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関西学院大学神学部 総合型選抜の対策法|書類・面接・小論文を徹底解説

  • 執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ
    株式会社EQAO教育グループ
  • 4月25日
  • 読了時間: 14分



▶︎1. 関西学院大学 神学部の総合型選抜とは



1.1 総合型選抜の概要

総合型選抜は、学力試験の点数だけでは測れない「人物の魅力」や「将来性」に焦点を当てた入試方式です。


一般的な入試とは異なり、総合型選抜では出願時に提出する「志望理由書」や「自己推薦書」、面接、小論文などを通じて、受験生の意欲や適性、将来のビジョンを多角的に評価します。この選抜方式は、特定の学力試験の点数で足切りされることがなく、自分の経験や想いを強みとしてアピールできるため、主体的な進路選択を望む高校生にとって非常に魅力的な制度です。


また、総合型選抜の最大の特長は、大学が求める人材像と、自分自身がどれほどマッチしているかが合否の鍵となる点にあります。志望学部の教育方針や理念を深く理解し、自分がその学びの場にふさわしい存在であることを論理的に伝える力が求められます。


1.2 関西学院大学神学部における総合型選抜の特徴

関西学院大学神学部の総合型選抜は、単なる宗教学の学びにとどまらず、「キリスト教精神に根ざした人間教育」という理念に共感し、社会や地域に貢献する意志を持つ学生を対象にしています。


この神学部では、以下のように複数の選抜方式が設けられており、それぞれの方式に応じた適性や条件が求められます。


  • 探究評価型入学試験:課題研究や探究活動の成果を評価対象とする方式。英語4技能のスコア提出も求められ、国際的視野も評価されます。


  • グローバル入学試験:海外での活動経験者やインターナショナル・バカロレア(IB)資格取得者を対象とした方式。英語力や国際感覚が重視されます。


  • 学部特色入学試験(伝道者コース):キリスト教の信仰に基づき、将来クリスチャンワーカーや伝道者を目指す受験生が対象。洗礼の有無や教会からの推薦が必要です。


  • スポーツ選抜入学試験:全国レベルでの競技実績を有するアスリートが対象。小論文と面接を通じて、学業とスポーツの両立への意欲を評価します。


いずれの方式においても、「神学部でなぜ学びたいのか」「自分の使命感をどのように社会に活かすのか」が重要な評価ポイントとなります。


また、関西学院大学では総合型選抜の合格者は“第一志望”としての出願が義務付けられており、合格後の辞退はできません。そのため、受験生には強い覚悟と明確な志望動機が求められる点も特徴です。



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▶︎2. 関西学院大学 神学部の総合型選抜:募集要項と求められる人物像



2.1 出願資格と条件

関西学院大学神学部の総合型選抜では、方式ごとに異なる出願条件が定められています。

まず共通して重要なのは、「出願時点で関西学院大学神学部を第一志望としていること」です。同一年度に複数方式・学部への出願はできず、合格後の入学辞退も認められていません。これにより、大学側は本気度の高い受験生を選抜することが可能になっています。


各方式ごとの出願資格は以下の通りです。


  • 探究評価型入試:高校在学中に課題研究・探究活動に取り組み、その成果を校内外で発表した経験がある者。さらに、英語4技能スコア(CEFR B1以上)を有していることが求められます。


  • グローバル入試 I・II型

    • I型:国際的な活動実績を持つ者(例:90日以上の海外留学、模擬国連参加、英語コンテスト入賞など)で、英語4技能スコアが必要。

    • II型:インターナショナル・バカロレア(IB)フルディプロマ取得者(または取得見込)で所定のPredicted Score以上。


  • 学部特色入試(伝道者コース):出願時までにキリスト者として洗礼を受けており、将来伝道者またはクリスチャンワーカーを志す者。教会推薦書と洗礼証明書が必須。


  • スポーツ選抜入試:全国大会・地区大会レベルの競技成績を有し、英語4技能検定のスコアを提出できる者。スコアのレベルは問われません。


これらの出願資格に加え、各方式には独自の提出書類が求められます。例えば、探究評価型では「探究活動の成果物」や「概要説明書」、特色入試では「信仰の歩み」を記した推薦書など、受験生の背景を丁寧に把握するための書類が重視されています。


2.2 求められる人物像

関西学院大学神学部では、以下のような人物を総合型選抜で積極的に受け入れています。


  • キリスト教の精神に共感し、他者と共に生きる姿勢を大切にできる人

  • 神学を通して社会課題や人間の在り方を深く考え、将来的に教会や社会に貢献する意志を持つ人

  • 学問に対する強い探究心を持ち、自ら問いを立て、学びを深めようとする姿勢がある人

  • 異文化理解や国際的視野を持ち、多様な価値観を尊重できる人


特に「学部特色入試」では、単なる宗教的関心にとどまらず、「信仰に基づく使命感」や「地域社会や教会に貢献したいという志」を持つことが大前提とされます。単なる学力や活動実績だけでなく、「その人の生き方そのもの」に対する評価が重視されるのが神学部の特徴です。


2.3 選考プロセスと評価基準

関西学院大学神学部の総合型選抜では、選考方式ごとに異なるプロセスと評価基準が設けられています。

共通するのは「人物重視の多面的評価」という考え方です。

以下に代表的な方式の選考ステップと評価ポイントをまとめます。


  • 探究評価型入試

    • 第一次選考:書類審査(探究成果物・学びの計画書等)

    • 第二次選考:面接試験(口頭試問・プレゼン)

    • 評価基準:探究テーマの深さ・過程・成果、将来の応用可能性、表現力と論理性


  • グローバル入試(I・II型)

    • 第一次選考:書類審査+筆記審査(英語題材論述+日本語小論文)

    • 第二次選考:面接試験(志望動機・国際的視野・将来ビジョン)

    • 評価基準:語学力、国際的経験の意義、自主性、論理的思考力


  • 学部特色入試(伝道者コース)

    • 第一次選考:講義受講+リポート作成、個別面接

    • 評価基準:信仰の成熟度、自己理解、神学への関心、志望動機の一貫性


  • スポーツ選抜入試

    • 第一次選考:書類審査+小論文

    • 第二次選考:面接試験(スポーツ活動と学問の両立意欲)

    • 評価基準:競技への情熱、計画性、文書力、バランス感覚


どの方式でも、「なぜ神学部でなければならないのか」を明確に語れるかが、合格への鍵です。



▶︎3. 関西学院大学 神学部の志望理由書対策:合格に近づく書き方とポイント



3.1 志望理由書の重要性

志望理由書は、関西学院大学神学部の総合型選抜において「最も重視される提出書類」の一つです。

神学部では、学力だけでなく「その人が何を考え、どう生き、どこを目指しているのか」が選考の基準になります。そのため、志望理由書は単なる形式的な提出書類ではなく、自己の信念や将来の展望を伝えるための“対話”のような役割を担っています。


また、学部特色入試(伝道者コース)では、特に信仰や教会との関わり、神学への思いといった要素が重視されるため、志望理由書の中に「自分がなぜ神学を学びたいのか」「どのような使命感を抱いているのか」を明確に盛り込むことが不可欠です。


他の方式でも同様に、志望理由書が合否を大きく左右するポイントとなっており、面接や小論文との一貫性も問われます。自己理解を深め、独自性のあるストーリーを持つことで、審査員の印象に強く残る志望理由書を目指しましょう。



3.2 効果的な構成と内容

効果的な志望理由書を作成するには、明確な構成と論理的な文章展開が欠かせません。

以下は、関西学院大学神学部の志望理由書にふさわしい基本構成です。


  1. 志望動機の明示  

    なぜ関西学院大学の「神学部」を選んだのかを、大学の教育理念や特色と絡めて明確に説明します。ただ「キリスト教に興味がある」では不十分で、「キリスト教を通じて人間の在り方を探求したい」「平和・共生に貢献できる知性と精神性を育てたい」など、志望動機の深掘りが重要です


  2. 自己の経験とのつながり  

    これまでの生活や活動、信仰体験が志望理由とどう関係しているかを説明します。教会活動やボランティア、読書体験なども含めて、「なぜそのような思いを持つようになったのか」を伝えます。


  3. 将来のビジョン  

    卒業後に何を目指すのか、社会や地域にどのように貢献したいのかを具体的に書きます。伝道者、教会スタッフ、宗教教育者、国際NGO関係者など、自身の目指す将来像と、神学部での学びがどう結びつくかを示すことが求められます。


特に「関西学院大学神学部でしか実現できない理由」を明確にできれば、志望度の高さが伝わります。


3.3 具体的なエピソードの活用

心を動かす志望理由書には、必ず「自分だけのエピソード」が含まれています。

例えば、幼少期から教会に通っていたことや、家族の信仰体験、自身の悩みと向き合った中で神学に出会った瞬間など、受験生ならではの人生の背景が、文章に深みと説得力を与えます。


実際に多くの合格者が、「ある出来事がきっかけで神学に興味を持った」「信仰と学問の接点に感銘を受けた」という個人的な物語をもとに志望理由書を構成しています。エピソードは一つでも構いませんが、受験生自身が感じたこと、考えたことを丁寧に言葉にすることが大切です。


また、教会での奉仕活動や地域ボランティアでの経験も評価対象になります。その中で「他者に仕える喜びを知った」「信仰を行動で示す意味を実感した」といった気づきを示すと、単なる活動報告ではなく、自分の価値観が伝わる内容になります。


志望理由書は「自分の言葉で語ること」が何より大切です。模範解答を真似るのではなく、自分らしいストーリーを紡ぎましょう。



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▶︎4. 関西学院大学 神学部 総合型選抜の面接対策ガイド

4.1 面接で評価されるポイント

面接は、関西学院大学神学部の総合型選抜において「人物の本質」を直接見極める重要な選考要素です。


神学部の面接では、単なる受け答えの巧拙ではなく、受験生の価値観や信念、将来のビジョン、そしてそれを支える経験や思考力が見られています。特に学部特色入試(伝道者コース)では、志望動機だけでなく信仰に関する深い問いや、教会との関わり方まで問われるため、準備には時間がかかります


主に評価されるのは以下のような点です。


  • 志望動機の明確さと一貫性:志望理由書と面接の内容にズレがないか。

  • 論理的な思考力:問いに対して筋道立てて説明できるか。

  • 信仰や価値観への理解:神学部ならではのテーマにどう向き合うか。

  • 表現力と人間性:自分の考えを自分の言葉でしっかりと伝えられるか。


「自分の言葉で、自分の想いを語れるか」が、評価の最大のポイントです。


4.2 よくある質問とその対策

関西学院大学神学部の面接では、以下のような質問が頻出します。


  • 「なぜ神学部を志望したのですか?」

  • 「神学を学ぶことを通して、将来どのような活動をしたいですか?」

  • 「これまでの信仰体験について教えてください。」

  • 「あなたにとって“奉仕”とは何ですか?」

  • 「最近関心を持った社会問題と、それについてのあなたの考えを教えてください。」


これらの質問には、「自分らしさ」と「論理性」の両方が求められます。事前に台本のような答えを用意するのではなく、自分の経験や価値観に根ざしたストーリーとして語ることが大切です。


また、神学部ならではの質問として、「教会での活動経験」や「信仰の歩み」、「聖書や神学に対する理解」などが問われることもありますこれらの質問には、過度に宗教的表現を使う必要はありませんが、誠実に、等身大の自分の信仰について語る準備をしておきましょう。


4.3 模擬面接の活用

模擬面接は、自己表現力と本番の対応力を高める最良の方法です。

どんなに準備を重ねても、本番で緊張してしまっては本来の力を発揮できません。そのため、模擬面接を繰り返すことで「質問に慣れる」「話の構成を整理する」「言いにくい内容をスムーズに話す」練習を重ねることが効果的です。


模擬面接を実施する際のポイントは以下の通りです。


  • 面接官役を複数人にして、本番に近い緊張感を作る

  • カメラで撮影し、話し方・表情・姿勢などを客観的にチェック

  • 回答に対してフィードバックをもらい、改善ポイントを明確にする

  • 想定外の質問にも答える訓練をしておく


また、自己紹介や志望動機の冒頭部分は「暗唱しても違和感がない自然な文章」に仕上げておくと、出だしで緊張をコントロールしやすくなります。

模擬面接の積み重ねが、自信と落ち着きをもたらし、合格への一歩を後押しします



▶︎5. 関西学院大学 神学部 総合型選抜の小論文試験を突破する方法

5.1 小論文の出題傾向

関西学院大学神学部の総合型選抜では、小論文が受験生の「思考力」「論理性」「表現力」を測る重要な試験として課されています。

特にグローバル入試I型やスポーツ選抜入試、学部特色入試(伝道者コース)などでは、小論文の出来が合否を左右する大きな要素となっています。


出題傾向としては以下の2タイプが挙げられます。


  • 社会的・倫理的なテーマに対する意見論述 

    例:格差問題、平和・人権、宗教と多文化共生、奉仕活動の意義など。神学的な観点が求められる場合もあります。


  • 資料型問題や英語資料の読解を含む設問

    (特にグローバル入試) 複数の資料や短文の読解をもとに、自分の考えを展開する形式。時には英文資料が含まれることもあり、読解力と要約力が求められます。


重要なのは、自分の考えを根拠を持って明確に伝えることです。感情的・抽象的な表現ではなく、「なぜそう考えるのか」を論理的に説明する力が試されます


5.2 効果的な構成と論述

小論文は構成が命です。読み手にとってわかりやすく、説得力のある論述にするには以下のような三段構成が基本になります。


  1. 導入(問題提起)  

    設問のテーマについて、自分の立場や視点を明確に述べます。問いに対する答えを最初に提示することで、論旨が明確になります。


  2. 本文(理由・根拠の展開)  

    導入で述べた意見に対して、2〜3の根拠を順序立てて説明します。ここでは、実例や社会的背景、個人の経験などを織り交ぜると説得力が増します。


  3. 結論(まとめと発展)  

    主張を再確認し、テーマが将来にどうつながるか、自分の行動とどう関係するかなどを加えると、論文としての完成度が高まります。


また、神学部の場合は「人間の尊厳」「他者への思いやり」「信仰と行動の関係」といった価値観に関連するテーマが出されやすく、単なる知識の羅列ではなく、自分の内面と社会的視点を繋げた論述が求められます。

評価されるのは“正解”よりも“自分の考えを筋道立てて展開できるか”です。


5.3 時間配分と見直しのポイント

小論文では「時間内に書き切る力」と「読み返して整える力」の両方が問われます。

以下は実際の試験時間(60分~90分)を想定した時間配分の一例です。


  • 構成メモ作成(10〜15分)  

    設問をしっかり読み取り、主張・根拠・構成をざっくりと紙に書き出します。いきなり本文に入らないのが鉄則です。


  • 本文執筆(40〜60分)  

    構成に沿って一気に書き進めます。段落ごとの主張が明確になるように、「一段落=一論点」を意識しましょう。


  • 見直し(5〜10分)  

    誤字脱字、主張のズレ、冗長な表現がないかをチェック。特に「文末の重複」や「抽象的な言い回し」に注意しましょう。


また、日頃から次のような練習を取り入れておくと、本番で焦らずに対応できます。


  • 過去問や予想問題での時間内執筆

  • 他者の添削を受ける(客観的な視点で構成や論理を確認できる)

  • 社会問題や宗教的テーマに関する新聞記事・書籍の読解習慣


「書き慣れているかどうか」が、当日のパフォーマンスを大きく左右します


小論文の時間配分に不安がある方には、こちらの動画もおすすめです。

時間内に小論文を終わらせるための具体的なテクニックがわかりやすく紹介されています。




▶︎6. まとめ:関西学院大学 神学部の総合型選抜で合格を勝ち取るために

6.1 総合型選抜成功の鍵

関西学院大学神学部の総合型選抜で合格を勝ち取るためには、「自分の想いを言葉にする力」と「大学とのマッチ度」が最も重要です


この入試は、単なる学力勝負ではなく、受験生の人間性や将来のビジョン、そして大学の理念への共感を問う選抜方式です。そのため、提出書類・小論文・面接のすべてにおいて、自分らしい言葉で「なぜ神学部を志すのか」「どう社会に貢献したいのか」を表現する必要があります。

成功のために意識すべきポイントは以下の3つです。


  • 志望理由の一貫性と具体性:神学部を選んだ理由が、経験・信念・将来像とつながっているか。

  • 自分の言葉で語る準備:模範解答ではなく、自分の実体験と想いをベースに伝えること。

  • 形式を整える努力:書類の書き方、面接の受け答え、小論文の構成など「見せ方」も重視される。


特に神学部では、「信仰」「奉仕」「人間理解」といった深いテーマが問われるため、単なる知識ではなく「どう生きてきたか、これからどう生きたいか」を誠実に表現する姿勢が評価されます。


6.2 受験生へのメッセージ

関西学院大学神学部の総合型選抜は、あなた自身の歩みと向き合い、それを“志”として形にしていくプロセスです。簡単な道のりではありませんが、だからこそ合格の先にはかけがえのない学びと成長が待っています。


自分自身の信念や価値観を見つめ直し、それを誰かに伝える訓練を重ねてください。その過程で生まれた言葉は、きっと選考官の心にも届くはずです。


受験はゴールではなく、スタートです。

あなたが神学を通して世界と向き合う未来に、心から期待しています。



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