活動や国際的な経験、特定分野のスキルや実績などを重視し、志望者の「熱意」や「独自性」を評価軸としています。
特に国際学部では、学びへの意欲と社会課題への関心が重視されるため、どの入試方式においても「目的意識」が問われます。
2025年度(2024年実施)の総合型選抜では、以下の5つの方式が採用されています。
探究評価型入学試験(AO型)
グローバル入学試験(Ⅰ~Ⅲ型)
学部特色入学試験(語学・文化芸術・社会人対象)
スポーツ選抜入試
帰国生徒入試(グローバル入試Ⅲ型に内包)
各方式とも「専願制」が原則であり、合格すれば関西学院大学に必ず入学する必要があります(※不合格者は一般入試への出願が可能です)。
1.2 探究評価型・グローバル型・特色入試の違いとは?
探究評価型(AO型)
高校での探究的な課題研究の成果を重視し、それを発表した経験が評価されます。学力試験は課されず、書類とプレゼンテーション、グループディスカッションで選考されるのが特徴です。
グローバル入試(Ⅰ〜Ⅲ型)
CEFR B1以上の英語スコアを基本条件とし、模擬国連・海外留学・国際的なコンテスト入賞などの経験を評価。IB課程修了者や帰国生も対象に含まれます。英語論述試験と小論文が課される点が特徴です。
学部特色入試
中国語・韓国語の高スコア保持者、文化・芸術分野で全国レベルの実績を持つ生徒、あるいは社会人経験者など、特定の資質を評価する柔軟な制度です。語学力・活動成果・実務経験が主な評価対象です。
スポーツ選抜入試
スポーツ競技の全国レベルの実績を評価しつつ、学業との両立意欲も重視します。小論文と書類審査で一次通過後、グループディスカッションで最終選考されます。
1.3 専願制の注意点と併願との違い
総合型選抜の全方式は「専願制」です。これは、合格した場合は必ず関西学院大学へ進学することを前提とするという意味です。
このため、他大学の総合型選抜や公募推薦との併願はできません。一方、不合格となった場合には一般入試への出願が可能です。この点が多くの受験生にとって重要な判断材料となるため、エントリー時には十分な情報収集と覚悟が必要です。
また、いずれの方式も出願時期は9月上旬、最終合格発表は11月中旬と早めにスケジュールが進行するため、夏までに書類作成や探究活動の整理を終えておくことが理想的です。
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▶︎2. 関西学院大学 国際学部の魅力と学びの環境

2.1 国際学部のカリキュラムと特色ある教育内容
関西学院大学 国際学部のカリキュラムは、「多文化共生」と「国際協力」の視点から、現代社会の課題をグローバルに捉え、実践的に解決できる人材の育成を目的としています。文理融合型のアプローチを取り入れており、人文学、社会科学、自然科学の枠を超えて横断的に学べる点が大きな特徴です。
具体的には、国際関係論、比較文化、国際協力論、環境政策、開発経済など多様な分野が用意されており、学生は自分の興味・関心に応じて履修科目を選ぶことが可能です。また、1年次から少人数制のゼミ形式授業が導入され、主体的な学びが重視されます。
このような実践的な学びを通じて、国際社会に貢献するための「思考力」「行動力」「対話力」をバランス良く育てることができます。
2.2 グローバル人材育成と海外留学制度
国際学部では、英語で行われる授業が豊富にあり、英語力の強化はもちろん、英語を「ツール」として活用する力も養われます。1年次には英語力強化プログラムがあり、TOEFLスコアの向上など、各種英語資格の取得支援も充実しています。
さらに、全学生に「海外留学」の機会が提供されており、提携先は世界中に100以上あります。中でも注目すべきは、長期・短期の留学制度に加え、ダブルディグリープログラムや海外インターンシップなど、多様な選択肢が用意されている点です。
また、留学前後のサポートも徹底しており、準備講座や帰国後のフィードバック面談など、安心してチャレンジできる体制が整っています。
2.3 多文化共生・国際協力を学ぶメリット
現代の国際社会では、宗教・文化・言語の違いを乗り越えて協力できる人材が求められています。関西学院大学 国際学部では、「多文化共生」「国際協力」をキーワードに、フィールドワークやPBL(課題解決型学習)を通じて実践的に学べる機会が数多く用意されています。
学外活動としては、開発途上国の教育支援、環境保全、難民支援などのプロジェクトに参加することもでき、机上の知識にとどまらない「体験を通じた学び」がこの学部の大きな魅力です。
そのため、卒業後は国際機関、NGO、外資系企業など多岐にわたる進路があり、大学4年間で得た知識と経験を社会で生かすことが可能です。
▶︎3. 関西学院大学 国際学部の総合型選抜に必要な出願条件と書類対策

3.1 各方式の出願資格と英語スコア(CEFR)基準
関西学院大学 国際学部の総合型選抜には、複数の入試方式が存在しますが、いずれの方式にも共通して求められるのが一定レベルの英語力(CEFR B1相当以上)です。
具体的には、以下のような資格・スコアが該当します。
英検準2級以上
TOEFL iBT 42点以上
IELTS 4.0以上
GTEC(4技能)960点以上
TEAP 225点以上 など
特に探究評価型・グローバル入試では、英語資格の提出が出願要件となっており、スコアを持っていないと出願できない場合もあります。CEFR B1相当以上があれば出願可能ですが、より高いスコアを提出することで評価が高くなるケースもあるため、可能な限りスコアアップを目指しましょう。
また、グローバル入試では、国際的な活動実績や海外経験も求められ、より多様な観点からの評価がなされます。
3.2 提出書類一覧と探究活動成果物の重要性
関西学院大学 国際学部の総合型選抜で求められる提出書類は、入試方式によって若干異なりますが、主に以下のようなものがあります。
高等学校調査書
志望理由書
探究活動成果物
探究活動成果物の概要説明書
学びの計画書(大学入学後の学習計画)
英語資格のスコア証明書
活動実績証明書(該当者のみ)
海外留学・IB成績証明書(該当者のみ)
特に探究評価型入試では、探究活動の「成果物」とその「概要説明書」が選考の中心となります。
探究成果物は、実際の研究レポートや論文、プレゼン資料などが該当します。評価されるポイントは、テーマの独自性、調査方法の妥当性、考察の深さ、発表経験の有無などです。単なる報告書ではなく、「どのように考え、どのように取り組んだか」を具体的に伝える内容が求められます。
3.3 学びの計画書・志望理由書で評価される要素
出願書類の中でも、合否に大きく影響するのが「学びの計画書」と「志望理由書」です。これらの書類では、大学での学習意欲や将来のビジョンが明確に記されているかが問われます。
特に評価されるポイントは以下の通りです。
関西学院大学 国際学部で「なぜ」学びたいのか
自分の興味・課題意識と学部の学びがどうつながるか
入学後にどのような学修計画を立てているか
将来どのように社会貢献したいか
「この学部でなければならない理由」を明確にすることで、志望理由書の説得力は格段に上がります。
探究活動のテーマと学部の教育内容に一貫性があると、より高い評価を得られるため、自己分析と学部研究を十分に行った上で作成することが大切です。
▶︎4. 関西学院大学 国際学部 総合型選抜の書類作成術
4.1 探究活動・国際活動をどう魅せるか
関西学院大学 国際学部の総合型選抜では、探究活動や国際活動の内容と成果が合否を左右する大きな評価ポイントとなります。単に「やったこと」を羅列するのではなく、その活動に取り組んだ「背景」「目的」「過程」「成果」そして「学び」の5つの観点を明確に伝える必要があります。
以下のような観点で構成すると、読んだ担当者に伝わりやすくなります。
テーマ設定の理由:どんな課題意識やきっかけから始まったのか
活動の具体的内容:フィールドワークや調査、発表の方法と場面
困難と工夫:実施の中で直面した課題と、その乗り越え方
得られた成果・評価:得た知見や発表先、受けた評価など
そこからの気づきと将来への活用:大学での学びや将来のビジョンとの接続
特に国際学部では、「グローバルな視点」「多文化理解」「課題解決力」などがキーワードとして評価されるため、それらを意識して記述すると高評価につながります。
4.2 志望理由書の構成と注意点
志望理由書は、関西学院大学 国際学部の教育内容と自分の志望動機がどれだけ一致しているかを見極めるための最重要書類の一つです。
以下のような構成がおすすめです。
結論ファースト(志望動機の明示)
例:「私は国際的な環境問題に関心があり、将来は〇〇に携わりたいと考えています。そのために貴学国際学部で〇〇を学びたいと考えています。」
過去の経験(興味関心の原点)
例:「高校2年生の時、〇〇という課題研究に取り組み、〇〇に気づきました。」
大学で学びたい内容(具体的な科目やプログラムとの接続)
例:「国際学部の〇〇プログラムでは、〇〇が学べるため、自分の探究活動と接続して深めたいと考えています。」
将来のビジョン(社会とのつながり)
例:「卒業後は、国際NGOで〇〇の支援に携わることを目指しています。」
最も重要なのは「自分の言葉で書く」ことと、「その大学・その学部でなければならない理由」を明確にすることです。
4.3 自己PRの差別化戦略と学部との適合性
自己PR文では、「自分の強み」や「取り組んできたこと」を語ることが一般的ですが、他の受験生との差をつけるためには次の2点が重要です。
汎用的な内容ではなく、個人的なストーリーを重視すること
例:「部活動で部長を務めた」ではなく、「なぜその立場を引き受け、どんな困難があり、どう乗り越えたか」を描写する。
学部の求める人物像とつなげること
例:「私は異なる文化の人と協働する経験を通して、多様性を受け入れる重要性を実感しました。国際学部の『多文化共生』の理念に強く共感しています。」
自分の過去の行動や思考と、学部のビジョンや教育方針との「接点」を具体的に描けるかが、書類選考突破の鍵となります。
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▶︎5. 関西学院大学 国際学部 総合型選抜の面接・プレゼン・小論文対策
5.1 面接・グループディスカッションの準備方法
関西学院大学 国際学部 総合型選抜の二次選考では、多くの方式で個別面接やグループディスカッションが実施されます。ここでは、書類では見えにくい「人間性」「コミュニケーション力」「論理的思考力」が見られています。
面接でよくある質問例
なぜ国際学部を志望したのか?
探究活動で最も苦労したことは何か?
将来どんな社会貢献がしたいか?
面接準備では「答えを暗記する」のではなく、「自分の言葉で説明する」練習を繰り返すことが大切です。
また、グループディスカッションでは、国際的なテーマ(例:難民問題、環境問題、貧困など)について意見を述べ合い、相手の意見を尊重しながら自分の考えを伝える能力が問われます。
討論力よりも「協調性」や「視野の広さ」が評価されるため、日頃から新聞やニュースに触れ、背景知識を養っておきましょう。
5.2 プレゼンテーションの構成と伝え方の工夫
探究評価型入試では、自分が取り組んだ探究活動についてのプレゼンテーションが求められます。ここで大切なのは、研究内容だけでなく、課題意識・方法・結果・考察・今後への展望を一貫性を持って伝えることです。
基本構成の例
テーマの提示と問題意識の説明
調査や実践の方法と過程
得られた結果と分析
自分なりの考察と学び
関西学院大学でどう学びをつなげたいか
視覚資料(スライド)を使う場合は、文字を少なく、図表や写真で視覚的に訴えると効果的です。
さらに、話すスピード・声の大きさ・アイコンタクトなど、プレゼン技術も重要です。録画して練習を重ねると、自信を持って本番に臨めます。
5.3 小論文の書き方と構成法
グローバル入試や学部特色入試では、小論文(90分)が課されます。テーマは社会的・国際的な問題が中心で、「自分の意見を論理的に述べる力」が試されます。
以下のような構成を意識しましょう。
序論:テーマに対する問題提起・背景説明
本論①:自分の立場と主張
本論②:理由と具体例(経験・ニュース・調査など)
結論:まとめと将来的な展望・提案
小論文は「知識の多さ」よりも、「筋道立った論理展開」と「説得力のある視点」が求められます。
書く前に、テーマについて考えをメモし、構成を練ってから書き始めると、時間内に整理された内容を書けます。日頃から国際ニュースを読み、問題意識を育てることが、小論文力の土台になります。
▶︎6. まとめ|関西学院大学 国際学部の総合型選抜に挑むあなたへ
6.1 受験準備のロードマップとスケジューリング
関西学院大学 国際学部の総合型選抜は、9月上旬の出願に始まり、11月中旬の合格発表まで約2ヶ月にわたるプロセスです。一般入試よりも早い時期に動き出す必要があるため、受験準備は夏休み前に本格化させることが鍵となります。
【受験準備のスケジュール例】
4月〜6月:探究活動・資料整理/英語資格取得
7月〜8月:志望理由書・計画書の草案作成/プレゼン練習
9月上旬:出願/書類提出
10月中旬:書類選考結果発表
10月下旬:面接・プレゼン・小論文本番
11月中旬:合格発表
早期の情報収集と書類作成のスケジューリングが、合格への第一歩です。
6.2 EQAOを活用した成功戦略とは?
EQAOは、総合型選抜・AO入試に特化した受験対策塾として、関西学院大学 国際学部の受験対策においても多数の合格実績を持っています。特に以下のようなサポートが強みです。
探究活動の成果物整理・ブラッシュアップ
志望理由書・学びの計画書の個別添削
プレゼン・面接・小論文のマンツーマン対策
自分ひとりでは難しい書類作成や表現力の強化を、専門的に支援してくれる存在です。
「何を書けばよいかわからない」「プレゼンが不安」という受験生でも、プロの指導を受けることで着実に実力を伸ばし、自信を持って本番に臨むことができます。
実際にEQAOのサポートを受けて合格を勝ち取った先輩のインタビュー動画をご紹介します。志望理由の明確化や書類・プレゼンの準備にどのように取り組んだのか、具体的なプロセスが語られています。
6.3 「あなたらしさ」を武器にするために
総合型選抜は、「正解のない入試」ともいわれます。学力の高さだけでなく、あなた自身の価値観や経験、熱意、そして未来へのビジョンが合否を分けるのです。
関西学院大学 国際学部が求めているのは、知識量の多い受験生ではなく、自分の考えを持ち、自ら学び、社会に貢献しようとする姿勢を持った人です。
だからこそ、最後に大切になるのは、「あなたらしさ」。 探究活動、国際活動、英語力、志望理由、それらすべてを一つのストーリーとしてつなげ、あなたにしか語れない言葉で、自分を表現してください。
“正解のない時代を、自分の正解で切り拓く”そんなあなたの挑戦を、心から応援しています。
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