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上智大学総合人間科学部の公募推薦対策|合格するための完全ガイド

執筆者の写真: 株式会社EQAO教育グループ株式会社EQAO教育グループ

更新日:3月6日




▶︎1. 上智大学総合人間科学部の公募推薦とは

 


1.1 公募推薦入試の概要

上智大学総合人間科学部の公募推薦入試は、学力試験だけでなく、人物評価や適性、志望動機を総合的に判断する入試制度 です。一般選抜とは異なり、高校時代の活動や課外活動、学びへの意欲が大きな評価対象となります。そのため、早い段階から対策を行うことが重要です。


「学校長の推薦状が不要で自らの意思で出願できる」のは、多くの場合「総合型選抜(AO入試)」 を指します。一方、「学校推薦型選抜(公募制)」では、高校長の推薦状が必要となるケースが大半なので、両者を混同しないよう注意が必要です

また、専願・併願の扱いは年度や学科によって異なるため、募集要項を必ず確認してください。


選考プロセスは大きく2段階に分かれています。

  1. 一次選考(書類審査)

    • 提出書類(自己推薦書、志望理由書、レポートなど)をもとに評価

    • 学業成績や課外活動、適性などが総合的に判断される


  2. 二次選考(個別テスト・面接試験)

    • 学科ごとに異なる個別テスト(小論文など)を実施

    • 面接では、志望動機や大学での学び、将来の目標について深掘りされる


上智大学総合人間科学部の公募推薦入試では、単なる学力の高さではなく、「学びへの熱意」や「大学の理念との適合性」が重視されます。 したがって、提出書類や面接において、どれだけ説得力のある志望動機を伝えられるかが合否を左右するポイントとなります。



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1.2 総合人間科学部の特徴

上智大学総合人間科学部は、人間に関わる幅広い学問分野を扱い、教育学・心理学・社会学・社会福祉学・看護学 の5つの学科で構成されています。いずれの学科も、人間の生き方や社会との関わりを深く探究し、実践的な学びを重視する のが特徴です。


また、上智大学はカトリック系の大学であり、「他者への貢献」や「人間の尊厳を尊重する姿勢」 を重視しています。そのため、総合人間科学部では、社会課題に対する問題意識を持ち、解決策を模索する能力が求められます。


各学科の主な特徴は以下の通りです。

  • 教育学科:教育制度や学習方法を研究し、実践的な教育者を育成

  • 心理学科:人間の心理や行動を科学的に分析し、社会での応用を探る

  • 社会学科:社会構造や文化、メディアの影響を研究し、多角的な視点を養う

  • 社会福祉学科:福祉制度や地域支援の在り方を学び、社会的課題の解決に取り組む

  • 看護学科:医療現場での実践力を身につけ、専門的な知識と技術を習得


このように、総合人間科学部は「人間」と「社会」の関係性を多角的に学び、社会に貢献する人材を育成する学部 であると言えます。そのため、公募推薦入試では、自身の学びたい分野と大学の理念が一致していることを明確に示すことが重要です。


1.3 公募推薦のメリットとデメリット

公募推薦には、一般入試とは異なるメリットとデメリットが存在します。自身の強みを活かせる入試制度ではありますが、適切な準備が求められるため、事前に十分な対策を講じる必要があります。


メリット

  • 学力試験以外の評価要素が大きい 

    一般入試では筆記試験の結果が大きなウェイトを占めますが、公募推薦では高校での活動や課外活動、志望動機、将来のビジョンなどが評価の対象 になります。


  • 早期に合格が決まる 

    一般入試よりも早い時期に結果が出る ため、合格後は大学生活の準備や他の活動に集中できます。


  • 自己PRの機会がある 

    面接や提出書類を通じて、自分の強みや個性をアピールできる ため、学力以外の面で優れた実績がある場合に有利です。


  • 受験科目の負担が少ない 

    小論文や面接などが中心のため、一般入試のような膨大な科目の勉強をする必要がない のも魅力の一つです。


デメリット

倍率が高い 

公募推薦は定員が少なく、多くの志願者が集まるため、競争率が高くなる 傾向にあります。


出願条件を満たす必要がある 

一定の評定平均や英語資格などの条件をクリアしなければならず、誰でも出願できるわけではありません。


書類・面接対策が重要 

一般入試と異なり、筆記試験の対策だけでなく、自己推薦書や面接の準備が必須 となります。これらの対策を怠ると合格が難しくなります。


合格後の進路変更が難しい 

学校推薦型選抜(公募制)は専願扱いの場合が多いですが、併願を認めているケースも年度・学科ごとに異なります。必ず募集要項で専願かどうか、合格後の他大学受験の可否などを確認してください。


公募推薦を受験すべき人は?

  • 一般入試よりも 面接や書類審査で自身をアピールするのが得意な人

  • 高校時代の活動や課外活動に強みがある人

  • 早期に進路を決定し、大学での学びを深めたい人

  • 一般入試での科目負担を軽減したい人


公募推薦は、学力だけでは測れない「人物面」を重視する入試方式です そのため、上智大学の理念や総合人間科学部の特徴を理解し、それに適した自己アピールをすることが、合格へのカギとなります。



▶︎2. 上智大学総合人間科学部の公募推薦入試|出願資格と求められる条件

 


2.1 学業成績の基準と必要な評定平均

公募推薦入試では、高校での学業成績(評定平均)が一定の基準を満たしていることが求められる場合があります。 ただし、学科・年度ごとに要件が異なる可能性があるため、最新の募集要項を必ず確認してください


評定平均の目安

一般的には、全体の評定平均が4.0以上を求められることが多い ですが、学科によって異なる場合があります。 特に、関連する科目(例:心理学科なら数学や生物、教育学科なら国語や社会など)の成績が重視されることもあるため、出願前に詳細を確認しましょう。


2.2 必要な英語資格(英検・TOEFL・IELTSなど)

上智大学の公募推薦入試では、英語資格の取得が求められる場合があります。 ただし、必要なスコアや資格は学科・年度によって異なるため、最新の募集要項を確認することが重要です。


英語資格の基準

資格

目安スコア(基準)

英検

             2級

TOEFL iBT

               42点

IELTS

             4.0


上智大学はグローバルな教育環境を提供しているため、英語力の証明は重要なポイントとなります。募集要項を確認し、早めの対策を行いましょう。



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2.3 履修科目の要件と出願の注意点

出願には、評定平均や英語資格だけでなく、特定の履修科目を修了していることが求められる場合 があります。これは、各学科が求める基礎知識を身につけているかを判断するためのものです。


履修科目の要件(例)

学科

推奨される履修科目

看護学科

数学・化学・生物のうちいずれか


学科によっては、「指定科目の評定が一定以上であること」 を求める場合もあるため、募集要項をしっかり確認しましょう。


出願の際の注意点

  • 募集要項を事前に必ず確認する(年度ごとに条件が変わる可能性がある)

  • 履修科目の成績を見直し、不足がないか確認する

  • 必要な英語資格や評定条件を満たしているかチェックする


出願資格を満たしているか不安な場合は、早めに大学の入試センターに問い合わせることが重要 です



▶︎3. 上智大学公募推薦の提出書類対策|合格につながるポイント

 


3.1 自己推薦書の書き方と差別化のコツ

上智大学公募推薦の自己推薦書では、単なる実績の羅列ではなく、「どのような経験から何を学び、それをどう活かすか」を明確に伝えることが重要 です。特に、大学が求める人物像と自身の経験をリンクさせ、具体的なエピソードを交えてアピールすることが差別化のポイントとなります。


自己推薦書の基本構成

自己推薦書は、以下の流れに沿ってストーリー性を持たせることで、説得力が増します。


  1. 困難に直面し挫折する(自身の課題や挑戦した背景を説明)

  2. 諦めず耐える(困難にどう向き合ったか)

  3. 立ち上がるために努力する(自ら行動を起こした具体的な内容)

  4. そこから行動を起こす(解決に向けた工夫や継続した取り組み)

  5. その行動を改善しつつ継続させる(長期的な努力の過程)

  6. 何かしらの結果、成果を得る(達成したことや成長した点)

  7. 結果以外に学んだことの提示(経験を通じて得た価値観や今後の展望)


この流れを意識することで、単なる実績紹介ではなく、ストーリー性のある説得力の高い自己推薦書になります。


自己推薦書に必ず含めるべき5つの要素

  • 忍耐力・継続力 

    大学は、4年間学び続ける意欲と粘り強さを持った学生を求めています。途中で投げ出さずに取り組んだ経験を具体的に示しましょう。


  • 行動力・課題解決力・批判的思考力 

    問題に直面した際に、どう行動し、どのような解決策を見出したかを具体的に書きます。単なる努力ではなく、思考力を伴ったアプローチが評価されます。


  • コミュニケーション能力・協働力 

    他者と協力し、チームとして成果を上げた経験は、大学生活や将来の社会活動にも直結する重要な要素です。


  • 得られた結果よりも得られた学びを重視 

    実績や成果そのものではなく、そこから得た「気づき」や「価値観の変化」を重点的にアピールします。


  • 学びたいこと・志望動機の明確化 

    過去の経験をもとに、なぜ上智大学で学びたいのかを明確に示します。「学びたい分野」と「自分の経験」がどのようにつながるのかを論理的に説明しましょう。


効果的な自己推薦書を書くためのテクニック

  • 結論ファースト(ホールポイント法)

    最初に「私は○○を学びたい。その理由は…」と結論を述べ、その後で具体的なエピソードを展開する。


  • ナンバリング法

    「理由は3つあります。1つ目は~、2つ目は~、3つ目は~」と、論理的に構成する。


  • 抽象的な表現を避け、具体的なエピソードを交える

    「私はリーダーシップがあります。」ではなく、「私は高校の生徒会長として、○○という問題を解決するために△△を実施し…」と具体的に述べる。


  • 大学の理念や学問とのマッチングを明確にする

    「上智大学の○○というカリキュラムは、私の○○という経験と一致しており、より深く学びたいと考えています。」のように、大学との親和性を示す。


  • 「やりたいこと」が明確であること

    自己推薦書を読んだ教授が、「この学生は何を学びたいのか?」が一目でわかるようにする。


3.2 レポート等特定課題の対策方法

公募推薦入試では、学科ごとに特定の課題(レポートや小論文)が出題されることがあります。これは、志望学科への適性や論理的思考力を評価するためのものです。


レポート課題の特徴と求められる能力

  • 知識の整理力:与えられたテーマについて、論理的に整理して説明できるか

  • 批判的思考力:一つの視点だけでなく、多角的に物事を考察できるか

  • 論理的な文章構成力:序論・本論・結論の流れで分かりやすく記述できるか


対策方法

  • 過去の課題テーマを調べ、傾向を把握する

  • 関連する書籍や論文を読んで知識を深める

  • テーマに沿った簡単な論文を書いてみる(添削を受けるとなお良い)


また、書く際には「序論→本論→結論」の構成を意識し、論理的な展開を心がけましょう。


3.3 高等学校長の推薦状の重要性と依頼のポイント

公募推薦では、学校長の推薦状が必要となる場合があります。

これは、高校時代の活動や学業成績を第三者の視点から保証するためのもの です。


推薦状の重要性

  • 信頼性のある評価を得る:生徒本人の自己評価ではなく、学校からの客観的な評価を加えることで、審査官に説得力を持たせる。

  • 学業・人物面の総合的評価を補完する:成績だけでは伝わらない長所や成長の過程をアピールできる。

  • 大学とのマッチングを強調する:生徒の志望理由と大学の理念が一致していることを学校側から保証する。


推薦状を依頼する際のポイント

  • 早めに依頼する(最低1ヶ月前)

    教員は多忙のため、推薦状の準備に十分な時間を確保することが重要。


  • 自身の活動や志望理由をまとめた資料を渡す

    推薦状の内容が具体的になるよう、自分の強みやエピソードを教員に伝える。


  • 感謝の気持ちを伝える

    教員にとって推薦状の作成は負担になるため、丁寧に依頼し、お礼を忘れない。


推薦状は単なる形式的な書類ではなく、合格の大きな後押しになる重要な要素です。依頼の際には、しっかりと準備を行い、先生と相談しながら進めましょう。



▶︎4. 上智大学公募推薦の選考対策|一次選考・二次選考突破のポイント

 

4.1 書類審査の評価基準と合格者の傾向

上智大学総合人間科学部の公募推薦では、一次選考として書類審査が行われます。この段階で合否の約半数が決まるため、提出書類の完成度を高めることが非常に重要です。


学業成績(評定平均) 

大学が求める最低評定平均を満たしているかが確認されることが多いです。特に学科に関連する科目の成績が重視される場合があるため、出願前に募集要項を確認しましょう。


英語資格の有無とスコア 

英検・TOEFL・IELTSなどの英語資格を取得しているかどうかが評価の対象となることがあります。スコアの基準は学科・年度ごとに異なるため、最新の要項を確認することが大切です。


自己推薦書の内容 

上智大学の理念や学科の特性と合致した志望動機が示されているかどうかが評価されることが多いです。ストーリー性や論理性も重要視される傾向にあります。


課外活動・社会貢献の実績 

ボランティア活動、クラブ活動、研究活動など、学業以外の経験がどのように評価されるかは学科によって異なりますが、強みとしてアピールできる要素になることがあります。


レポートや特定課題の完成度 

学問的な思考力や論理的な文章力が問われるため、構成や主張の一貫性が評価のポイントになることが多いです。


合格者の傾向と特徴

公募推薦で合格した学生には、以下のような共通点があります。


上智大学の教育理念と自身の学びが明確にリンクしている

自己推薦書において、具体的なエピソードを交えて説得力のあるアピールができている

学業成績・英語資格ともに一定の基準をクリアしており、バランスの取れた能力を持つ

社会貢献や課外活動を通じて、自ら行動を起こした経験がある


書類審査を突破するには、学力・人物面・志望理由の3つをバランスよく伝えることが鍵 になります。


4.2 個別テストの内容と効果的な対策

二次選考では、学科ごとに異なる個別テストが実施されます。これに合格するには過去の傾向を把握し、適切な準備を行うことが重要 です。


個別テストの種類(学科別)

学科

主な試験内容

教育学科

教育に関する小論文

心理学科

課題文に関する論述試験

社会学科

文章理解力、表現力、思考力についての試問

社会福祉学科

社会および社会福祉に関する理解力と思考力を問う試験

看護学科

小論文


小論文試験の対策

  • 上智大学の教育理念に沿った視点で書く

  • 序論・本論・結論の構成を明確にする

  • 過去問や類似テーマで練習し、制限時間内に論理的な文章を書く訓練をする

  • 社会問題や時事問題に対する理解を深め、具体例を用いた主張ができるようにする


4.3 面接試験の流れと頻出質問への対策

面接試験では、志望動機や大学の教育方針との適合性を見極める ため、面接官がさまざまな角度から質問を投げかけます


面接試験の基本的な流れ

  1. 入室・自己紹介(第一印象が大切。明るくはっきりと話す)

  2. 志望動機の確認(なぜ上智大学か?なぜ総合人間科学部か?)

  3. 高校時代の経験についての質問(自己推薦書に基づく深掘り)

  4. 学科の専門分野に関する質問(上智大学で何を学びたいか?)

  5. 将来の目標についての質問(大学卒業後の進路について)

  6. 逆質問の機会(大学について知りたいことを質問する)


頻出質問と対策

  • 「なぜ上智大学を志望しましたか?」

    ➡大学の理念や特色と自分の経験・考えを結びつけて説明する


  • 「総合人間科学部を志望した理由は?」

    学科ごとの特徴を理解し、具体的にどの分野を学びたいかを述べる


  • 「あなたの強みと、それが大学でどう活かせるか?」

    過去の経験をもとに、学びに生かせる力(継続力・行動力・批判的思考力など)をア

    ピールする


  • 「高校時代に最も努力したことは?」

    単なる実績の羅列ではなく、「どのような困難を乗り越えたか」を明確に述べる


  • 「将来の目標と大学での学びの関係は?」

    大学での学びがどのようにキャリアにつながるのかを説明する


面接試験の成功ポイント

  • 声のトーンと話すスピードに注意し、落ち着いて話す

  • 目を見て、相手に伝わるように明確に話す

  • 難しい質問にも冷静に対応し、論理的に考える時間を持つ

  • 「上智大学で学びたい」という熱意を伝える



▶︎5. 総合人間科学部各学科の特徴と対策ポイント

 

5.1 教育学科の特徴と対策

教育学科の特徴

上智大学の教育学科は、教育の本質や制度、学習者の心理、社会との関わりを多角的に研究する学科 です。単なる教師養成ではなく、教育を通じた社会貢献や政策提言ができる人材の育成 を目指しています。


主な研究領域

  • 教育哲学・教育社会学(教育の意義や歴史的背景)

  • 教育心理学(学習者の発達や動機づけ)

  • 教育政策・制度(日本と海外の教育システム比較)

  • 国際教育(グローバル化と教育の関係)


求められる学生像

  • 教育に対する高い関心を持ち、社会的な視点で問題を考えられる人

  • 探究心があり、教育の課題解決に意欲的に取り組める人

  • 教育の多様性を理解し、柔軟な考え方を持つ人


公募推薦対策のポイント

  • 「なぜ教育なのか?」を明確にする 

    単に「教師になりたい」ではなく、教育を通じて解決したい社会課題を示す。

  • これまでの経験を具体的に述べる 

    教育に関わるボランティアや、指導経験があれば積極的にアピール。

  • 上智大学教育学科ならではの学びを強調 

    カリキュラムや教授陣の専門分野を調査し、自分の関心とリンクさせる。


5.2 心理学科の特徴と対策

心理学科の特徴

心理学科では、人間の行動や心のメカニズムを科学的に分析し、社会での応用を探る ことを目的としています。臨床心理だけでなく、社会心理学や認知心理学など、幅広い分野を学ぶことができます。


主な研究領域

  • 臨床心理学(カウンセリング、精神疾患の治療)

  • 認知心理学(記憶や思考のメカニズム)

  • 社会心理学(集団行動や対人関係)

  • 発達心理学(子どもから高齢者までの心の変化)


求められる学生像

  • 人の心の動きや行動に強い関心を持つ人

  • データ分析や論理的な思考が得意な人

  • 将来的に心理学を社会で活かしたいと考えている人


公募推薦対策のポイント

  • 心理学に興味を持ったきっかけを明確にする 

    個人的な経験や関心を具体的に述べ、学びへの意欲をアピール。

  • データや研究結果に基づいた論理的な考えを示す 

    主観的な意見ではなく、科学的な視点で物事を考える力を強調。

  • 卒業後の進路を考えた志望理由を伝える 

    心理学をどの分野で活かしたいのかを具体的に示す。


5.3 社会学科の特徴と対策

社会学科の特徴

社会学科では、社会構造や文化、メディアの影響を分析し、人々の行動や価値観の変化を探る ことを目的としています。調査・分析能力が重視され、幅広い視点で社会を考察する力が求められます。


主な研究領域

  • メディア社会学(SNSやマスメディアの影響)

  • 都市社会学(都市開発や地方創生の課題)

  • 文化社会学(ジェンダー、宗教、サブカルチャー)

  • 経済社会学(格差問題、労働市場の変化)


求められる学生像

  • 社会問題に関心を持ち、分析的に考えるのが得意な人

  • データや統計をもとに客観的な議論ができる人

  • メディアや文化の変化に敏感で、新しい視点を持てる人


公募推薦対策のポイント

  • 興味のある社会問題を明確にする 

  貧困問題、環境問題、ジェンダー論など、具体的なテーマを設定。

  • データや統計を活用して論理的に考察する 

  感情論ではなく、客観的な分析を示す。

  • 社会学と他の分野との関連性を述べる 

  社会学の知識をどの分野で応用したいのかを具体的に説明。


5.4 社会福祉学科の特徴と対策

社会福祉学科の特徴

社会福祉学科では、福祉制度や地域支援の在り方を学び、社会的課題の解決に取り組む人材を育成 します。高齢者福祉、障がい者支援、子ども支援など、幅広い領域をカバーしています。


主な研究領域

  • 福祉政策(社会保障、介護保険制度)

  • 地域福祉(コミュニティ支援、NPO活動)

  • 児童福祉(児童虐待、教育支援)

  • 医療福祉(障がい者支援、精神保健)


求められる学生像

  • 社会貢献に対する強い意欲を持っている人

  • 人と接するのが得意で、他者の立場に立って考えられる人

  • 福祉制度や政策に関心があり、実践的に学びたい人


公募推薦対策のポイント

  • 福祉に興味を持ったきっかけを明確にする

  • ボランティア経験や地域活動の実績をアピールする

  • 将来どの分野で福祉を活かしたいか具体的に述べる


公募推薦入試の対策に役立つ動画紹介

「【大学・学部解説シリーズ】上智大学総合人間科学部社会福祉学科徹底解説!」この動画では、社会福祉学科の特徴、一次試験・二次試験の内容、合格するためのポイント などを詳しく解説しています。実際の試験内容を知ることで、より具体的な対策を立てることができます。



5.5 看護学科の特徴と対策

看護学科の特徴

看護学科では、医学的知識だけでなく、患者とのコミュニケーション能力や倫理観を重視し、現場で活躍できる人材を育成 します。


主な研究領域

  • 臨床看護(病院での実習、診療補助)

  • 地域看護(在宅医療、高齢者ケア)

  • 小児看護(新生児医療、発達支援)

  • 精神看護(メンタルヘルスケア、心理支援)


求められる学生像

  • 人を助けることに強い使命感を持つ人

  • コミュニケーション能力が高く、協働ができる人

  • 医療の知識を深め、専門職としての責任感を持てる人


公募推薦対策のポイント

  • 看護への熱意を具体的なエピソードで伝える

  • 上智大学の看護学教育の特色を理解し、志望理由を明確にする

  • 医療現場の課題を考察し、自分がどのように貢献できるか述べる



▶︎6. 上智大学総合人間科学部の公募推薦まとめ|合格するための戦略と最終チェック

 

6.1 公募推薦入試の全体像とスケジュール整理

上智大学総合人間科学部の公募推薦入試は、一般入試とは異なり、長期間にわたる準備が必要な入試方式 です。出願のタイミングや必要な準備を整理し、スムーズに進めることが重要です。


公募推薦入試の流れ

春~夏(高校2年~3年の前半)

  • 自己分析を行い、将来の目標を明確にする

  • 評定平均を上げるための学習計画を立てる

  • 課外活動(ボランティア・研究・部活動など)を充実させる

  • 必要な英語資格(英検・TOEFL・IELTSなど)を取得する


夏~秋(高校3年の夏以降)

  • 自己推薦書・志望理由書の作成を開始

  • 具体的なエピソードを交えながら志望動機を明確にする

  • 担任や推薦状を依頼する教員と相談し、推薦書を準備


秋(出願直前)

  • 出願書類の最終確認を行う

  • 個別テストや面接対策を強化する

  • 直前の模擬面接や小論文対策を実施


冬(試験本番)

  • 一次選考(書類審査)

  • 二次選考(小論文・面接試験)


春(合格発表・入学準備)

  • 合格後は、大学の講義や事前課題に備え、学習を継続する


6.2 効果的な対策の振り返りと直前チェックリスト

公募推薦入試を成功させるためには、事前準備の徹底が必要です。

これまでの対策を振り返り、最終確認を行いましょう。


自己推薦書のチェックリスト

  • 志望動機が明確か(上智大学・学科の特色と結びついているか)

  • 具体的なエピソードを交えて、自分の強みが伝わる内容になっているか

  • 文章の構成が論理的で、一貫性があるか(結論ファーストの構成)

  • 大学で学びたいことと将来の目標が明確に示されているか


個別テスト(小論文・レポート)のチェックリスト

  • 上智大学の過去の課題や類似テーマで練習をしたか

  • 社会問題や学問に関する基本的な知識を整理できているか

  • 論理的な文章構成(序論→本論→結論)が意識されているか


面接試験のチェックリスト

  • 想定される質問に対して、自分の言葉で答えられるように準備したか

  • 志望動機や学びたいことを簡潔かつ明確に伝えられるか

  • 面接官の質問に冷静に対応し、論理的に話す練習をしたか


最後の仕上げとして、家族や先生に面接練習をしてもらい、実践的な対策を行うことが重要 です。


6.3 最後のアドバイスと公募推薦の心構え

公募推薦入試は、単なる学力試験ではなく、「自分がなぜこの大学・学科で学びたいのか」を伝える場 です。そのため、最後まで諦めずに、自分の言葉でしっかりと表現することが大切です。


公募推薦に挑む受験生へのアドバイス

  • 大学の理念や学部の特色を深く理解し、自分の経験と結びつける

  • 失敗や困難をどう乗り越えたかを明確にし、学びとして伝える

  • 表面的なアピールではなく、リアルな経験をベースにしたストーリーを作る

  • 「なぜ上智大学なのか」「なぜこの学部なのか」を明確に伝える

  • 緊張しても自信を持ち、自分の考えをしっかり伝えることを意識する


公募推薦入試は、「自分が何を学び、将来どう貢献したいのか」を伝える大切な機会です。最後まで準備を怠らず、全力を尽くしましょう!



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