総合型選抜の自己推薦書完全ガイド|合格につながる書き方の極意
- 株式会社EQAO教育グループ
- 4 日前
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▶︎1. 総合型選抜と自己推薦書の基本をおさえよう

1.1 総合型選抜の特徴と一般入試との違い
総合型選抜は、学力試験だけで決まる一般入試と比べて、さまざまな要素を総合的に評価します。具体的には以下のポイントが特徴です。
筆記試験の点数だけでなく、面接や自己推薦書、課外活動の実績も評価対象
部活動やボランティア、資格取得など学外での経験がアピールできる
自分の考えや意欲を文章や面接で示し、個性を評価してもらえる
このように、総合型選抜は「自分らしさ」を伝えやすい入試方法です。
一方で、注意したい点もあります。
評価基準が幅広いため、自己推薦書の内容が曖昧だと評価が分かれやすい
面接での伝え方が不十分だと合否に影響が出ることがある
たとえば、忙しい日々の中でも自分の強みを具体的に整理して伝えられると、準備の効率が上がり作業時間が半分になることもあります。
総合型選抜の合格には、自己推薦書で自分の強みや志望理由を明確に伝えることが大事です。次の節では、その理由についてさらに深掘りしていきます。
1.2 自己推薦書が合否を左右する理由
総合型選抜では、自己推薦書が合否の大きなポイントになります。その理由は次の通りです。
面接前の第一印象になる
面接官は事前に自己推薦書を読み、あなたの人物像や志望動機を把握します。ここで興味を持ってもらえれば、面接での評価も上がりやすいです。
筆記試験がない場合の重要な評価資料になる
一般入試のように学力試験で差をつけられないため、自己推薦書の内容が合否を大きく左右します。具体的な実績や意欲が伝われば、評価はぐっと高まります。
「自分らしさ」を伝える唯一の文章になる
総合型選抜は多様な評価軸があるものの、自己推薦書は自分の強みや個性を示す重要なツールです。ここで自分の魅力を伝えられないと、他の受験生に差をつけられてしまいます。
自己推薦書が弱いと、面接も上手くいかないことが多く、合格の可能性が下がります。だからこそ、内容を練り込み、具体的で分かりやすい文章を作ることが大事です。
たとえば、具体的な経験や成果を数字やエピソードで示すと、相手にイメージが伝わりやすくなります。忙しい準備期間でも、こうした工夫を取り入れることで、面接や書類審査の負担を軽減できるでしょう。
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▶︎2. 自己推薦書の構成と押さえるべきポイント

2.1 自己推薦書の基本構成とは
自己推薦書を書くときは、読みやすく伝わりやすい構成を意識することが大事です。基本の構成は大きく分けて以下の3つのパートに分けられます。
①自己紹介・学びの背景
自分の名前や学校名を簡単に紹介し、これまでの学びや経験の概要を伝えます。たとえば、どんな部活動やボランティアに取り組んできたか、簡潔に触れましょう。
②志望理由・動機
なぜその大学や学部を志望するのか、具体的な理由を書きます。将来どんなことを学びたいのか、どんな夢や目標があるのかを明確にすることがポイントです。
③自己PR・強み
自分の強みやアピールポイントを具体的な経験を交えて伝えます。努力したことや成果、成長したエピソードを盛り込みましょう。ここで他の受験生との差別化を図れます。
この3つのパートを意識して書くことで、読み手にわかりやすく自分の魅力を伝えられます。逆に、構成がバラバラだと内容が伝わりにくく、評価が下がってしまいます。
また、段落ごとに要点を整理し、箇条書きや数字を使うとさらに読みやすくなります。忙しい準備期間でも、こうした工夫で作業時間を大幅に短縮できます。
2.2 読まれるための書き出しの工夫
自己推薦書の冒頭は、読む人の印象を決める重要な部分です。ここで興味を引けなければ、最後まで読んでもらえない可能性もあります。読みやすくて惹きつける書き出しには、次のポイントがあります。
具体的なエピソードや数字を入れる
例:「中学生の頃から3年間、部活動でキャプテンを務め、チームを全国大会へ導きました」など、実績を簡潔に伝えましょう。具体的な数字や成果があると説得力が増します。
自分の強みや特徴を簡潔にまとめる
たとえば「責任感が強く、最後までやり抜く力があります」といった自分の性格や能力を端的に伝えます。
志望動機や目標に結びつける
書き出しで興味を引いたあとに、志望理由につながる話題をスムーズに展開すると、読み手に「続きが気になる」と思ってもらえます。
逆に、抽象的で漠然とした書き出しは避けるべきです。例えば、「私は努力家です」とだけ書いても具体性がなく、印象に残りません。
忙しい準備期間でも、最初の数行に力を入れるだけで、全体の読みやすさや評価がぐっと良くなり、結果的に準備時間の効率化につながります。
2.3 よくあるミスとその対策
自己推薦書でよく見られる失敗例は以下の3つです。これらを避けることで、より良い書類が作れます。
内容が抽象的すぎる
「努力します」「頑張ります」といった漠然とした表現だけでは、読み手に具体的なイメージが伝わりません。
→ 解決策:具体的な経験や数字を入れて、行動や成果をはっきり示す。
志望理由と自己PRがつながっていない
志望理由だけ、自己PRだけが独立して書かれていると、全体に一貫性がなくなります。
→ 解決策:自分の強みと志望動機をリンクさせ、どのように大学で活かすかを明確にする。
文章が長すぎて読みづらい
長文を続けてしまうと、読み手の集中力が途切れやすいです。
→ 解決策:短い文を意識し、段落ごとに要点をまとめる。箇条書きを活用して視覚的にも整理する。
たとえば、忙しい学生でも、これらのポイントを意識すれば準備時間が50%短縮でき、効率よく質の高い自己推薦書が作れます。
自己推薦書は、具体的かつわかりやすい内容にすることが合格のカギです。
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▶︎3. 総合型選抜で差がつく!自己分析の重要性

3.1 自己分析がなぜ重要なのか
総合型選抜の自己推薦書では、自分の強みや経験を明確に伝えることが求められます。そのために欠かせないのが自己分析です。
自己分析が重要な理由は以下のとおりです。
自分の価値や魅力を客観的に理解できる
自分の強みや弱み、過去の経験を振り返ることで、アピールポイントがはっきりします。
志望理由や将来の目標と結びつけやすくなる
自分が何を大切にしているかを理解していると、大学で学びたいことや将来の夢を具体的に伝えやすくなります。
文章に説得力が生まれる
根拠のない自慢や曖昧な表現ではなく、具体的な根拠をもって自分を説明できるため、読み手に信頼されやすいです。
逆に自己分析が甘いと、自己推薦書の内容がぼやけてしまい、読み手に伝わりにくくなります。その結果、合格のチャンスを逃すこともあります。
忙しい受験生でも、しっかり自己分析をすることで、準備の効率がぐっと良くなり、合格に近づけます。
3.2 自己分析でよくある失敗と対処法
自己分析は総合型選抜の合格に欠かせませんが、間違いやすいポイントもあります。特に多い失敗とその対策は次の3つです。
表面的な自己理解で終わってしまう
「自分は努力家です」といった抽象的な言葉だけで終わると、具体的なアピールができません。
→ 対策:過去の経験や行動を具体的に振り返り、なぜそう感じたのかを深掘りする。
周囲の評価に頼りすぎる
「友人にこう言われました」と書くのは説得力に欠けます。あくまで自分の考えや感じたことを中心にまとめることが大事です。
→ 対策:自分の行動や思考の理由を自分の言葉で説明する。
ネガティブな面ばかり気にする
弱点ばかり気にして自己分析が停滞しやすいです。弱点は改善策とセットで書くことでプラスに変えられます。
→ 対策:弱点も成長のチャンスとして捉え、改善努力を書き加える。
これらのポイントを意識すると、自己分析が深まり、説得力のある自己推薦書が作れます。
自己分析の質が上がると、準備時間も効率的になり、全体の負担を減らせます。
3.3 効果的な自己分析の進め方
自己分析は合格につながる自己推薦書を書くための土台です。効果的に進めるにはポイントを押さえることが大切です。ここでは、自己分析を効率よく進める具体的な方法を紹介します。
過去の経験を時系列で振り返る
学校生活や部活動、アルバイト、ボランティアなど、思い出せる限り具体的に整理しましょう。忙しい日々でもこの作業を行うと、準備時間が半分に短縮できることもあります。
例:「中学時代は陸上部でリーダーを務め、高校では文化祭実行委員を経験」
自分の行動や感情の理由を深掘りする
なぜその行動をしたのか、どんな気持ちだったのかを掘り下げます。これにより、自分の価値観や強みが明確になります。
例:「チームをまとめたのは、皆が一体感を感じてほしかったから」
周囲からのフィードバックを活用する
家族や友人、先生に自分の良いところを聞いてみると、自分では気づかない強みが見えてきます。ただし、そのまま書くのではなく、自分の言葉で整理するのがポイントです。
強みと志望理由をつなげる
自己分析の結果を、なぜその大学や学部を志望するのかに結びつけます。自分の強みを活かして将来どう貢献したいかを具体的に書けるようにします。
具体的なエピソードをメモに残す
実際に自己推薦書を書くときに使うエピソードを、日頃から簡単にメモしておくと便利です。忙しい時期でも焦らずに済みます。
効果的な自己分析をすることで、自己推薦書の内容に説得力が増し、読み手に強い印象を与えられます。準備の段階でこれをしっかり行うと、全体の作業効率がぐっと良くなるでしょう。
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▶︎4. 合格につながる自己推薦書の書き方のコツ
4.1 志望理由とのつなげ方
自己推薦書の中で、自己PRと志望理由がバラバラに書かれてしまうと、説得力が薄れてしまいます。大切なのは「なぜその大学・学部を選んだのか」と「自分の経験・強み」がしっかりつながっていることです。
読み手が納得できる志望理由にするには、以下のポイントを意識しましょう。
自分の経験と学びたい分野を結びつける
例:「高校時代に地域ボランティア活動を経験し、社会課題の解決に関心を持つようになった。だから社会学部で専門的に学びたい」
→ 自分の体験が志望動機の根拠になると、説得力がぐっと増します。
大学の教育方針や特色を取り入れる
大学の学びの特徴をしっかり調べたうえで、自分の価値観や目標に合っていることを伝えると好印象です。
例:「実践重視のゼミ形式に惹かれ、自分の考えを深められる環境だと感じた」
将来の目標とリンクさせる
大学で学んだことをどう活かしていきたいのかも含めて説明すると、意欲が明確に伝わります。
例:「将来はNPOで活動したい。そのために福祉制度や社会問題について学ぶ必要がある」
「なぜその大学か?」に明確に答える
似たような学部は他にもある中で、なぜこの大学なのかが明確であることが重要です。調べた内容や教授名などを出すのも効果的です(ただし簡潔に)。
自分の強みを活かせる理由を書く
たとえば「人と協力する力があるから、グループワーク中心の授業で力を発揮できる」など、自己PRと志望理由が一貫していると、より信頼感が増します。
志望理由が経験や強みとつながっていると、読み手に「この人は本気だ」と伝わります。評価される自己推薦書にするには、この一貫性がカギになります。
4.2 将来の目標の伝え方
自己推薦書の中で将来の目標を語ることは、自分の志望理由に説得力を持たせるためにとても大事です。単に「夢があります」と書くだけでは不十分で、具体性と現実性をもって伝えることが求められます。
伝わる将来の目標を書くには、以下のポイントを押さえましょう。
目標を明確な言葉で表現する
例:「将来は保育士として、発達に課題を持つ子どもと関わりたい」
→ 抽象的な表現よりも、役割や働き方を明確にすると印象に残ります。
その目標に至った理由を添える
自分の経験や価値観と結びつけて語ると、読み手に納得してもらいやすくなります。
例:「中学生の頃に弟の発達障害と向き合い、支援の必要性を強く感じた」
大学での学びがどうつながるかを書く
志望学部で学ぶ内容が将来にどう役立つのかを明確に伝えることで、学びの目的意識が伝わります。
例:「心理学や発達支援についての知識を深め、支援の現場に活かしたい」
現実的なステップを含める
あまりにも大きすぎる夢だと説得力に欠けてしまいます。現実的にどんな段階を踏んで進んでいくかを簡潔に触れましょう。
例:「大学卒業後は福祉施設で実務経験を積み、その後に資格を取得したい」
社会や周囲への貢献を意識する
「自分の夢=自己満足」に聞こえないように、他者への貢献意識も伝えましょう。
例:「誰もが安心して過ごせる社会をつくる一助になりたい」
将来の目標が具体的で、学びとのつながりが見えると、「この人は目的意識がある」と評価されます。単なる願望ではなく、計画と情熱を持った目標を示すことが大切です。
4.3 成功する文章表現のコツ
自己推薦書で評価されるためには、内容だけでなく「読みやすさ」や「伝わりやすさ」も重要です。どれだけ良い経験があっても、文章表現が曖昧だったり、長すぎたりすると伝わりません。
文章で自分の魅力を効果的に伝えるには、以下のコツを押さえましょう。
一文を短く、簡潔にまとめる
読み手の負担を減らすために、一文は30〜40文字程度が理想です。長い文章は区切って、複数の文にする意識を持ちましょう。
主語と述語を明確にする
「自分が」「何をしたか」がはっきりしないと、文章の意図がぼやけます。文の構造を意識して書くと、伝わりやすくなります。
具体的な言葉や数字を使う
例:「努力しました」ではなく「毎朝6時に起きて1年間欠かさず練習しました」など、数字や事実を交えると説得力が高まります。
接続詞を効果的に使う
「そのため」「しかし」「なぜなら」などの接続詞で文章の流れをスムーズにすると、読みやすくなります。
同じ言葉の繰り返しを避ける
「自分は」「努力した」などの語句が何度も出てくると単調になります。言い換えや表現のバリエーションを意識しましょう。
誤字脱字・表記揺れをチェックする
どんなに良い内容でも、誤字や文法ミスがあると印象が悪くなります。書いた後は必ず見直しを。
自己推薦書は「内容×表現力」で評価されるため、丁寧で具体的な表現を心がけることが大事です。読み手に伝える文章を書くという意識が、合格に一歩近づく鍵になります。
▶︎5. 自己推薦書の添削と第三者の意見を活かす方法
5.1 添削で見落としがちなポイント
自己推薦書を書き上げたら、必ず添削を受けることが大切です。ただし、添削にも落とし穴があります。何度も読み返しているうちに、意外と見落としがちなポイントが出てきます。
添削の際にチェックすべきポイントは以下の通りです。
主張が曖昧になっていないか
何を伝えたいのかが文中でぼやけていると、読み手には伝わりません。
→ 対策:「一番伝えたいことは何か」を明確にしたうえで全体を再確認する。
文のつながりに違和感がないか
段落ごとの流れが不自然だったり、話が飛びすぎていないかを確認しましょう。
→ 対策:接続詞やつなぎ言葉を見直して、読みやすさを調整する。
誤字・脱字・表記ゆれがないか
「大学」と「だいがく」など、同じ言葉がバラバラに使われていると読みづらくなります。
→ 対策:文章全体を音読すると、誤字や違和感に気づきやすくなります。
具体性が十分か
「頑張りました」「努力しました」など抽象的な表現に偏っていないか確認しましょう。
→ 対策:実際の行動や数字、エピソードで補強する。
読む人の立場で見直しているか
自分が伝えたいことばかりに偏っていないかを見直します。
→ 対策:「この文章で初めて読む人が理解できるか?」という視点でチェックする。
添削では「どこが直せるか」だけでなく、「何が伝わっていないか」に目を向けることが重要です。小さな違和感を見逃さず、丁寧に修正していくことが評価アップにつながります。
5.2 第三者に見てもらうときの注意点
自己推薦書は自分では気づきにくいクセや表現のズレが出やすいため、第三者のチェックはとても有効です。ただし、見てもらう相手や伝え方を誤ると、逆に混乱することもあります。
第三者に添削を頼む際は、次のポイントを押さえておきましょう。
頼む相手を選ぶことが大切
文章力のある先生や信頼できる大人に見てもらうのが理想です。家族でもOKですが、専門的な視点に欠ける場合もあるので注意が必要です。
目的を伝えてから添削してもらう
「読みやすさ」「志望理由の明確さ」「説得力」など、どこを見てほしいのかを先に伝えると、的確なアドバイスがもらえます。
アドバイスは鵜呑みにしない
人によって意見が分かれることがあります。すべてを取り入れようとすると、文章に一貫性がなくなってしまうことも。 → 自分の主張や書きたい内容を軸に、取捨選択する力も必要です。
自分の意図と違う修正には理由を求める
「なぜ直す必要があるのか?」を理解しないまま修正してしまうと、文章の本質がブレる原因になります。
フィードバックを活かす形で再構成する
一度直したら終わりではなく、全体のバランスを見て再調整します。部分的な修正だけでなく、構成全体が整っているかも再確認しましょう。
第三者の視点を取り入れることで、自己推薦書は客観性と説得力をぐっと高められます。ただし、その意見を自分なりに理解し、納得した上で活かすことが大切です。
5.3 サポートを受けるメリットとは?
自己推薦書の作成は、初めてのことが多く、1人で取り組むと不安や迷いがつきものです。そんなときに頼れるのが、第三者のサポートや専門的なアドバイスです。適切なサポートを受けることで、準備の質も効率も大きく変わってきます。
サポートを受けることによる主なメリットは以下のとおりです。
客観的な視点で内容をチェックしてもらえる
自分では気づきにくい「曖昧な表現」や「伝わりにくい箇所」を指摘してもらえます。特に評価する側の視点を知っている人からのアドバイスは貴重です。
時間のロスを防ぎ、効率よく進められる
1人で悩みながら進めるよりも、第三者のサポートがあると方向性が明確になり、無駄な修正を繰り返さずに済みます。
自己分析や志望理由が深まる
質問を受けたり、考えを整理してもらう過程で、自分でも気づいていなかった強みに気づけることがあります。これは面接対策にもつながります。
文章力の向上につながる
添削や書き直しを繰り返す中で、論理的な書き方や表現の工夫が身につきます。これは大学入学後のレポートや論文でも役立ちます。
安心感と自信につながる
第三者のサポートを受けることで、「これで大丈夫」と思える安心感が生まれます。本番でも自信を持って臨めるようになります。
プロや信頼できる人からのサポートを受けることは、自己推薦書の完成度を高める最短ルートです。不安なときこそ、一人で抱え込まず、外部の力を活用することが成功への近道です。
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▶︎6. まとめ
6.1 自己推薦書は「準備」がすべて
総合型選抜での合格を目指すなら、自己推薦書の出来栄えが決定打になります。そして、その完成度は「どれだけ丁寧に準備したか」で大きく差がつきます。準備をおろそかにすると、内容が浅くなったり、一貫性のない文章になってしまいます。
しっかりと準備を進めるためのポイントは次の通りです。
自己分析を早めに始める
「何を書けばいいか分からない」と悩むのは、多くの場合、自己理解が浅いからです。まずは自分の経験や強みを整理することから始めましょう。
エピソードや実績をリストアップする
どんな小さな経験でも、文章に使える「素材」として蓄積しておくと、後からの構成がラクになります。メモやスマホアプリを活用すると便利です。
大学の情報をしっかり調べる
カリキュラムやゼミ、卒業生の進路などを確認しておくことで、志望理由がより具体的になります。「なぜその大学なのか」を説得力を持って伝えられるようになります。
文章の構成を事前に考える
書き始める前に、自己紹介→志望動機→自己PRといった流れを整理しておくことで、書いている途中で話が逸れるのを防げます。
見直しと添削に時間を確保する
いったん書き上げた後に、時間を空けて読み直すことで、新たな気づきが得られます。第三者の添削も含めて、2〜3回の見直しは必要です。
自己推薦書は「一気に書いて終わり」ではなく、段階を踏んだ準備が成功を左右します。丁寧な下準備が、面接でも自信を持って話せる土台となります。
6.2 自分らしさを伝える文章が合格のカギ
総合型選抜では、点数だけでは測れない「人間性」や「考え方」が評価されます。だからこそ、自己推薦書では自分らしさをどう伝えるかが非常に大切です。他の受験生と似たような内容では印象に残らず、埋もれてしまう可能性もあります。
自分らしさを表現するために、意識したいポイントはこちらです。
実体験に基づいたエピソードを入れる
自分だけの経験こそが、個性の源です。些細なことであっても、そこから何を学んだかを言語化できれば、説得力のある自己PRになります。
感情や気づきを素直に書く
嬉しかったこと、悔しかったこと、迷ったことなど、感情の動きを表現することで、読み手の共感を得やすくなります。
強みや価値観を一貫して伝える
文章全体を通して「この人はこういう考えを大切にしている」と伝わる構成にすると、印象が残りやすくなります。
例:「人との信頼関係を何よりも重視しています」といったキーワードを軸に展開する。
過剰な演出や理想化を避ける
実際以上に話を盛ったり、完璧な自分を描こうとすると、逆に不自然になってしまいます。等身大の自分を正直に伝える姿勢が大事です。
言葉選びに自分らしさを込める
難しい表現よりも、自分の言葉で語った方が読みやすく、気持ちが伝わります。無理に大人びた言い回しをする必要はありません。
「自分らしさ」を伝える文章こそが、合格への最大のアピールポイントになります。背伸びせず、自分の言葉で、自分の経験と思いを丁寧に綴ることが成功のカギです。
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