同志社大学 社会学部 自己推薦入試の全対策
- 株式会社EQAO教育グループ
- 5月24日
- 読了時間: 14分

▶︎1. 同志社大学 社会学部の自己推薦入試とは

1.1 「教育と文化に関するグローバル/ローカルな活動の経験者 自己推薦」とは
同志社大学社会学部教育文化学科が実施する「教育と文化に関するグローバル/ローカルな活動の経験者 自己推薦」は、多文化共生社会の実現に貢献し得る人材を発掘・育成することを目的とした入試制度です。
この入試は、単なる学力や評定の高さだけでは測れない、個々の受験生が持つ主体性・経験・社会的関心に重きを置いて選抜される制度です。特に、「教育」と「文化」に関連するグローバルまたはローカルな活動に積極的に関与してきた経験が重視されます。
例として、ボランティア、国際交流、異文化理解、社会的マイノリティ支援、SDGs関連活動、地域貢献活動などが挙げられます。
同志社大学がこの入試で求めるのは、「行動を通じて社会に働きかけ、よりよい人間形成を追求する意志のある受験生」です。
なお、この自己推薦型入試には以下のような特徴があります。
書類選考(一次選考)と筆記・口頭試問(二次選考)の二段階選抜
英語での志望理由書提出(600words程度)
小論文には英語論述が含まれる可能性あり
志願者の活動を証明する第三者評価書の提出必須
これらは通常の推薦・AO入試よりも、実践的かつ具体的な経験が求められる、極めて特徴的な制度といえます。
1.2 一般入試や他の推薦入試との違い
一般入試では、学力試験を通じて受験者を評価します。
一方、自己推薦型入試は、「これまでの経験・姿勢・ビジョン」など学力以外の部分も総合的に評価対象となる点で大きく異なります。
他の推薦入試(指定校推薦や公募推薦)と比較しても、同志社大学社会学部のこの自己推薦入試は、以下のような点で独自性があります。
活動経験の質と内容が重視される(ただの実績羅列では不十分)
教育・文化・国際性に対する深い理解と意志が必要
出願書類の質が合否を大きく左右する
このため、単なる「自己アピール」ではなく、社会課題との関わりを自分の経験から語り、大学での学びと将来の展望へと論理的に結びつける構成力が重要となります。
この入試は、自らの過去と未来を深く掘り下げたうえで、社会と向き合う覚悟を持つ人にこそふさわしい挑戦です。
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▶︎2. 同志社大学 社会学部 自己推薦の出願資格と対象人物像

2.1 出願資格の詳細と該当条件(2025年度入試)
同志社大学社会学部教育文化学科の自己推薦入試(正式名称:「教育と文化に関するグローバル/ローカルな活動の経験者 自己推薦」)には、いくつかの明確な出願条件があります。
まず基本条件として、高等学校を卒業した者、または2025年3月に卒業見込みの者が対象となります。また、次のような要件に該当する者も出願可能です。
12年の学校教育を修了した者(またはそれに準ずる者)
文部科学大臣が指定した教育課程を修了した者
高等学校卒業程度認定試験(旧 大学入学資格検定)に合格した者
なお、これらの条件に該当する場合でも、2025年3月31日までに満18歳に達している必要があります。
そして、出願の前提として重要なのは、「同志社大学社会学部教育文化学科で学ぶことを強く希望していること」が求められている点です。単なる併願ではなく、この学科での学びに強い志望動機を持っていることが出願の前提となります。
2.2 求められる活動経験と人物像とは
この入試では、「教育と文化」に関わるグローバルまたはローカルな活動に、主体性と継続性をもって取り組んできた経験が重視されます。単なる参加経験ではなく、自発的な企画や実行など「能動的な関与」が評価対象です。
具体的には、以下のような活動が想定されています。
インターンシップやボランティア活動
国際交流や異文化理解プログラム
留学(1か月以内の語学研修は対象外)
社会的マイノリティの支援活動
SDGs・ESD関連の取り組み
まちづくりや地域貢献に関するプロジェクト
これらの経験を通じて、多文化共生社会に貢献する意欲と実践力を持つ人物が求められています。
加えて、今後も同様のテーマに対して探究と行動を継続していく強い意志を持つことも求められています。つまり、過去の経験だけでなく、「将来にどう活かすか」という展望が重要となります。
2.3 英語能力要件と対応試験の種類
この入試では、英語力も出願条件の一部に組み込まれています。
以下いずれかの英語試験のスコア提出が必須です。
GTEC(4技能/CBT)※オフィシャルスコアに限る
TOEFL iBT®(MyBest™スコア、Home Edition含む)
TOEFL ITP®
実用英語技能検定(英検)
スコアは、スコアカードまたは合格証明書の原本での提出が求められます。
コピーは不可であり、返却を希望する場合は所定の手続きを行う必要があります。
語学力は、単なる学力の一部ではなく、「異文化との対話力」「国際的な視点」を示す重要な証明と位置付けられています。そのため、証明書の提出は、自己推薦型入試における信頼性を高める重要なポイントとなります。
▶︎3. 同志社大学社会学部 教育文化学科 自己推薦の出願書類と作成のポイント

3.1 自己推薦書と志望理由書の作成方法
同志社大学社会学部教育文化学科の自己推薦入試では、自己推薦書と志望理由書が選考の基盤となる最重要書類です。特にこの教育文化学科の入試では、一般的な志望動機だけでなく、「教育と文化に関する活動経験」と「将来的な展望」との接続が強く求められます。
自己推薦書の作成手順
自己分析を行う
自分のこれまでの経験や活動を振り返り、どのようなエピソードが書けそうかをリストアップします。モチベーショングラフを活用するのも一つの手です。
志望校の分析を行う
志望校の教育方針やポリシー、募集要項がどれくらいマッチしているかを確認します。大学の特色とフィットするように内容をブラッシュアップしましょう。
エピソードの選定と構成
自己推薦書には、具体的なエピソードが必要です。エピソードに起承転結をつけて、その経験を通して何を学び、何を得たのかを書きます。
執筆と添削
実際に書き始め、完成後は誤字脱字や構成、表現などを確認するために、何人かに添削してもらうのがおすすめです。
志望理由書の作成ポイント
志望理由を明確に記載する
なぜこの大学を選んだのかを明確に述べましょう。大学の特徴や大学の魅力を意識しながら答えます。
「志望校で学びたいこと」を具体化する
自分の興味関心や学びたいと思ったきっかけなどを、自分のエピソードをそえて説明すると説得力が増します。
これまでの経験を志望校でどう活かすか記載する
部活動や生徒会・ボランティア活動などを通じて、どのような学びや経験を得られたのかを深掘りします。
志望理由書は英語で600words程度、A4ワープロ形式で作成する必要があります。これは英語力だけでなく、論理的な構成力と国際的な視点を兼ね備えているかを測る要素でもあります。
語学力を基盤とした知的な自己表現力が問われることを忘れないでください。
動画で学ぶ!志望理由書を強化するリサーチ方法
さらに、志望理由書の質を高めるためには、大学や学部、学科の教育内容・教授・研究領域についての深いリサーチが不可欠です。
下記の動画では、総合型選抜における「リサーチのやり方」を分かりやすく解説しています。
情報収集の質が、そのまま書類の説得力に直結します。動画を参考に、具体的かつ的確な調査を行いましょう。
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3.2 レポートのテーマと記述方法【注意:指定用紙・2000字以内】
この入試の特徴的な書類として、日本語で記述するレポートの提出が義務付けられています。このレポートでは、以下のテーマについて論じる必要があります。
自身が行ってきた「教育と文化」に関するグローバル/ローカルな活動の内容
その活動を通じて得た気づきや成長
多文化共生社会における人間形成に関する考察
レポートは同志社大学が指定する所定用紙(ホームページよりダウンロード)を使用し、2000字以内で記述する必要があります。内容面では、単なる活動紹介にとどまらず、「その活動から社会全体にどんな意味があるのか」「大学での学びにどうつながるのか」といった考察が求められます。
レポートは実質的な“課題小論文”としての役割も果たすため、読み応えのある構成と論理的な展開が必要です。
3.3 活動証明書・評価書・語学証明の注意点
この入試では、提出書類の信頼性を担保するために、自己の活動を客観的に証明する書類の提出が必須です。具体的には以下の書類が求められます。
活動証明書:ボランティア団体や学校等が発行した、活動内容・期間・本人の氏名が記載された証明書(公印または署名・押印が必要)
評価書:志願者の活動をよく知る人物(親族を除く)2名による評価書を、本学指定様式で記載し、厳封して提出
語学証明書:英語力を証明するスコアカードや合格証明書は、原本提出が義務であり、コピー不可。返却を希望する場合は文書を添付
これらの書類は、ただの「添付資料」ではなく、入試担当者に志願者の真摯な活動と信頼性を示す証拠資料として非常に重要です。
特に活動証明や評価書の発行には時間がかかるため、早めに依頼・準備を進めておくことが合格への第一歩です。
▶︎4. 同志社大学社会学部 教育文化学科 自己推薦の一次選考(書類審査)対策
4.1 書類選考で重視される点
同志社大学社会学部教育文化学科の自己推薦入試における一次選考は、すべて出願書類をもとに評価されます。したがって、提出する各書類が「どれだけ丁寧に」「どれだけ戦略的に」作られているかが、合否を左右する最初の大きな関門です。
書類審査で特に重視されるのは以下の要素です。
活動の具体性と再現性:活動の内容が「いつ・どこで・誰と・何を・どのように行ったか」を明確にし、数字や成果を交えて記述できているか。
志望理由と活動経験の一貫性:志望理由と自身のこれまでの経験が論理的に結びついており、志望学科との相性が明確に伝わるか。
多角的な視点と考察力:単なる感想で終わらず、その活動が社会にどんな意味を持つか、自身の成長にどう寄与したかを言語化できているか。
他者からの評価・客観性:活動証明書や志願者評価書が、第三者の信頼に足る証言として整備されているかどうかも大切です。
評価の視点は「完成度」ではなく、「将来性・意欲・適性」への期待値であることを忘れてはなりません。
4.2 過去の傾向から見える合格のコツ
過去の合格者や傾向を分析すると、以下のような共通点が見えてきます。
活動が単なる参加で終わっていない
イベントや研修に「参加した」だけでは不十分です。自分で考え、行動し、変化を生み出した経験が語られているかが重要です。たとえば、ボランティアで新しい仕組みを提案した、自主的に企画を立ち上げたなどのエピソードが評価されやすい傾向があります。
自分の強みを明確に言語化している
どんな場面で自分の強みを発揮したか、その強みが同志社大学での学びにどう活きるかを具体的に書いている書類は、高評価を得やすいです。
教育文化学科の理念とのマッチを意識している
多文化共生、教育への問題意識、文化的な視点からの社会貢献など、学科の教育目標と一致する視点や価値観が明確に表現されているかが鍵となります。
形式面でも丁寧に仕上げられている
誤字脱字のない文章、整ったレイアウト、読みやすさを意識した文体など、細部への気配りが「誠実さ」や「意欲」の指標として捉えられます。
「何をしてきたか」だけでなく、「それをどう意味づけ、どのように未来につなげるか」が自己推薦入試の本質です。
▶︎5. 同志社大学社会学部 教育文化学科 自己推薦の二次選考(小論文・口頭試問)対策
5.1 小論文対策:出題傾向と英語論述の可能性
同志社大学社会学部教育文化学科の自己推薦入試では、二次選考として筆記試験(小論文)と口頭試問(プレゼンテーションを含む)が実施されます。
特に小論文試験では、社会的・国際的な課題に対する考察力と、自分の意見を論理的に構成する力が問われます。過去の傾向や出題例から、次のような対策が効果的です。
出題傾向と特徴
「教育」「文化」「多様性」「国際社会」「地域課題」「共生」などのテーマが中心
時事性のあるトピックをもとに、自身の考えを論理立てて展開する形式
英語による設問や論述が含まれる可能性があるため、語彙力・構文力も必要
たとえば、「あなたが参加した国際交流活動を通して感じた日本社会の課題について論じなさい」など、自分の体験と社会的視点を結びつける問題が多いです。
対策方法
PREP法(Point-Reason-Example-Point)などの構成技術を活用して、読みやすく説得力のある文章を意識しましょう。
具体例(自分の経験)と抽象的な議論(社会的意義)をバランスよく配置することが重要です。
英語設問に備えて、頻出テーマに関する語彙や表現の準備をしておくと安心です。時事英語・国際問題系の読解練習も効果的です。
小論文は“自分の思想を社会に問う”試験です。問題に対して自分の立場を明確にし、筋道だった意見を述べる力が求められます。
5.2 口頭試問の流れとプレゼン準備のコツ
二次選考におけるもう一つの重要な要素が、口頭試問(面接)です。この試験は、プレゼンテーション形式を含む対話型の評価であり、受験生の主体性・対話力・発信力を多角的に評価します。
試験の流れ
小論文試験(10:00〜11:30)
昼食・休憩を挟んで口頭試問(13:00〜開始)
プレゼンテーション(自身の活動経験に関する発表)
面接官との質疑応答
プレゼンテーション準備のポイント
スライド資料などは不要。話し方と構成が全て
活動の背景・目的・工夫・結果・学びを整理し、3〜5分で話せるように構成
「なぜこの活動をしたのか」「それが自分に何をもたらしたのか」「大学でそれをどう発展させたいか」を明確に
面接対応のコツ
「なぜ教育文化学科を志望したのですか?」
「今後の学びの目標は何ですか?」
「多文化共生に必要な力とは何だと思いますか?」
などの質問が予想されます。模範解答を用意するよりも、「自分の言葉」で語る練習を重ねることが最重要です。
口頭試問は、あなたの想いと行動力を“言葉で届ける”場です。事実を語るだけでなく、それに込めた意味を伝えられる準備をしましょう。
▶︎6. まとめ:同志社大学 社会学部 自己推薦で合格するために
6.1 出願スケジュールと注意事項【最新年度必読】
同志社大学社会学部教育文化学科の自己推薦入試では、最新のスケジュールと出願方法に正確に対応することが合否を左右する鍵です。以下は2025年度入試のスケジュールをもとにしたポイントです。※必ず最新の募集要項を公式サイトで確認してください。
出願関連日程
インターネット出願登録期間:2024年8月26日(月)~9月6日(金)
出願書類受付期間:2024年9月2日(月)~9月6日(金)※締切日消印有効
提出方法:郵送(簡易書留速達)、窓口での受付は不可
出願完了の要件:ネット登録+検定料納入+出願書類の郵送
選考日程
第1次選考結果発表:2024年10月25日(金)15:00(出願サイトで確認)
第2次選考日程:2024年11月16日(土)
小論文:10:00~11:30
口頭試問:13:00~(今出川校地 新町キャンパス)
合格発表:2024年12月6日(金)(速達郵送で通知)
注意点として、一度提出した書類は一切返却されません。語学証明等も原本提出が必要です。提出準備は余裕を持って行いましょう。
また、合否に関する問い合わせ(特に電話対応)は一切受け付けていないため、必ず公式に案内された手順で確認する必要があります。
6.2 準備の進め方と成功へのアドバイス
自己推薦入試の準備は、単なる書類作成や暗記型の学習では対応できません。過去の経験を深く掘り下げ、それを社会との関わりや未来へのビジョンへと昇華させる「自己探求と構成力」が問われる入試です。
効率的な準備ステップ
自己分析・経験の棚卸し
これまでの活動経験を時系列で書き出し、どの経験が志望学科と関連性があるかを分析しましょう。
資料集めと証明書の依頼
活動証明書、評価書、語学証明など、入手に時間がかかる書類から着手するのが鉄則です。
書類作成と添削の反復
自己推薦書・志望理由書・レポートは、複数回の書き直しを前提に。添削者(先生・指導者)から客観的意見をもらいましょう。
小論文・口頭試問の練習
過去問がなくても、想定テーマに対して書く・話す練習を継続してください。自分の考えを「筋道立てて表現する」力は、すぐには身に付きません。
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